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【修の呟き日記】⑥

【修の呟き日記】⑥
 これほど漁民を愚弄した政権があったでしょうか。必要もない公共事業を行い、その結果、豊饒の海、有明海を死の海にしてしまい、漁民が起ちあがり、原因調査のため完成した諫早湾干拓事業潮受け堤防の開門を訴訟までして国に求めました。福岡高裁は漁民の訴えを認め、国は上告をせず、開門が確定しました。政権は民主党から自民党、安倍政権に代わり、漁民の早期開門要求を無視し、確定判決の開門期限が過ぎてもいまだに開門をいまだにしていません。有明海再生の望みを絶たれ、海を捨てる漁民や死を選ぶ漁民さえいます。国は有明漁民がいなくなるのを待っているのでしょうか。
 さらに、突然持ち上がった佐賀空港の軍事基地化とオスプレイ配備計画が漁民を苦しめます。佐賀空港建設に際しては公害、環境問題、採算性や三里塚闘争で問題になった成田空港軍用化と同様に佐賀空港軍事基地化が問題になり漁民をはじめ多くの県民が当初反対でした。しかし粘り強い話し合いの結果、地元漁協との間に「佐賀空港を自衛隊と共用する考えはもっていない」とする一文が公害防止協定書の中に盛り込まれました。
 こうした経緯を知った上で、安倍政権は佐賀空港の軍事基地化とオスプレイ配備をぬけぬけと言い出したのです。悲しいかな、古川康佐賀県知事は断固拒否を表明せず、今後もじっくりと話を聞きたいと対応したのです。玄海原発再稼動問題でも県民の命と生活を護る立場ではなく、国と九電の顔だけを見ていると思われても仕方ない態度で終始しています。佐賀空港問題でも同様の態度だと思います。来年の知事選は極めて重要な選挙になります。党派にこだわらず、最善の人材発掘を今からしておくべきです。
 そしてこの一連の動きは、安倍政権の集団的自衛権行使容認と無関係ではないと思います。佐賀空港には沖縄の負担軽減と称して米海兵隊のオスプレイの基地にもするといいます。オスプレイは米海兵隊の侵略殴りこみ奇襲攻撃用兵器です。さらに近くの陸上自衛隊目達原駐屯地のヘリコプターも佐賀空港に移設するといいます。こうなれば佐賀空港は民間空港というよりも、日米大軍事基地になります。これは私たちにとっては耐え難い事態です。
 佐賀空港の便数は近く就航するビンも含め、羽田便1日5往復、成田便1日2往復、上海便州往復、ソウル便週3往復と決して少なくはない。ましてや中国や韓国の航空会社が乗り入れをしていて、軍事基地化すれば乗り入れを止めるかもしれません。いまは佐賀城史跡を多くの中国人が見物されています。日中関係が微妙なときだけに日中友好に大いに役立っていると思います。
 さて、オスプレイの自衛隊導入はどうやって決まったのでしょうか。専守防衛の日本に殴りこみ用の奇襲攻撃兵器は必要ないと思います。防衛省の説明では災害非難用に役立てると言っているようですが、だったら既に危険なオスプレイより安全な大型ヘリコプターが目達原駐屯地に待機しています。それより原発災害非難計画をしっかりと作ってほしい。
 沖縄の負担軽減についても、佐賀新聞に掲載された沖縄タイムスの元論説委員でフリーライターの屋良朝博さんによると、「むしろマイナスの影響が及ぶ」と疑問視され、沖縄に配備されている24機に佐賀の17機が加わり、日米の共同訓練が南西諸島で実施されれば、沖縄を離着陸する回数が増える可能性があると指摘します。
 安倍政権は地元合意まで無視して、集団的自衛権行使容認にもとづきがむしゃらに戦争するための準備を止めるべきだ。地元合意を尊重し、佐賀空港の軍事基地化を直ちに中止、断念すべきです。全国の皆さん!佐賀空港の軍事基地化反対、オスプレイ配備反対運動への佐賀県民の闘いへのご支援をお願いします。

【シンポジウム 解釈で変えていいの?平和憲法】

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【シンポジウム 解釈で変えていいの?平和憲法】

講演 南野森九州大学助教授(準教授)
寸劇 「解釈で戦争しちゃう?」
集団自衛権についての基調報告

と き 8月2日(土) 14:00~16:00
ところ メートプラザ佐賀多目的ホール
    (佐賀市兵庫北3-8-40 電話0952-33-0003)
参加費 無料
主 催 佐賀県弁護士会
問い合わせ先 佐賀県弁護士会事務局(電話0952-24-3411)

☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1189日目報告☆

青柳行信です。7月22日。
-- 鹿児島・川内原発再稼動を止めることが全国の原発再稼動を阻止する--
   8/31 川内に行こう! 全九州、日本、韓国・台湾から 結集!
        私たちの人生の一日はこの日に!

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1189日目報告☆
呼びかけ人賛同者7月21日3507名。
原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】を募っています。
  
★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
 <ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです。>

★ 横田つとむ さんから:
 青柳さん
お疲れさまです。
この3連休で、島根県の三瓶山に行ってきました。
大田市や松江市でも 脱原発の動きが起きています。
日本中で脱原発の運動、安倍内閣打倒の動きを起こしましょう。
あんくるトム工房
大山にホタル  http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/3106

★ 橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから:
☆戦乱の世にありてこそ彫りしかな高句麗仏の遠き眼差し
       (左門 7・22-726)
※韓国国立中央博物館の仏像コーナーでこの仏にお会いできた。同じ物理的広さ
の人間の顔面の中に、どうしてあのように永遠にまで連なるように長い半眼の目
が彫れるのだろうか?仏師の思想の深さと永遠性とそれを保証する技術の高さで
あると思われた。すでにこの時代において、不戦(戦争放棄)、基本的人権(人
格権)、生類憐みの心(環境権)という19世紀から20世紀に悪戦苦闘して到
達した諸権利が生きて微笑んでいる。同じ系統の仏像を擁する日本現代の禅寺が
格差社会を造成する経営者を集めて更なる搾取の強化へと「悟り?」を開かせる
仏教とは雲泥の差である。韓国の青年の平和運動をリードする青年のお話を承っ
た。その容貌はメガネをかけた現代っ子であったが、実践に裏付けられた頭と口
とから出てくる言葉に、この高句麗仏に共通する「眼差し」を覚えたのであっ
た。原始時代から現代までにわたる広大にして永遠な大博物館が入場無料で、多
数の小・中学生の自由研究グループが来館していた。フラッシュをたかなければ
撮影も自由である。文化の共有においても日本の諸制度が大きな遅れをとってい
ることを反省させられた。

★ 小原伸一 さんから:
青柳さん、お疲れ様です!
いつも貴重な情報を有難うございます!
大分のサムライ菊の助です。
「8/31 川内に行こう! 全九州、日本、韓国・台湾から 結集!
   私たちの人生の 一日はこの日に!」
この集会の目標人数を主催者に尋ねた人がいて、「600人」と返答されたそ
う ですが、本当でしょうか。会場が狭いのなら仕方がありませんが・・・。
九州中から100万人が集まれば再稼働は止まると私は思うのですが。
<青柳・コメント>
どの原発立地地域同様に鹿児島薩摩川内市現地でも声をあげにくくなっている。
市長が推進しているのに職員は声をあげれず市民は声をあげれない状況がある。
さよなら原発!福岡の例会で20万人でも集まれば原発止まる。と、また、
☆大飯原発再稼働阻止の現地闘争3~400人程度の現地行動だったが、
それがその後の大きな力になった。
 そのことを思えば人数ばかりを気にするのでなく一人一人の決意を重視するの
も大事。
会議参加者の川内市民の声 <8月31日の集会は、大成功させる必要があると思っ
ている。>
に励まされています。 全国の皆さん、ご参加、ご協力よろしくお願い致します。

・・・ ストップ川内原発再稼働!8.31九州・鹿児島川内行動 ・・・ 
    ストップ川内原発再稼働!9.28全国総決起集会(鹿児島市)・前段行動
主 催:原発いらない!九州実行委員会
協 力:ストップ再稼働!3.11鹿児島集会実行委員会
 連絡先:本部・原発とめよう!九電本店前ひろば(080-6420-6211・青柳)
・鹿児島川内 鳥原良子(川内原発建設反対連絡協議会代表)   
        (090-9498-9308)

現在、鹿児島川内原発が再稼働最優先としてでてきています。
  九州・川内での最大の結集の時がきていると考えますので、
全九州・全国集会での闘いに、ご協力・賛同・結集をよろしくお願いします。

日時:8月31日(日)13時から18時まで。
    <スケジュール>  13:00~ 集会
<集会の後に一斉にダイイン>
              14:00~ デモ行進(市内メイン道路) 
14:30~ はがき行動戸別訪問、語りこみ
    (市民との対話)コースを地図と現場確認
        各自のチラシ持ち込みも可
         署名をとりながらでも可
17:30~ 原発の見える浜辺 寄田浜(よりたはま)
    http://tinyurl.com/qxrztqk
                    (希望者)
台湾・韓国からの人たちと、川内原発現場に行き、
    途中ルートでいかに避難が不可能かを確認。
              闘いの歩み跡。

    集会プログラム
     1. 川内原発現地から 
     2. 原発現地である川内での闘いの継承。
    3. 福島からの声(避難者)
  4. 福井地裁大飯差し止め判決意義   
        <カンパアピール>
     5.韓国から:アピールと サムルノリ音楽 可能性 通訳:木村英人 
            
     6.台湾から:チェ・スーシン(緑色公民行動連盟事務局長)
    5万人デモで第4原発建設停止させた女性リーダー
     7. ハガキとチラシ配布(川内市各戸訪問説明)
    8. 集会声明
     9. ストップ再稼働!3.11鹿児島集会実行委員会から

★ 中西正之 さんから:
青柳行信 様
川内原発の審査書案に於ける爆発防止対策の大きな問題(2)
 <川内原発1・2号炉の水蒸気爆発の検討書は5ページしかない>
川内原発の審査書案に於ける川内原発1・2号炉の水蒸気爆発の検討書は191
ページから195ページまでの僅か5ページしかありません。
前報告で
『2.高熱溶融炉設計の常識
 C.高温度で操業される溶融炉では、内張りの耐火物が溶融物で溶かされて、
長期耐用が得られにくいので、水冷ジャケット(ボックス)を耐火物の裏に設置
し、貫流熱を増大して、耐火煉瓦の表面にセルフーティングを生成させて、内張
り耐火物の耐用の延長を図るものが多い。しかし、水冷ジャケットが水漏れした
時、水蒸気爆発が起きる事が多いので、水蒸気爆発防止対策は最優先課題とする。
3.川内原発の過酷事故対策には、高熱溶融炉設計の常識は全く生かされていな
い』と報告しています。
 高熱溶融炉設計の常識では、過酷事故の発生は水蒸気爆発が最も恐ろしいのです。
しかし、審査書案では以下のように扱われています。
 
 福島第一原発の過酷事故の発生後、独立行政法人原子力安全基盤機構が平成
24年11月9日に『格納容器破損防止対策について』を発表しています。
https://www.nsr.go.jp/committee/yuushikisya/shin_anzenkijyun/data/0003_06.pdf
独立行政法人原子力安全基盤機構は原発の過酷事故問題を研究してきた日本の最
高機関と思われ、この文書は原発の再稼働を行う時の、新規制基準の過酷事故対
策基準の元に成った文章です。
 この2ページに
『水蒸気爆発:水と溶融炉心が相互作用すると、高エネルギーの事象(たとへ
ば、水蒸気爆発)が発生する可能性がある。しかしながら、原子炉圧力容器内で
起こるこの種の相互作用が格納容器を破壊させる見込みは小さく、そのため特定
の準備は不要であると国際間で合意されている。
 原子炉圧力容器外で起こる可能性が有る水蒸気爆発の影響が小さいこと』
と記載されています。
 川内原発の原子炉圧力容器は150気圧で使用されていますから、安全率と余
裕度から計算すると、1000気圧以上に成らないと爆発しないと思われるの
で、原子炉圧力容器が爆発することにより、格納容器が爆発することは無いとい
う、前半の記述は正しいと思われます。
 しかし、溶融炉心がメルトスルーにより、格納容器に落下して、格納容器下部
に貯められた水と反応すると、水蒸気爆発が起きる可能性が大きいのに、水蒸気
爆発が起きない事とは規定せずに、可能性が小さい事と規定しました。
 
このために、審査書案191ページに示されているように、九州電力は
○ 「本格納容器破損モードの特徴およびその対策:原子炉圧力容器外の
FCI(溶融炉心と冷却水の相互作用)には、衝撃を伴う水蒸気爆発と、溶融炉心
から冷却材への伝熱による水蒸気発生に伴う急激な圧力上昇(以下圧力スパイク
という)が有るが、水蒸気爆発の発生の可能性は極めて低いと考えられるため、
圧力スパイクについて考慮する。」と説明し、初めから一貫して、衝撃を伴う水
蒸気爆発の起きる可能性は低いので、検討しないという姿勢を貫いています。
   原子力規制委員会は衝撃を伴う水蒸気爆発の起きる可能性の検討資料の提
出を催促していますが、九州電力は資料の提出を小出しにして、審査を1年間引
き延ばしてきました。
  溶融炉心から冷却材への伝熱による水蒸気発生に伴う急激な圧力上昇(以下
圧力スパイクという)については、検討資料を提出し、適合性の審査が行われて
います。
  溶融炉心から冷却材への伝熱による水蒸気発生に伴う急激な圧力上昇の審査
にも問題は有りますが、それは後で報告します。
  このように、水蒸気の爆轟により、川内原発1・2号炉の格納容器と原子炉
建屋が爆発して、チェルノブイリと同じ状態になるのか、ならないのかを十分に
は審議をしないままで、審査書案が発表されています。
  そして、あまり審議をしていないので、川内原発1・2号炉の水蒸気爆発の
検討書は5ページしかないのだと思います。

川内原発の審査書案に於ける爆発防止対策の大きな問題(3)
<川内原発の格納容器内水素爆発対策は爆発性ガスに点火する>
川内原発の審査書案に於ける川内原発1・2号炉の水素爆発の検討書は195
ページページから201ページまでに記載されています。
前報告で
『2.高熱溶融炉設計の常識
 D.重油やLNGガスを燃料とする燃焼炉では、ガス爆発の危険が有る。その
ために、ガス爆発対策を行う。
 バーナーの起動時に着火に失敗し、炉内に未燃ガスが充満した場合には、未燃
ガスを排気し、爆発限界より未燃ガス濃度が低くならないと、絶対に再着火しない。
3.川内原発の過酷事故対策には、高熱溶融炉設計の常識は全く生かされていない』
と報告しています。
 高熱溶融炉設計の常識では、ガス爆発も恐ろしいのです。
福島第一原発では、格納容器本体には水は貯められていなかったので、水蒸気爆
発は起こりませんでした。
 しかし、1号機、3号機、4号機と格納容器本体はガス爆発をしませんでした
が、原子炉建屋は爆発しました。
 ガス爆発が起きると、どれだけ恐ろしい事になるかは、福島第一原発の過酷事
故を見るとよく分かります。
 川内原発の格納容器と原子炉建屋は福島第一原発の原子炉建屋と同じですか
ら、ガス爆発が起きると福井地裁の大飯原発差し止め裁判で、福島第一原発4号
機の使用済み核燃料プールがメルトダウンすると、チェルノブイリ並の放射性物
質飛散に成っていたと判決したように、核燃料が野ざらしになり、250km圏
内の人は避難が必要になります。
 そして、審査書案では以下のように扱われています。
川内原発はフィルター付きベントの設備を持っていませんし、格納容器内の窒素
封入もありませんので、過酷事故が起きると、新規制基準の水素濃度発生量は、
水・ジルコニウム反応が75%起きたとした時、9.7%の水素濃度に成ると有
ります。
 また、MCCI(コリウム・コンクリート反応)からも全炉心ジルコニウムの
6%の反応の水素が出るので、水・ジルコニウム反応が100%起きたとした
時、12.6%の水素濃度に成ると有ります。
 新規制基準の適合性審査で水素濃度が13%だから、まだ0.4%の余裕が有
るとすることが問題と指摘されたので、念のためにイグナイタ(電気式点火装
置)の追加取り付けを行うことにしたと有ります。
 九州電力はあくまで、イグナイタで水素を燃焼させると言っています。
しかし水素の爆発限界は4%から75%ですから、イグナイタで点火すると、格
納容器内にガス爆発が起こります。また、このガス爆発は水蒸気爆発のトリガリ
ングになる可能性が高く、水蒸気爆発との複合爆発の可能性が大きくなります。
 九州電力は、高熱溶融炉設計や操業者が絶対に行わない、爆発限界内のガスに
平気で点火と爆発を行います。
 
 川内原発の審査書案に於ける爆発防止対策の大きな問題(4)
<川内原発のフィルター付ベンド取り付けは理論的根拠なしに5年間猶予された>
川内原発の審査書案に於ける川内原発1・2号炉の水素爆発の検討書は195
ページページから201ページまでに記載されています。
前報告で
『2.高熱溶融炉設計の常識
 D.重油やLNGガスを燃料とする燃焼炉では、ガス爆発の危険が有る。その
ために、ガス爆発対策を行う。
 バーナーの起動時に着火に失敗し、炉内に未燃ガスが充満した場合には、未燃
ガスを排気し、爆発限界より未燃ガス濃度が低くならないと、絶対に再着火しない。
3.川内原発の過酷事故対策には、高熱溶融炉設計の常識は全く生かされていない』
と報告しています。
 
原子力委員会の新規制基準では、川内原発の格納器容量は福島第一原発の格納容
器より8倍大きく、過酷事故発生時の水素濃度が高くはなりにくいので、フィル
ター付ベンドは5年間猶予を認めるとしています。
しかし、こんな非科学的な基準は前代未聞です。
現に、九州電力さえもが、爆轟が起きるのは水素濃度が13%以上に成った時だ
が、川内原発は過酷事故の発生時水素濃度が、12.6%になり、あと余裕が
0.4%しかないので念のために、爆轟が起きる前に、イグナイタで水素に着火
し、水素爆発をさせて爆轟防止を行うとしています。
 高熱溶融炉設計の設計者や運転者が絶対に行わないような危険なことを、原発
運転者が行うこと成るのは、原子力規制委員会が川内原発のフィルター付ベンド
取り付けを理論的根拠なしに5年間猶予したからです。

川内原発の審査書案に於ける爆発防止対策の大きな問題(5)
<溶融炉心・コンクリート相互作用の起きる原子炉こそ致命的弱点>
川内原発の審査書案に於ける川内原発1・2号炉の溶融炉心・コンクリート相互
作用(MCCI)の検討書は201ページページから205ページまでに記載さ
れています。
前報告で
『2.高熱溶融炉設計の常識
 A. コンクリートの基礎の上に、直に溶融炉を設置すると、溶融物が漏洩し
てコンクリートと接触した時、コンクリート中の水分が水蒸気爆発して、コンク
リート塊が溶融炉本体や作業員を直撃するので、コンクリート表面は脱水した耐
火物で保護する。
また、ほとんどの溶融物はコンクリートを溶かし、炉体の基礎を破壊するので、
耐火物で保護する。

B.溶融炉の下部で溶融物が固化すると、溶融炉下部の冷却機能を阻害し、再操
業を困難にするので、炉下部から外側に溶融物が流れるような流路を設ける。

3.川内原発の過酷事故対策には、高熱溶融炉設計の常識は全く生かされていない』
と報告しています。
1979年3月のスリーマイル島原発の過酷事故、1986年4月のチェルノブ
イリ原発の過酷事故より、原発の過酷事故の発生時、溶融核燃料のメルトダウン
やメルトスルーが現実に起きる事が分かり、2800℃にもの高温度になった核
燃料が格納容器のコンクリートと反応するコリウム・コンクリート反応
(MCCI)が非常に危険だということが分かりました。
そして、世界中で(MCCI)の再現実験と(MCCI)の防止実験が行われま
した。
その実験で、(MCCI)は水をかけて冷却しても、水中でも火山でできる軽石
と同じクラスタがコリウム表面に発生し断熱をしていまい、コリウムから水への
熱の移動を阻害し、水で(MCCI)を停止することがひじょうに難しい事が分
かりました。また、(MCCI)によって、大量の水素と一酸化炭素が発生し、
ジルカロイ・水蒸気反応で発生する水素と合算されることが分かりました。
 そして、国会事故調査委員会も事故調査報告書で、上記の国内外の
(MCCI)の実験結果より、福島第一原発3号機の爆発は、(MCCI)に
よって、大量の水素と一酸化炭素が発生し、ジルカロイ・水蒸気反応で発生する
水素と合算され大爆発が起きたと推測すると、一番良く説明できると報告しました。
 海外の文献には、(MCCI)によって、大量の水素と一酸化炭素が発生する
ことは、たくさんの報告がされているから、海外では良く知られているが、日本
では原発の安全神話を守るために、このことはブラックボックスとされてきた。
原子力規制委員会の新規制基準の策定時のパブリックコメントで、佐藤暁氏が公
開で、このことを指摘しても、無言で押し通した。
 そして、新規制基準には、MCCIによるCOガスの発生は全く考慮せずに、
MCCIにより溶融炉心がコンクリートを溶融貫通しない事と規定しました。
 その結果、九州電力は新規制基準に対応するために、高熱溶融炉設計の常識と
は全く反して、世界中で誰もが行わなかった格納容器貯水冷却対策の奇策を考え
だしました。
 新規制基準の適合性審査で原子力規制委員会はこの方法には、水蒸気爆発の問
題が有るのではないかと指摘してきました
 しかし、原子力規制委員会は新規制基準には、MCCIによるCOガスの発生
は全く考慮しなかったので、MCCIによるガスの発生はほとんど問題にはしま
せんでした。
 九州電力はMCCIによって少し水素ガスが発生することは認めており、その
発生はすべて水・ジルコニウム反応によるとしています。
 そして、MCCIによって少し水素ガスの量は炉心内のジルコニウムの6%と
計算しています。
 しかし、これは違うと思われます。
参考文献(岩波の科学2014年3月号岡本・中西・三好「炉心溶融物と
コンクリートとの相互作用による水素爆発、CO爆発の可能性」)
http://jsafukuoka.web.fc2.com/Nukes/)
で指摘したように、MCCIによりCOガスの発生することは、海外の文献では
たくさん報告されています。
 国会事故調査委員会も報告しています。
福島第一原発の過酷事故におけるMCCIによりCOガスの発生の有無も検討し
なく、海外の多数の文献の検討や、国内でも明確な論文が発表されているのに、
全く検討もしない事は不当と思われます。
 MCCIによりCOガスの発生が有れば、COガスの発生がないと決めつけて
行われる過酷事故対策で対策を行い、川内原発の格納容器と原子炉建屋に爆轟が
起きて、核燃料が野ざらしになる確率が高く成ります。 
 このような事項こそ、公聴会で討議し、新規制基準の適合性の審査内容を高め
ていくことが重要と思われます。
 パブリックコメントでは意見提出を行っていきたいと思われます。

★ 舩津康幸 さんから:
おはようございます。
新聞記事紹介はお休みの予定でしたが、玄海原発の地元紙に新しい記事が現れま
したので紹介します。

<玄海原発を抱える東松浦郡玄海町の町長選が29日告示される。2011年3
月の福島第1原発事故後、初めての町長選は8年ぶりの選挙戦となる見通しだ。
防災対策や原発マネーの使い道、一段と進む人口減少。告示を前に、現状と課題
を追った。>、と記事にあります。?
1.<明日を問う玄海町長選2014(上) 防災対策>佐賀新聞2014年07月21
日 12時30分
http://www.saga-s.co.jp/column/saga_rensai/20401/85874
<東松浦郡玄海町の玄海原発から南東約3キロに位置する特別養護老人ホーム玄
海園。鉄パイプを組んだ足場が3階まで伸びる。憩いの場だった中庭の3分の1
を、大きなフィルター装置3台が占拠する。原発事故を想定し、屋内に退避でき
るよう、原発から漏れた放射性物質を遮断する工事が年明けから続いている。
「東日本大震災の前は原発を道しるべに伝える程度だった。原発がこんな近くに
建っていることを意識したこともなかった」。施設長の古川伸子(58)はこれ
まで見えなかった放射能の脅威が「可視化」されたと感じる。
〈命懸けの避難>・・・・・・・町の担当者も、国が全額補助し、3億円を投じ
る初の防護工事に困惑を隠せない。「唐津市にある県オフサイトセンターの工事
を参考にするしかなく、どう計画を進めていいか分からなかった」。複合災害に
までは未対応というのも気がかり。「地震でガラスが割れでもしたら内部の気密
性は保てない。完全とはいかない」。8月にも工事は完了するが、安心を得たと
はいかないようだ。・・・・・・・川内と原子炉が同型の玄海は高浜(福井県)
と並ぶ「次の候補」。再稼働が現実味を帯びてくる中、万一の備えが心もとない
という意見もある。お年寄りや患者、障害者ら、支援が必要な人たちをきちんと
避難させることができるのか。
〈交付金依存、今も〉・・・・・東日本大震災以降、被災地支援を続ける普恩寺
住職の金子謙三(51)は「震災後も交付金に依存する町の体質は変わっていな
い。交付金はあって当たり前で、今後もずっと交付され続けると“幻想”を抱く町
民も多い」と吐露する。・・・・・・・・・>

2.<明日を問う玄海町長選2014(中) 交付金の行方>佐賀新聞2014年07
月21日 12時31分
http://www.saga-s.co.jp/column/saga_rensai/20401/85875
<「平日はほとんど人がいないので、知り合いに宣伝してください」-。玄海原
発そばにある次世代エネルギーパーク「あすぴあ」。20日で開館1年を迎えた
町の観光施設のスタッフは、来場者に苦笑まじりに話しかけた。
〈目標の半分以下〉 玄海町が太陽光や風力など再生可能エネルギーを体験でき
る施設として、「3・11」前の2010年に着工し、3カ年で整備した。玄海
3号機のプルサーマル発電受け入れに伴う核燃料サイクル交付金を主に活用し、
総事業費は15億3千万円。地域活性化への大きな期待をかけた巨額投資だ。年
間来場者の目標は20万人。隣接する玄海エネルギーパークの09年度実績と同
数で、その見学者が「流れてくる」想定だった。開設した2000年度がピーク
となった41万人から昨年度は4分の1にまで減少し、あすぴあもその余波が直
撃、5月までの10カ月で8万6千人と目標の半分にも満たない。・・・・・・
「あすぴあの入場者を増やす意味でも、玄海原発の再稼働に期待せざるを得な
い」。町の担当者はそう本音を漏らす。・・・・・・>
・・・・・作らなくともよい施設の稼働率を上げるために命と引き換えの原発再
稼働は要らないでしょう。
(上)(中)、次に(下)が貼り付けられるはずですから佐賀新聞ページで「原
発」とキーワードの入力して検索してみてください。

今朝の西日本新聞朝刊、24面に「再稼働を考える 地域と原発」という囲み記事
があります、
<「風下避難」に住民困惑 川内原発30キロ圏の12万人超>2014年07月22日
03時00分 更新  (川内原発からの矢印で示す地図がある)
http://qbiz.jp/article/42340/1/
記事全文<九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の過酷事故に備え、原発
30キロ圏の9市町が策定した避難計画では、圏内の住民約22万人の半数以上
が、一年のうちの多くの時間で原発の風下になる地域に避難することになってい
る。県や9市町は「避難先は風向きによって変更する」とするが「急に変わると
混乱する」と不安視する住民も少なくない。
「放射性物質が飛ぶ方向に、何でわざわざ逃げんといかんか。避難途中に渋滞す
れば、たくさん被ばくするじゃろ」。原発から5?9キロのいちき串木野市羽島
地区に住む漁業男性(66)は憤る。計画によると、地区の避難先は、原発の風
下になることが多い南九州市の3カ所だ。
気象庁の1981?2010年の統計によると、原発のある観測地点「川内」の
月別の最多風向は、8月の「東」以外は「北西」か「西北西」「北北東」。一
方、避難計画では、30キロ圏の約22万人のうち約12万5千人が原発の南や
南東に位置する鹿児島、垂水、南さつま、枕崎、指宿、南九州、日置の7市に逃
れる。県などによると、鹿児島市などに受け入れ能力の大きな施設が多いことが
決め手になったという。
ただし、計画では、事故時に即時避難する原発5キロ圏以外は、
SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)の放射性物質
拡散予測などを基に、30キロ圏でも高線量になる恐れのある地域だけが避難す
る。他地域の避難所に空きが出るため、県は避難所が風下に位置した場合、風下
ではない空いた避難所に変更することを想定している。
原発から10キロの薩摩川内市の乗越自治会は4月、加入39世帯に原発避難に
関するアンケートをした。自治会の避難先となっている鹿児島市の福祉館につい
て、27世帯が「避難先を子どもや兄弟姉妹、親戚に連絡済み」「近く連絡す
る」と回答した。
自治会長の森昭彦さん(75)は言う。「住民は計画通りの避難先で備えを進め
ている。SPEEDIの情報が住民に的確に伝わるのかも不安だ。急に変更する
内容で果たして『計画』と言えるのか」>
・・・・・・検索して添付の地図をご覧ください。
それでは、しばらくお休みさせていただきます。(7.22.1:45)

★ 味岡修 さんから:
前号の訂正 裁判傍聴記2の宇都宮徳馬→宇都宮健児です。
経産省前テントひろば1043日 テント日誌 7月19日(土)特別版商業用
原発停止304日

【テント外伝…13】   山村 貴輝

東日本大震災取り分け福島の原発事故から「共同体の在り方」を考える

東北大震災取り分け福島の原発事故の問題について、我々は現在に至るも未整理
である。それは、事故の規模の大きさから、あるいは深さから来るものであり、
その問題を切開する切り口すら見つからない。無論切り口も一つではなく多方
面、多角度であるが、その前で佇んでいるのが実情である。この災害と事故で
「何が破壊されたのか、それを修復する道はあるのだろうか」と言う現象分析す
ら明確に提起されていないのだ。

だが、政府や自治体が住民不在のままで手前味噌にロードマップを敷き、恰もそ
れが復興への道であるということを唯黙って黙認する訳にも行かない。政府や自
治体のロードマップがそこにおける「生活共同体」の復興とは無縁であり、形だ
け住めれば良いという極めて安易な復興計画に住民はなぜ乗らないのか、と言う
現実を一つの切り口にして考えることも方法論的に成り立つだろう。過酷な仮設
住宅での生活実態は、人々が本来持っている「生活共同体」は存在せず雨さえ凌
げばよいという安易極まる施政方針である。あるいは海岸地帯から高台に移転す
るという、生活の場所の移動と言う施政方針が実際には従来延々として地域にお
いて形成された伝統的生活空間の破壊である、と言うことに気付かない復興事業
とは一体何だろうか。高台に移動すれば津波対策になると言う安易な発想であ
る。そこには、伝統的生活空間はない。こういう発想には、霞ヶ関のビルの中で
官僚と、専門家と称する連中が思い上がりと自己の立場性を勘違して机上で作り
上げた、どこの地域でも似たようなステレオタイプの「計画図とロードマップ」
があるに過ぎない。

地域と文化と伝統は一体のものであり、そこには生者と死者も共存する「生活共
同体」なのだ。今回、多くの死者を生んだ事故であればこそ生者と死者とを「行
政的に分け隔てる」復興事業など、人と人の過去と現在を紡ぐ関係性を(死者も
含む)無視するものであり、地域の文化と伝統と生活共同体の紐帯を破壊するも
のである。そうなると、仮設住宅群と言う一種のゲットー同様のものの拡大再生
産であるのだ。

阪神大震災後の仮設集宅群で発生した「孤独死」が、今また東日本大震災後でも
「孤独死」と言う非劇が再現されている。行政は「見回りを行う」と言う小手先
の対策しか打てない。この、「孤独死」の中には生きる将来に絶望した人の自殺
が少なくないことにも、この問題の根深さを考える必要がある。

ここに、内山節の意見があるので少し長くなるが引用した。原書は「内山節:共
同体の基礎理論-自然と人間の基層から 農文協」である。なお、参考文献とし
て、竹端寛氏のブログである「共同体の「古層」にある内在的論理」からの引用
を行ったことをお断りしておきたい。

まず、内山は「「地域共同体とは何なのであろうか。地域というひとつのものに
すべてのメンバーが統合されていると考える地域共同体論は正しいのだろうか。
私が上野村や訪れた各地で経験してきた地域共同体はそういうものではなかっ
た。共同体に暮らす人ではなく、共同体を観察した人達の地域共同体論の問題点
が、そこにはあるような気がした。私は共同体は二重概念だと考えている。小さ
な共同体がたくさんある状態が、また共同体だということである。ひとつひとつ
の小さな共同体も共同体だし、それらが積み重なった状態がまた共同体だとでも
いえばよいのだろうか。このような共同体を私は多層的共同体と名づける(内山
同上書 以下同じ)」と問題を投げかける。ここで内山が言う上野村とは、内山
が40年以上に亘り、東京と群馬県上野村での生活空間を一年間およそ半年に亘り
住み暮らしている里山農村である。それはそうとして、以下竹端寛氏の上記の文
章を参考にして内山の意見をかいつまんで紹介する。

この「多層」性とは、複数の意味合いを帯びている。例えば山梨では今でも「無
尽」が残っているが、この無尽を幾つか掛け持ちすることが、その人がいくつか
の共同体から承認されている、「人びとの信頼を得ている」証である、という。
また、こういった無尽や職能団体の寄り合いだけでなく、お祭りや信仰について
も、部落毎に異なっていて、これも多層性を織りなしている、と内山はいう。更
に言えば、自然との折り合いも含めた多層性である、という。

「日本の共同体は自然と人間の共同体として、生の世界と死の世界を結合した共
同体として、さらに自然信仰、神仏信仰と一体化された共同体として形成されて
いた。ここには進歩よりも永遠の循環を大事にする精神があり、合理的な理解よ
り非合理な諒解に納得する精神があった。人びとは共同体とともに生きる個人で
あり、共同体こそ自分たちの生きる『小宇宙』であると感じていた。」そう、共
同体こそが「小宇宙」だったのである。明治期以後の国民国家や廃仏毀釈、戦時
統制、あるいは戦後の高度経済成長やその後のグローバリゼーションの到来で、
この「小宇宙」は壊されていった。が、基本的には共同体は合理も非合理も含ま
れる、ブラックボックスとしての「小宇宙」であり、その中で、自然との折り合
い、先祖や道祖神、様々な祭りや祈りとの折り合いをつけながら、集落の、ある
いは仲間との、あるいは仕事の関係者との、多くの小さな共同体を作りながら、
その小さな共同体が「小宇宙」と共振し合うなかで構成されていった。そこか
ら、内山は、これまでのコミュニティ・共同体論には見られない、重要な指摘を
する。

内山は「自然と人間が結び、人間が共有世界をもって生きていた精神が、共同体
の古層には存在している。それが共同体の基層であり、この基層を土台にして時
代に応じた、地域に応じた共同体のかたちがつくられる。ゆえに共同体が壊され
ていくというとき、その意味は、自然と人間が結び人間達が共有世界を守りなが
ら生きる精神が壊されていくことを意味する。(略) 共同体はその『かたち』
に本質を求めるものではなく、その『精神』に本質をみいだす対象である」と指
摘する。

従って内山は、ゲマインシャフトやゲゼルシャフト、アソシエーションやコミュ
ニティといった、共同体の『かたち』や機能別類型は本質ではない、と言い切
る。そうではなくて、自然も含めたその地域で、その時代を、地域の人とどう共
に生きていくか、という「精神」こそ、共同体の古層であり、本質である、とい
うのだ。だからこそ、共同体が壊れていく際、復活すべきなのは、「かたち」で
はなく、「精神」である、ということになる。ただ、この「精神」は単なる過去
を賞賛・過剰に称揚するようなものとは違う、現代にも(再)構築可能なもので
ある、という。

続けて内山は「私たちがつくれるものは小さな共同体である。その共同体のなか
には強い結びつきをもっているものも、ゆるやかなものもあるだろう。明確な課
題をもっているものも、結びつきを大事にしているだけのものもあっていい。そ
の中身を問う必要はないし、生まれたり、壊れたりするものがあってもかまわな
い。ただしそれを共同体と呼ぶにはひとつの条件があることは確かである。それ
はそこに、ともに生きる世界があると感じられることだ。だから単なる利害の結
びつきは共同体にはならない。群れてはいても、ともに生きようと感じられない
世界は共同体ではない。課題は、ここにともに生きる世界があると感じられる小
さな共同体をいかに積み重ねていくか、なのである。それが積み上がっていけ
ば、小さな共同体同士の連携もまた形成されていくだろう。ここに共同体がある
と感じられる時空も生まれていくだろう」と指摘する。共同体形成の基本的意識
構造である。

さらに内山は「ともに生きる世界があると感じられること」。これが共同体の
「精神」の本質である、という。その時、合理的な利害ベースではなく、自然災
害も家庭問題も失業も、様々な矛盾や非合理をひっくるめた自然や隣人を、「と
もに生きる」から、と分かち合う、そんな共同体の積み重ねが、共同体の再生に
は必須だという。その上で、社会の変革についても、次のように指摘する。

「システムを変えれば世の中はよくなるという発想から、それぞれが生きる世界
を再創造しながら世の中を変えていくという方向に、変革理論自身が変動してき
たといってもよい。(略)道筋が、システムの変革からはじまるのではなく、生
きる世界の再創造をとおしてシステムの変革も求めるという方向に変わったので
ある」という。

例えば、60年代以降高度経済成長に伴い都市部の周辺の丘陵を開発し、多くの
「ニュータウン」が作られた。だが、今現在「ニュータウン」の人口は減り、居
住者の高齢化が社会問題となっている。「平成狸合戦ぽんぽこ:1994年高畑勲作
品」にみられる開発への自然(この場合「狸」が象徴である)の抵抗を圧殺した結
果が、今の「「ニュータウン」の現状を表している。そこには「システムを変え
れば世の中はよくなる」と言う安易な発想の破綻が見られるのだ。仮想空間のモ
デル自体が「共に生きる社会」を否定して、さらに地域の伝統的文化の継承を否
定することの破綻である。つまり、現実社会が「過去‐現在‐未来」と言う歴史的
継承の上に成り立っているが、そこで伝統的文化を継承しない仮想空間が未来へ
の展望を切断することで、我々の社会そのものの立脚する構造を破壊したのである。

実はこの仮想空間をモデルに作った「社会活動の基本モデル」に欠けていたもの
こそ、内山が共同体の古層とも呼んだ「ともに生きる世界があると感じられる」
という「精神」である。この「精神」は、目的合理性を持った「社会ビジョン」
とは異なり、自分がそこに生まれた時に、既に親や先祖から伝わっている通奏低
音であり「古層」である。だから、この「精神」は、四つの層の下に拡がる(思
考・感覚・感情・直感という意識層)、ある種ユングの集合的無意識論と繋がる
ような「精神」である、と理解している。自我の下にあって、その共同体のこれ
までの歴史やローカル・ノレッジを下支えしているけれど、普段意識することが
ない、そんな無意識であり「精神」である。これは、近代合理主義的な分析手法
では析出されない何か、である。

ここでの「古層」とはユングの集合的無意識論であると共に、生者と死者とが織
りなす「生活共同体」であり、地域に育まれた伝統的文化である。この内山の意
見は2010年に記したものであるが、2011年3月11日以降ますますその意見は鋭さ
を増している。ともに生きようとする文化的・生活的環境を無視し、圧殺する復
興事業はあり得ないのだ。ましてやますます混迷する原発事故の拡大は、「生活
共同体性」をより広範囲に徹底的に破壊し続けている。そして、取り返しが付か
ない膨大な事故の対処は結局のところ「福島棄民化策動」を安倍政権は行ってい
る。断じて許されるものではない。

経産省前テントひろば七夕祭
 8月2日(土)午後7時から約2時間
 内容(予定):
1) 講談「望郷桜」15ー20分
福島県双葉郡富岡町は昔から東北有数の桜の名所。しかし放射能に町を奪われ、
人々は散り散りに避難していました。ところが埼玉県幸手市の権現堂公園には一
本の富岡桜が育っていたのです。埼玉県内に避難している富岡町の人々が…
アマチュア講談師 甲斐織淳さん
3・11以来、田中正造の取材を始める。神田香織「チェルノブイリ」を聞いて
入門、「田中正造伝」シリーズを自作自演で語る。

2) 音楽 浦邉力さん他の方々 約1時間半
3) 飲食物: 素麺(新橋事務所で茹でて、冷やして持ってくるつもりです)、胡
瓜、ほか。
リクエスト受け付け中。
4) 笹飾り 前日(8月1日)昼間に出します。金曜行動のみなさんにも見ていただ
き、短冊を書いていただくために。願い事を書くための短冊用紙は今日から第1
テント受付にお願いしておきます。  (H・Y)

------集会等のお知らせ------

●<1000日目記念冊子希望先●
※<福岡・九州集会>反原発運動1000日の激動の歴史。
一冊 ワンコインカンパで500円です。
送料は何冊でも無料です。
冊子ご希望の方は、〒住所氏名電話番号、冊数を
青柳 y-aoyagi@r8.dion.ne.jp まで。

●「きみへ」 さよなら原発!●
http://youtu.be/kCyPiK48E00
音声と画像(池田@中津・作)★九電本店前ひろば★紹介。

●「さよなら原発!福岡」例会 7月30日(水)18時30分~ ●
 福岡市人権啓発センター(ココロンセンター)10F
福岡市博多区下川端3-1 博多リバレイン 092-262-8464
  地図:http://tinyurl.com/mkzzusw

●ストップ川内原発再稼働!8.31九州・鹿児島川内行動● 
第二回実行委員会
日 時: 8月2日(土)13:30~
場 所: (鹿児島薩摩)川内文化ホール 2階会議室
   地図:http://tinyurl.com/nhlcswd
  〒895-0054 薩摩川内市若松町3-10
    ℡:0996-22-5211
 呼びかけ:原発いらない!九州実行委員会

● 小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)さん講演会 ●
日時: 9月26日(金)開場18:00 / 開始18:30
場所: 福岡市立中央市民センターホール 
住所: 福岡市中央区赤坂2丁目5-8 tel092-714-5521
    地図:http://tinyurl.com/ll3slxq
主 催:さよなら原発!福岡
    原発とめよう!九電本店前ひろば
   「原発なくそう!九州玄海訴訟」福岡地区原告団・弁護団
参加費:800円、避難者の参加費は400円。
連絡先:原発とめよう!九電本店前ひろば(080-6420-6211青柳)

● 「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
10月10日(金)午後2時 地方佐賀裁判所
原告総数 原告総数 8219名。(7/18現在)
  ホームページ: http://no-genpatsu.main.jp/index.html

● 玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会 ●
http://www.facebook.com/genkai.genpatsu

○-----------------------------○
★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
  午前10時から午後4時。(土・日曜・休日は閉設) 
    ♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
 場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
    地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
   ★☆ (ひろば・テント080-6420-6211青柳) ☆★
    <facebook、twitter、ブログ等で拡散よろしく>

************************
〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
aoyagi@tent-hiroba.jp
y-aoyagi@r8.dion.ne.jp
************************



ふくおか自由学校

ふくおか自由学校の大山です。

浜矩子さんの講演会の会場変更のお知らせです。
当初は西南コミュニティーセンター・ホールとしていましたが、
西南大学4号館201教室に変更になりました。
お間違いのないようご参加ください。

9月に行う「冬の時代」をめぐる旅(バスツアー)について、
定員25名なのですが、残席が4席となりました。
迷っておられる方は、早めにお申込みください。

10月の第5回の講座「慰安婦」問題と性差別について
日程と会場が以下のように確定しましたので、ご確認
ください。

 ふくおか自由学校の参加申込みは、
ふくおか自由学校のメール ohyamayairochou@yahoo.co.jp 
または電話090-7157-1873 までお願いします。

<ふくおか自由学校25周年記念企画>
民衆のタペストリーを編む
~国家主義とグローバリズムのただなかで~

Vol 3 グローバリズム・アベノミクス・民衆の抵抗                    
 
経済がグローバル化してしまったのに「円安を盛んに追及し、成長の時代よ
再び」と唱えるアベノミクスは、もはや「アホノミクス」と呼ばざるを得ないと浜
さんは言い切ります。「今の日本経済の問題は、成長がないことではなく、む
しろ再分配がうまくいっていないこと。つまり、貧困・格差こそが、一番の政治
的課題なのです」と。グローバル経済を問題点を語っていただくことで、私たち
の理想とする未来が描きだされるーそんな時間を創りたいと思います。

◎問題提起 浜矩子さん
◎日時    8月2日(土)14:00~16:30
◎参加費  一般1000円 学生 無料
◎定員   200名
◎会場   西南学院大学 4号館201教室(地下鉄西新駅1番出口徒歩5分)
◎経歴   浜矩子(はまのりこ)さん
同志社大教授。専門は国際経済学。テレビ・ラジオに解説者として多数出演。

共催:西南学院大学 学内GP「ことばの力養成講座」


Vol 4「冬の時代をめぐる旅」堺利彦、大杉栄&伊藤野枝スタディーツアー 

 明治時代の社会主義者に対する弾圧「冬の時代」を駆け抜けた、堺利彦、
大杉栄、伊藤野枝の軌跡を福岡県内に残るスポットを巡って、今後始まると
言われる弾圧の未来を照らし出し、それを押し返すためのバスツアー。

◎日時 9月14日(日)午前8時(天神日銀前発)夕方解散
◎参加費 3500円(学生2千円) 昼食費別途
◎定員 25名
◎案内人 津留湊さん(社会運動史研究家)、大内士郎さん(郷土史家)
◎訪問地 堺利彦記念碑、瓢鰻亭、伊藤野枝と大杉栄の墓石~生家跡地、
今宿海岸など。  ※移動中に「ルイズ その旅立ち」上映予定。

Vol 5 「慰安婦」問題と性差別
~現代家族の多様性からジェンダー問題を考える

◎問題提起 木下直子さん(特定非営利活動法人「社会理論・動態研究所」研究員)   
◎日程   10月18日(土)18:00~20:30
◎参加費/一般1000円 学生500円   ◎定員/70名
◎会場/福岡人権啓発(ココロン)センター研修室
         (地下鉄中洲川端駅下車 ℡092-262-8464)

Vol 6  尹東柱の詩を通して見えてくるもの

◎問題提起 馬男木美喜子(まなぎみきこ)さん(福岡・尹東柱の詩を読む会)
◎日時   11月8日(土)(予定)
◎経歴   馬男木美喜子(まなぎみきこ)さん

Vol 7 ふくおか自由学校25周年記念
「豊田勇造非戦ライブ~九つの鐘」

◎日時 11月16日(日) 17時半開場 18時開演
◎会場 光円寺(福岡市中央区天神3丁目12-3 TEL 092-741-4747) 
◎参加費 前売2500円 当日3000円
◎豊田勇造公式ホームページ    http://www.toyodayuzo.net/

Vol 8  子どもたちが学ぶ韓日関係史を通して未来を考える         

◎問題提起 崔硯圭(チェヨンギュ)さん(福岡教育大学国際共生学科教員研修生)
        金ソンギョン(キムソンギョン)さん
◎日時 12月6日(土)(予定)
 
< 自 由 学 校 へ の 参 加 方 法 >

1.参加を希望される方は、事前にE-mailを送っていただくか、電話をしてくだ
さい。普通はがきをお送りいただいても結構です。いずれの場合も、住所、氏名、
電話番号、希望の講座が分かるようにしてください。定員になり次第、締め切る
ことがあります。参加費は開講日(開講日当日も可)までに納めてください。郵便
振替も利用できます。

〒815-0037福岡市岡市南区玉川町1-16 鍼灸院えんあん内 PP21ふくおか
自由学校          
 ℡/090-7157-1873(菊川)     
E-mail:ohyamayairochou@yahoo.co.jp
 郵便振替口座 01730-2-34534「PP21ふくおか自由学校」

※ホームページもあります。ふくおか自由学校で検索してください。
http://www8.ocn.ne.jp/~rdtom/ffs/00fj2kouza.html

2.開催日時や開催場所は未定の場合や変更される可能性もあります。必ず事
前に連絡をしてからご参加ください。

3.ふくおか自由学校では賛助会員を募集しています。趣旨に賛同される方は
会員になってください。通信「じゃなか新聞」(不定期)や催し物の案内などをお
送りします。会費は年間3000円です。

4.ふくおか自由学校は講座の企画から運営まで、すべてボランティアスタッフ
で行っています。運営委員会は毎月1回程度、木曜日の夜7時から鍼灸院えん
あん(西鉄高宮駅徒歩7分、清水四つ角近く)で行っています。気軽にご参加く
ださい。                     

☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1188日目報告☆

青柳行信です。7月21日。
-- 鹿児島・川内原発再稼動を止めることが全国の原発再稼動を阻止する--
   8/31 川内に行こう! 全九州、日本、韓国・台湾から 結集!
        私たちの人生の一日はこの日に!

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1188日目報告☆
呼びかけ人賛同者7月20日3507名。
原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】を募っています。
  
★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
 <ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです。>

★ 橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから:
☆9条は永遠の鑑ぞ 「醜男的自影嫌悪」を写し見ただけ
      (左門 7・21-725)
※前にもふれましたが、マスコミなどの「自衛権の容認で9条が空洞化された」
などという表現は大間違いです。9条が世界で最も進化した、「戦争違法化」の
結晶ダイヤモンドとして、最高の基本法であることは些かも変わっていません
し、ますます輝きを増しています。この世界人類の鑑に写し出されたった安倍晋
三首相の「醜男的自影」があまりにも醜悪なので、自らにも「嫌悪」を感じざる
を得ないという戯画状態なのです。この醜悪な影像は閻魔大王の鏡にも映し出さ
れていますぞ!!!

★ 入江よしえ さんから:
暑い毎日でございます。 
先日、テントに寄らせて頂きまた大分の入江と申します。
福岡へ急用があり、帰りにテントへお寄りしましたがテントがなく、
残念ながらお会い出来ませんでした。
日曜日は、テントお休みですか?
また、福岡へ行きましたらお寄りさせて頂きます。

<青柳コメント:今度お会いできることを楽しみにしています。>
★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
  午前10時から午後4時。(土・日曜・休日は閉設) 

★ 中西正之 さんから:
青柳行信 様
川内原発の審査書案に於ける爆発防止対策の大きな問題(1)

 <コアキャッチャーの取り付けが全く検討されていない>について報告します。

1.はじめに

私は耐火煉瓦会社のエンジニアリング事業部で燃焼炉の設計を46年間行ってき
て、2012年3月に引退をしました。

現役時代には、放射性廃棄物の焼却炉や溶融炉の設計開発などにも関係してき
て、原子力発電所の運転には協力してきました。

 そして、原子力発電所にはある程度危険が伴うことは知っていましたが、福島
第一原発の過酷事故の発生を見て、ここまでの事故が起きるとは予測できません
でした。
そして、考えが変わりました。

 私は職業柄、桁外れに大量の燃料や大量の電力を使用する高熱炉を見てきまし
たので、脱原発のシナリオに大きな疑問を感じました。そこで、日本の全原発を
即時ゼロにし、電気料金を値下げし、CO2を減らし地球温暖化防止に貢献し、
日本のエネルギーの自給率を高め、日本の貿易赤字を少なくし、日本の雇用を増
やし、中国やインドのPM2.5を削減し、世界中で、年間600万人が死亡し
ていると言われる空気汚染をなくすには、最適な選択は何かという設計図を作成
していました。

 ところが、原発の再稼働を始めるために、原子力規制委員会が新設され、新規
制基準(新安全基準が名称変更)が策定され、適合性審査が始まったので、反原
発の人たちより、炉の設計者なら原子炉の過酷事故対策の問題も一般人よりは分
かるのではないかと言われて、専門知識を利用して、検討を始めました。

2.高熱溶融炉設計の常識

 原子力発電用の原子炉は正常な運転時には、高熱炉ではなくリアクター(反応
器)として使用されます。そして、原子力発電所の関係技術者はリアクターの関
連知識で操業を行います。

 しかし、一度過酷事故が発生すると、溶融核燃料は2800℃もの超高温度に
なって、最も使用条件の厳しい超高温炉に成ります。

 高熱炉の中には、金属を熱処理したり、セラミックを焼成したりする加熱炉も
あります。

しかし、これらの炉に比べて、鉄や銅などの金属製錬炉やガラス、焼却灰などの
溶融炉は、炉からの高温溶融物の漏洩(もれ)の危険が有るために、特別の安全
対策設計が行われます。

 特徴的なものを例示すると、

A. コンクリートの基礎の上に、直に溶融炉を設置すると、溶融物が漏洩して
コンクリートと接触した時、コンクリート中の水分が水蒸気爆発して、コンク
リート塊が
溶融炉本体や作業員を直撃するので、コンクリート表面は脱水した耐火物で保護
する。

また、ほとんどの溶融物はコンクリートを溶かし、炉体の基礎を破壊するので、
耐火物で保護する。

B.溶融炉の下部で溶融物が固化すると、溶融炉下部の冷却機能を阻害し、再操
業を困難にするので、炉下部から外側に溶融物が流れるような流路を設ける。

C.高温度で操業される溶融炉では、内張りの耐火物が溶融物で溶かされて、長
期耐用が得られにくいので、水冷ジャケット(ボックス)を耐火物の裏に設置
し、貫流熱を増大して、耐火煉瓦の表面にセルフーティングを生成させて、内張
り耐火物の耐用の延長を図るものが多い。しかし、水冷ジャケットが水漏れした
時、水蒸気爆発が起きる事が多いので、水蒸気爆発防止対策は最優先課題とする。

D.重油やLNGガスを燃料とする燃焼炉では、ガス爆発の危険が有る。そのた
めに、ガス爆発対策を行う。

 バーナーの起動時に着火に失敗し、炉内に未燃ガスが充満した場合には、未燃
ガスを排気し、爆発限界より未燃ガス濃度が低くならないと、絶対に再着火しない。

E.それでも、ガス爆発が起きる事が有るので、ガス爆発が起きた時、炉体に高
圧がかからないように、ガスの緊急排出装置を設置する。

 一番簡単な方法は、ウォータシールで、緊急排出ダクトのガスを水で遮断し、
ガス爆発時、水を吹き飛ばして、ガスの緊急排出を行う。

 場合によっては、防爆扉を設置する。

F.ガスの緊急排出装置が完全に作用しない場合もあるので、炉全体の破壊が絶
対に起こらないように、炉体の一部に弱いところを設ける。

G.炉体が爆発した時、側壁が破壊されると、作業員に危険が及ぶので、爆発用
弱体部は天井に設置する。

3.川内原発の過酷事故対策には、高熱溶融炉設計の常識は全く生かされていない

 3.1 コアキャッチャーによる過酷事故対策 

ヨーロッパで採用が進んできているコアキャッチャーはA、B、Cの設計思想を
最も良く体現していることが分かります。
私は、日本の原発が再稼働するのなら、コアキャッチャーの取り付けが必要と
思っていました。
しかし、既にヨーロッパではコアキャッチャーの採用が進んできている事を後か
ら知りました。
ヨーロッパのコアキャッチャーの詳細は公開されていないようです。
原子炉下部のロートと樋はマグネシア煉瓦の使用が説明されています。
 しかし、コアキャッチャー本体の使用材質の説明は有りません。
私は、この材質は耐熱性セラミックコンクリートが適しているように思われます。
 耐熱性セラミックコンクリートは約30年前頃にフランスで発明されました。
普通のコンクリートはポルトランドセメントの水和反応で結合されるので、耐熱
度もせいぜい300℃くらいしか有りません。1200℃程度に成れば溶けてしま
います。

 また、ポルトランドセメント中のCaOが空気中のCO2と反応し、少しずつ
CaCO3に成って、60年から100年程度  で劣化してしまいます。

 耐熱性セラミックコンクリートはナノテク技術で超微粉のセラミック結合をさ
せるので、1900℃程度の耐熱性を持つコンクリートが製造されています。

 また、高層建築などでは、500年コンクリートとしてセラミックコンクリー
トが使用されています。耐熱性セラミックコンクリートはコアキャッチャーに良
い材質と思います。

 原子炉圧力容器の下部にいつまでもポルトランドセメントコンクリートを使用
し続けるようなことは許されないと思われます。

 原子力規制委員会の策定した、新規制基準には高熱溶融炉設計の常識はほとん
ど考慮されていません。また、原子炉メーカーや電力会社の過酷実対策には、高
熱溶融炉設計の常識はほとんど考慮されていません。

 高熱溶融炉設計の常識は鉄や銅などの近代的製錬法が始まってから、人類が長
年積み重ねてきた過酷事故を少なくするための叡智です。

 日常の原子炉の運転時には高温度に成る事のない設備を動かしてきて、人類は
歴史的に3回の大過酷事故を引き起こしたのに、日本人が高熱溶融炉設計の常識
を全く考慮しなくて、どうして新規制基準が世界最高水準と言えるのでしょうか。

 ヨーロッパの原子炉は、高熱溶融炉設計の常識を生かして、コアキャッチャー
の採用を始めたのに、日本の新規制基準と審議はまった検討もしないで、再稼働
を認定するような事は、理解できません。

★ 舩津康幸 さんから:
おはようございます。  ※この新聞記事紹介は、28日頃までお休みします。再
開は早くて29日からとなります。
さて、今朝は連休の最終日、ネット上にある新しい記事もすくないです。

次の通信社の配信記事ようですが、
1.<原発事故避難計画に反映3割のみ 19道府県の時間試算>西日本2014年
07月20日 19時21分
記事全文<事故時の住民の避難にかかる時間を試算している原発から半径30キ
ロ圏の19道府県のうち、避難計画などの実効性の向上に結果を反映したのは約
3割の6府県にとどまることが20日分かった。秋にも再稼働が見込まれる九州
電力川内原発(鹿児島県)など原子力規制委員会の審査が進む原発でも遅れが目
立っており、防災面の整備が置き去りにされている実態があらためて浮き彫りに
なった。30キロ圏の住民が圏外に出るのにかかる時間は、東北電力東通原発が
ある青森県で、全国でも最長となるほぼ丸3日間の70時間50分などと厳しい
試算ケースもあり、避難計画への活用が難航しているとみられる。>

こちらの取り組みがすごい、「判決」は世界の宝物、
2.<福井・大飯原発:差し止め判決、世界へ 要旨、英中韓・トルコ語に翻
訳??原告・弁護団>毎日新聞 2014年07月20日 大阪朝刊
http://mainichi.jp/area/news/20140720ddn041040006000c.html
<関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転差し止めを命じた福井
地裁判決(5月21日)の訴訟の原告団と弁護団が、外国語に翻訳した判決要旨
をホームページ(HP)で公開し、反響を呼んでいる。弁護団事務局長の笠原一
浩弁護士(福井弁護士会)は「格調高い日本語で、海外を含め多くの市民に感銘
を与えた歴史的判決。世界中の方に読んでいただき、各国で反原発の機運を盛り
上げてほしい」と話している。原告らで組織する「福井から原発を止める裁判の
会」のHP(adieunpp.com/)で英、中国、韓国、トルコ語の判決
要旨を公開。自由にダウンロードでき、ベトナム、ドイツなど他言語も検討して
いる。
韓国、中国語版は、原告団と弁護団が「日本で原発事故があれば被害が及ぶ可能
性がある」と考え、反原発団体の知人らに依頼して作成。台湾やトルコ、ベトナ
ムなどの反原発団体からは翻訳の要望もあったという。トルコはロシアからの原
発導入に積極的で、日本も原発輸出が可能になったことも考慮し
た。?・・・・・・・・・>

被災地フクシマ、
3.<(飯舘村)村民4割が原発ADRへ…秋にも申し立て 福島毎日新聞7月20
日(日)21時8分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140720-00000063-mai-soci
<東京電力福島第1原発事故で全域が避難区域になっている福島県飯舘村の人口
の4割に当たる約2500人が10月にも、初期被ばくの慰謝料や財物賠償の増
額を求め、国の原子力損害賠償紛争解決センターに和解仲介手続き(原発
ADR)を申し立てることがわかった。原発ADRを巡っては同県浪江町が町民
の代理として申し立てたケースがあるが、今回は住民自らが集団で申し立てる。
同村の人口は6319人。政府の情報開示不足で事故後1カ月以上も村にとど
まったことによる被ばく慰謝料1人300万円▽精神的賠償を現行の月10万円
から35万円へ増額▽帰還困難区域と同等の財物賠償--などを求める。20日
に記者会見した代表の元酪農家、長谷川健一さん(61)は
「避難区域ごとに決められた賠償では移住をしたくてもできない」と語った。>

4.<(福島県)増える福島の自殺未遂者 寄り添う女医奮闘>毎日新聞7月20
日(日)15時12分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140720-00000027-mai-soci
<福島第1原発から最も近くにある救命救急センターで、一人の女性医師が自殺
未遂者のケアにあたっている。いわき市の市立総合磐城共立病院(828床)の
精神科医、池本桂子(けいこ)さん(54)だ。原発事故による避難生活が長期
化するなか、心の不調を抱える被災者と向き合ってきた。東日本大震災後に診察
した自殺未遂者は、170人を超える。・・・・・・福島第1原発の南44キロ
に位置する同病院は、福島県浜通り地方で唯一の救命救急センターを備え、自殺
を図った人も数多く搬送される。池本医師はこの病院でただ一人の精神科医とし
て、一命をとりとめた人の心のケアを担っている。震災の当日(2011年3月
11日)から3年間に診察した自殺未遂者は163人。この
うち震災当日からの1年間に診察した人は46人だったが、2年目は58人、3
年目は59人と増加した。4年目となる今年3月11日から5月末までは11人
に上る。・・・・・避難生活をきっかけとする家族のあつれきや、放射線の影響
で農業ができないことへの生活不安など、震災や原発事故が動機に関わっている
人が半数を占めるという。池本医師は「被災から時間がたっても解決の見通しが
たたない不安が、要因になっている」と話す。・・・・・・だが、自殺を図った
人を支える体制も十分とはいえない。震災直後はよく見かけた応援の精神科医も
ほとんどいなくなり、同院が募集しても応募がない。「少数の踏ん張りだけで被
災地の心のケアは支えきれない。もっと組織的支援が必要だ」と池本医師は
訴える。>
・・・・ここに事例は行間にあります。

5.<(プロメテウスの罠)4年目の夏:16 学び、遊んだ男子会>朝日新聞
デジタル?7月20日(日)11時30分配信 (有料記事)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11253766.html
<◇No.983 東京の会社を辞め、南相馬市へのUターンを決意した伊藤孝
介(32)に、父の稔(58)は条件をつけた。
 一、毎月3万円を家に入れる。
 一、復興のために何をするのか、紙に書いて自分に見せる。
 「覚悟を確かめるためでした」と稔はいう。2012年1月、伊藤は埼玉県戸
田市のマンションを引き払い、南相馬の実家に戻った。南相馬通いの間に、
NPO「フロンティア南相馬」の理事になっていた。そこを活動拠点にした。フ
ロンティア南相馬は、原発事故直後の4月に南相馬の若者たちがつくった組織
だ。企業や行政の協力を得て、通学路の放射線量マップの作製や、市内企業の
ネット販売支援、子どもの遊び場づくりなどをしていた。・・・・・・・・・・・>

6.<Jヴィレッジ再開支援 文科相「19年には機能回復を」>福島民友新聞7月
20日(日)10時31分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140720-00010005-minyu-l07??
<下村博文文部科学相は19日、東京電力福島第1原発事故収束の拠点・Jヴィレッ
ジ(楢葉、広野町)について、2019(平成31)年4月に合宿施設として機能でき
るよう、県などの再整備を支援する方針を示した。下村文科相は視察先の郡山市
で報道陣に「Jヴィレッジは2020年の東京五輪、パラリンピックが開催される最
低1年前にサッカー練習、合宿場として完全に機能できるように応援する」と述
べた。Jヴィレッジ再開については、県などが10月に再整備計画をまとめ、整備
を進める方針。現段階では東電から返還を受けて17年度から天然芝などの本格的
な整備に着手、18年度末までの2年間で復旧を完了する。>
・・・・・いま、廃炉作業者の仮設住宅がグランドいっぱいに設置されていると
ころです。東電は数千人規模の収容をできる施設をどこかに作らないと返還でき
ないのでは。

こんなことが福島県でも、
7.<福島県内で複数の機影目撃情報 オスプレイの北日本飛来で>福島民報?7
月20日(日)10時26分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140720-00000009-fminpo-l07
<「オスプレイらしき機影を福島県内で目撃した」との複数の情報が19日、福
島民報社に寄せられた。東京電力福島第一原発事故の影響で飯舘村から福島市松
川町に避難している会社員三坂幸治さん(58)は同日午後零時半ごろ、二本松
市東部の田沢地区で目撃し、写真に収めた。「ヘリコプターというよりは、プロ
ペラ機に近い飛行音だった。雲の合間から急に出てきた」と振り返った。・・・>

8.<福島・いわきの2カ所で海開き 地元観光ガイドが初泳ぎ>【共同通信】
2014/07/20 11:41
http://www.47news.jp/CN/201407/CN2014072001001226.html??
<福島県いわき市の勿来、四倉の二つの海水浴場が20日、海開きした。市内に
は9カ所の海水浴場があるが、ほかの7カ所は東日本大震災の津波被害から復旧
しておらず、再開を見送った。勿来海水浴場で海開き式があり、地元観光ガイド
の女性3人が初泳ぎ。ガイドの田村莉沙さん(22)は「いわきは晴れの日が多
く、海水浴にぴったり。安心して遊びに来てください」と話した。勿来、四倉の
砂浜では時刻ごとの空間放射線量を表示している。>

9.<福島「飛灰」たまる一方 一般廃棄物も放射線懸念>河北新報2014年07月20日
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140720_63017.html
<福島第1原発事故の影響で、福島県内の自治体や広域行政組合が、家庭ごみな
ど一般廃棄物の焼却灰の処理に頭を悩ませている。放射性セシウム濃度が1キロ
グラム当たり8000ベクレル以下は自治体が処理すると定められているが、放
射線への懸念などが壁となり、行き詰まっているからだ。特にセシウムが凝縮す
る飛灰はハードルが高い。行き先の決まらない灰が焼却施設や処分場に仮置きさ
れ、たまり続けている。いわき市は5月末現在で、2カ所の一般廃棄物焼却施設
に保管している8000ベクレル以下の飛灰が計1万1700トンに上った。主
灰は市の最終処分場に埋め立てているが、飛灰はフレコンバッグ(密封可能な保
管用袋)に収められ、施設の敷地内に山積みされている。・・・・・・
[飛灰] 廃棄物を焼却した際に発生、浮遊し、集じん装置などに付着したばい
じん。飛灰にはダイオキシンなどが多く含まれるため、埋め立てには固形化など
の処理が必要。飛灰に含まれる放射性セシウムは水に溶け出しやすいとされる。
燃え殻は主灰と呼ばれ、主灰のみを焼却灰と言うこともある。環境省は、
8000ベクレル以下の灰について、一般の管理型処分場に雨水浸水防止などの
措置を施し、埋め立てれば安全性は確保できるとの指針を示している。>

10.<20日県内各地の放射性物質検査結果・県内13箇所の放射線量量測定
値>福島民報7月21日朝刊紙面
⇒http://www.minpo.jp/pub/jisin_jyouhou/01.pdf
※ここにある数値は、モニタリングポストの周辺が除染された環境にある結果です。
※この紙面は、同じURLで毎日更新されています。?

11.<(栃木県)【全県】環境放射能の調査結果(原子力規制委発表)>下野
新聞7月20日 17:33
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20140720/1661177
<▼空間放射線量率(20日午後5時。単位はすべてマイクロシーベルト/時。地上
1メートルで測定。宇都宮(下岡本町)のみ高さ20メートル)・・・・・・・>

12.<(埼玉県)堆肥販売を再開へ 原発事故で中止 >朝日デジタル2014年
7月20日08時59分
http://digital.asahi.com/articles/CMTW1407201100001.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_CMTW1407201100001
記事全文<越谷市など県東南部の6市町でつくる東埼玉資源環境組合は、東京電
力福島第一原発事故の影響で中止していた堆肥(たいひ)の販売を10月から、
3年ぶりに再開する。
堆肥は、公共施設や一般家庭から出る刈草や剪定(せんてい)枝などを原料に、
組合の専用施設で加工製造したもの。10キロ100円という手頃な価格で家庭
菜園やガーデニングの肥料として好まれ、事故前は年間750トン売れていた。
しかし、原発事故後の2011年7月、集めた刈草の一部から国の基準(1キロ
当たり200ベクレル)を40倍余り上回る放射性物質が検出されたため、同年
10月末で販売を休止していた。組合によると、その後、除染などにより放射線
量の低下が確認できたことから、今年4月に製造を再開した。販売する堆肥は、
放射性物質の測定値が、国の基準を下回る同100ベクレル以下に限定する。な
お測定結果は販売所やウェブサイトで公表し、安全性をアピールする。>

<(富山県)福島から家族招く県生協連のイベント、朝日町で>朝日デジタル
2014年7月21日03時00分 (有料設定)
http://www.asahi.com/articles/ASG7N4TQZG7NPUZB00Y.html
<福島第一原発事故後、放射線への不安にさらされている福島県の子どもと家族
を富山県に招き、リフレッシュしてもらう県生活協同組合連合会(富山市)の取
り組みが4年目を迎えた。19日から福島、郡山、須賀川(すかがわ)、白河の
福島県内4市に住む7家族計25人が2泊3日の日程で朝日町に招かれ、ヒスイ
海岸で海水浴やヒスイ探しを楽しんだ。
この取り組みは2011年10月から続いており、8回目となる今回を含めて、
計約60家族が参加した。
今回、福島市から参加した会社員の林部(はやしべ)和紀さん(41)、順子さ
ん(41)夫妻によると、同市内では除染しても放射線量が元に戻ることがあ
り、長女楓(かえで)さん(8)には外遊びを控えさせているという。楓さんは
20日、ヒスイ海岸で「ヒスイ探しや花火が楽しみで来ました。海は最初冷た
かったけど慣れました」と笑顔を見せた。・・・・・・・・・・・・>

海外、
14.<インド首相、8月末に訪日 安倍首相と首脳会談>佐賀新聞2014年07月
21日 01時27分
http://www.saga-s.co.jp/news/national/10209/85763
<【ニューデリー共同】インドのモディ首相が8月末に訪日し、9月1日にも安
倍晋三首相と首脳会談を行う方向で調整が進んでいることが20日、分かった。
インド政府当局者が明らかにした。首脳会談では、日本からの原発輸出を可能に
する原子力協定締結に向けた交渉のほか、水陸両用の海上自衛隊救難飛行艇
「US2」や新幹線のインドへの輸出などについて協議する見通
し。・・・・・・・・・>

参考記事,
15.<中部電、政界へ裏金2.5億円 85~04年、取引先から工面 元役
員が証言>朝日新聞デジタル?7月20日(日)5時40分配信 (有料記事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140720-00000007-asahi-bus_all
<中部電力(本店・名古屋市)の元役員が、取引先の建設会社などに工面させた
資金を長年簿外で管理して政界対策に充ててきたと朝日新聞に証言した。元役員
は政界工作を長年担当し、2004年までの約20年間に少なくとも計2億5千
万円を政界対策のために受け取り、多くを知事や国会議員ら政治家側に渡したと
いう。建設会社側への見返りとして「原発関連工事などの発注額に上乗せした」
とも証言しており、政界対策資金が利用者が支払う電気料金で賄われた可能性が
ある。(▼39面=法に抵触、認識)
■原発工事、発注上乗せも  元役員の証言によれば大手建設会社2社と名古屋
市の電子部品製造会社から1985年には資金提供が始まり、建設会社2社から
は95年
まで、電子部品製造会社からは04年まで続いた。この間は毎年、建設会社2社
から計1千万~1500万円、電子部品製造会社からは100万~200万円を
受領。さらにこれら3社とは別に大手建設会社から93年に2回、それぞれ1億
円と4千万円を受け取ったという。>

14’.<(原発利権を追う 裏金システム)建設会社の金、便利だった>朝日
新聞デジタル?7月20日(日)16時0分配信  (有料記事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140720-00000016-asahik-soci
<中部電力(本店・名古屋市)で政界対策を担う秘書部の幹部を長く務めた元役
員は取材に対し、当事者しか知り得ないウラの活動の詳細を淡々と語った。
(▼1面参照)
 《「私がやってきたことは社内でも一握りしか知らない」》  記者が元役員に
初めて接触したのは昨年12月末だった。今年6月末まで取材は15回、30時
間を超えた。毎回、取材を終えて元役員の発言について調べると、10年以上前
に会った人物を含めて氏名の表記や読みはいつも正確だった。会った場所や当時
の様子も詳細で、相手の人柄や趣味も事細かに記憶していた。「元役員は社内で
は頭の切れる緻密(ちみつ)な人物という評判だった」(中部電元幹部)とい
う。・・・・・・・・>
・・・・・こういう記事があるようです。

16.<(原発再稼働を問う:3)新増設へ、地ならし着々>朝日新聞デジタ
ル?7月20日(日)5時40分配信 (有料記事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140720-00000002-asahik-soci
<6月4日、東京・永田町の自民党本部。非公開で開かれた経済産業部会で、新
潟県選出の衆院議員、細田健一が声を張り上げた。 「みなさんには毎週土曜
日、官邸前で1万人くらい集まってほしい」  耳を傾けていたのは、日本経済
団体連合会など17の経済団体の代表らだ。細田の地元には、東京電力の柏崎刈
羽原発がある。6、7号機は再稼働の前提となる審査を申請済みだ。細田は経済
産業省出身。安倍政権が誕生した2012年の総選挙で初当選し、原発は重要な
電源だと繰り返し訴えてきた。官邸前で「脱原発」集会が頻繁に開かれるよう
に、目に見える行動で再稼働を求めていこうと呼びかけたの
だ。・・・・・・・・・・・・・・>

17.<(九州・熊本)福島米、熊本の技で輝く NPOが焼酎企画 苦境の農
家支援
>朝日デジタル2014年7月20日05時00分
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11253709.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11253709
<福島県の有機栽培米が、はるばる熊本県で米焼酎になった。原発事故の影響に
よる売れ行き不振で苦しむ農家を支えようと、熊本のボランティアが奔走し生み
出した。プロジェクトの完結に向け、いまサポーターを募っている。
■買い取って原料に  「焼酎にしよう」と思い立ったのは、熊本市のラーメン
店店長、吉村恭輔さん(38)。福島米とのつながりは2012年1月にさかの
ぼる。苦境を伝える新聞記事を読み、喜多方市山都町の渡部農園の有機米を買っ
てみた。それまで食べてきたご飯とは味が違った。「これが売れないとは、なん
てもったいない」・・・・・・・1トンの米を購入。熊本県人吉市の大和一酒造
元の協力で昨年11月に製造が始まった。蔵に湧く温泉水を使い、甘みと柔らか
さが際だつ焼酎になった。「良質の米で雑味が少なくきれいな仕上がり」と同社
の下田文仁社長(47)は言う。・・・・・・渡部農園の渡部よしのさん
(58)は夫の仁貴さん(60)と共に水田8・5ヘクタールを耕す。「ご飯で食
べていただきたいので、吉村さんの話に最初は戸惑った」という。だが思い直
し、米を託した。「お酒を手にした人が福島を思い出し、原発のない社会を考え
てもらえたら」。事故から4回目の夏。個人の顧客は増えているものの、流通業
者への販売は落ち込んだままという。・・・・■サポーター募る
 現在、1口2千円でプロジェクトのサポーターを募っている。集まった資金は
経費を除き、NPO法人「福島県有機農業ネットワーク」などへの支援金にす
る。サポーターには1口につき焼酎1本を贈る(送料別)。協力の輪は広がる。
福岡市で被災地復興支援の物産展「福幸祭」を開くボランティア団体「夢サーク
ル」の代表、吉水恵介さん(58)は手を貸す1人。「顔のみえる間柄を通じ
て、思いを広げたい」と話す。プロジェクトの問い合わせは、吉村さんのメール
(kyosuke7611@yahoo.co.jp)へ。>

今朝届いた西日本新聞朝刊紙面では、ありません。(7.21.4:16)

※この新聞記事紹介は次のフェイスブックにも毎日貼り付けています。
⇒https://www.facebook.com/yasuyuki.funatsu?ref=tn_tnmn

★ たんぽぽ舎 さんから:
【TMM:No2229】
2014年7月20日(日)地震と原発事故情報
━━━━━━━
☆.原発ゼロ・自然エネルギー推進会議に4人の元首相が集いました
                   木村結(東電株主代表訴訟)
☆.「フクイチの教訓は何ら生かされていない」
   基地問題で先頭に立ってきた沖縄の新聞には国策に翻弄される現場が理解
できるのだ。
  沖縄タイムスの川内原発に関する社説
                      山崎久隆(たんぽぽ舎)
☆.新聞より
◆滋賀にも熱気伝える 【金曜日の声 官邸前】 (7月19日 東京新聞より抜粋)

☆.「原子力規制委員会」の原発再稼働への《暴走》を許すな!
パンフレット紹介   シンポジウム講演録No.4
             海棠ひろ(福島原発事故緊急会議) 

┏┓
┗■.原発ゼロ・自然エネルギー推進会議に4人の元首相が集いました
 └──── 木村結(東電株主代表訴訟)

◇ 小泉・細川+鳩山・菅 元首相の4氏 脱原発会合そろい踏み -東京新聞
 小泉純一郎、細川護熙両元首相らが脱原発を目指して設立した一般社団法人
「自然エネルギー推進会議」の会合が18日、東京都内で開かれ、小泉、細川両氏
に加え鳩山由紀夫、菅直人両元首相も出席した。菅氏は脱原発が持論で、鳩山氏
も首相官邸前の脱原発デモに参加したことがある。四人の首相経験者が、脱原発
でそろい踏みした形だ。
 推進会議事務局によると、鳩山、菅両氏は「サポーター」としての一般参加。
会合後、菅氏は小泉、細川両氏との連携について「それぞれの立場で協力できる
ところは協力する。原発ゼロに進むということでは共通した考え方を強く持って
いると思う」と記者団に語った。
 九州電力川内(せんだい)原発が新規制基準を満たすとした原子力規制委員会
の合格判断について、細川氏は「引き返すのはいつでもできる。後々、幾世代に
もわたって悔いの残らないような判断をしてもらいたい」と指摘。小泉氏も「あ
れはおかしい」と批判した。
 会合では、脱原発や脱化石燃料に向けたビジネスモデルを提案した「新しい火
の創造」の著者で、米ロッキーマウンテン研究所のエイモリー・ロビンス博士が
講演した。

┏┓
┗■.「フクイチの教訓は何ら生かされていない」
 |  基地問題で先頭に立ってきた沖縄の新聞には国策に翻弄される現場が理
解できるのだ。
 | 沖縄タイムスの川内原発に関する社説
 └────  山崎久隆(たんぽぽ舎)

○『社説[川内原発再稼働へ]教訓を生かせないのか』との内容だが、原発のない
沖縄の新聞が極めて的確な見解を示している。そう、基地問題で先頭に立ってき
た沖縄の新聞には国策に翻弄される現場が理解できるのだ。しかし国策を押しつ
ける側に立つ新聞には、全く逆の視点しか存在しない。曰く「電力供給は綱渡
り」(そんな事実はない)「料金高騰が生活と産業を直撃している」(料金高騰
は原発に二重投資をしているから)「安全審査を加速させ、原発の再稼働を軌道
に乗せねばならない。」(次の事故を準備する行為。誰一人として「安全審査」
などしてはいない)。読売新聞の社説だ。()内は筆者の注釈。
 いずれも本末転倒の論理を並べ立てる。その前に考えなければならないことを
無視した暴論の類だ。
○この国の新聞には二種類ある。国民の側を向いているか産業の側を向いている
かだ。産業が利益を上げれば自ずと国民にも「分け前」が与えられるなどは、既
にとっくに幻想と化した。空前の利益を上げている産業すら投資している金融資
本には莫大な利益をもたらしているのに労働者への分配はもとより国民への還元
などろくにしていない。原発に至っては、2兆円もの巨額の投資をして再稼働を
目論見ながらそれを電気料金に転嫁しているわけだから、原発のツケでエネル
ギーコストが増大しているのは自明だ。安全審査など肝心の規制庁がしていない
と言っているのだから。田中規制委員長は「安全とは申し上げないと私は何度も
言ってきた。再稼働の判断を規制委はしない」と言明している。
 誰も安全性など担保しないのだ。その無責任ぶりを沖縄タイムスが指摘した。

┏┓
┗■.新聞より
 └──── 

◆滋賀にも熱気伝える 【金曜日の声 官邸前】
 横浜市神奈川区の会社員 渡部伸子さん(41) 九州電力川内(せんだい)原
発の再稼働が現実味を帯び、いてもたってもいられず初めて参加した。大人には
原発を許してきた責任がある。バッジを着けるなどして、毎日ほんの少しでも原
発をなくしたい気持ちを表したい。
 滋賀県甲良町の主婦西沢正子さん(61) 核のごみを処理できないのだから原
発はいらない。命の方が大事。県知事選で「卒原発」を訴えた候補が当選したの
は県民の良識だったと思う。彦根市で毎月11日に参加している脱原発デモで今
日の熱気を伝えたい。
(7月19日 東京新聞より抜粋)

┏┓
┗■.「原子力規制委員会」の原発再稼働への《暴走》を許すな!
| パンフレット紹介   シンポジウム講演録No.4
 └──── 海棠ひろ(福島原発事故緊急会議)

 読んでみて感心してしまった。これはちょっと他では読めない(聞けない)、
絶妙な組み合わせの、ひじょうにおもしろい脱原発シンポ発言録だ。 
○一橋大学教員でフランス現代思想が専門の鵜飼哲さんは、「どのように脱原発
論は推進論に組み込まれたか」というタイトルで、フランスの歴史的、政治的背
景と運動の変遷のなかで、原発推進が国民的合意を得ていった流れを語ってい
る。フランスでは、日本と異なって、原子力の「安全神話」なるものは形成され
ずに、「核兵器の保有」から始まって原発開発がコンセンサスを得ていったとい
う。興味深いのは、「フランスの核開発には最初から政治的な左右の対立という
はっきした境目が無かった」から推進派も反原発派にたいしてある種の敬意もあ
り、必要があれば、反対派の資料の「カンニング」もする。これが事実上の核の
「共同管理体制」につながっているのだそうだ。
 一方で日本の場合は、広島・長崎を出発点として「安全神話」からスタートす
る。それが3・11を経た今、「安心神話」を経て核武装という、フランスとは逆
の方向で道を進もうとしている。この「安心神話」が、核武装に向けたどのよう
なステップなのかを、見ておかなければいけない、と鵜飼さんは話す。
○天野恵一さんの話は、日本の「原子力規制委員会」に対する具体的・詳細な批
判が中心だが、後半で、「原子力規制委員会、がんばれ」という論調がマスコミ
に出始めていること、そういった声が運動の内部からも上がってきていることを
取り上げて、この論理では再稼働を止める運動にはならないと指摘し、私たちが
そのことをきちんと押さえておく重要性を主張している。
 「運動」というものはおそらく、そのただ中にいる時には気が付かない思想の
潮流のようなもの内包しているのだと思う。その方向性を誤らせないために、私
たちは時には長いスパンで日々の運動を体系的に捉えかえしてみる必要があるこ
とを、このお二人の発言から教えられた。ぜひ読んでみてください。
  申し込みはoffice@2011shinsai.infoまで。

★ 安間 武(化学物質問題市民研究会) さんから:
メールサービス 2014年7月20日 第423号
-------------------------
 集会・アクション
-------------------------
■全国のデモ開催情報まとめ
(原発関連)
http://www47.atwiki.jp/demomatome/
(改憲関連)
http://www57.atwiki.jp/demoinfo/

■川内原発の再稼働適合審査書案へのパブコメを出そう。
パブコメの出し方3通り。締切は8月15日
参考:グリーンピース
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/49903/

-------------------------
 反原発関連ニュース
-------------------------
■(原発再稼働を問う:2)痛み忘れたムラ、公然と圧力
(朝日新聞 2014年7月19日)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11251872.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11251872

■「教訓生かされたのか」川内原発再稼働へ 福島の避難者疑問の声
(福島民報 2014年7月17日)
http://www.minpo.jp/news/detail/2014071716911

■疑問抱え再稼働「適合」 川内原発 規制委が審査結果案
(東京新聞 2014年7月16日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014071602000268.html

----------------------------------
 憲法・集団的自衛権関連ニュース
----------------------------------
■ニュースのおさらい ジュニア向け:集団的自衛権の閣議決定
(朝日新聞 2014年7月19日)
http://www.asahi.com/articles/DA3S11253579.html

■社説:オスプレイ展示 あらゆる情報の開示を
(北海道新聞 7月18日)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/551891.html

■世論調査 内閣支持は47% 不支持は38%
(NHK ニュース 7月14日)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140714/k10013004781000.html
ウェブ魚拓
http://megalodon.jp/2014-0719-1845-10/www3.nhk.or.jp/news/html/20140714/k10013004781000.html

■集団的自衛権容認「よくなかった」50% 朝日新聞調査
内閣支持率は第2次内閣発足以来最低の43%、不支持率は33%
(朝日新聞 2014年7月5日)
http://digital.asahi.com/articles/ASG7541JBG75UZPS001.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG7541JBG75UZPS001

------------------------------
 独立系メディア・・・
------------------------------
■独立系メディア E-wave Tokyo
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-column1.htm

■水俣の叫び「再稼働反対」60年前の悲劇の苦しみからの想い
(2014年7月19日 公開)
http://www.youtube.com/watch?v=5aJbfuIXHf8

■Net IB News 原発再稼働緊迫!追い詰められた九電
(4)
http://www.data-max.co.jp/company_and_economy/2014/07/9986/post_16457_ymh_04/
(3)
http://www.data-max.co.jp/company_and_economy/2014/07/9782/post_16457_ymh_03-2/
(2)
http://www.data-max.co.jp/company_and_economy/2014/07/9511/post_16457_ymh_02-6/
(1)
http://www.data-max.co.jp/company_and_economy/2014/07/9499/post_16457_ymh_01-10/

■IWJ Independent Web Journal
(IWJ 2014年7月9日)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/151722

★ 井上澄夫 さんから:
闇を裂き車列42台 連休未明の搬入劇 7・21 沖縄タイムス
写真 警察官が警備する中、キャンプ・シュワブに続々と入る大型トレー
ラー=20日午前2時47分、名護市辺野古(阿部岳撮影)
 【名護】日曜未明、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブに、突如トレー
ラーの車列が押し寄せた。20日午前2時半すぎから約45分にわたって繰り広
げられた新基地建設用資材の搬入劇。なすすべなく見送った建設に反対する市民
は「また国にだまされた」と悔し涙を流した。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=77383

防衛局、海底調査に向け資材搬入 辺野古移設で 7・20 共同
写真 米軍キャンプ・シュワブに搬入され、クレーンでつり上げられる資材(中
央)=20日、沖縄県名護市辺野古
http://www.47news.jp/CN/201407/CN2014072001001433.html

------集会等のお知らせ------

●<1000日目記念冊子希望先●
※<福岡・九州集会>反原発運動1000日の激動の歴史。
一冊 ワンコインカンパで500円です。
送料は何冊でも無料です。
冊子ご希望の方は、〒住所氏名電話番号、冊数を
青柳 y-aoyagi@r8.dion.ne.jp まで。

●「きみへ」 さよなら原発!●
http://youtu.be/kCyPiK48E00
音声と画像(池田@中津・作)★九電本店前ひろば★紹介。

●「さよなら原発!福岡」例会 7月30日(水)18時30分~ ●
 福岡市人権啓発センター(ココロンセンター)10F
福岡市博多区下川端3-1 博多リバレイン 092-262-8464
  地図:http://tinyurl.com/mkzzusw

●ストップ川内原発再稼働!8.31九州・鹿児島川内行動● 
第二回実行委員会
日 時: 8月2日(土)13:30~
場 所: (鹿児島薩摩)川内文化ホール 2階会議室
   地図:http://tinyurl.com/nhlcswd
  〒895-0054 薩摩川内市若松町3-10
    ℡:0996-22-5211
 呼びかけ:原発いらない!九州実行委員会

● 小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)さん講演会 ●
日時: 9月26日(金)開場18:00 / 開始18:30
場所: 福岡市立中央市民センターホール 
住所: 福岡市中央区赤坂2丁目5-8 tel092-714-5521
    地図:http://tinyurl.com/ll3slxq
主 催:さよなら原発!福岡
    原発とめよう!九電本店前ひろば
   「原発なくそう!九州玄海訴訟」福岡地区原告団・弁護団
参加費:800円、避難者の参加費は400円。
連絡先:原発とめよう!九電本店前ひろば(080-6420-6211青柳)

● 「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
10月10日(金)午後2時 地方佐賀裁判所
原告総数 原告総数 8219名。(7/18現在)
  ホームページ: http://no-genpatsu.main.jp/index.html

● 玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会 ●
http://www.facebook.com/genkai.genpatsu

○-----------------------------○
★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
  午前10時から午後4時。(土・日曜・休日は閉設) 
    ♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
 場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
    地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
   ★☆ (ひろば・テント080-6420-6211青柳) ☆★
    <facebook、twitter、ブログ等で拡散よろしく>

************************
〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
aoyagi@tent-hiroba.jp
y-aoyagi@r8.dion.ne.jp
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【修の呟き日記】⑤

【修の呟き日記】⑤
 集団的自衛権行使容認の閣議決定について地方紙が批判的な紙面を展開していることがネットでも紹介されているが、閣議決定をきびしく報じた地方紙に読者からの抗議がかつてないほど来ているといいます。中には「購読しない」という読者もいるという。
 日本の新聞は戦争反対を主張すると部数を減らし、戦争支持に転向すると部数が拡大する傾向が強く、朝日新聞も戦前軍縮論の先頭に立ち、満州事変でも慎重な対応だったのが、軍や右翼の圧力と、各地での軍人による不買運動による部数減により、「満州は中国の一部だ」という従来の認識を捨て去り「180度の転換」を図ったのです。以後、軍部は戦線を拡大し日中戦争、太平洋戦争へと向かい、悲惨な結果を招いたのです。
 いまのところ現在健闘している地方新聞は抗議に屈することもなく、頑張っています。こうした地方新聞には私たちの応援の声を届け、物心両面からの支援をしていくことが大切だと思います。

【修の呟き日記】④

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【修の呟き日記】④
 先週は私たちにとって看過できない動きが多くありました。まず原子力規制委員会が16日、川内原発1,2号機について新基準適合の審査書案が了承され、このままだと秋以降に再稼動しかねない状況です。命と生活を守る上で原発の再稼動は絶対に許せません。私たちのこうした想いをよそに、田中俊一規制委委員長は「規制基準への適合は審査したが、安全だとは申し上げていない」と恥ずかしくもなく堂々と責任回避を図り、安倍晋三「戦前回帰」首相は18日夜、福岡市内の料亭で貫正義九州電力会長らと会食した際、貫会長に「川内はなんとかしますよ」と語ったと言います。こんな無責任な態度で、私たちの命を軽んじ、弄ぶような政治は今すぐにも辞めさせなければと改めて決意しました。
 さて、毎週金曜日の佐賀県庁横のくすの栄橋での脱原発行動には仕事で遅れましたが、川内原発再稼動を認めるわけにはいかないという想いで何が何でも参加しなければと駆けつけました。最近は車の中から手を振ってくれる方が多くなり、行動のやりがいも少しずつですが出てきました。
そして終了後、車を止めている県庁横で橋手元にある県立図書館駐車場に向かいました。駐車場の車の前に図書館職員一人が立っており、私たちに話しかけてきました。内容は驚くべき内容で、短気な私はつい大声を上げてしまいました。職員は「図書館に用事がないのに車を図書館駐車場に止めないでほしい」と当然の指摘をした後、「あなたたちが大きな声を出すから入館者が減った」とほざいたのです。職員の行動はどうも私たちの脱原発行動が目に触り、駐車場の使用は認めたくないという意思が働いているようです。私は玄海原発の再稼動を早くやりたい古川康県知事の暗黙の意思が働いているのではないかと思ったのですが、周りの仲間はあんまり問題にしたくないようでしたので抗議は中途半端に止めてしまいました。
 そして安倍「戦前回帰」首相が九電会長らと会食をしていた最中の18日夜、佐賀空港を軍用共用として嫌われオスプレイを配備するというニュースが入ってきたのです。新聞報道によると、古川知事は「国の話真剣に聞く」と言い、原発問題と同じで県民の命や生活の問題より九電や国の声を大切にするという姿勢が見え見えです。その点、秀島敏行佐賀市長は地元漁協との「佐賀空港を自衛隊と共用する考えはもっていない」とする公害防止協定を前提に、機体の安全性も含め「かなり問題があると認識している」と懸念を表明されています。
22日に武田良太防衛副大臣が古川知事と面談のために来佐する。私は残念ながら参加できないが、佐賀空港の軍事基地化とオスプレイ配備反対の抗議行動が22日午前8時から佐賀県庁正門前で予定されている。参加しない私がお願いするのもおかしいのですが、今後の反対運動を進める上で22日は大切な日になることは間違いありません。ぜひ多くの方の参加をお願いします。

【修の呟き日記】③

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【修の呟き日記】③
 法律事務所としてはユニークだと思いますが、佐賀中央法律事務所は定期的に「事務所ニュース」を発行し、その時々の社会的な問題を各弁護士が取り上げ、解説してくれています。
第60号が昨日送られてきましたので、紹介します。大きさはA4版で、4ページ建て。トップページは東島浩幸弁護士が「海外で戦争ができるようになってよいのですか?」の見出しで集団的自衛権問題について書かれています。
2ページには、シンポジウム「解釈憲法で変えていいの?平和憲法」と「特定秘密保護法の廃止をまざす!―海渡雄一講演会」の紹介。
3ページには「よみがえれ!有明訴訟」と大飯原発の運転差し止めを認めた福井地裁判決について書かれています。
最期の4ページ目には「原発なくそう!九州玄海原発訴訟」の原告募集と、新事務員のお勧め「夏においしい簡単デザート」の紹介などが掲載されています。
佐賀の市民運動にとって佐賀中央法律事務所ななくてはならない、力強い見方です。市民との連帯、連携を強めていきたいものです。

☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1187日目報告☆

青柳行信です。7月20日。
-- 鹿児島・川内原発再稼動を止めることが全国の原発再稼動を阻止する--
   8/31 川内に行こう! 全九州、日本、韓国・台湾から 結集!
        私たちの人生の一日はこの日に!

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1187日目報告☆
呼びかけ人賛同者7月19日3507名。
原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】を募っています。
  
★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
 <ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです。>

★ 橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから:
☆避難民を守るどころか先に逃げし関東軍と同じ規制委
      (左門 7・20-724)
※原子力規制委員会とは名ばかりで「原発再稼働”容認”委員会」は、「初めに”再
稼働”の結論ありき」であることは先刻承知のところです。一首にあるように、
かつて「無敵」を誇った関東軍が、ソ連軍の侵攻に対して「開拓民」を守ろうと
もせず、置き去りにして逃げたのと同じ体質が露骨に描き出されました。全国の
「原発棄民予定者」と国民は団結して「原発難民」を出させない取り組みをしま
しょう。福島の「未収束の原発災害」に対して忠実な除染取り組みをする以外の
ことは全て「関東軍作戦=住民遺棄」です。

★ 青木 さんから:
ご無沙汰しております。
川内原発は事故の際、政府も自治体も規制委員会もどこの保障もない事を多くの
人は解ってはいないのではないかと思いますが、再稼働の認可が降りてしまいま
した。
今朝のニュースでは佐賀空港に自衛隊のオスプレイの配備が決まったと…あれほ
ど安全性に問題のある軍用機を私達の血税で買った上に日本中を基地にして戦争
を始めようというのでしょうか。
悔しくてなりません!でもこの暑さの中テントを張り続けて下さっている方、抗
議活動を続けて下さっている方々が全国におられる事に勇気を頂いております。
呼びかけ人3507人感動です!

★ 金信明 さんから:
川内原発のパブコメについてのグリーンピースのサイトです。
パブコメを書くのに参考になると思います。

<今、日本全国の原発はすべて止まっています。
このまま止め続けておくために、この夏、あなたにできることがあります。
川内原発の再稼働適合審査書案へのパブリックコメントを出すことです。
締切は8月15日。国の原子力規制委員会が募集しています。
募集するのは「科学的・技術的なご意見」とありますが、ひるむことなく、ふ
つうに意見を出しましょう。>
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/49903/

★ 舩津康幸 さんから:
おはようございます。
昨日の3.の記事の「川内はなんとかします」と発言した場面に九電会長がい
た、と驚きです。

1.<安倍首相「川内はなんとかします」 九電会長らと会食>朝日新聞デジタ
ル?7月19日(土)6時45分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140719-00000009-asahi-pol
<安倍晋三首相は18日夜、視察に訪れた福岡市内で、貫正義九州電力会長ら九
州の財界人と会食した。出席者から九電川内(せんだい)原発(鹿児島県)の早
期再稼働を要請された首相は「川内はなんとかしますよ」と応じたといい、再稼
働に前向きな安倍政権の姿勢をより鮮明にした。首相は福岡市博多区の料亭で約
2時間、貫会長らと会食。麻生太郎副総理兼財務相の弟の麻生泰(ゆたか)九州
経済連合会会長、石原進JR九州相談役らが同席した。会食後、石原氏が首相と
のやりとりを記者団に明らかにした。・・・・・・・・・>

1’.<首相、川内原発「何とかする」 再稼働要望に>西日本新聞2014年07月
19日11時08分)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/article/102418?
<・・・・・・安倍政権は、原子力規制委員会の新たな基準を満たせば原発の再
稼働を進める方針だが、再稼働の判断自体は事業者に委ねているとの立場だ。首
相の発言は、再稼働への積極姿勢を示したといえる。・・・・・・・・・・>

2.<(鹿児島県)川内原発:再稼働反対、申し入れ相次ぐ 「私企業のためな
ぜ避難」「基準地震動を過小評価」 >毎日新聞 2014年07月19日 地方版
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20140719ddlk46040309000c.html
<原子力規制委員会が九州電力川内原発の再稼働を事実上認める審査書案を示し
たのを受け17日、県などに再稼働反対を求める動きが相次いだ。
●キリスト教団 日本キリスト教団九州教区は17日、伊藤祐一郎知事宛てに再
稼働反対を求める要望書を提出した。同教団は国内最大のプロテスタント教会の
集まりで、九州の信徒は約4500人。要望書は「防災計画は未整備。安全神話
が生きていることを危惧する」としている。県原子力安全対策課に、九州教区の
梅崎浩二・総会議長(53)=福岡市=は「私企業の施設のためになぜ避難を心
配しなければならないのか。倫理的観点を大きな判断要素にして判断すべきでは
ないか」と訴えた。・・・
●原発訴訟団 一方、「原発なくそう!九州川内原発訴訟」弁護団(森雅美団
長)は17日、審査書案の提示に抗議する声明を発表し、規制委や伊藤知事らに
郵送した。・・・・・・・・・・・>

3.<復権「安全神話」:見切り再稼働へ/1 鹿児島・川内原発から最短5キ
ロ、いちき串木野 「周辺住民の意見も聞け」>毎日新聞 2014年07月19日 西
部朝刊
http://mainichi.jp/area/news/20140719ddp041040030000c.html
<◇反対署名、人口の半数超・・・・・・・・・もっとも原発に近接し、市民の
過半数が反対しても、現状では同市が再稼働判断に関与できそうにない。「同
意」が必要な地元の範囲を国は明確にしていないが、再稼働に前向きな伊藤祐一
郎知事が県と薩摩川内市の同意で足りるとの姿勢を崩していないからだ。県内で
は今後、いちき串木野市を含む5市町で住民説明会が開かれるが、その場では川
内原発が新規制基準に合致していることを説明するに過ぎない。説明会に合わせ
て県が実施するアンケートでも、再稼働への賛否を尋ねる予定はないという。>

4.<原発新基準に合格の川内、問題山積み(後)>データ・マックス?2014年7
月19日07:01
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2014/07/10540/sennai_0719_ymh_03/?
<原子力規制委員会の田中俊一委員長は16日の記者会見で、審査では提出された
資料が約3万6,000ページ、延べ約110時間の公開審議をしたと誇った。安全を保
証しない審査をどれだけ時間をかけ、どれだけの資料を精査しようと、セレモ
ニーに過ぎない。
<「再稼働は、事業者の判断」と官房長官>・・・・・・
<原発再稼働は、再び「国富の喪失」を招く>  菅官房長官は、原発の運転停
止は「4兆円の国富の流失」だとも述べた。そうした考えに対し、大飯原発の稼
働を差し止めた福井地裁判決は次のように否定している。「原発の運転停止に
よって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきでは
なく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることこそが国富であ
り、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失である」
福島原発事故の対策費は、専門家の試算によると、約11兆円。そのうち、約5兆
円が損害賠償費などで電気料金に転嫁される。原子力災害対策関係で、国民の税
金が約3,800億円、汚染水対策の凍土壁も国の予算だ。国費としては、原子力損
害賠償機構から最大9兆円を東電に注ぎ込む。
福井地裁判決は、「人格権は憲法上最高の価値を持つ」として、「万が一にでも
人格権が侵害される具体的危険性がある場合には原発の差止めが認められること
は当然」だと指摘。「原発への地震等の想定が楽観的過ぎる見通しの下になされ
ているので、人格権が侵害される具体的危険性が認められる」とした。
規制委員会が「安全だと言わない」以上、電力会社は原発を再稼働したければ、
住民らが各地で原発差し止めを求めた裁判で、安全性をみずから立証すべきだ。
それが出来ないのに再稼働の判断をするのは、電力会社こそ国富を喪失させる売
国奴である。>

5.<(佐賀新聞)論説:川内原発審査「合格」>2014年07月19日 07時50分
http://www.saga-s.co.jp/column/ronsetsu/85340
<・・・・・・・・今後は地元同意に焦点が移る。しかし政府は同意が必要とな
る自治体の範囲を示していない。鹿児島県知事は「県と薩摩川内市だけで十分
だ」と主張するが、これでは3・11前と何ら変わらない。今回はただの再稼働
とは違う。原発を再び社会が受け入れるかどうかがかかる。13日の滋賀県知事
選で脱原発派の候補が当選するなど原発依存からの脱却を求める民意は根強い。
それでも1基が動けば、次々と続くことになろう。・・・・・・・たまり続ける
核のゴミ問題もある。最終処分場の選定は、自治体による応募方式から国が前面
に立って探す仕組みに変わったが、先は見えていない。再稼働すれば、原発に対
する社会の問題意識が薄れ、そうした懸案もずるずると安易な方向に流れてい
く気がする。今後、自治体は同意を迫られ、難しい立場に立たされよう。ほかの
原発立地県の不安もくみ取って慎重に判断してほしい。>

6.<官邸前行動 川内再稼働認めぬ>しんぶん赤旗2014年7月19日(土)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-07-19/2014071901_02_1.html
<首都圏反原発連合(反原連)は18日、110回目の首相官邸前抗議行動を行
いました。原子力規制委員会が16日に九州電力川内(せんだい)原発につい
て、事実上の「合格証」である審査書案を提示してから初めての行動で、
2500人(主催者発表)が参加。「安全だとの結論が出れば、再稼働を進めて
いきたい」という安倍晋三首相に、「再稼働反対」「原発やめろ」と声を上げま
した。・・
・東京都内から参加した女性(59)は「原発は危険なエネルギーです。一握り
の人の金もうけのために原発を進めようとする政治をこのままにしておくわけに
はいきません」といいます。
・「日本のデモの様子を知りたい」と台湾から来た国立大学教授(48)と大学
院生(26)は「福島の事故のあと台湾でも22万人が原発反対のデモをし、台
北でも毎週金曜に行動しています」「国民一人ひとりが声を上げていくことが大
切です」と口々に話しました。
・「川内原発再稼働反対」のプラカードを持った川崎市の男性(71)は「規制
委員長が『(規制基準を満たしても)安全とは言いません』とはあまりにも国民
をバカにしている。事故が起きたら誰が責任を取るのか」と憤ります。・・・・・・
小池・吉良両氏 全原発廃炉訴え・・・・小池氏は、「福島第1原発が現在どう
なっているか分からないのに、世界最高の規制基準なんてつくれるはずがない。
住民の避難計画もできていない」と強調。「すべての原発を廃炉にするため、頑
張りましょう」と呼びかけました。吉良氏は、「ドイツの国会議員と懇談した
が、ドイツは原発ゼロを決め、最終処分場の基準も市民のジャッジで決める。こ
れが民主主義のありかたです」と訴えました。>

6’.<【金曜日の声 官邸前】滋賀にも熱気伝える>東京新聞7月19日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/kinyoubinokoe/list/CK2014071902000140.html
<・横浜市神奈川区の会社員 渡部伸子さん(41) 九州電力川内(せんだ
い)原発の再稼働が現実味を帯び、いてもたってもいられず初めて参加した。大
人には原発を許してきた責任がある。バッジを着けるなどして、毎日ほんの少し
でも原発をなくしたい気持ちを表したい。
・さいたま市大宮区の小学校教諭川内治さん(57) 川内原発が「適合」とさ
れたので、反対する一人として今日は来たかった。原発再稼働は、特定秘密保護
法や集団的自衛権の行使容認など安倍政権による一体のもの。みんなの力を合わ
せていかなければ。
・滋賀県甲良町の主婦西沢正子さん(61) 核のごみを処理できないのだから
原発はいらない。命の方が大事。県知事選で「卒原発」を訴えた候補が当選した
のは県民の良識だったと思う。彦根市で毎月11日に参加している脱原発デモで
今日の熱気を伝えたい。>

福島第一の現場で、
7.<正門周辺の大気中の環境放射線量> 毎日新聞 2014年07月20日02時38分
 東京朝刊  
<19日正午現在 1.5マイクロシーベルト毎時?  数値は東京電力のホーム
ページから抜粋  前日は1.5マイクロシーベルト毎時>

8.<福島第一原発 不明略語 戸惑う現場>東京新聞2014年7月19日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2014071902100006.html
<東京電力は福島第一原発で作業ミスやけがを防ごうと、作業拠点にポスターを
張り、防護服にもシールを貼って注意を呼び掛けている。その文面には、
「CBA」「KY」「TBM」など、一見暗号のようなアルファベットが登場す
る。建設現場ではなじみのある言葉もあるが、中にはベテラン作業員や東電本店
の社員ですら知らないものもあった。「なくすんだ! ヒューマンエラー」。作
業員らによると、作業拠点の免震重要棟などの休憩所や廊下の壁には、注意を喚
起するためのポスターが張られている。・・・・
作業員に聞いてみると、「KY」は「空気が読めない」ではなく「危険予知」の
意味で、工具で誤って負傷するなど作業で起こる危険性を事前に把握することを
指し、ほとんどの作業員が知っていた。「TBM(ツールボックスミーティン
グ)」は作業前に話し合うことで、建設系の多くの作業員は理解していた。た
だ、「CBA」となると、ベテラン作業員も「建設現場が長いが、聞いたことな
い」。同僚も知らなかったという。・・・・・・・
ポスターを張り出した東電に聞くと「KYやTBMは発電所でよく使う用語」と
説明するが、CBAについては「分からない。周りの人にも聞いたが、ピンとく
る人はいなかった。ここは現場の人がいないので」(広報担当者)と話してい
る。実はチェック・ビフォー・アクション(行動する前に確認)の略。「一人で
は作業しない」「指さし確認をする」などと同様、作業ミスをなくすための標語
だった。
ベテラン作業員は「福島第一では作業員が増え、現場や作業に慣れていない人も
多くなった。事故発生初期に比べ、現場に緊張感がなくなっている。小さな事故
やミスが重なると、いずれ大きな事故になる」と危機感を抱く。・・・・・・・>
・・・・・事故も起こるはずです、未熟練、しかも放射線を警戒しながらの作業
環境で。

9.<福島第一5号機、また水漏れ 燃料プール配管劣化で多発>朝日新聞デジ
タル?7月19日(土)18時11分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140719-00000029-asahi-soci
<東京電力福島第一原発5号機で19日、使用済み燃料プールを冷やす水の配管
の弁付近から水が漏れているのが見つかった。プールと同じレベルの濃度の放射
性物質が含まれ、東電はプールの水が漏れたと判断した。5、6号機は事故は免
れたものの、最近になって同様の漏水が相次いで見つかっており、弁の劣化や点
検の不十分さが指摘されている。19日午前1時25分ごろ、5号機5階にある
配管の弁を収納した別々の二つの箱(縦75センチ、横50センチ)に水がた
まっているのを東電社員が見つけた。水位はそれぞれ9センチと18センチで、
1立方センチあたり2~3ベクレル程度のコバルト60が含まれていた。この配
管は、別の配管で6日に水漏れが見つかったため使用を中止していた。・・・
・・・・・東電は「故障するまで見抜けず、見方が甘かった点はある。方法の見
直しを検討している」としている。>

10.<飛散防止へ 強化 第一原発>朝日デジタル2014年7月19日09時58分
http://www.asahi.com/articles/CMTW1407180700001.html
●1号機カバー解体へ? 東京電力は17日、近く始まる福島第一原発の1号機カ
バーの解体方法を発表した。昨年の3号機がれき撤去作業では放射性物質が大量
に飛散し、南相馬市の水田などを汚染した可能性があることから、今回はより多
くの飛散防止対策をとるという。・・・・・・解体作業の開始は、作業に使うク
レーンの不具合のため、当初予定の7月中旬より1~2週間遅れる見通しだ。事
前に周辺自治体などに通知するほか、東電のホームページで日々の工程を公表す
ることを検討中だという。有識者らでつくる県廃炉安全監視協議会は17日に第
一原発を視察。「放射性物質の飛散を防ぐ万全の対策と、県民への十分な情報提
供を」と東電に求めた。>
・・・・・・東電もしぶしぶ周辺自治体に通知するとしたようです。

被災地フクシマ、
政府が、
10’.<「原因特定まで説明できない」 がれき撤去飛散で農水省>福島民友
新聞?7月19日(土)10時43分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140719-00010004-minyu-l07
<東京電力福島第1原発で昨年8月のがれき撤去時に放射性物質が飛散し、南相馬
市のコメを汚染された可能性がある問題で、農林水産省と東電は18日、問題発覚
後初めて同市を訪れ、市と農家に経緯を説明した。農水省は「がれき撤去は汚染
源の可能性の一つ」と認めながらも「原因が特定できるまでは、説明すべきでな
いと判断した」と釈明、迅速な情報提供を求める市と姿勢の隔たりが鮮明化し
た。同市で開かれた地域農業再生協議会の席上説明した。・・・・・・・・>
・・・・昨年の8月のことを今でもこの態度、とんでもない。

10”.<農家から批判噴出 農水省謝罪せず 南相馬・基準値超コメ>河北新
報?7月19日(土)10時24分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140719-00000012-khks-l07
<・・・・・出席者からは、粉じん飛散が要因の一つと考えた農水省が東電に防
止策を要請する一方、市に情報提供しなかったことに批判が噴出した。同省の担
当者は「(基準値超えの)原因はいまも不明。森林や土壌からの巻き返しなどほ
かにも可能性がある」などと主張し、謝罪しなかった。
 東電に対しては、飛散させた場合の迅速な連絡を求める声が出た。東電は「当
時、飛散に関し自治体への通報義務はなかった。今後は対策を徹底し、情報提供
にも努めたい」と回答。粉じん監視モニターを新設する方針を示し
た。・・・・・・>
・・・・・何とも、お粗末な回答です。11.<(大熊、双葉両町)用地取得
「地上権」も検討 中間貯蔵で賃貸借との折衷案>福島民友(07/19 10:20)
http://www.minyu-net.com/news/news/0719/news8.html
<県内の除染で出た汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設をめぐり、石原伸晃環
境相は18日の閣議後会見で建設用地の扱いについて、県外搬出までの30年間
にわたり、土地の所有権を地権者が保有したまま、国が土地を利用できる賃借権
の一つ「地上権」を設定するかどうか政府内で検討していることを明らかにし
た。・・・・>

12.<(川俣町)山木屋復興住民自ら 8月上旬までに委員会発足>福島民
報?7月19日(土)9時4分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140719-00000003-fminpo-l07?
<福島県川俣町は、東京電力福島第一原発事故の影響で避難区域に設定された同
町山木屋地区の復興を議論する地区住民の委員会を設置する。山木屋地区に特化
して復興施策を話し合う住民組織は初めてで、8月上旬までに発足する。18
日、町が発表した。 国直轄による住宅除染が8月末までに終了する見通しにな
り、住民帰還や復興拠点づくりに向けての取り組みを本格化させるために組織す
る。これまでは町全体の復興を考える町復興会議に山木屋地区住民が参加してい
た。 委員会のメンバーには行政区長や農業者、商工業者ら合わせて約30人が
就く予定。女性を多く採用する方向で人選を進めている。・・・・・・> 

13.<(南相馬市)不屈の車庫、解体へ 全盲男性手作り、震災にも耐え 帰
還のため更地に??福島・>毎日新聞 2014年07月19日 東京夕刊
http://mainichi.jp/shimen/news/20140719dde041040013000c.html
<福島県南相馬市小高区の国道6号沿いにひっそりと建つ青い車庫が近く解体さ
れる。東日本大震災に耐えた車庫だ。同県いわき市で避難生活を送る全盲の原田
宗雄さん(70)がほぼ独力で完成させた。原田さんは「失明に苦しんだ人間が
造り、1000年に1度の地震と津波でも残った。誰かの記憶に残って」と願
う。・・・・放射性物質汚染対処特措法で、避難区域の全半壊以上の家屋の解体
などは国が行う。原田さんは昨春、車庫を含めた店舗兼住宅の解体を環境省に申
請した。先月下旬に「解体開始」の通知が来た。車庫は困難を乗り越えた家族の
シンボル。幸子さんは昨秋、建設の経緯を著書「寸法のない建築物」(文芸社)
にまとめた。解体が近づくと、けりがつくという思いと、壊したくない思いの
両方が強くなる。だが、帰還のためには更地にしなければならない。夫妻は「前
に進むためには仕方ない」と話す。>
・・・・被災者の一例を伝える記事です。

14.<(南相馬市)福島第1原発事故 南相馬の特例宿泊、319世帯
1033人 きょうから>毎日新聞 2014年07月19日 地方版
記事全文<19日から始まる南相馬市の特例宿泊の申し込みが17日締め切ら
れ、319世帯1033人が申し込んだ。今年5月の特例宿泊の321世帯
939人を人数で上回り、過去最多。今回の特例宿泊は8月17日までで、期間
中も随時申し込みができる。特例宿泊は同市内の避難指示解除準備区域と居住制
限区域が対象で、今回が6回目。申込者の中に独居高齢者が少なくとも25人お
り、同市では孤立死を防ぐために見守りを強化する方針だ。>

15.<(富岡町)富岡高生、震災後初の町訪問 駅舎や学校を見て回る>福島
民報2014/07/18 13:10
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2014/07/post_10374.html
<東日本大震災と東京電力福島第一原発事故のため離れ離れになっている富岡高
の全生徒171人は17日、「富高の集い」で震災以降初めて富岡町内を訪れ
た。町の様子や富岡高校舎などを見て回った。富岡高は現在、福島北高、猪苗代
高、いわき明星大の各サテライト校と、静岡県三島市の三島長陵高に生徒が分散
している。「富高の集い」は、離れた土地で生活する生徒の心を一つにし、絆を
強め、富岡高生であることに誇りを持ってもらうことを目的に震災以降、年2
回、催している。今回の「富高の集い」は15日から17日まで催され
た。・・・・・・>
・・・・人の住んでいない、時間が止まった町。?

16.<世界と比較可能な線量マップ作成へ IAEA専門家チーム>福島民友
(07/19 09:55)
http://www.minyu-net.com/news/news/0719/news5.html
<県との協力プロジェクトを進めるため来県している国際原子力機関
(IAEA)の専門家チームは18日、福島市で会合を開いた。IAEAのミロ
スラブ・ピナック放射線安全・モニタリング課長は作成中の線量マップについ
て、他国の放射線量と比較できる地図にする考えを示した。・・・・・・・・>

17.<(福島)16年ぶり復帰の騎馬武者一家3代 相馬野馬追>朝日デジタ
ル2014年7月20日03時00分
http://digital.asahi.com/articles/ASG7L3TZYG7LUGTB005.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG7L3TZYG7LUGTB005
<国指定重要無形民俗文化財の伝統行事「相馬野馬追」は26日から3日間、南
相馬市を中心に開催される。東日本大震災からの復興を掲げて4年目、東京電力
福島第一原発事故でいまだに避難指示の続く同市小高区から16年ぶりに参加す
る老騎馬武者がいる。酒本俊弘さん(74)だ。
出場予定450騎の中で、酒本家は長男、次男、孫の親子3代4人が4騎を繰り
出す唯一の家族でもある。・・・・・・・「今年は午(うま)年だし、もう最後
になるかもしれない。この夏は馬にまたがる」
 古希を超えた父親のそんな宣言に、弘樹さんも新さんも驚いたが、「一代で事
業を築き上げ、行列の先頭を行く『御先乗(おさきのり)』からみこしの守護ま
で、野馬追の役職をこなしてきた父ならできる」と見守っている。葵さんも「今
度はおじいちゃんと一緒に行列できる」と早朝の馬術練習にも力が入る。「再び
馬にまたがれるなんて、俺自身、半信半疑なんだがな」と俊弘さんはいたずらっ
ぽく笑う。晴れの日に備え、俊弘さんは甲冑、馬具などを100万円以上かけて
新調した。>
・・・・・・外からは観光で見に行きますが、福島では“殿様の祭り”です。

18.<トルコキキョウ再出発 あす原発事故後初出荷 川俣>河北新報?7月19
日(土)6時10分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140719-00000010-khks-l07
<福島県川俣町の山木屋地区で栽培されている特産のトルコキキョウが20日、
福島第1原発事故以来、4年ぶりに出荷される。「希望」の花言葉を持つトルコ
キキョウに、花卉(かき)農家は「古里復興」の思いを静かに重ね合わせてい
る。・・・・・・・・・・・約1200人の住民全員が避難生活を送る山木屋地
区では今春、斉さんを含む8戸の花卉農家が営農を再開した。山木屋産のトルコ
キキョウは週明け、首都圏の花屋の店頭に並ぶ。>

19.<(プロメテウスの罠)4年目の夏:15 戻らないと後悔する>朝日デ
ジタル2014年7月19日05時00分
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11251865.html
<◇No.982
 福島県から避難する人が多い中で、首都圏での職を捨て、Uターンした青年が
いる。 南相馬市出身の伊藤孝介(いとうこうすけ)(32)。埼玉県戸田市に
住み、東京の会社に通っていた。大震災が起きたときは職場にいた。 福島県立
原町高校を出て東京の大学に進み、教育事業の大手企業に就職する。2年後、渋
谷区にある販売促進コンサルタントの会社に移った。商品の売れ行きを伸ばすた
めの企画を考えたり、販促品の製作を管理したり。中国への出張も多かった。そ
んな中での震災だった。 南相馬市原町区の実家は無事だった。家族は2011
年3月14日の3号機の爆発でいったんは郡山市へ避難したが、10日ほどで
戻っていた。伊藤が事故後初めて帰省したのはその年5月だった。・・・・・
・・・・・週末は南相馬に通った。NPOの活動を手伝い、支援物資のパンを
「南相馬市復興夏まつり」や相馬野馬追の会場で配った。
南相馬の人口は7万を超えていたが、事故直後は1万を切ったといわれていた。
行くたびに、復興の人手が足りないと感じた。・・・・・・会社には恩がある
し、昇進も目前だ。でも、自分は故郷の南相馬でやるべきことがあるんじゃないか。
8月、決心する。南相馬に戻って復興の仕事に集中しよう。いま戻らないと後悔
する。福島県職員をしている父の稔(みのる)(58)に、はっきりとUターン
の意思を伝えた。稔は驚かなかった。週末に戻ってくる息子との会話で、大方の
察しはついていた。ただひと言、念を押した。「生活、成り立つのか。甘いこと
じゃねえぞ」>

20.<19日県内各地の放射性物質検査結果・県内13箇所の放射線量量測定
値>福島民報7月20日朝刊紙面
⇒http://www.minpo.jp/pub/jisin_jyouhou/01.pdf
※ここにある数値は、モニタリングポストの周辺が除染された環境にある結果です。
※この紙面は、同じURLで毎日更新されています。
・・・・・紙面に、「県内国有林の放射線量調査結果④終」・・。

21.<(栃木県)【全県】環境放射能の調査結果(原子力規制委発表)>下野
新聞7月19日 17:25
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20140719/1660113
<▼空間放射線量率(19日午後5時。単位はすべてマイクロシーベルト/時。地上
1メートルで測定。宇都宮(下岡本町)のみ高さ20メートル)・・・・・・・>

規制委、
22.<(青森県)東通原発:断層、規制委「説明が粗雑」 東北電に厳しく指
摘 >毎日新聞 2014年07月19日 地方版
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20140719ddlk02040009000c.html
<東北電力東通原発(東通村)の敷地内断層を調べている原子力規制委員会の有
識者調査団は18日、9回目の評価会合を東京都内で開いた。東北電は改めて断
層に活動性はないと説明したが、委員からは「説明が粗雑」などの厳しい意見も
出た。次回会合で、委員同士で断層の活動性についての評価や、議論をする見通
し。前回3月の会合では、東北電は用意した説明を終えられなかっ
た。・・・・・・・・・東北電は6月に、東通原発の安全審査を申請している
が、規制委は敷地内断層についての見解がまとまらない限り、本格的な審査は始
めない方針だ。>

原発施設、
23.<(新潟)柏崎刈羽原発:6号機ベント、本体工事が終了 正常動作を確
認>毎日新聞 2014年07月19日 地方版
 東京電力は18日、柏崎刈羽原発6号機で建設中の「フィルター付きベント装
置」について、装置本体が正常に働くことを確かめる機能試験を行い、本体工事
を終了した。今後、排水設備の設置など周辺の工事を進める。本体工事が終わっ
たベント装置は同原発7号機に続いて2基目。東電はこの日午後2時から、装置
の配管を空気が正常に通るか調べる「通気試験」を実施。配管に窒素を送り込ん
で約2分後に排気口から出たのを確認した。他の試験は16日までに終えたとい
う。フィルターベントは原発事故時に原子炉格納容器の爆発を防ぐため、容器内
の蒸気などをフィルターを通して外部に排出する装置。フィルターは放射性セシ
ウムなどを約1000分の1に減らせるが、ガス状の放射性物質は減らせな
い。>

24.<(新潟)柏崎刈羽原発:潤滑油1000リットル漏れる ディーゼル発電
機>毎日新聞 2014年07月19日 地方版
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20140719ddlk15040068000c.html
<東京電力は18日、柏崎刈羽原発1号機の「原子炉複合建屋」地下1階にある
「非常用ディーゼル発電機B号機室」で、同発電機用の潤滑油約1000リット
ルが漏れたと発表した。漏れは止まり、火災の心配はないという。東電による
と、同日午前11時ごろ、油漏れ現場の真下の地下2階で、作業員が床に油だま
り(約180ミリリットル)を発見。原因を調べた結果、発電機室からの漏れと
分かった。発電機室内に入った運転員が潤滑油タンク(容量92リットル)から
油があふれているのを確認。・・・・・・・非常用ディーゼル発電機は原子炉1
基当たり3台ずつある。漏れたB号機は3台の中で予備機のため、原発の安全に
は問題ないという。>

原発関連施設立地自治体、
25.<(青森県)原発再稼働の判断者「国だが、定かでない」と青森県側が回
答 政権のあいまいな姿勢露呈>Web東奥?7月19日(土)12時6分配信????
記事全文<県議会商工労働観光エネルギー常任委員会で18日、原発再稼働の判断
者は誰かを問われた県側が「国だが、それ以上は定かでない」と回答。再稼働を
志向しながらも責任の所在があいまいな安倍政権の姿勢を表す一幕となった。九
州電力川内原発(鹿児島県)が原子力規制委員会の審査に事実上合格したことを
踏まえて古村一雄委員(無所属)が質問した。天内章司原子力立地対策課長が
「最終的に国が責任を持つということだが、具体的に誰が手順を示し、地元の了
解を得るのかなど、まだ決まっていないと認識している」と回答。八戸良城エネ
ルギー総合対策局長が「新規制基準の適合性審査の最終責任者は原子力規制委員
長で、内閣の責任者は総理大臣だ」と付け加えたものの、明確には答えられな
かった。これに対し古村委員は「呆然(ぼうぜん)とした」と苦笑い。規制委審
査の迅速化を求めた自民党会派委員の発言を持ち出し「わが県の自民党は規制委
ではなく、政府に文句を付けるべきではないか」と皮肉った。>

26.<(青森県)「審査は原発安全を担保したものではない」 青森県に広が
る波紋>デーリー東北新聞社?7月19日(土)9時54分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140719-00010001-dtohoku-l02
<・・・・・青森県はこれまでに、安全確認はあくまで規制委の役割―との姿勢
を貫いてきたが、規制委の責任放棄とも取れる発言に困惑気味。「責任が曖昧
で、県民に説明が付かない」と不信感を募らせる。一方、県内の反核燃団体から
は「県も安全確認に積極的に関与すべきだ」との指摘も挙がっている。「『安全
だとは申し上げない』という田中委員長の発言をどう考えているのか」「一体、
誰が安全性を判断するんだ」・・・・・・・・・・・・・・>

27.<福井県、文科副大臣にもんじゅ改革状況説明要求へ>産経新聞?7月19日
(土)7時55分配信
?http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140719-00000003-san-l18???
<県原子力環境安全管理協議会(安管協)が18日、敦賀市吉河の福井原子力セ
ンターで開かれた。杉本達治副知事が日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「も
んじゅ」(同市)の組織改革について桜田義孝文部科学副大臣に説明を求める意
向を示した。この日、杉本副知事のほか原発立地の首長、県議、原子力規制庁の
職員らが出席。・・・・・・>

28.<(島根県)島根原発:事故時のヨウ素剤配布、松江で検討委 >毎日新
聞 2014年07月19日 地方版
記事全文<原発事故時の甲状腺被ばくを防ぐ「安定ヨウ素剤」の配布・服用に関
する検討委員会がこのほど、松江市内のホテルであった。中国電力島根原発(松
江市)の予防防護措置区域(PAZ=5キロ圏)と緊急防護措置区域
(UPZ=30キロ圏)ごとの配布案などが県から示された。県によると、
PAZ内では医師が説明した上で、ヨウ素剤にアレルギーがある人や3歳未満の
幼児を除いて事前配布する。UPZ内は対象者が多いため医師による説明会はせ
ず、事前配布の体制を整えるとした。委員からは「学校で教職員が児童生徒に服
用させる場合は学校医の協力は得られるのか」「事前配布した場合、服用期限の
切れたヨウ素剤をどうやって更新するのか」などの質問が出た。>

原発周辺自治体、
29.<(滋賀県)「卒原発」滋賀知事誕生の影響は 福井県内首長や県議が注
視>福井新聞(2014年7月19日午前7時20分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/52416.html
<福井県に隣接する滋賀県知事選で「卒原発」を訴え初当選した三日月大造氏
(元民主党衆院議員)が20日に就任する。福井県内原発の再稼働に向け原子力
規制委員会の審査が進む中、三日月氏は、事故時の避難体制が不十分なままで再
稼働は認められないと主張している。福井県内首長らは「規制委の審査がクリア
すれば粛々と判断する」(野瀬豊高浜町長)と平静を保つが、三日月知事誕生を
受けた電力消費地・関西の動向を注視している。
■協定、立地並み要求・・・・・・・・
■避難体制構築が鍵  2012年の大飯3、4号機の再稼働時には嘉田知事ら
で構成する関西広域連合が慎重姿勢をとり、福井県内の同意手続きが一時膠着
(こうちゃく)状態に陥った。共産党の佐藤正雄県議は「大飯原発の運転差し止
め判決の影響もあり、2年前のように関西の首長が懸念を訴える可能性は高い。
国や県が再稼働を強行すれば、関西住民らの批判の声は高まるはずだ」とみる。
一方、三日月氏の「原発事故時の避難体制が不十分なままで再稼働は認められな
い」という姿勢に注目するのは、民主党県連の野田富久県議。「広域避難や安定
ヨウ素剤配布などの課題が山積している中、見切り発車で再稼働へ動きだすと、
福井は滋賀や京都と厳しい関係になる。三日月氏は再稼働条件として本県に対し
避難体制に関する協議を求めてくるはずで、県が正面から取り組むかが鍵にな
る」と強調した。>

30.<(鳥取県)川内原発:再稼働「合格」で知事「十分に地域の声を」 毎
日新聞 2014年07月19日 地方版
記事全文<九州電力川内原発の1、2号機が再稼働に向けて原子力規制委員会の
審査に「合格」したことについて、平井伸治知事は18日の知事会見で「審査を
通ったから後は、再稼働、安全だ、ということではなく、地域の声も十分聞いて
もらう必要がある」と述べた。平井知事は「厳正に審査する重要性は評価する」
としつつ、中国電力島根原発(松江市)を念頭に「政府には周辺を含めた自治体
の意見を聞いてほしいと再々申し入れしてきた。(再稼働までの)最終段階では
立地自治体だけではなく周辺地域の意見も聞きながら判断するという仕組みが必
要になる」と話した。>

31.<(北海道)青森・大間原発:建設差し止め訴訟 原告側意見陳述、次回
以降に延期 >毎日新聞 2014年07月19日 地方版
記事全文<Jパワー(電源開発)が青森県大間町に建設中の大間原発をめぐり、
函館市民らでつくる市民団体「大間原発訴訟の会」(竹田とし子代表)がJパ
ワーと国を相手取り、建設差し止めなどを求めた訴訟の第13回口頭弁論が18
日、函館地裁であった。原告側は、関西電力大飯原発の再稼働を認めなかった福
井地裁判決(5月12日)と大間原発訴訟との関連性などについて意見陳述する
ことを申し入れていたが、鈴木尚久裁判長は原告側の意見陳述が1年以上続いて
いることなどから、次回(10月17日)以降に延期した。>

参考記事、
32.<原発再稼働に関する自治体アンケート>毎日新聞7月19日  (円グラ
フあり)
http://mainichi.jp/select/shakai/saikado/
<毎日新聞は6?7月、原発から30キロ圏の全135市町村にアンケートを実
施。原子力規制委員会による審査を経た原発の再稼働の是非や、その判断をする
自治体の範囲、防災も再稼働の基準にすべきかについて聞き、134市町村から
回答を得た。回答を、原発が立地する13地域(福井地域のみ福井県内の4原発
の周辺市町村)に分けて紹介する。>
・・・・一昨日の14.の記事、昨日13.の関連記事の関連記事です。

33.<(原発再稼働を問う:2)痛み忘れたムラ、公然と圧力2014年7月19日
05時00分
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11251872.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11251872
<原子力規制委員会で、電力会社にとって厳しい指摘を投げかけてきた委員の島
崎邦彦は、9月の任期切れで再任されないことになった。次期の委員人事が示さ
れる2週間あまり前、自民党内には「島崎降ろし」の声が渦巻いていた。5月9
日に党本部であった「原子力規制に関するプロジェクトチーム」。原発のある地
域から選ばれた議員らが並ぶ会合に、規制委を支える原子力規制庁の幹部が呼ば
れた。
「敦賀の判断が性急だ。島崎氏が1人で考えている」。福井県選出の議員は、地
元の敦賀原発の廃炉につながる活断層の判定に不満をあらわにした。別の議員も
「(5人の)委員構成が偏っている」と規制委の厳しさを問題視した。島崎は地
震予知連絡会長を務めた地震学者。現地調査や専門家の議論を踏まえた判定だっ
たが、政調会長代理で座長の塩崎恭久は「原子力規制の経験がない。経験を持っ
た人にしなければならない」と断じた。事実上の更迭要求だった。そもそも規制
委の発足前、より独立性を高めた委員会にし、政治介入を防ぐよう民主党政権に
迫ったのは自民党だった。
「島崎さんの続投を望んでいた」。規制庁幹部はこう本音を漏らす。原発審査の
継続性を重視したい役所の事情があった。だが、批判が渦巻くなかで、島崎は2
年で退くとの当初の意志を変えなかった。官邸から事前に人事案を示された規制
委側も拒まなかった。田中知の専門は放射性廃棄物で、人材を求めていた分野で
もあった。「結局、与党の思う通りになってきている」。別の幹部は、あきらめ
混じりにこう漏らした。9月の委員交代と前後して、各地の原発の審査がヤマ場
を迎える 

34.<(記者有論)東電原発事故対策 「11兆円の請求書」説明を 小森敦
司>朝日デジタル2014年7月19日05時00分
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11251768.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11251768
<「11兆円の請求書」が私たちに回されようとしている。 東京電力福島第一
原発事故によって生じた対策費用のことである。そのかなりの部分が、私たちの
電気代や税金から賄われることになりそうなのだ。対策費の総額については、立
命館大学の大島堅一教授と大阪市立大学の除本理史(よけもとまさふみ)教授
が、損害賠償(約4兆9千億円)や除染(約2兆5千億円)など、個別の項目を
積み上げ、少なくとも11兆円にのぼると分析した。この費用は誰が負担すべき
なのか。3年前のあの原発事故は「人災」だった。国会の事故調査委員会は、
「何度も地震・津波のリスクに対応する機会があった」と東電の対策の不備を厳
しく指摘した。まずは東電がこの費用を負担するのが当然だが、実際には、東電
の負担はわずかで、きちんとした説明がないまま、電気利用者
や国民への転嫁が進んでいる。
たとえば経済産業省が2011年10月の会計規則の変更で、電気料金の原価に
含めることを認めた「一般負担金」。これは、原子力損害賠償支援機構が東電に
用意した賠償資金を賄うため、東電と他の電力会社が機構に返すお金だ。関西電
力は13年5月の値上げの際に、一般負担金を原価に算入。大島教授の推計だ
と、平均的な家庭の月額電気料金7301円のうち、65円になる。関電の利用
者で、この負担についてしっかり説明を受けた人はいるだろうか。同様に、北海
道、東北、東京、中部、四国、九州の電力各社も、すでに負担金を原価に算入し
ている。東電管内に住む筆者も払う。東電の経営幹部らが地震や津波への対策を
先送りした結果とされる事故の代償を、なぜ私が負わないといけないのか。
昨年11月、安倍政権は事故対策で「国が前に出る」と、東電任せの対応の転換
を表明した。費用負担という面からみると、国庫に入れるべき機構保有の東電株
の売却益を除染にあて、電気料金に上乗せした税金を原資とする特別会計を中間
貯蔵施設の建設に使う、というものだ。
適切な指導や監督ができなかったという国の責任を認めたうえで国費を投入する
というのならまだ理解できる。だが、そんな説明を政府から聞いた記憶はない。
結局、節操もなく「取りやすいところから取る」ということか。
政府は「11兆円の請求書」をしっかりと説明するべきだ。原発はひとたび事故
が起きれば、膨大なコストが後からかかる。原発を再稼働しようというのなら、
なおさら、そうした負担を、表に出さなければいけない。>

今朝の西日本電子版に、
35.<サガハイマット 期待大きく 一般公開 国内外から1200人>西日本
電子版2014年07月20日 03時00分 更新
http://qbiz.jp/article/42308/1/
<佐賀県鳥栖市の九州国際重粒子線がん治療センター(サガハイマット)が19
日、一般公開された。昨年6月の開院後初の公開で、九州北部を中心に約
1200人が集まった。東京や韓国からの参加もあった。センターは、光の速さ
の約70%に加速させた炭素イオンをピンポイントで照射することでがんを治療
する。治療を受けた人は6月末で267人となり、開院から1年で200人とし
ていた目標を上回った。公開されたのは、照射する「治療室」や炭素イオンを加
速させる機械「シンクロトロン」など。参加者は20人ほどのグループに分かれ
て見て回り、説明を受けた。・・・・・・・>
・・・・この施設、次の二つの記事いあるように、九電の寄付金をあてにしている、

35’.<【九電 九州考】地域は変われるか(6)>西日本電子版2013年06月
02日 03時00分 更新
http://qbiz.jp/article/18310/1/%E3%82%B5%E3%82%AC%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%88/
<7、8年前といえば、佐賀県知事の古川康が玄海原発(佐賀県玄海町)で全国
初のプルサーマル(使用済み核燃料から取り出したプルトニウムなどを再利用す
る発電)導入に同意した2006年と重なる。当時松尾は九電社長。九電がハイ
マットに39億7千万円の寄付を決めたのは10年のことで松尾は会長になって
いたが、この日、その意思決定をしたのは「実質は私」と記者団に明かした。ハ
イマットへの九電の寄付は、九電が原発停止に伴い赤字経営に陥ったことで支払
いが遅れている。だが松尾は「協力がダウンしないように監視していく」と話
し、現経営陣ににらみを利かせて全額納付する考えをあらためて強調してみせた。>

35”.<佐賀県議会、知事にも抗議要請 九電相談役の発言めぐり>西日本電
子版2013年06月12日 03時00分 更新
http://qbiz.jp/article/18815/1/%E3%82%B5%E3%82%AC%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%88/
・・・・・松尾元会長が、原発さえ稼働すれば、すぐに寄付金を生み出せると
言ったいわくつき施設です。忘れないようしましょう。

今朝届いた西日本新聞朝刊紙面では、24面上方に、35.の記事があります。
今朝の紙面は以上です。

昨日のしんぶん赤旗3面上方に、九電本店前ひろば代表の青柳さんの安倍暴走政
権に関するコメントと写真が掲載されていました。

今朝は以上です。(7.20.4:22)※昨日、この日付を間違っていました。 
※この新聞記事紹介は次のフェイスブックにも毎日貼り付けています。
⇒https://www.facebook.com/yasuyuki.funatsu?ref=tn_tnmn

★ 味岡修 さんから:
経産省前テントひろば1042日 テント日誌 
7月18日(金)裁判傍聴編商業用原発停止303日

テント裁判傍聴記1 ヘミング味岡(藤沢市)

 ン十年まえ直接的民主々義というものを知ってから, 世の中で行われている
手続き的民主々義に関心を失った。
テントは前者に属しテント裁判は後者に属する。だから これまで傍聴の動員に
は毎回応じてきたが,自分が傍聴
席に座りたいとは思っていなかった。
 今回の法廷では被告側による5/21の福井地裁判決の 評価(詳細な)が行われ
た。この判決については(私は
ミステリーチャンネルをよく見るのだが)BBC制作のドラマにあるような名判決
だと思っていた。同様に今年
になってからは静岡地裁の袴田事件判決(2014.3.27.)というものもあった。
最近知ったことだが【問題】イギリスに憲法はあるか ?【正解】憲法はある
が,憲法典はない。それでいて良
質なコモンセンスに支えられた判決が行われるのだそうだ。         

ひるがえって【問題】日本国に憲法はあるか?【正解】立派な憲法典はあるが,
憲法はないに等しい(笑い)
 報告集会の後,アルコールも入った場で私の周辺で話 題になったことは,①福
島原発周辺の汚染区域に高齢者
が入植し村作りをする案,②原発内東電社員による第二 組合結成策動案など。
手続き的民主々義が闘われている
中にも「成り行き的自由の追求」はあり得るのだった。

テント裁判傍聴記2  西島延大
私の知人にテント村の住民がいる。彼も私も70歳を過ぎている。ここまで歩ん
できた人生の道程は全く異なる。私の場合は当時、多数のサラリーマンが歩んで
きたごくごく当たり前の人生だと思う。日本がすべての分野で右肩上がりの中少
しは日本の経済発展に寄与したのではないかという自己満足の世界で今日をむか
えた。しかし定年退職し会社から解き放され周りを見渡した時、会社以外のこと
になんと無知であったかを改めて知りました。異なる電車に乗り換えたとき車窓
から見える景色の違いに喜んでみたり、楽しんでみたり、怒ってみたりしてそれ
が今では生活の一部に組み入れられています。しかし、私の知人は学生時代から
ぶれることなく同じレールを走り続けている、これは中々出来ることではない。

今まで従順に従ってきた「権力」に対し、縛りを解かれ冷静な常識に戻った時に
その「権力」対する不信と反発が出てきた。特に3.11以降の国や官僚(行
政)に対する反発は強まった。それが抗議集会に参加させる動機になっている。
そんな訳で、テント村裁判も第2回から参加しているが籤運が悪く今まで2回し
か傍聴できていない。後の報告集会には参加している。が第7回は傍聴できまし
たので傍聴記をまとめてみました。

・傍聴記
法廷の枠の中には、原告の国側11名、被告側14名の出席者。14時より少し
遅れて始まりました。冒頭、裁判長は「傍聴の方は拍手したり、大声を出したり
しないでください」と云われたそのあとすぐに被告のFさんが「裁判長質問です
が、笑うのはどうですか」と質問しましたがそれには裁判長も明確に答えず口を
濁して口頭弁論に入りました。

先ず河合弁護団長の陳述から始まりました。
河合団長は5月21日の福井地裁の判決から説き起こし、このテント裁判の関連
を分かり易くしかも論理的に説明され傍聴者にもなるほどと納得いくものでし
た。即ち福井裁判の判決では憲法13条に基づく「人格権」を重視したことと
「国富論」の正しい解釈がなされた。これらは科学的な迷路に入らずに、しかし
科学的な論証で判決が下されていて素晴らしい。このことはテント広場が当初よ
り主張していることが裏づけられた判決である。そしてさらに50年以上安心、
安全だと云ってきた国、即ち経産省と東電の責任は重大である、この訴訟は権利
の乱用であり直ちに取り下げるべきである。

次に浅野弁護士がテントの占有者を2人の被告に決めつけようとすることに対し
ての反対陳述をしました。占有権限についての事実関係の詳細を被告側が提出し
ているにも関わらず国側はその認否をしようとしないで、あくまでも2人の被告
が占有している事にしようとしている。そうではないとこの詳細を陳述された。

更に元弁護士会会長の宇都宮徳馬弁護士が意見陳述された。
このテント活動は憲法21条の表現の自由を保障するにあたる。これを訴えるこ
とは職権の乱用にあたる。と陳述された。

次に被告のMさんとFさんが最近のテントの状況や石原環境大臣の発言に対し福島
の女性の環境省へ抗議がされたことの報告があり、世界が注目するこのテント訴
訟の取り下げを訴えられた。途中国側は占有者の確認の質問がなされたが、浅野
弁護士が提出している陳述書を読み認否をするようにと解答された。
以上が傍聴の概要です。

・傍聴後記
被告側からの意見陳述はすべて納得させられるものでした。特に福井地裁の判決
は一つの大きな潮目が変わる予感がします。今やこのテント村が日本の脱原発の
シンボリックな存在です。これからも傍聴し続けます。

テント裁判傍聴記3  テント金曜当番 上村信一
 7月16日午後2時から若干遅れて開廷。前回公判からの流れで我が弁護団長で
ある河会弘之弁護士の弁論からスタート。

河会弁護士は、先の5月21日の福井地裁判決理由10のうち9つは全国の原発につい
て当てはまるもので、日本の全原発を禁止する内容となっており、テントに結集
する人々の言っていることと同一であり、この地裁判決によって正当性が裏付け
られた。また、国民の人格権を広範に傷つける深刻な原発事故を引き起こした責
任は、国策という名のもとに50年に亘り原発の推進をした経産省にある。その責
任ある経産省が、正当性のあるテント発言者に対しての不当な訴訟であると主
張。加えて、福井地裁判決を引用し、基準地震動を超える地震が5回も原発で発
生して、耐震性に根拠がなく信頼性がない。

 福井地裁判決は、科学技術論争の迷路に入っていない特徴がある。
さらに、国富論と公害の問題に言及し、国は、原発稼働が電力供給の安定性、コ
ストの低減につながると主張するが、多数の人々の生存そのものに関わる権利と
電気代の高い低いという問題を並べて論じるような議論に加わり、議論の当否を
判断すること自体、法的には許されない。原発停止で多額の貿易赤字が出るとし
ても、豊かな国土に根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻
すことが出来なくなることが国富の喪失だと倫理的な反論をしていると主張。

 公害問題では、原発事故こそ史上最大の公害である。 CO2をとるか放射能被
曝をとるかは比較にならないと述べて弁論を終えた。

 次に浅野史生弁護士から、第二、第三テントの設置から、今日に至る事実関係
の詳細な弁明があり、第二テントは、原発いらない福島の女たちによって設置さ
れ、抗議と座り込みの拠点として使用されてきた。 第三テントは、平和と民主
主義を目指す全国交歓会、略称ZENKOが設置し、テントに於ける抗議行動の
共用テントとして使用されている。
 このような経緯から、第二、第三テントについて本件被告人、正清、渕上の支
配権が及ばないことは明らかであると主張。 

 また、第一テントは、本件被告2名のほか、20名の人達が私も占有者であると
名乗り出ており、正清、渕上の2名だけが占有者ではない。この事実関係の認否
を国側に求めた。

 続いて、弁護団副団長の宇都宮健児弁護士から、戦争以外で個人的な財産権、
人格権が奪われることは原発事故以外に考えられない。テント撤去は、基本的人
権を損なうものであり、訴権の濫用であるから、本件訴訟は取り下げるべきであ
る旨の論述がなされた。

 次に被告人の論述に移り、正清さんは、安倍首相は多くの原発被災者を切り捨
てるつもりなのかと問いたい。原発被災者のことを思うと強い怒りを感じる。
テントには、海外からも多くの来訪者があり、また、海外メディアの取材も多数
ある。彼等は異口同音に頑張ってくださいと言う。これらのことから、脱原発の
運動がテントの存在を通して広く海外にまで訴えることが出来る重要性を主張した

続いて、渕上さんが、今後、原子力安全委員会が適合審査の合格証を出す、それ
を受けて、政府が原発の再稼働を推進し、地元立地自治体が協力するとなると、
一体誰が原発の安全性の責任を負うのか、誰も責任を負わないではないか。 原
発政策を進める国、立地自治体、原子力安全委員会は、日本にある全原発の再稼
働を事実上禁止する福井地裁の判決を真摯に受け止めて貰いたい。 私達は、今
後も全原発の廃炉と再稼働に反対の抗議をテントから発信し、多くの市民と共に
政府に訴えていくと論述した。

 被告人側の弁論が終わったことで閉廷かと思ったとき、被告人を正清、渕上の
二人に限定して訴訟を進めたい国側が突如として浅野弁護士が求めた事実関係の
認否をせずして、占有権原の有無を被告弁護側に求めた。

 これに対し、浅野弁護士が顔色を変えて、まず、事実関係の認否をせよ。占有
権原は法律論となるので、事実関係を確認しないことには、法律論には入れな
い。占有権原は当然有する。内容については次回述べると発言の後、裁判所、原
告の国、被告弁護団と事実関係の認識の確認のやりとりがあり閉廷した。

全般的な印象としては、村上正敏裁判長の丁寧な審理の進め方に敬意を表した
い。 それに対して、国側の汚さには、辟易するような嫌悪感を抱いた。 次回
公判は10月14日午前10時30分から、103号法廷で行われる。ぜひ、皆さんのご参
集をお願いしたい。     

★ 坂井貴司 さんから:
 在特会の跋扈、嫌韓、嫌中の氾濫、「本音を言ってなにが悪い」の風潮の蔓
延、政治家、官僚、マスコミの質の劣化が目に余る今こそ再評価されるべき政治
学者です。

 日本の政治風土を綿密に分析して「無責任の大系」と喝破し、民主主義を「永
久革命」ととらえ、自律した個人の確立と、他者を認め合う「他者感覚」の重要
性を訴え続けた丸山真男です。

 戦後日本の左右両陣営に大きな影響を与えると同時に、激しい批判を浴びてき
た丸山真男を見つめる番組です。

 NHK教育 日本人は何をめざしてきたのか
 「第3回 丸山眞男と政治学者たち」
 http://www.nhk.or.jp/postwar/program/schedule/ 
 放送日:7月26日(土)午前0時00分~午前1時30分(再放送・金曜深夜)

★ 井上澄夫 さんから:
防衛省・沖縄防衛局によるブイ設置強行が迫っています。琉球新報は「22日に
も」と報じています。〈へのこ状況〉の緊迫に対応し、当面は辺野古新基地建設
をめぐる情報にしぼって配信します。

7・19付2県紙・社説は〈へのこ状況〉に正面から対応しています。
 ◆社説[辺野古緊迫]強権発動は許されない 7・19 沖縄タイムス
社説結語を紹介します。
 〈埋め立てを承認した仲井真弘多知事は、18日の記者会見で、辺野古の新基
地建設への反対運動を念頭に「そう簡単ではない、と前にも申し上げた。今で
も」と述べた。県民の生命、財産を守るべき知事の責務を忘れた人ごとのような
発言だ。

 米軍統治下、基地建設のため住民は米軍の銃剣とブルドーザーによって暴力的
に土地を接収された。新基地建設は、日本政府による現代版の「銃剣とブルドー
ザー」である。強権的に沖縄の軍事要塞(ようさい)化を進めるのは許されない。〉

◆社説・辺野古掘削許可 民意無視は許されない 7・19 琉球新報
 社説後半を抄出します。
 〈防衛局は海上の9地点に単管足場を組み、水深の深い12地点にはスパット
台船で海底の掘削調査を実施する。調査期間は140日間を予定している。それ
以外に抗議行動を排除するためのブイの設置工事もある。
県の許可が妥当か、環境行政との整合性は取られているのか。それを判断する
ためにも、県には掘削調査の「影響が軽微」となる根拠を明らかにする責任がある。
県民の多くが辺野古移設に反対している。沖縄の将来を左右する新基地建設に
向けた掘削調査である。県は即座に掘削調査申請の関係文書を開示するべきである。
しかしながら県にはその極めて当然な要求に応える誠実さが感じられない。
県議会の喜納昌春議長の資料提出への協力依頼にさえ応じていない。行政の
チェック機関たる議会の要求に応えるのは当然である。にもかかわらず提供しな
いのはいかがなものか。
県は不開示の理由を当初「県の意思決定の中立性が不当に損なわれる恐れがあ
る」としていた。それが掘削調査許可後は「事業の適正な遂行に支障を及ぼしか
ねない」と防衛局側に立った理由に変わった。これでは申請を審査する側の県
が、事業側の国と協力して辺野古移設を推進していると言われても仕方ない。
県外移設を追求していた県が国と二人三脚で辺野古移設に邁進(まいしん)す
る状況は、多くの県民にとっては悪夢に映る。これ以上、民意の重みを無視する
ことは許されない。〉

次の諸記事は安倍首相の焦りと、安倍の命令に基づく警備態勢の強化を伝えてい
ます。
◆辺野古ブイ設置、首相「急いでやれ」 防衛省幹部を叱責 7・19 
琉球 新報
 ◆海上で逮捕権行使も 県警、辺野古の移設作業 7・19 琉球新報
 ◆大規模調査実施、辺野古10日ぶり 沖縄防衛局 7・19 琉球新報
 ◆辺野古新基地、周到に準備 危険性増す可能性 7・18 沖縄タイムス
 怒鳴りまくれば新基地建設を早められるという安倍の傲慢さに痛撃を加えま
しょう!

------集会等のお知らせ------

●<1000日目記念冊子希望先●
※<福岡・九州集会>反原発運動1000日の激動の歴史。
一冊 ワンコインカンパで500円です。
送料は何冊でも無料です。
冊子ご希望の方は、〒住所氏名電話番号、冊数を
青柳 y-aoyagi@r8.dion.ne.jp まで。

●「きみへ」 さよなら原発!●
http://youtu.be/kCyPiK48E00
音声と画像(池田@中津・作)★九電本店前ひろば★紹介。

●ストップ川内再稼働!8.31川内行動● 
第二回実行委員会
日 時: 8月2日(土)13:30~
場 所: (鹿児島薩摩)川内文化ホール 2階会議室
   地図:http://tinyurl.com/nhlcswd
  〒895-0054 薩摩川内市若松町3-10
    ℡:0996-22-5211
 呼びかけ:原発いらない!九州実行委員会

●ストップ川内再稼働!8.31川内行動●
-- 鹿児島・川内原発再稼動を止めることが全国の原発再稼動を阻止する--
   8/31 川内に行こう! 全九州、日本、韓国・台湾から 結集!
日 時:8月31日(日)13:00 集い

● 小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)さん講演会 ●
日時: 9月26日(金)開場18:00 / 開始18:30
場所: 福岡市立中央市民センターホール 
住所: 福岡市中央区赤坂2丁目5-8 tel092-714-5521
    地図:http://tinyurl.com/ll3slxq
主 催:さよなら原発!福岡
    原発とめよう!九電本店前ひろば
   「原発なくそう!九州玄海訴訟」福岡地区原告団・弁護団
参加費:800円、避難者の参加費は400円。
連絡先:原発とめよう!九電本店前ひろば(080-6420-6211青柳)

● 「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
10月10日(金)午後2時 地方佐賀裁判所
原告総数 原告総数 8219名。(7/18現在)
  ホームページ: http://no-genpatsu.main.jp/index.html

● 玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会 ●
http://www.facebook.com/genkai.genpatsu

○-----------------------------○
★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
  午前10時から午後5時。(土・日曜・休日は閉設) 
    ♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
 場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
    地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
   ★☆ (ひろば・テント080-6420-6211青柳) ☆★
    <facebook、twitter、ブログ等で拡散よろしく>

************************
〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
aoyagi@tent-hiroba.jp
y-aoyagi@r8.dion.ne.jp
************************



 『 7・22 佐賀県にオスプレイ基地・反対行動 』

 『 7・22 佐賀県にオスプレイ基地・反対行動 』へぜひ参加してください。
    戦争状態になれば、 原発+ミサイル・・・佐賀県は終わりになりかねません。 
  

    22日(連休明けの火曜日)午前8時から (副大臣が来るのは9時の予定です)

   集合 佐賀県庁正門前


 みなさま

 杉野(さよなら原発!佐賀連絡会)です。

『 防衛省が、2015年度から自衛隊に導入する方針の新型輸送機オスプレイを佐賀空港(佐賀市川副町)に配備する方向で検討。

 同省は武田良太副大臣を佐賀県に派遣し、22日に古川康知事と協議入りする』と報道されています。


 オスプレイ基地に反対するのはもちろんですが、軍事基地は玄海原発をますます危険にします。

 ぜひ、いっしょに反対してください。皆さんに呼び掛けてください。

 反対行動は最初が肝心なので、たくさんの人で佐賀県庁を取り囲みましょう。

 (正門前が無理な人は、お堀の周りで遠巻きに参加されても歓迎です。

 たくさんの佐賀県民がオスプレイに反対していることが、副大臣に伝わればよいのです。)

 そして、マスコミが報道してくれてあるいはツイッターで、たくさんの人がオスプレイに反対していることを佐賀県民が知れば、また多くの佐賀県民が自分の問題として考えてくれることにつながるでしょう。

 ぜひ、頑張りましょう。


  お手製のプラカードや横断幕を作ってみてください。

  アピールは自由です。音は大きすぎるものはやめてください。

   簡単なプラカードの作り方

   パソコンでプリントできる人は、フォントサイズを500から600ぐらいにして字を打ち出すとA4サイズに1字になりますから(もっと大きくしたい人はコンビニでA3に拡大する)それをのりでつなぎ合わせる、裏にもう一枚紙を糊付けすると横断幕、段ボールに貼るかすればプラカードで丈夫になります。墨汁や絵の具、クレヨンで色付けるのも可能です。(インクがもったいない人は薄く印刷して、墨汁や絵の具を塗る。紐をつけて持ちやすくする。雨対策はビニールをかぶせる等工夫できます)


 文は自由です。例えば、
 
 「オスプレイ反対!県民』「ふるさとを守ろう!」「軍事基地化は許されない!」「原発はオスプレイでますます危険!」とか 

ぜひ、拡散してください。


【修の呟き日記】②

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【修の呟き日記】②
 先の「修の呟き日記」でお伝えしました、25歳男性に身体障害者枠でいったん合格通知を出した後で、不採用にした佐賀市に対して、「障害者(児)の生活と権利を守る佐賀県連絡協議会」が先日、「基本的人権を逸脱した処遇」などとする抗議文を送りました。
 抗議文は、今回の市の対応が憲法の基本的人権を無視し、障害者の能力を正当に評価し正当な職場を与えるよう事業主に求めた「障害者雇用促進法」や、障害に基づく差別を禁じた「障害者権利条約」に反すると指摘しています。18日付佐賀新聞によると、「この抗議文のほかにも、市の対応を疑問視する電話やメールが少なくとも6件寄せられた」そうです。
 また、同日付佐賀新聞「ひろば 読者の声」欄には「『身障者を解雇』に憤り」という佐賀市の女性の投書が掲載されていました。女性は「単に採用方法だけの問題ではなく、障害のある若者の社会参加への意欲を摘むばかりでなく、人権にかかわる問題だと思える。しかも、4月から2カ月間を試用期間として、非常勤職員として採用し、その後、『採用を見送らせてほしい』と解雇したのである』と指摘し、「今年1月、遅ればせながら、日本は『障害者権利条約』の批准国となり、障害のある人の「完全参加と平等」に向けて歩き始めたばかりである。今度のことは『道遠し』の感がしてならない。特に市政に携わる人たちには猛省を促したい」と、訴えています。
 「障害者(児)の生活と権利を守る佐賀県連絡協議会」は17日、佐賀県に障害者別採用枠制度の拡充を求める要望書を提出しました。この場で、佐賀市の障害者解雇問題を取り上げ、「県では、このようなことが起きないようにしてほしい」と申し入れました。
(新聞記事はいずれも7月18日付佐賀新聞です) 

【修の呟き日記】①

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【修の呟き日記】①
 自衛隊に2015年度から導入する、嫌われ輸送機オスプレイをなんと佐賀市の佐賀空港に配備する検討を防衛省が検討している、というとんでもない話が突然持ち上がっています。
 佐賀空港建設に対しては、環境や採算性、軍用転用などに疑問を抱く地元漁民や県民の反対が強い中で建設が強行されました。このため1990年3月に県が地元漁協と結んだ公害防止協定書の中で「佐賀空港を自衛隊と共用する考えは持っていない」とする一文を入れ、軍用化の歯止めがされました。
 古川康佐賀県知事は22日の防衛省との協議に応じる考えで、玄海原発再稼動問題と同じような対応をするのではないかと危惧しています。オスプレイ配備に反対する市民は22日早朝から、県庁前などで配備に反対する行動を計画しています。ぜひ多くの県民に参加してほしいとおもいます。
 今日(19日)、共産党副委員長の小池晃さんを迎えての講演会に参加したのですが、資料の中に早速、オスプレイ配備反対の署名用紙が入っていました。

☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1186日目報告☆

青柳行信です。7月19日。
-- 鹿児島・川内原発再稼動を止めることが全国の原発再稼動を阻止する--
   8/31 川内に行こう! 全九州、日本、韓国・台湾から 結集!
        私たちの人生の一日はこの日に!

※ 子や孫に美しい地球を! 
私のエネルギーの根源、四番目の孫 洸太郎。一歳三か月。
http://tinyurl.com/p54uh6j

※<福岡・九州集会>反原発運動1000日の激動の歴史。
『1000日目記念誌冊子』7/18
舩津康幸さん2冊。原口和子さん10冊。柳沢哲哉さん1冊。
・・・・・
一冊 ワンコインカンパで500円です。
送料は何冊でも無料です。
冊子ご希望の方は、〒住所氏名電話番号、冊数を
y-aoyagi@r8.dion.ne.jp まで。
<私のフェイスブック>
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004132171448

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1186日目報告☆
呼びかけ人賛同者7月18日3507名。
原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】7月18日3名。
  柳沢哲哉 小川威亜 古庄幸助
★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
 <ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです。>

★ 横田つとむ さんから:
青柳さん
暑い一日でした。
18日の金曜行動
みんなのリレートークは 昨日の「原子力規制委員会」の決定に向けての批判で
した。
みんなで反対の声をあげましょう。
あんくるトム工房
原子力推進委員会  http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/3105

追伸
本日から島根県の山間部に入りますので、ブログは3日間お休みします。
どこかで つながったら メールします。

★ 橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから:
☆安重根の小指を断ちし決意見る 志高き「義挙」と知るべし
      (左門 7・19-723)
※2度目の記念館訪問である。日本の教科書では「暗殺」とあり、実行者は「暴
徒」という印象のあままに終わらせられている。重根の残した文章・書道を見
て・読むにつけて、志操高く教養の深い人格者であることを教えられる。日本の
教科書などはこの偉大なる人物を「暗殺」のテロリスト同然に扱ってはならな
い。伊藤博文が個人ではなく「神権天皇制軍国主義」の推進者として、朝鮮半島
と人民に何をしたかを克明に描く出すべきである。「ヘイトスピーチ」は、我ら
少国民が「ルーズベルトのベルトが切れて、チャーチルちるちる国が散る」とは
やし立てさせられた時代の精神の後進性と低劣性の外の何物でもないことを知る
べきである。

★ 「川内の家」の岩下 さんから:
ニュース16号を配信します
http://tinyurl.com/mst66uh
今日から「福島の女たち」の応援を求めて、県内10市町の「辻説法」
キャラバンがスタート。
17号では前半のご報告をのせられるかな?

★ 舩津康幸 さんから:
おはようございます。
昨日、福岡に来ていた安倍首相が、「川内再稼働」何とかすると経済人に返答し
たそうです、政治判断しないといてきた人が。(3.の記事)
今朝も川内(せんだい)原発の記事が多くある中で、先に次の二つの記事からは
じめます。 ※今朝も一部地域の検索はできていません。

1.<「津波が原因で電源喪失」 福島第1原発事故で規制委が報告書>産経新
聞7月18日(金)12時32分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140718-00000533-san-soci
<原子力規制委員会は18日、東京電力福島第1原発事故を分析した調査報告書
をまとめ、1号機の非常用交流電源系統が喪失したのは「津波による浸水」と結
論付けた。報告書(120ページ)は「中間報告」という位置付けで、今後長期
にわたり調査は続く。・・・・・・・・特に1号機非常用電源交流系統が地震で
喪失したのか、津波で喪失したのかについては大きな問題となった。仮に地震で
喪失したのであれば耐震設計が間違っていたことになり、原発規制は根本から見
直しが必要になる。政府や東電の事故調は地震による喪失に否定的な見方だった
が、国会事故調は、津波の到達時刻と電源機能の喪失時刻とを照らし合わせ、地
震による喪失の可能に言及した。しかし、規制委は現地調査で機器の損傷状
況を確認し、電源回路データなどを分析した結果、津波による原因であることを
特定した。
さらに、炉心溶融(メルトダウン)を招いたとされる1号機4階にあった非常用
復水器(IC)の破損についても、地震による原因を否定。国会事故調が津波到
達前に作業員がICの出水を目撃したため地震の可能性を指摘したことについて
も、「5階の燃料貯蔵プールの水があふれた」との見解に至った。>
・・・・・なんとしても、地震で原子炉施設が壊れたとしたくないのは規制委も
同じなんですね、やはり規制委の基準は規制委自ら言うように「安全」とは言え
ないのですね。

2.<MOX燃料使用差し止め訴訟で証人尋問>佐賀新聞2014年07月18日 22時37分
記事全文<玄海原発(東松浦郡玄海町)3号機のプルサーマルに反対する市民
が、九州電力に対しプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の使用差し
止めを求めている訴訟の第12回口頭弁論が18日、佐賀地裁(波多江真史裁判
長)であった。原告と被告の双方が証人尋問を行い、危険性の有無について主張
した。尋問ではMOX燃料の使用時に燃料と冷却水を通す被覆管との間に隙間が
生じて危険度を増す「ギャップ再開」の現象が起きるかが争点となった。九電側
は原発担当の社員が「MOX燃料と(通常使う)ウラン燃料とは本質的に異なる
ものではない」として、ギャップ再開が起こらないための設計基準をクリアして
いることを強調した。原告側は「美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会」
の小山英之代表が、計算上ギャップ再開が起きる可能性を示し、「ウラン燃料と
は異質なMOX燃料を使うのは設計で予定されておらず危険」と反論した。次回
は9月19日で、結審する予定になっている。>

川内原発関連、
3.<安倍首相「川内再稼働なんとかする」 福岡市で明言>西日本電子版2014
年07月19日 03時00分 更新
http://qbiz.jp/article/42279/1/
<安倍晋三首相は18日、福岡市を訪れ、地元経済人との会合で、九州電力川内
原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働について「川内はなんとかしま
すよ」と前向きな姿勢を示した。会合に出席したJR九州の石原進相談役が明ら
かにした。会合には経済関係者約20人が参加し、再稼働を求める声に首相が応
じたという。1、2号機については、原子力規制委員会が16日に審査書案を了
承しているが、政府は再稼働を「政治判断しない」としている。・・・・・・・・>

4.<県議会:傍聴規制 「規則の拡大解釈」 川内原発再稼働反対の市民団
体、撤回を申し入れ /鹿児島>毎日新聞 2014年07月18日 地方版
記事全文<6月県議会開会日に県外傍聴者に規制があったとして、県議会に抗議
している市民団体「ストップ再稼働! 3・11鹿児島集会実行委員会」は17
日、一切の傍聴制限をしないよう池畑憲一議長宛てに申し入れた。県議会事務局
は「回答の有無も含めて考える」と述べるにとどまった。傍聴規制を巡り、実行
委は7日、傍聴規制の根拠を回答するよう県議会に要求。県議会側は池畑議長名
の文書(11日付)で「議長が必要があると認める時は傍聴人の入場を制限でき
る」(県議会傍聴規則4条)と回答していた。実行委は「県内在住者優先とは規
則に書かれておらず、拡大解釈。受け入れることはできない」と強く反発。実行
委事務局の続博治さん(57)は「4条が根拠なら、いくらでも拡大解釈で
きる」と批判した。

5.<(川内原発)「周辺住民の意見も聞け」反対署名、半数超>毎日新聞7月18
日(金)22時47分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140718-00000148-mai-soci
<川内原発から南に約8キロ。鹿児島県いちき串木野市羽島地区は東シナ海に面
した半農半漁の小さな集落だ。6月初旬、地区に住む元教員の冨永優(まさる)
さん(83)は、隣の薩摩川内市にある川内原発の再稼働に反対する署名用紙を
手に、集落を一軒一軒訪ねていた。 旧川内市に原発計画が浮上したのは
1960年代。旧串木野市の羽島地区では反対の声が強く、冨永さんは仲間と川
内市内で反対運動を繰り広げた。「海が汚染されると思った。『原子力の平和利
用』と言われたが安全だとは思えなかった」。頭にあったのは、54年にアメリ
カの水爆実験で被ばくしたマグロ漁船「第五福竜丸」事件のことだった。周囲に
は漁業で生計を立てている人も多く、人ごとと思えなかった。 しかし、84年に
1号機の運転が始まり、串木野市民も雇用などで恩恵を受けるようになると、い
つしか原発反対の声を上げる人たちは減っていった。再び表立って反対の声を上
げる人たちが増えてきたのは、福島第1原発事故の後だ。「絶対再稼働はいかん
ぞ」。用紙を手渡すと、そう言いながら署名する人たちがいた。
原発からいちき串木野市までは最短で約5キロ。有志によって集められた署名
は、同市の人口(約3万人)の半数を上回る1万5464人分に上り、6月24
日、市長宛てに手渡された。だが、市民の過半数が反対しても、現状では同市が
再稼働判断に関与できそうにない。再稼働に前向きな伊藤祐一郎知事が県と薩摩
川内市の同意で足りるとの姿勢を崩していないからだ。福島の事故は、被害が立
地自治体にとどまらないことを明らかにした。「なぜ再稼働を急ぐのか。周辺住
民の意見も聞くべきだ」と冨永さんは憤る。
・・・・・これが真っ当な記事ですよね、昨日の9.は、とんでもない記事でし
たね。

この新聞社は、きょうも次のような記事を続けているようです、
6.<【九州から原発が消えてよいのか】第8部(2)反原発運動で過激派暴
走>産経新聞7月18日(金)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140718-00000064-san-l46
<・・・・・・集会における参加者の行動は、とても市民の賛同を得られるもの
ではなかったようだ。・・・・・・・>

7.<原発新基準に合格の川内、問題山積み(中)>データ・マックス2014年7
月18日13:36
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2014/07/10433
/sennai_0718_ymh_02/<田中委員長は7月16日、川内原発の新規制基準への「合
格証」公表後の記者会見で、避難計画は「規制委員会の範囲外」と答えた。
(デパートでさえ、火災を教訓に「2以上の避難経路」) 原発の再稼働は、避
難経路のないデパートを開業しようとしているようなものだ。・・・・・・・・
(避難すること想定せず原発立地)過酷事故の際に避難できなくても原発を操業
できる仕組みは、安全確保にとって致命的な欠陥の1つだ。これは、日本の原発
の安全確保の考え方が、福島第一原発事故以降、迷走、漂流して、新規制基準が
できた今も安全基準が定まっていないから生じている。・・・・・新規制基準で
は、「立地審査指針」は廃止された。もともと、「安全神話」で、たとえ放射性
物質が漏れても原発の敷地の外ではまったく影響のないレベルに抑えられるとい
う非科学的な考えに立って原発が造られてきたのだ。現実に避難することを考え
てこなかった。・・・・・・・・・>

8.<川内原発、審査書案に異議あり(前)>データ・マックス2014年7月18日14:35
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2014/07/10446
/post0718_senai_is01/<あいまい、ずさんな避難計画> ・30年になる1号機
の老朽化対策が不十分 ・火山学者による噴火への科学的検討がなされていない
 ・テロ、大規模衝突などへの対応不足 など、さまざまな不安点が露呈してい
る。 
?関係自治体が作成した避難計画も住民の立場に立ったものとは言えない。もし
仮に住民が避難しなければならない事態に陥った場合、3・11のように、地震、
津波などと併発する複合的災害となる可能性が高い。が、避難計画では「複合的
な災害」となることが前提とされていない。狭い道路や老朽化した橋、海沿いの
道路が避難経路になっている。
もっとも欠落している部分は、30キロ圏外に「避難した人々」をどう受け入れる
かという計画がほとんどなされていない点だろう。単純に30キロ圏外に出ること
は計画されているが、出た後の避難生活をどうするか、ということはまったく計
画されていない。災害、事故が起こった場合、多くの人が県境を越えて、避難す
ることが想定されるが、明確な避難受け入れ態勢をどうするかの計画を練ってい
ない。・・・・・・・・・>

この方々が、
9.<小泉氏「おかしいよ」 川内原発の再稼働見通しに>テレビ朝日系
(ANN)7月19日(土)2時11分
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20140719-00000000-ann-pol
<小泉元総理大臣は、鹿児島県の九州電力川内原発が秋にも再稼働の見通しと
なったことに「あれはおかしい」と述べ、安倍政権の方針を強くけん制しました。
小泉純一郎元総理大臣:「(Q.川内原発再稼働の見通しが立ちましたが?)あれ
はおかしいよ。おかしい」
?細川護熙元総理大臣:「悔いの残らないような判断をしっかりしてもらいたい」
?小泉元総理と細川元総理はそれぞれこのように述べて、原発の再稼働を進める
安倍政権を厳しく批判しました。また、両氏が設立した「自然エネルギー推進会
議」の会合では、アメリカのエネルギー問題の専門家と意見交換し、改めて原発
ゼロを目指していくことを確認しました。この会合には鳩山元総理、菅元総理も
出席していて、4人の総理大臣経験者が原発ゼロに向けて今後も精力的に活動を
していく見通しです。 >

10.<飯田哲也氏が講演??高崎 鹿児島・川内原発:審査、規制委が了承 
「事故学んでいない」>毎日新聞 2014年07月18日 地方版
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20140718ddlk10040111000c.html
<・・・・・・・飯田氏は原子力規制委員会が16日、九州電力川内原発の審査
書案を了承したことについて、「住民を守るための的確な情報伝達、避難誘導が
全くできなかった東京電力福島第1原発事故に学んでいない。委員会設置法第1
条(目的)で、原発事故の反省に立ち、国民の生命、健康、財産を守る責任を一
元的に持っていると書かれているが、技術的な安全性を見るだけで、住民のこと
は知らないというのは、明らかに法律違反だ」と批判した。・・・・・・・・・・
?
11.<川内原発の審査「双方が手探り」池田規制庁長官>読売新聞?7月18日
(金)23時33分配信
記事全文<原子力規制庁の池田克彦長官が18日、BS日テレの「深層
NEWS」に出演した。原発の安全審査で、九州電力川内原発が事実上の「合
格」となるまで1年以上かかったことについて、池田長官は「議論の中で多くの
課題が出てきた。重大事故対策は初めてで、(電力会社と原子力規制委員会の)
双方が手探りだった」と振り返った。他原発の審査の見通しについては「(川内
原発と同タイプの)加圧水型軽水炉が先行していくだろう。審査はスピードアッ
プすると思う」と述べた。>

12.<(電事連)川内原発「合格」で八木会長「効率的な審査期待」>毎日新
聞?7月18日(金)19時49分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140718-00000084-mai-bus_all
<電気事業連合会の八木誠会長(関西電力社長)は18日の記者会見で、原子力
規制委員会が九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)の安全対策について事実
上の合格証となる審査書案を了承したことについて「他の原発の効率的な審査に
つながることを大いに期待している」と述べ、他の原発の再稼働に向けて審査が
進むことに期待を示した。・・・・>

昨日の14.の記事の続き、
13.<(原発再稼働)48市町、地元同意範囲は「30キロ圏」>毎日新聞7
月18日(金)19時39分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140718-00000077-mai-soci
<毎日新聞が国内全16原発の30キロ圏の市町村に実施したアンケートで、再
稼働に意向を反映させるべき市町村の範囲を尋ねたところ、「30キロ圏」と答
えたのは48市町で、「立地自治体」とした18市町村を上回った。また再稼働
にあたり、計40市町村は国が責任を持って判断すべきだとした。
政府は原発の再稼働に必要な地元同意の範囲を示していない。九州電力川内原発
1、2号機については、実質的な再稼働の判断は電力会社と立地自治体に委ねら
れる状況となっており、政治判断はしない方針。アンケートでは、範囲を「30
キロ圏」と答えた48市町のうち36市町は、30キロ圏が避難計画作成など防
災対策を重点的に充実すべきだとされるUPZ(緊急防護措置区域)であること
を理由に挙げた。68市町村は「その他」「無回答」だった。
・・・・以下、個別の市町村の回答があります。>

14.<いのち守れるか:原子力防災の課題 再稼働可否、自治体意向 48市
町「30キロ圏聞け」??毎日新聞調査>毎日新聞 2014年07月19日 東京朝刊
http://mainichi.jp/shimen/news/20140719ddm012040064000c.html
<毎日新聞が国内全16原発の30キロ圏の市町村に実施したアンケートで、再
稼働に意向を反映させるべき市町村の範囲を尋ねたところ、「30キロ圏」と答
えたのは48市町で、「立地自治体」とした18市町村を上回った。また再稼働
にあたり、計40市町村は国が責任を持って判断すべきだとした。毎日新聞は
6?7月、30キロ圏の全135市町村に聞き、134市町村が回答し
た。・・・・・・・・
◇「周辺住民にも配慮して」 川内原発から南に約8キロ。鹿児島県いちき串木
野市羽島地区は東シナ海に面した半農半漁の小さな集落だ。6月初旬、地区に住
む元教員の冨永優(まさる)さん(83)は、隣の薩摩川内市にある川内原発の
再稼働に反対する署名用紙を手に、集落を一軒一軒訪ねていた。・・・・・・・
福島の事故は、被害が立地自治体にとどまらないことを明らかにした。「なぜ再
稼働を急ぐのか。周辺住民の意見も聞くべきだ」と冨永さんは憤る

被災地フクシマ、
15.<(福島第1原発)応急仮設、長期住める立法を 日弁連意見書>毎日新
聞?7月18日(金)22時14分配信????
記事全文<東京電力福島第1原発事故の避難者に無償供与されている応急仮設住
宅について、日本弁護士連合会は18日、原則1年ごとに入居期間を延長する現
在の制度を改め、避難者が安心して長期間住める新たな立法措置を政府などに求
める意見書を公表した。災害救助法では、都道府県知事の権限で、プレハブの仮
設住宅のほか公営住宅や民間賃貸住宅を「みなし仮設」として避難者に供与する
ことを規定している。家賃は最終的に国が負担する。供与期間はプレハブ住宅の
建築基準に合わせて2年間とされ、その後は1年ごとに延長している。意見書
は、事故がいつ収束するか分からず、将来を見通せない状態が続く避難者にとっ
て、延長が1年ごとの制度は適さないと指摘。原発事故の実態に合わせ、主に
自然災害に対応する災害救助法ではなく、避難者が長期間にわたって安定的に仮
設住宅に住むことができ、新たな避難者の入居も認める立法措置が必要としてい
る。内閣府によると、応急仮設住宅の入居戸数は9万9337戸(4月末時点)
になっている。>

16.<長期宿泊、1カ月延長=川内村の準備区域―政府>時事通信?7月18日
(金)18時7分配信
記事全文<東京電力福島第1原発から20キロ圏内で避難指示解除準備区域などに
指定されている福島県川内村東部の避難指示解除をめぐり、政府の原子力災害現
地対策本部は18日、25日で期限が切れる帰還のための長期宿泊を1カ月間延長す
ると発表した。>
・・・・・・・何か、たくらんでる?

17.<(福島)県内市町村7割 目標値に>朝日デジタル2014年7月19日03時
51分 (有料記事)
http://digital.asahi.com/articles/CMTW1407180700004.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_CMTW1407180700004
<●本社アンケート 除染 毎時0・23マイクロシーベルト
除染を実施する県内市町村の7割は、国が最近、「除染目標ではない」と説明
している空間放射線量率「毎時0・23マイクロシーベルト」を除染の目標に位
置づけていることが、朝日新聞の県内自治体へのアンケートでわかった。住民も
毎時0・23マイクロまで下がらないと不安を抱くなど、この数値の意味づけが
あいまいな現状が、除染事業の「障壁となっている」とした自治体も7割にの
ぼった。国は、東京電力福島第一原発事故による追加被曝(ひ・ばく)の長期的
な低減目標を個人の線量で年間1ミリシーベルトと定めている。環境省はこれを
空間線量率に換算すると毎時0・23マイクロになると例示し、市町村や住民に
紹介してきた。しかし、最近になって、この数値は除染目標ではない、と強調し
ている。・・・・・アンケートでは、20市町村(全体の69%)が、除染直
後、あるいは長期的な除染目標に、毎時0・23マイクロを挙げていると回答し
た。個人線量年間1ミリと併記する自治体もあるが、福島市や本宮市、いわき市
など、除染直後の目標として直接、毎時0・23マイクロを記す市町村も13
あった。一方で、「自治体も住民も毎時0・23マイクロが除染目標ではないと
理解している」と回答した自治体は皆無だった。
また、「毎時0・23マイクロが除染事業の障壁になっている」と答えた自治体
は19(66%)で、障壁となっていないと回答した9自治体(31%)の2倍
あった。・・・環境省は4月以降、福島、郡山、相馬、伊達の4市と除染につい
て勉強会を重ねてきた。先月15日には、井上信治環境副大臣が「1カ月をめど
に国としての除染の方針を示す」と表明。近く、公表される見通しだ。
この環境省の方針への要望として、アンケートに、「長期目標の『長期』がいつ
までなのかを具体的に示して欲しい」とした自治体が9(31%)、「毎時0・
23マイクロシーベルトを明確に除染の長期目標と位置づけて欲しい」とした自
治体は8(28%)、「個人線量で除染目標を示して欲しい」とした自治体が
5(17%)、「今の方針を変更しないで欲しい」とする自治体が4(14%)
あった。・・・・・・、「健康に影響すると考えられる空間線量率を除染の基準
や目標に定め、国が責任をもって住民に説明して欲しい」「住民は(原発事故
で)汚染される前の状態に戻すことを望んでいる」「子どもが生活全体でうける
被曝線量の目標値を明示して欲しい」といった要望を挙げる自治体もあった。
アンケートは6月下旬から今月上旬にかけ、現在も除染を行っている29市町村
を対象に実施。28市町村から回答を得た。>

18.<住民が除染の進捗を確認 川俣山木屋で初の視察会>福島民友(07/18
10:35)
http://www.minyu-net.com/news/news/0718/news8.html
<環境省は17日、本格除染を進める避難区域の川俣町山木屋地区住民を対象に
現地視察会を初めて開いた。自治会役員らが住宅除染や仮置き場などを視察、進
捗(しんちょく)状況を確かめた。整備中の仮置き場で5月に火災が発生したこ
とを受け、住民の不安解消などのため開いた。自治会役員10人と古川道郎町長
らが住宅や田んぼなどの除染現場約7カ所を巡った。視察した紺野希予司さん
(62)は「現場で説明を受けると安心する。定期的に開催してほしい」と要
望。「廃棄物を入れた袋の劣化が心配になった」と話した。同省は8月末まで
に、361戸のうち359戸(未同意2戸を除く)の住宅除染を終える予定。農
地や牧草地、道路は来年度の完了を目指している。>

19.<除染に伴う土質低下問題 知事、相馬地方首長に示す 研究機関設置検
討へ>福島民報7月18日(金)15時54分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140718-00000063-fminpo-l07
<東京電力福島第一原発事故に伴う除染で福島県飯舘村で農地の土壌の土質が低
下している問題を受け、佐藤雄平福島県知事は17日、「研究機関を設けるなど
の支援策を検討したい」との考えを示した。 同日、福島県南相馬市原町区の県
南相馬合同庁舎で開かれた相馬地方市町村長と知事との意見交換会で発言した。
意見交換会で菅野典雄村長は「除染により表土を剥がされた村の農地の土質が低
下した」とし、農地再生に向けた支援策を佐藤知事に求め
た。・・・・・・・・・・・・> 

20.<東電に万全対策を要望 解体工事時の汚染物飛散>福島民友新聞?7月18
日(金)13時14分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140718-00010009-minyu-l07
<県や原発周辺市町村、専門家でつくる県廃炉安全監視協議会は17日、東京電力
福島第1原発を現地調査した。東電が計画する1号機原子炉の建屋カバーの解体に
伴い、懸念される放射性物質の飛散防止対策を十分に講じるよう東電に申し入れ
た。>

21.<高い内部被ばく 原因は未検査食品 坪倉正治氏調査>福島民報?7月18
日(金)9時56分配信
記事全文<東京電力福島第一原発事故発生後、住民の内部被ばく検査に取り組ん
できた坪倉正治氏(32)=南相馬市立総合病院非常勤医師、東京大医科学研究
所医師=は、約3万人の分析結果から、高い内部被ばくは未検査のキノコ類や山
菜など一部の食品の摂取者に限られるとする論文をまとめた。このほどインター
ネット上の学術誌「PLOS ONE」に発表した。 平成24年3月から1年
間、同病院と平田村のひらた中央病院で実施した検査結果を分析した。 
?受診した3万622人のうち、体重1キロ当たり50ベクレル以上のセシウム
137が検出されたのは0・03%に当たる9人。慢性的な内部被ばくは、ほと
んどの住民で低く抑えられていた。 9人は全員60代以上。回答を得られな
かった1人を除く8人は、出荷制限が掛かった食品を未検査で食べ続けていた。
1キロ当たり1万5000ベクレル以上のセシウム137を含むキノコ類を食べ
ていた人もいた。 
?8人に食事指導をして3カ月ごとに継続検査したところ、全員に内部被ばく量
の顕著な減少が見られた。3人は検出限界値以下になった。年間の被ばく量は最
大でも0・97ミリシーベルトで、国が設けた食品からの被ばく限度1ミリシー
ベルトを下回った。 坪倉氏は「高い内部被ばくを示す人には食事指導がされる
べき」としながらも「検査結果から見て、食事の楽しみの全てが否定されるもの
ではない」としている。>?
22.<帰還困難」と同等は拒否 飯舘村蕨平地区の賠償で東電> 【福島民友
新聞】(07/18 10:10)
http://www.minyu-net.com/news/news/0718/news6.html
<東京電力福島第1原発事故に伴う居住制限区域の飯舘村蕨平(わらびだいら)
地区の住民33世帯111人が東電に損害賠償を求めた裁判外紛争解決手続き
(ADR)で、東電は17日までに、原子力損害賠償紛争解決センターが示した
和解案のうち、帰還困難区域と同等の慰謝料と、被ばく不安に対する慰謝料の増
額を拒否する内容を最終的な回答として、同センターと住民側に伝えた。東電は
5月に同様の回答をし、同センターに和解案全項目の受諾を求められていたが、
全く回答を変えずに最終回答を提出した。・・・・・・・・・・>

23.<東電、飛散先のコメすべて賠償 がれき撤去作業で粉じん>朝日デジタ
ル2014年7月19日02時30分
http://www.asahi.com/articles/ASG7L6TBRG7LUUPI006.html
<・・・・・南相馬市の水田まで飛散した可能性がある問題で、県と東京電力は
18日、昨秋収穫されたこの地区のコメについてすべて東電が賠償することで合
意したことを明らかにした。この日、同市の農業関係者向けに開かれた説明会で
福島県が説明した。
 同地区で昨秋収穫し、検査したコメは1589袋。このうち27袋が基準値
(1キログラム当たり100ベクレル)を超えたため、出荷ができていなかっ
た。県によれば賠償の対象は計335トンで、賠償額は約7200万円。東電は
これまでも、農作物の放射性物質が基準値を超えたり、風評被害で出荷できなく
なったりした場合について賠償している。また、同地区の5カ所で昨秋収穫され
た大豆でも基準値を超えたものがあったため、地区内の大豆すべてについて賠償
するという。計約27トンとなる。>
 
23’.<飛散対策、効果は不透明 福島第一原発粉じん問題>福島民報2014/07
/18 08:40
http://www.minpo.jp/news/detail/2014071816924
<東電は17日、飛散防止剤の散布回数を増やすなどの防止対策を発表した。県
の廃炉安全監視協議会の視察で示した。東電は早ければ今月中に1号機のがれき
撤去に向け建屋カバー解体に着手する。東電は「飛散防止対策は改善された。問
題ない」と説明するが、飛散防止剤散布などは抜本的な対策とは言えず、どれだ
け効果があるかは不透明だ。・・・・■対応を強化・・・・・■相次ぐ懸
念・・・・■健康影響なし・・・・背景・・・・>

24.<孤独死防止へ安否確認 南相馬の特例宿泊で高齢者訪問>福島民友
(07/18 10:10)
http://www.minyu-net.com/news/news/0718/news7.html
19日から始まる帰還困難区域を除いた最長1カ月の特例宿泊に向け、南相馬市
は17日、自宅に戻る住民の孤独死防止対策を話し合う会議を市内で開き、1人
暮らしの高齢者については週1~2回自宅を訪れて安否を確認するなどの対応を
確認した。
 同市の仮設住宅では3月から3カ月連続で1人暮らし高齢者の孤独死があっ
た。1カ月の特例宿泊では仮設住宅以上に周囲の目が届きにくくなる可能性を踏
まえ、対策を確認した。

25.<18日県内各地の放射性物質検査結果・県内13箇所の放射線量量測定
値>福島民報7月18日朝刊紙面
⇒http://www.minpo.jp/pub/jisin_jyouhou/01.pdf
※ここにある数値は、モニタリングポストの周辺が除染された環境にある結果です。
※この紙面は、同じURLで毎日更新されています。
・・・・・紙面に、「集会所の環境放射線モニタリング結果」、「放射性物質の
検査結果(野菜・果実・キノコ)」、「県内国有林の放射線量調査結果③」・・。

26.<(栃木県)【全県】環境放射能の調査結果(原子力規制委発表)>下野
新聞7月18日 17:55
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20140718/1659067
<▼空間放射線量率(18日午後5時。単位はすべてマイクロシーベルト/時。地上
1メートルで測定。宇都宮(下岡本町)のみ高さ20メートル)・・・・・・・>

27.<(茨城県)海水浴客 呼び戻せ 市内7カ所 あす海開き>東京新聞
2014年7月18日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20140718/CK2014071802000169.html
東日本大震災以降に激減した海水浴客を呼び戻そうと、日立市は今夏、公営駐車
場の優待券付き観光パンフレットなどで市内のビーチのPRに力を注いでいる。
砂浜の放射線量も問題ない値だ。6地区7カ所の海水浴場は19日に海開きを迎
える。市によると、市内の海水浴場利用者は、東日本大震災前の二〇一〇年は計
約三十三万人。大津波が発生し、東京電力福島第一原発の事故が起きた一一年の
震災後、客足は遠のいた。昨夏は一〇年の約五分の一の計約六万七千人にとど
まっている。・・・・・県内18海水浴場の海開きを前に、県は今年4回目の放
射性物質調査を実施、いずれの海水浴場でも海水、砂浜から放射性物質は検出さ
れなかったと発表した。・・・・県内海水浴場の2013年の海水浴客は84
万2790人。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故が起こった11年の
28万273人から回復しつつあるが、震災前の10年の175万7909人の
半数に満たない。>

福島第1原発、
28.<正門周辺の大気中の環境放射線量 毎日新聞 2014年07月19日03時44分
 東京朝刊
<18日正午現在 1.5マイクロシーベルト毎時?  数値は東京電力のホーム
ページから抜粋  前日は1.5マイクロシーベルト毎時>

29.<福島第1・5号機 水漏れの調整弁現状などを確認>河北新報2014年07
月18日金曜日
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140718_63015.html
<福島第1原発の廃炉工程をチェックする福島県廃炉安全監視協議会は17日、
現地を視察し、6日に水漏れがあった5号機の海水配水管調整弁の状況などを確
認した。放射線防護の専門家や県、関係市町村の担当者ら23人が参加した。水
漏れトラブルでは使用済み燃料プールの冷却が一時できなくなった。東京電力の
担当者は調整弁について「福島第2原発3号機の同型の弁と交換し、今月下旬に
は使用済み燃料プールの冷却を再開したい」と説明した。委員側は「水漏れの原
因を突き止めてほしい」と要請した。東電は、今月上旬に開始予定だった1号機
建屋カバーの撤去作業に使うクレーンに不具合が見つかったことを報告。「修理
と点検に1~2週間かかる。工事開始の時期は現時点で定かではない」との
見通しを示した。>

電力業界、
30.<「核のごみ」対策で新会議=電力各社のトップ参加―電事連>時事通
信?7月18日(金)19時0分配信????
記事全文<電気事業連合会は18日、原発から出る高レベル放射性廃棄物「核のご
み」の対策を強化するため、大手電力など10社の社長で構成する会議を発足させ
たと発表した。電力業界として、廃棄物の最終処分事業を担う原子力発電環境整
備機構(NUMO)を側面支援するのが狙い。> 

31.<同意必須は立地自治体=高浜再稼働へ「周辺」にも説明-関電社長>時
事通信2014/07/18-18:10
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201407/2014071800807&g=soc
<関西電力の八木誠社長は18日、東京都内で記者会見し、原子力規制委員会が
安全審査中の高浜原発3、4号機(福井県)の再稼働の同意について、「原子力
安全協定を結んでいる高浜町と福井県(が必須)だ」と述べた。立地自治体以外
の同意は必要ないとの姿勢だが、周辺自治体に配慮する必要性にも言及した。>
・・・・・・・・フクシマの教訓はこの人たちにはない!

原発立地地域で、
32.<(新潟県)自民県連、柏崎原発再稼働へ決議姿勢明確化、知事との溝が
深まる懸念も>新潟日報2014/07/18 11:10 http://www.niigata-nippo.co.jp
/news/politics/20140718124405.html
<自民党県連は12日の県連大会で、原子力規制委員会の審査を前提に東京電力
柏崎刈羽原発の再稼働を求めていくことを決議した。・・・・・・泉田裕彦知事
は「福島事故の検証と総括なくして再稼働の議論はしない」と繰り返しており、
両者の溝が深まる可能性もはらんでいる。・・・・・・ことしはあえて柏崎刈羽
原発の再稼働の項目を設けた。 「原子力規制委員会が安全を確認したものから
順次、再稼働を求めていく」-。12日の大会では決議案が読み上げられ、異議
はなかった。終了後、中越地方の党支部幹部は「これまで頬かむりしてきた問題
だが、国のエネルギー事情を考えれば当然だ」と評価した。・・・・福島事故
後、県連は再稼働への考え方を示してこなかった。県議も支持者も容認から慎
重派まで幅が広く、集約が困難だからだ。今回“封印”を解いた背景には、4月に
政府が閣議決定したエネルギー基本計画で原発を「重要なベースロード電源」と
位置づけたことがある。中央の環境が整ったと判断した。柏崎・刈羽地域の経済
の疲弊が進んだとして、県連内でも再稼働を認めるべきだとの声も強まってい
た。ただ、所属県議の思いはなお複雑だ。ある県議は「まだ県連内で意見がまと
まってないのに突然すぎる。党本部と地方では事情が違う」と声を荒らげ、「県
連が再稼働推進と思われると、来年の選挙にも影響する」と危機感を募らせ
る。・・・・「知事がより安全性を求めているのは間違っていない」「われわれ
も安全性をより求めていく」。大会後の記者会見で県連会長の星野伊佐夫県議は
決議に触れ、知事の考えと隔たりがないことを強調した。原発をめぐって東電や
規制委を厳しく批判し続ける知事と、再稼働容認を明確にした県連との亀裂が深
まらないよう、予防線を張りたい意向があったとみられている。しかし、県連内
では原発容認の議員を中心に、知事への根強い不満が以前からあった。・・・泉
田知事は17日の会見で自民県連の決議について尋ねられ、表情を変えずに答え
た。「再稼働の議論をする前に福島事故の検証と総括が先だ。それをしないと同
じことを繰り返す可能性がある」>

33.<(茨城県)橋本知事「地元住民意向で判断」 東海第2再稼働 川内の例
参考に>茨城新聞2014年7月19日(土)
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14056919993197
<橋本昌知事は18日、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)が再稼働の前提とな
る原子力規制委員会の審査に事実上合格したことについて、「安全確保を大前提
とした上で、地元の合意が得られれば動かすことに反対ではない。今後の推移を
見守りたい」との認識を示した。同日の定例会見で語った。・・・今後の課題と
して、地元自治体と住民に対する説明手法や同意を得るべき地元の範囲の考え
方、避難計画の評価などを挙げ「規制委の判断が出れば、それでおしまいではな
い」と述べた。原子力規制委に対し5月に安全審査を申請した日本原子力発電東
海第2原発(東海村白方)への影響については「予測できない」と述べ、再稼働の
判断については「国が方針を示した上で、地元は住民の意向を踏まえ判断する」との
考えをあらためて示した。東海第2の地元の定義については「県南地域までは難
しい。30キロ圏は避難計画策定が義務付けられており、そこは今後の検討課題。川
内原発の例を参考にしたい」と話した。・・・・・>

参考記事、
34.<(原発再稼働を問う:1)壁は「島崎」、揺れ想定「14」上乗せ>朝
日新聞デジタル7月18日(金)11時30分配信 (有料記事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140718-00000012-asahik-pol
<原子力規制委員会の審査をクリアした九州電力川内原発(鹿児島県)。再稼働
の一番手に躍り出た裏には、九電が仕掛けたしたたかな駆け引きがあった。地震
学者の島崎邦彦は原子力規制委員会の委員として電力各社の地質調査や地震想定
に繰り返し疑問を投げかけてきた。「このデータで議論するのは本当につらい」
「まだちょっと足りないように思いませんか」。原発直下の断層では廃炉につな
がる判断もした。審査が東日本大震災前と大きく変わったのは、電力業界に対抗
できる人物が担うようになったことだ。その象徴が島崎だった。再稼働を目指す
電力会社にとって、この壁をどう越えるかが大きな課題だっ
た。・・・・・・・・・・・>
・・・・・・・こんな特集記事が始まっているようです。

35.<社説[川内原発再稼働へ]教訓を生かせないのか>沖縄タイムス?7月18
日(金)5時30分配信
<・・・・・・・・・・・鹿児島県に限らず、事故時の住民の避難計画は全国で
穴だらけといえる。しかし、自治体の防災体制を支援する政府の原子力防災会議
は昨年12月を最後に開店休業状態だ。政府と規制委は住民避難の責任をあいま
いにし、自治体任せにしているのが実情だ。・・・・・・・・・・エネルギー政
策は目先の経済成長と絡めた視点で論じるべきではない。とりわけ原発は、放射
性廃棄物の処分問題も含め、人類と自然の共生にかかわる深刻な課題をはらんで
いる。再稼働をめぐっては、国民のライフスタイルや倫理観も問われている。>

36.<安全でない原発を稼働させる国の狂気??植草一秀氏ブログ「知られざる
真実」>データ・マックス2014年7月18日15:18
http://www.data-max.co.jp/topnews/2014/07/10459/0718_uk_01/

37.<主張 川内原発審査書案 これで再稼働などありえない>しんぶん赤旗
7月18日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-07-18/2014071801_05_1.html

38.<整水器で放射性物質99%除去=汚染水処理にも期待-九大>時事通信
2014/07/18-21:55
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201407/2014071801003&g=soc
家庭用アルカリイオン整水器で、水道中に含まれる放射性ヨウ素とセシウムを
99%除去できたと、九州大大学院の白畑実隆教授らの研究グループが18日、
発表した。・・・・・・研究グループは、イオン化して水に溶けやすくしたヨウ
素125とセシウム137が、それぞれ1キログラム当たり30~1万5000
ベクレル含まれた水道水をアルカリイオン整水器に流し、ろ過後に測定した。そ
の結果、セシウムで最大99.2%、ヨウ素で最大99.5%除去できたという。>

39.<(東京都)ネットワーク:23区 つどい /東京>毎日新聞 2014年
07月19日 都内版
<☆第12回憲法カフェ「再稼働阻止のたたかい」 19日14時半?17時、千
代田区神田駿河台1の東京YWCA会館電話03・3293・5421。講師は
反原発市民団体「たんぽぽ舎」副代表の山崎久隆さん。事前申込制で参加費
500円。>

40.<九電「節電に協力を」大分で街頭活動 18日大分市内で>大分合同7月
19日紙面
・・・記事は検索できません。

今朝届いた西日本新聞朝刊紙面では、
2面に、3.の記事、
5面経済欄に、30.、31.をかさねてっような記事、
41.<原発審査効率化に期待 八木誠・電事連会長 川内「合格」を歓
迎>2014年07月19日 03時00分 更新
http://qbiz.jp/article/42283/1/

昨日夕刊に、
この新聞の昨夕刊では、
42.<全電源喪失 福島第一原発「1号機爆発」⑮ べてらんだけ残り 「最
後の写真、撮るべ」>

今朝は以上です。(7.18.6:10) 
※この新聞記事紹介は次のフェイスブックにも毎日貼り付けています。
⇒https://www.facebook.com/yasuyuki.funatsu?ref=tn_tnmn

★ 木村(雅) さんから:
経産省前テントひろば1040日 テント日誌 7月16日(水)商業用原発停
止301日
規制庁への抗議行動とテント裁判第7回口頭弁論があった

 梅雨開け前のむし暑さの中で、規制庁への抗議行動が11時から六本木の規制庁
前で行われた。国会前でも抗議行動がなされた。川内原発再稼動のための「お墨
付き」をあたえようとする原子力規制委員会に対してである。この日、原子力規
制委員会は九州電力川内原発が新規制基準を満たしているとした。「新基準に適
合」しているという解答をしたのだ。これは以前から言われているように経産
省、あるいは原子力マフィアと呼ばれる面々が書いたシナリオである。川内原発
を突破口に他の停止中の稼動が目論まれていることはいうまでもない。

川内原発の再稼動は秋と予想されているが、来るべきものがきたに過ぎないので
あり、その阻止に向けて我々は全力を傾注するだけである。川内原発再稼動に動
きが具体化し、そのプログラムが明確になってきたことは確かだが、その成否は
我々の反対行動にかかっている。我々には国民の反原発意志しか頼るものはない
が、それは根底的なものでもあり、その勝負をやるしかない。考え行動し、行動
しては考えるという過程の中で、想定を超えたものも出てくるかもしれない。
じっくりと腰を落ち着け、したたかな闘いを挑もうではないか。

また、今日は14時から東京地裁の103号法廷ではテント裁判第7回口頭弁論があっ
た。河合弁護団長がこの間の大飯原発訴訟の福井地裁の判決を解説しながら、あ
らためてテントの存在の意義を申し述べた。その後にテントの占有の問題に入っ
ていったが、経産省側は占有者二人の特定は代表者としての事で背後にいる人々
の存在も含まれているという弁論で、占有者を二人に特定したことを切り抜けよ
うとしているが、これはそもそもどういう目的でなされてものかを無視したもの
である。裁判の詳細については正清・淵上の意見書や傍聴記などでおしらせする
が、次回の10月14日(火)の第8回口頭弁論(10時30分開始)に注目していただき
たい。
(三上治)

 8月2日(土)午後7時から約2時間
1) 講談「望郷桜」15ー20分
福島県双葉郡富岡町は昔から東北有数の桜の名所。しかし放射能に町を奪われ、
人々は散り散りに避難していました。ところが埼玉県幸手市の権現堂公園には一
本の富岡桜が育っていたのです。埼玉県内に避難している富岡町の人々が…
アマチュア講談師 甲斐織淳さん
3.11以来、田中正造の取材を始める。神田香織「チェルノブイリ」を聞いて入
門、「田中正造伝」シリーズを自作自演で語る。
2) 音楽 浦邉力さん他の方々 約1時間半?
3) 飲食物: 素麺(新橋事務所で茹でて、冷やして持ってくるつもりです)、胡
瓜、ほか。
リクエスト受け付け中。
4) 笹飾り 前日(8月1日)昼間に出します。金曜行動のみなさんにも見ていただ
き、短冊を書いていただくために。願い事を書くための短冊用紙は今日から第1
テント受付にお願いしておきます。h(H・Y)

★ 前田 朗 さんから:
新潟県加茂市長
「憲法解釈の変更により集団的自衛権を容認する閣議決定に対する意見書」
http://www.city.kamo.niigata.jp/

★ 坂井貴司 さんから:。
 「陸自オスプレイ、佐賀空港に配備方針固める」
 http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20140718-00000064-nnn-pol
を見たら、もっと驚くようなニュースがありました。

 陸上自衛隊のオスプレイ部隊を佐賀空港に配備したら、アメリカ軍もこの空港
を訓練で使用するそうです。
 佐賀空港が、日米共同使用の軍事基地になるというのです。
 とんでもない話です(怒)。
◆佐賀空港にオスプレイ配備検討 22日協議入り 7・18 佐賀新聞
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/85307

★ 春口和子 さんから:
 「標的の村」上映会
   と き  8月24日(日)  ① 10:30?  ② 14:00?  の2回
   ところ  クローバープラザ(JR春日駅前) クローバーホール
   参加費 ひとり 1000円  障がい者  500円  高校生以下  無料
   主 催  憲法九条の会春日・大野城
   連絡先 春口 ℡&FAX 092-584-6355  深野 ℡090-1979-3057

★ 井上澄夫 さんから:
県水産課が沖縄防衛局との海底ボーリング調査に関する事前協議で岩礁破砕につ
いて「県の許可は不要」と同局に文書で通知したことで、国がボーリング調査を
実施するための法的手続きが完了しました。沖縄防衛局がまもなくブイの設置を
強行することは必至です。

防衛局は「臨戦態勢」に入りました。
◆辺野古24時間厳戒 桟橋を新設 警備船多数 7・18 沖縄タイムス
〈米軍普天間飛行場返還に伴う名護市辺野古での新基地建設をめぐり、工事区域
を示すために沖縄防衛局が準備を進めている浮標(ブイ)設置計画の概要が17
日までに分かった。立ち入り禁止区域の境界にブイを並べるとともに、海底ボー
リング調査の足場周辺にフロート(浮具)を張り巡らす。設置着手の時点から、
ブイの周囲は海上保安庁のゴムボートや民間警備船、警戒船が監視に当たり、反
対派の抗議行動を念頭に重層的な態勢を敷く。ブイ設置と同時に、沿岸近くの2
カ所にボーリング用の単管足場を組むとしている。

 立ち入り禁止区域内の沿岸部に仮設の桟橋や岸壁を複数設置するほか、海上保
安庁が使う浮桟橋も新たに設ける。全てのブイ設置が完了するまでに数日間要す
る見込み。防衛局は来週以降、ブイ設置に着手し、月内にボーリング調査を始め
る方針だ。〉

◆辺野古移設 22日にもブイ設置 県、ボーリング了承 7・18 琉球新報

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●<1000日目記念冊子希望先●
※<福岡・九州集会>反原発運動1000日の激動の歴史。
一冊 ワンコインカンパで500円です。
送料は何冊でも無料です。
冊子ご希望の方は、〒住所氏名電話番号、冊数を
青柳 y-aoyagi@r8.dion.ne.jp まで。

●「きみへ」 さよなら原発!●
http://youtu.be/kCyPiK48E00
音声と画像(池田@中津・作)★九電本店前ひろば★紹介。

●原発いらない!九州実行委員会と鹿児島川内市民グループ●
《会議》 
日 時: 7月19日(土)13:30~
場 所: (鹿児島薩摩)川内文化ホール 2階会議室
   地図:http://tinyurl.com/nhlcswd
  〒895-0054 薩摩川内市若松町3-10
    ℡:0996-22-5211

●ストップ川内再稼働!8.31川内行動(仮)●
-- 鹿児島・川内原発再稼動を止めることが全国の原発再稼動を阻止する--
   8/31 川内に行こう! 全九州、日本、韓国・台湾から 結集!
日 時:8月31日(日)13:00 集い
向田公園(むこうだこうえん):薩摩川内市神田町151
http://tinyurl.com/ms6jkb8

● 小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)さん講演会 ●
日時: 9月26日(金)開場18:00 / 開始18:30
場所: 福岡市立中央市民センターホール 
住所: 福岡市中央区赤坂2丁目5-8 tel092-714-5521
    地図:http://tinyurl.com/ll3slxq
主 催:さよなら原発!福岡
    原発とめよう!九電本店前ひろば
   「原発なくそう!九州玄海訴訟」福岡地区原告団・弁護団
参加費:800円、避難者の参加費は400円。
連絡先:原発とめよう!九電本店前ひろば(080-6420-6211青柳)

● 「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
10月10日(金)午後2時 地方佐賀裁判所
原告総数 原告総数 8219名。(7/18現在)
  ホームページ: http://no-genpatsu.main.jp/index.html

● 玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会 ●
http://www.facebook.com/genkai.genpatsu

○-----------------------------○
★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
  午前10時から午後5時。(土・日曜・休日は閉設) 
    ♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
 場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
    地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
   ★☆ (ひろば・テント080-6420-6211青柳) ☆★
    <facebook、twitter、ブログ等で拡散よろしく>

************************
〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
aoyagi@tent-hiroba.jp
y-aoyagi@r8.dion.ne.jp
************************

<JCJふらっしゅ 2382号より>

           ◇ NHK全国退職者有志 ◇
           
    「NHK籾井会長に辞任勧告または罷免」を求める申し入れ

 安倍内閣の一連の経営委員選任とその後の言動、籾井会長の就任記者会見およびそ
の後の言動に対し危機感をもつNHK全国退職者有志が、18日午後、「NHK籾井
会長に辞任勧告または罷免」を求める申し入れを、NHK経営委員会に提出する。

 申し入れの内容は「NHK籾井会長に辞任を勧告するか、または罷免されるよう求
めます」の文書にまとめられている。文書からは、日本の民主主義が形骸化していく
事への危機感、公共放送NHKに対する危機感が伝わってくる。

 18日の申し入れ後も、呼びかけ人172名(7月17日現在)を中心に、全国の
NHKOB・OGに、申し入れへの賛同をよびかけ、再度、賛同者名簿を添えて経営
委員会に申し入れ、会長罷免の決断を求める予定にしている。

 NHK全国退職者有志には、かつて午後9時のNHKニュースキャスター、NHK
ニュースや「ラジオ深夜便」その他の番組で活躍したアナウンサー、「NHKスペシ
ャル」その他さまざまな番組に携わったプロデューサー・ディレクター、記者などの
ほか、番組制作を現場で支えたカメラマン、照明・音声などの技術担当者、編成・営
業・管理など事務職場など、あらゆる職種のOB・OGが「呼びかけ人」として加わ
っている。

 運動は、危機感を持ったNHK退職者が、「何かできないだろうか」と首都圏のO
B数人で相談して始まった。代表も事務局もない。運動が広がるなか、連絡や種々の
実務を行うために「よびかけ世話人」を設けて作業を進めている。

 「NHKはかつて例を見ない危機的な状況にある。声をあげようとする退職者の動
きに加わってほしい」──。可能な限り多くのNHK退職者に賛同を広げたいとの思
いから、申し入れ文に目を通した人々に「知り合いのОB、ОGの方にこの申し入れ
内容を伝えていただき、賛同を得られた方があれば、上記連絡先までお名前と在職中
の肩書き等を連絡してほしい」と訴えている。

======================================

                            2014年7月  日
                            
NHK経営委員会 御中
経営委員各位

    NHK籾井会長に辞任を勧告するか、または罷免されるよう求めます

                          NHK全国退職者有志

 経営委員各位には、日頃、NHKの使命達成のために尽力されていることに敬意を
表します。

 私たちは、かつてNHKで働いた退職者です。1月の籾井勝人会長就任以来続いて
いる事態を憂慮し、その解決のために、今こそ経営委員会が英断をもって会長に辞任
を勧告すること、その勧告に会長が応じない場合は、放送法第55条により罷免の決断
をされることを強く求めるものです。

 その理由は次の通りです。

第一、籾井氏が会長にとどまることは、政府・政治権力から独立した放送機関である
べきNHKにとって、重大な脅威となっています。

 「政治権力からの自主・自立」という在り方は、NHKの存在理由そのものであ
り、NHKが視聴者、国民の信頼を得るために守るべき最重要の放送倫理です。しか
し、繰り返し批判されているように、籾井会長は就任記者会見で、国際放送では「政
府が右というのを左とは言えない」、「民主主義に対するイメージで放送していけ
ば、政府と逆になることはあり得ないのではないか」秘密保護法については「政府が
必要だとの説明だからようすを見るしかない」などと述べました。

 また、日本軍「慰安婦」の補償問題に関し、韓国を非難し、「日韓条約で解決済
み。なぜ蒸し返すのか」とも発言しました。これは日本政府の主張であり、籾井発言
はこの政府の主張をNHKの主張とする、というに等しいものでした。

 重大なのは、こうした姿勢が就任会見の一時的なものではなく、その後も変更され
ていないことです。NHKの基本性格の理解を欠き、政府支持の姿勢で公的に発言し
た人物が、NHKのトップに座り続けているという異常な事態は一刻も早く解消すべ
きです。

 2013年11月、経営委員会は、次期会長の資格要件を定めました。その中に、
「政治的に中立であること」「NHKの公共放送としての使命を十分に理解してい
る」という項目があります。籾井会長の姿勢はこの要件にあきらかに違反しているの
ではないでしょうか。

第二、就任会見で示された見識、感性からみて、籾井会長がNHKのトップの任に堪
える人物とはとうてい考えられません。

 会長は日本軍「慰安婦」に関して、日本だけが非難されるのはおかしい、という趣
旨で「戦争している国にはどこにもあった」と述べました。しかし、これは、近年の
研究や裁判で明らかになった日本軍「慰安婦」の歴史的事実に反します。

 政府の公式見解である河野談話も、長期、かつ広範な地域に、日本軍が直接、間接
に関与して慰安所を設置し、「慰安婦」の移送、管理を行ったと言明しました。こう
した大がかりな制度を、戦争当事国がすべて行っていた、とする籾井発言は、驚くべ
き歴史の偽造です。

 また河野談話は、「「慰安婦」の募集が、強圧によって本人の意思に反して行われ
た事例が数多くあり、慰安所での生活も強制的な状況の下での痛ましいものであっ
た」と述べました。籾井発言には、こうした悲惨な環境に置かれた女性たちへの人間
的な想像力が感じられず、先の戦争で日本がアジア諸国に与えた深刻な被害について
の反省も表明されませんでした。

 NHKは、アジア太平洋地域の放送機関の連合組織ABU(アジア太平洋放送連
合)の有力なメンバーです。加盟各国は、多くは日本の侵略戦争で深刻な被害を受け
た国々です。籾井氏の発言は、アジア諸国にとって、また、日本の戦争責任を考える
多くの市民にとって、到底受け入れがたいものです。

第三、いまNHKで働く人たちが、会長の存在によって特別の困難に直面していま
す。

 会長発言を理由に、国内外で取材に困難が生じているという現場の声が聞こえま
す。受信料支払い凍結や留保も広がっています。こうした厳しい批判が集中する中で
仕事をしなければならない現場の人たちの状況には、胸が痛みます。

 ご承知のように、今年4月22日の経営委員会で、退任する理事のひとりは、あい
さつの中で、次のように述べました。

 「職場には少しずつ不安感、不信感あるいはひそひそ話といった負の雰囲気が漂い
始めています。現場は公共放送を担うことへの誇りと責任感を何とか維持しようと懸
命の努力を続けていますが、限界に近づきつつあります。一刻も早い事態の収拾が必
要です」

 さらにこの理事は、「これまで経営委員会は、執行部に事態収拾を求めてきたが、
経営委員会こそが責任を持って事態の収拾に当ってほしい」と訴えました。職場の声
を代弁するこのような痛切な声にぜひ応えていただきたいのです。

 現会長が辞任しないかぎり、NHKに対する批判は、今後も止むことがないでしょ
う。会長が職に留まっていることへの抗議は、署名運動や、受信料支払い凍結、とい
う形で広がり、私たち退職者の中にも、やむにやまれぬ気持から支払い凍結に踏み切
る人びとが出始めました。署名も本年6月に5万筆を超えました。

 私たちは、単に後輩が困っている、とか、かつて働いたNHKが心配だから、とい
うレベルでこの申し入れをしているのではありません。NHKが政府から独立した自
立的な放送機関として、日本の民主主義の発達に資する存在であることをあらためて
求め、現在の危機を回避することを要求するのが趣旨です。

 経営委員会は、放送法成立以後64年の歴史と、NHKの今後を見据えて、現在の時
期がNHKの歴史上の汚点とならないよう、大局的、歴史的見地から英断を下される
よう求めます。

 その上で、会長選任には、言論、ジャーナリズム、メディア研究、労働・農業団
体、市民団体など各界の意見や提案を幅広く聴き、経営委員会独自の活動で、会長に
ふさわしい人物を選任される方向へ大きく一歩を踏み出されることを心から願うもの
です。

呼びかけ人 172名(カッコ内は在職時の職種・職場、役職など)

阿部勝哉(技術) 阿部和暢(番組制作局プロデューサー・ハイビジョン部長) 
天野晶吉(番組制作局ディレクター) 荒地新冶(技術・大阪局) 安斉佳成(管理
・仙台局) 池田恵理子(家庭・教養番組ディレクター) 石井長世(報道局カメラ
マン)
石田武久(技術) 磯浦康二(アナウンサー) 伊東周平(技術・盛岡放送局長) 
伊藤康雄(制作技術) 井上茂(社会部記者) 今井潤(報道局・映像編集) 
岩倉亮司(管理・仙台) 岩田孝行(営業・名古屋局) 氏原淳一(技術研究所) 
宇宿利典(教育番組ディレクター・研修センター部長) 浦野敏(技術・和歌山局)
及川瑞夫(放送・仙台局) 大岡慶三(ディレクター・大阪局) 
大木圭之介(社会部記者・放送文化研究所所長) 大西誠(教育番組プロデューサ
ー) 
大原雄(倉持光雄)(社会部記者) 大治浩之輔(社会部記者・盛岡放送局長) 
大場晴男(アナウンサー) 大脇智笑子(ディレクター・名古屋局) 岡崎兵衛(制
作技術) 小川有子(技術研究所) 沖野皓一(アナウンサー) 小沢良則(社会部
記者) 
柿谷功(技術) 柏木茂(制作技術) 梶原四郎(アナウンサー) 
勝部領樹(ニュースキャスター) 門目省吾(番組制作局ディレクター) 
海南友子(報道番組ディレクター) 川平朝清(経営主幹) 亀島康良(技術・札幌
局) 
川上三佶(番組制作局ディレクター) 川口勲(技術・音声) 川口恵敏(技術) 
川崎泰資(政治部記者・ボン支局長) 川田照士(ディレクター・大阪局) 
川田雅俊(高知放送局記者) 河村紀義(営業・京都局) 上林利三(営業・大津
局) 
北村信二(営業・京都局) 木村晃也(報道局・カメラマン) 
木村紀征 (報道番組プロデューサー・編成局次長) 木村久章(仙台・技術)
清川輝基(社会報道番組ディレクター・長野放送局長) 草柳隆三(アナウンサー)
久保康夫(報道局整理部・チーフプロデュ-サ-) 
栗田博行(番組制作局プロデューサー・文研放送研究部長) 栗三直隆(営業・富山
局) 
小池晴二(美術デザイナー) 小池宗雄(技術) 越澤進治郎(技術・大阪局)
小助川静男(技術) 小滝一志(教育番組ディレクター) 後藤和晃(名古屋局考査
室) 
後藤正一郎(東京・営業所長) 小中陽太郎(テレビ文芸部ディレクター) 
小林弘文(事業局・ディレクター) 小山帥人 (報道カメラマン) 斎藤一夫(制
作技術) 
齋藤季夫 (アナウンサー) 斎藤忠信(技術・青森局) 酒井廣(アナウンサー)
酒井 伸(予算部長・経理局長) 堺沢一生(報道カメラマン・名古屋局) 
坂本憲彦(技術管理・保守運用) 桜井均(NHKスペシャル・プロデューサー) 
佐藤鸞峯(技術) 佐藤悠(社会部記者・プラネット社長) 
篠原一郎(農林水産番組ディレクター・広島局) 下重暁子(アナウンサー・作家)
朱通卓(社会部記者・山口放送局長) 関智(技術・仙台局) 高岡幸雄(記者) 
高野春廣(アナウンサー) 田川賢策(九州・カメラマン) 
多菊和郎(報道番組プロデューサー・国際放送局国際企画部長) 
竹内日出男(ドラマ番組ディレクター・プロデューサー) 武智祐治(事務・管理)
竹中美根子(営業・大阪局) 田中克己(教育番組ディレクター) 田村安正(営業
・東京)
為ヶ谷秀一(技術) 千葉隆久(社会部記者・北海道) 
津田正夫 (名古屋放送センター・プロデューサー) 所悠(編成) 
戸崎賢二(教育・教養番組ディレクター) 戸田桂太(撮影部カメラマン)
中尾雅彦(営業・大阪)  中尾庸蔵(社会部記者・山形放送局長) 
中嶋正夫(東京研修所・デイレクター) 中田賢吾(教育番組ディレクター)
中田整一(プロデューサー・スペシャル番組部長) 中村和夫(営業・仙台局)
中村義雄(番制局ディレクター)中山亮一(衛星放送・ディレクター) 
永田浩三(教養番組部プロデューサー・衛星放送局統括担当部長)
長沼士朗(報道番組ディレクター) 奈良原志磨子(報道局ディレクター) 
西昭道(報道局・整理部) 西田容三(管理・仙台局) 
西橋正泰(アナウンサー) 二宮文彦(放送文化研究所所長) 根本仁(ドラマ部デ
ィレクター) 野口篤太郎(カメラマン) 野田善行(技術・名古屋局) 服部邦彦
(放送管理・著作権) 
林忠秀(制作技術) 日置弘能(経済部記者) 肥田皖(ディレクター・大阪局) 
平岡幸雄(技術研究所) 平田豊果(ディレクター・大阪局) 平野鶴雄(技術・津
局) 
平林光明(報道・スポーツ記者) 深堀雄一(番組制作局ディレクター)
府川朝次(番組制作局ディレクター) 福井いく代(編成経理・大阪局) 
福井清春(技術・大阪局) 福沢平六(青森放送局副局長) 福田肇(社会部記者)
藤井巌(松江放送局長) 藤井明治(四国・技術) 藤井幸雄(営業・大阪局) 
藤井文子(経理・大阪局) 捧亮平(技術) 星子鐵郎(営業・大阪局) 
本多勝美(技術・仙台局) 前島宗夫(営業・名古屋局) 真栄城伸(放送・沖縄
局) 
政木和夫(経済部記者) 増田康雄(音響効果) 桝本隆(旧農事部・熊本局) 
松崎武雄(広報・名古屋局) 松田洋司(報道記者・北海道) 松原十朗(技術・送
出) 
水谷芳孝(技術・名古屋局) 皆川学(音楽芸能プロデューサー) 毛利和雄(解説
委員)
望月亮(技術計画) 森田敏夫(技術) 安田昭雄(技術・名古屋局) 
柳原忠行(記者・佐賀局) 山口弘三(アナウンサー・福井放送局長)
山越敏正(報道ディレクター・松山) 山下政人(制作技術) 
山路家子(番組制作局ディレクター) 山田匡一(アナウンサー) 
山田誠浩 (アナウンサー) 山根基世(アナウンサー) 山村恵一(技術・大阪
局) 
山本明夫(放送文化研究所研究員) 山本修平(番組制作局プロデューサー) 
遊座孝志(技術・札幌局) 横川清司( 放送技術局カメラマン) 横山隆一(制作
技術) 
吉川弘一(送出技術・札幌局) 吉武敏文(技術) 吉田晃(技術・京都局) 
吉田勇夫(報道局・映像編集) 吉田茂彦(アナウンサー) 
吉田昌生(教育番組ディレクター) 吉村保(放送・仙台局) 吉村文夫(管理・仙
台局)  
渡辺晋太郎(研修センター) 渡部久生(技術局・送出) 渡邉 正善(技術管理)

======================================

    NHK退職者有志による会長辞任・罷免要求申し入れ賛同の呼びかけ
    
  ──お知り合いのОB、ОGの方にこの申し入れ内容を伝えてください──

 この度、私たちはNHK籾井勝人会長の辞任、罷免を求める別紙のような申し入れ
を、NHK退職者有志で行うことにしました。その意図、理由は、上記の申し入れ文
で明らかにしています。ご高覧ください。
 可能な限り多くの退職者の方々の賛同リストを添えて、この夏、NHK経営委員会
と、各経営委員宛てに提出したいと考えています。ご高覧のうえ、ぜひとも賛同者に
加わっていただきたく、心よりお願い申し上げます。

【ご返事について】
下記の宛先にお送りください。メールでも郵送・FAXでも結構です。
今井潤 メールアドレス tiger-imai@nifty.com
    住所 〒254-0061 平塚市御殿1-21-33
    FAX 0463-32-0215
    
【記入内容について】
お名前のあとに、在職中の担当業務がわかるように、職種、所属職場、長く勤務した
局名、主な肩書き(職位)などのうちどれかひとつ代表的なものを選んでお書きくだ
さい。

例:(アナウンサー)(制作技術・照明)(営業)(○○局局長)等々……。「呼び
かけ人」リストを参考にしてください。要は経営委員にイメージが伝わるように記載
していただければけっこうです。

【賛同者の拡大について】
 この申し入れの効果は、どれだけ賛同者が多いかにかかっています。お知り合いの
ОB、ОGの方にこの申し入れ内容を伝えていただき、賛同を得られた方があれば、
上記連絡先までお名前と在職中の肩書き等をご連絡ください。

【カンパのお願い】
 賛同者を広く募る運動を展開するために通信費・資料費・印刷費がかかります。カ
ンパのご協力がいただければ幸いです。よろしくお願いします。

 振込先は、みずほ銀行 新所沢支店294 普通預金 口座番号:4575165
 名義:「NHK全国退職者有志」

 NHKはかつて例を見ない危機的な状況にあります。
 声をあげようとする退職者の動きに加わっていただくよう重ねてお願い申し上げま
す。


                   2014年7月
                   NHK全国退職者有志 よびかけ世話人
                   伊東周平 今井潤 門目省吾 小滝一志

☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1185日目報告☆

青柳行信です。7月18日。
-- 鹿児島・川内原発再稼動を止めることが全国の原発再稼動を阻止する--
   8/31 川内に行こう! 全九州、日本、韓国・台湾から 結集!
        私たちの人生の一日はこの日に!

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1185日目報告☆
呼びかけ人賛同者7月17日3504名。
原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】を募っています。
  
★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
 <ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです。>

★ 横田つとむ さんから:
青柳さん
原子力規制委員会、こんなでたらめな「適合してる」が
まかり通って いいものでしょうか
みんなの力を出し合って、原発をなくしましょう。
あんくるトム工房   
規制せず 結論ありき  http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/3104

★ 橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから:
☆姓名も言語も宝も奪ひしを謝罪も補償もせぬままの政権(くに)
      (左門 7・18-722)
※戦争と植民地主義が「宝(生命・財産・貞操)」を奪うのは第一歩であり、次
は「言語」であるのはソ連などもやっている。しかし、「姓名」を奪うだけでな
く日本名を押し付けたことは人権の中枢を侵害するもので、「植民地支配責任」
の貸借対照表(精神的自由の侵害も含む)を明確にして、国際司法裁判所等で審
理することも含め、責任を負う我々の側でも主体的に「罪責」を明らかにする作
業をしなければならない。

★ 岩井 哲(鹿児島 さんから:
第106回! 天文館街宣!7/18(金)午後6時00分~7時00分!川内
原発再稼働阻止・南大隅町最終処分場反対の定例抗議行動に起ち上がろう!
・明日・第3金曜日の午後6時~7時の抗議行動は、天文館街宣です。昨日
7/16(水)、原子力規制委員会が、ついに「審査書案」発表しました。私・
岩井も、当日朝、急遽上京し、六本木の原子力規制委員会の庁舎の前で行われた
(中での傍聴と併行)140名にのぼる抗議団に加わり、鹿児島・川内現地から
の代表として、別紙「申し入れ書」を読み上げ、断乎たる抗議の意志を表明しま
した。
また、川内現地でも、多くの仲間が、規制委事務所に対して、同様の「申し入れ
書」を手渡し、強い抗議の意志を表明しました。これを受けて、引き続き私たち
は決然たる抗議の意志を天文館街宣を通して表わし、より広汎な市民に訴え続け
て行かなければなりません。これまで、多くの行動に参加してこられた皆さま
が、こぞって明日の街宣行動に参加されるよう訴えます。横断幕&旗の掲示・リ
レートーク・シール投票・チラシ配布・ハガキ抗議大作戦のハガキの販売・署名
活動・カンパ活動など、人手を必要とする活動はいっぱいありますので、出来る
だけ多くの方のご参加をお願いしたいと存じます。

★ 中西正之 さんから:
青柳行信 様
<原子力規制委員会の川内原発審査書案の問題(1)>について報告します。
原子力規制委員会の川内原発審査書案が7月16日に発表されたので、ざっと目
をとうしました。

 やはり、予想していたとうりの内容で、過酷事故対策問題は十分な審議がまだ
行われていないのに、新規制基準に係わる適合性審査が始まって丸一年経って、
時間切れとなったのでもうあきらめて、川内原発審査書案を提出したことが分か
りました。

 川内原発審査書案の191ページから205ページを読むと良く分かります。

191ページに九州電力は、「原子炉圧力容器外のFCI(溶融炉心と冷却水の
相互作用)には、衝撃を伴う水蒸気爆発と、溶融炉心から冷却材への伝熱による
水蒸気爆発に伴う急激な圧力上昇(以下圧力スパイクという)が有るが、水蒸気
爆発の発生の可能性は極めて低いと考えられるため、圧力スパイクについて考慮
する。」と説明し、初めから一貫して、衝撃を伴う水蒸気爆発の起きる可能性は
低いので、検討しないという姿勢を貫いています。

 新規制基準に係わる適合性審査に於いて、1年間この姿勢を原子力規制委員会
が批判してきましたが、もう根負けしたようで、川内原発審査書案ではそのこと
容認しています。

 経緯はすでに6月18日の青柳通信で説明しています。

『青柳行信 様

<九電の格納容器に水蒸気爆発が起きない証明は否定されている>について報告
します。

川内原発の過酷事故対策問題は、原子力規制委員会の新規制基準適合性審査では
あまり審議されてきませんでした。

 しかし、2013年12月17日の第58回審査会で、4電力会社からかなり
詳しい対策書が提出されました。

 この対策書では、福島第一原発の過酷事故の現地調査ができていない事と、過
酷事故のモデル実験は実験の実行に非常に危険が伴うことにより、正確な対策は
困難なので、コンピュータシミュレーションにより検討された対策でした。

 第58回審査会では、この対策書のコンピュータシミュレーションは信頼性が
低いので、もっと信頼性の高いものにする要求がありました。

 2014年4月3日の第102回審査会で、4電力会社が過酷事故対策の改良
版を提出しました。

しかし、まだまだ欠陥だらけです。

 第102回審査会議事録の42ページから47ページの記録を添付します。

以前に、原子力規制委員会から、格納容器に水蒸気爆発が起きるとの森山氏論文
がある事を指摘されていたので、答弁しています。

 この答弁は九州電力が行っています。

九州電力は『森山氏論文や海外のモデル実験でも多くの格納容器内水蒸気爆発が
確認されているが、それらは実験中にトリガリング(引き金になる外乱)を与え
た時で、キャビティ水(窪み部水)は純静定であり、トリガリングとなりうる要
素はない』と説明しています。

森山氏論文  
http://jolissrch-inter.tokai-sc.jaea.go.jp/pdfdata/JAEA-Research-2007-072.pdf

九州電力は過酷事故の発生時、トリガリングが有れば格納容器内水蒸気爆発が起
きるが、トリガリングはモデル実験のためにわざわざ行われたもので、実際の実
炉ではトリガリングは起きないと思われる。したがって、過酷事故の発生時、格
納容器に水蒸気爆発が起きない事が証明できるとしました。

 原子力規制委員会からは、実炉に於いて、どのようなトリガリングが起きるか
どうかの検討もしないで、起きることはあり得ないと説明し、過酷事故の発生
時、格納容器に水蒸気爆発が起きない事が証明できたとの九電の説明はおかし
い。もう一度再検討しなさいと命令されています。

 これは、一例ですが、4月3日の第102回審査会、4月24日の第108回
審査会では、おかしいところがあまりにも多いと思われます。

 新規制基準の適合性審査における過酷事故対策の審査は始まったばかりです。』

九州電力が1年間ねばれば、審査書案で合格の判定がされるような審議書が、世
界最高水準の判定などと言えるのでしょうか

★ 舩津康幸 さんから:
おはようございます。
今朝は、規制委の審査書案に関連する記事を集中的に紹介します。そのため、一
部の新聞・地域の検索を省略しています。

規制委では、
1.<川内原発への意見募集開始 規制委、来月15日まで>共同通信
2014.7.17
記事全文<原子力規制委員会は17日、再稼働の前提となる審査に事実上合格の
判断をした九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)について、これまでの審査
内容をとりまとめた
審査書案に対する国民の科学的、技術的な意見の募集を始めた。規制委は「新規
制基準に基づく審査での初判断であり、広く意見を寄せてほしい」としている。
ただ意見は審査書案
への科学的、技術的なものに限定し、再稼働への賛否など審査書案の内容に無関
係と判断したものは意見として取り扱わない。期間は8月15日までの約1カ月
間(期間内必着)
で、インターネットや郵送、ファクスで受け付ける。>

今後の審査について、
2.<「玄海も早期見込む」原子力規制委委員長>佐賀新聞2014年07月17日 10
時27分
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/84675
<田中俊一委員長は16日、今後、早期の合格が見込める原発として関西電力高
浜原発3、4号機(福井県)と九電玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)を挙
げた。いずれも川内
原発と同型で構造上、共通する部分が大きいためで「ひな型ができたので、これ
からはスムーズに進む」という見通しを示した。田中委員長は審査書案作成の第
1号となる原発をモ
デルケースと位置づけ、審査を優先させてきた。「一つのプラントのひな型を作
れば、加圧水型原子炉(PWR)は似たところがある。時期をいつとは言えない
が、私が期待したよ
うに進むはずだ」と述べた。11日に耐震設計の目安となる「基準地震動」の妥
当性をおおむね了承した玄海原発については「相当のところまで詰まったように
感じている」と
説明、高浜原発は「ほぼ論点整理はできたので、後は電力事業者の考え方が大き
い」と評価した。今後の審査体制は通常に戻し、複数の審査チームが並行して各
原発の審査を進め
る。事務局は「川内原発は工事計画認可などの膨大な書類がこれから出てくる。
その処理・審査の部分は一定程度、集中させるが、基本的には通常の体制に戻
る」と明言した。>
そして、勢いづいた当事者がとんでもない要求、

3.<(九電)再稼働審査加速、九電会長が注文 「並行作業を」>朝日デジタ
ル2014年7月18日05時00分
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11249749.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11249749
<九州電力の貫(ぬき)正義会長は17日、原子力規制委員会が新しい規制基準
を満たすと認めた川内原発1、2号機(鹿児島県)の再稼働について、「数カ月
はかかるため時期は
わからないが、地元同意など手続きをきちんと進める」と述べ、早期の再稼働に
期待を示した。
仙台市内で17日始まった経済同友会の夏季セミナーで報道陣に語った。貫会長
はセミナーで、規制委が3月に川内原発を優先審査の対象に選んでから、実際の
再稼働まで少なくと
も7~8カ月はかかることになったと指摘。審査を申請中の原発が全国で19基
あることをふまえ、「申請された発電所全体の早期の再稼働を図るため、次々と
並行して作業を進め
る体制を整えてほしい」と規制委の審査のスピードに注文をつけた。・・・・・・>

さて、規制委、審査書案発表後の反応、
4.<地元の声は「不合格」再稼働 絶対許さない 川内原発「適合」判断に抗
議>しんぶん赤旗2014年7月17日(木)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-07-17/2014071717_01_1.html
<16日、鹿児島県内を中心とした市民団体のメンバーらは薩摩川内市の規制委
員会・川内原子力規制事務所に出向き、田中俊一委員長あてに抗議の申し入れを
行いました。申し入
れたのは「川内原発建設反対連絡協議会」「さよなら原発いのちの会」「原発ゼ
ロをめざす県民の会」「かごしま反原発連合有志」など9団体。原発50キロ圏
の熊本県水俣市から
も市民が駆け付けました。市民らは、審査書案が原発の安全性を担保するもので
はないと批判。弱者切り捨ての避難計画の策定を加味しない審査書案をもって川
内原発の再稼働は許
せないと訴えました。
これに先立ち市民らは、事務所前で抗議のリレートーク。「反対連協」の鳥原良
子会長は、田中委員長が、新規制基準と避難計画は「車の両輪」としながら避難
計画を審査対象から
外したことに抗議し、「住民の安全は誰が守るのか」と訴えまし
た。・・・・・・・・薩摩川内市の市民でつくる「いのちの会」の堀切時子代表
は、「(審査書案は)何ひとつ『合
格』じゃない。国は川内のことを捨てるのか。市民の本当の声を聞いてほしい」
と話しました。・・・・・・鹿児島県内の90団体が参加する「ストップ再稼
働!3・11鹿児島集
会実行委員会」は、鹿児島市内で抗議集会を開きました。約40人が参加し、参
加者は次々マイクを握り、「規制委員会は審査書案の撤回を」「再稼働許すな」
と声を上げまし
た。用意したビラが次々受け取られました。・・・>
・・・以下、東京での動きもつたえています。

5.<(鹿児島)川内原発審査書案巡り抗議相次ぐ>朝日デジタル2014年7月18
日03時00分
記事全文<原子力規制委員会が九州電力川内原発について、新たな規制基準を満
たすとの審査書案を示した翌17日、これに反発する動きが県内で相次いだ。
川内原発の差し止めを
求めた訴訟の原告弁護団は、審査書案に対する抗議声明を発表した。「基準地震
動を過小評価している」「火山学者が指摘する火山リスクを無視している」など
と指摘し、「住民の
安全を置き去りにして再稼働を目指すことになってしまう」と懸念を示す内容。
また、九州各県の126の教会や伝道所でつくる日本基督教団九州教区は県庁を
訪れ、再稼働に同意
しないよう求める伊藤祐一郎知事あての要望書を県に出した。>

6.<(佐賀県)「なし崩し再稼働」 県内の反原発団体、批判強め抗議活動>
西日本新聞2014年07月17日 00時18分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/saga/article/101901
<・・・「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」は、9人が
夕方から佐賀市の佐賀玉屋前で通行人にチラシを配るなどの抗議活動を実施=写
真。代表の石丸初美
さん(62)は「新規制基準は福島第1原発事故の教訓が生かされているとは言
えず、まやかしだ。このままでは玄海原発もなし崩し的に再稼働してしまう」と
語気を強め
た。・・・・「原発なくそう!九州玄海訴訟」の原告・弁護団は佐賀市内で会見
し、審査書案に対する抗議声明を出した。声明では「新規制基準は火山噴火のリ
スクを十分に考慮せ
ず、(事故時の)実効性のある避難計画は策定されていない」と批判。原告団長
の長谷川照さん(75)は「新規制基準の内容はいかに早く再稼働させるかを優
先し、国民をだまし
てい
る」と声を荒らげた。

7.<反対団体「許されぬ」 関係首長「今後を注視」 川内原発>佐賀新聞
07/17 10:27
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/84693
?<一方、玄海原発が立地する東松浦郡玄海町の岸本英雄町長は審査合格を評価
した上で「もっと早く判断できなかったのか」。玄海を含め早期の再稼働を望ん
でおり「国や九電が今
後、どのように地元理解を広げていくのか見守りたい」と話した。隣接する唐津
市の坂井俊之市長も「地元同意も含め、再稼働のプロセスを注視したい」と今後
の手続きを慎重に見
極める姿勢を示した。
九電に立地自治体並みの安全協定締結を求めている伊万里市の塚部芳和市長は
「設備面では合格したのだろうが、住民の安全安心や防災面では、福島の教訓が
生かされているとは言
い難い」と断じた。九電に対し「周辺地域の安全に対し、これまでの意識を変え
てもらいたい」と注文した。>

8.<(熊本県)「無責任だ」「なぜ」 県内でも川内原発へ懸念>熊本日日
2014年07月17日
http://kumanichi.com/news/local/main/20140717002.xhtml
<・原発事故時、鹿児島県出水市から避難者を受け入れる水俣市の西田弘志市長
は「火山リスクなどが十分に考慮されない段階で、再稼働にお墨付きが出て心
配。経済優先の中で水
俣病を経験した市民にも再稼働への不安は強い」と懸念。避難計画の策定では国
の積極関与を求めた。
・同県阿久根市の避難者を受け入れる芦北、津奈木両町。竹崎一成芦北町長は
「規制委が安全の確保を判断すれば、それに基づく国の方針に委ねざるを得な
い。国や県、九電は住民
の安全対策について説明責任を果たすべきだ」と指摘。西川裕津奈木町長も「代
替エネルギーで電力が賄えるようになるまでは、原発の再稼働もやむを得ない。
避難者が発生した場
合の放射能スクリーニング検査や除染などの準備を進めてほしい」と強調した。
・牛深地域が50キロ圏内にある天草市の中村五木市長は「エネルギー政策は国
が責任を持って対応、判断すべき事項」とした上で、「安全性の確保は当然。国
は丁寧に説明して理
解を得る責務を果たしてほしい」と求めた。
・蒲島郁夫知事も「原発再稼働は専門家の技術的、科学的審査を踏まえ、国が責
任を持って判断すべき事項。国は住民に丁寧に説明し、理解を得た上で判断して
ほしい」とのコメン
トを出した。
・一方、市民団体「原発避難計画を考える水俣の会」の永野隆文代表(59)は
「規制委は新規制基準への適合のみを審査し、『原発が安全かどうかは別問題』
と明言しており無責
任だ」と憤る。水俣市の主婦大嶽弥生さん(58)も「福島事故の現状を直視し
ていない。避難計画やハード整備が不十分なまま、なぜ“合格”となるのか」と首
をひねった。
・さよなら原発!九州沖縄・熊本実行委員会」の永尾佳代世話人(60)=熊本
市東区=は「再稼働ありきで急いで審査した結果で、許せない。福島事故の対策
すら見通しが立たな
い中、再稼働するのは見切り発車だ」と反発する。
・川内原発運転差し止め訴訟熊本原告団の中島熙八郎共同代表(67)=同区=
は「新基準自体に問題があり、新たな知見にも対応していない。必要最低限の基
準をクリアしたから
といって、再稼働を認めていいはずがない」と力を込めた。
<宮崎県内、不測の事態不安 川内原発審査「合格」>宮崎日日新聞?7月17日
(木)10時46分配信????
記事全文<原子力規制委員会が16日、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島
県)の「審査書案」を了承した。宮崎県内でも自治体や住民が不測の事態を不安
視する中、経済団体か
らは喜ぶ声も聞かれた。>


この新聞社がとんでもない記事、いちき串木野市での署名活動について、卑劣な
攻撃です。
9.<【九州から原発が消えてよいのか】第8部(1)保育園児も“反原発派”
に>産経新聞?7月17日(木)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140717-00000048-san-l40

10.<全国革新議員会議 川内原発再稼働に同意しないよう県に申し入れ>南
日本放送 [07/17 18:37]
http://www.mbc.co.jp/newsfile/mbc_news_disp.php?ibocd=2014071700004004
<・・・・・16日、原子力規制委員会が全国のトップを切って川内原発の審査
書案を了承したのを受けて、県外の無所属の地方議員らが17日、県に対し再稼
働に同意しないよう
求める申し入れ書を提出しました。申し入れ書を提出したのは、新潟県や埼玉県
など地方議会の無所属の議員でつくる全国革新議員会議のメンバーで
す。・・・・・申し入れ書では
新規制基準は安全を保障するものではないとして、川内原発再稼働に同意しない
よう求めているほか、原発から半径30キロ圏では要援護者を含めた全ての住民
を対象とした避難計
画を策定することや、県が策定した30キロ圏の避難シミュレーションは風向き
を考慮して試算をやり直すことなどを求めています。>

11.<全国知事会議、原発の安全対策で提言?>データ・マックス2014年7月17
日15:19
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2014/07/10273/post0717_ymh_1/
<・・・・・・
(要支援者の避難で、搬送体制の整備、避難先の確保求める)原発の安全・防災
対策の提言は、「原子力防災対策については、国が前面に立って継続的に充実強
化を図るとともに、
地方公共団体が講じる対策について、必要な予算を確保し、早急に支援体制の整
備を図ることが必要」と指摘している。
「国が責任を持って早急に取り組むべき事項」として、避難計画では、県境を越
えるなどの広域避難等を想定し、関係地方公共団体や運輸事業者などと避難先の
確保や具体的な避難
手段について、国が主体的に調整することを求めている。また、「避難先への迅
速な人的支援や国による大規模備蓄施設の整備などの物的支援ができる体制」の
構築を挙げている。
とくに、「要支援者の避難」について、「必要な車両や資機材、医療従事者等の
確保、自衛隊等による迅速な搬送体制の整備、避難先となる病院や社会福祉施設
等の確保」など、要
支援者が迅速かつ安全に避難できる支援体制の確立を求めている。原子力災害の
特殊性から避難住民や避難車両などに対して必要な「放射性物質のスクリーニン
グおよび除染」につ
いては、国の責任で、方法や実施場所選定に係る基準を定め、人員体制や資機材
の配備など確実に機能する体制の構築を求めている。また、現行の法制度では緊
急時に線量限度を超
える高線量率下での対応ができないとして、法制度の見直しや特殊部隊の創設な
どの検討を求めた。・・・・>

12.<(全国の知事等)川内原発、事実上の合格 立地自治体、理解と批判>
佐賀新聞2014年07月17日 10時27分????????
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/84696
<(佐賀県)古川知事は「公正公平な審査機関の規制委が良心、知識、技術に基
づき審査した結果」と淡々と受け止めた。基準地震動がおおむね了承されて審査
が進む玄海原発の対
応では「(先行する)川内原発の今後を注視していく」とした上で、「(玄海
の)審査が終わって次の段階に進むときには国からしっかり説明を聞き、理解で
きるのかどうかという
段階になる」と述べた。自治体が作る避難計画など防災面に関しては「国にも責
任があることを認識してもらうことが大切」と要請を強める考えも示した。
(福井県)川内原発に続き、基準地震動が了承された高浜原発がある福井県。西
川一誠知事は「規制委の判断は理解するが、他の原発に先駆けての再稼働だけ
に、審査合格で足りる
とするのではなく、政府の特別な態勢が必要だ。大飯原発が2年前に再稼働した
時のような安全監視態勢をつくり、国民理解を得る必要がある」と注文をつけた。
(静岡県)浜岡原発の再稼働判断で住民投票実施を明言している川勝知事は
「(原発を)動かすことが、既定路線だったように見える。安定供給を優先する
電力会社の『安全性には
目をつぶる』という姿勢にお墨付きを与えた」と非難した。「最終処分場や中間
貯蔵地も決まってない中、新たな核のごみを出すことが問題なのは誰でも分か
る。この問題に触れな
いまま手続きが進むのは短兵急だ」と現段階での「合格」を疑問視した。再稼働
判断は国、電力会社だけでなく、県も大きな責任を担うとの認識を示し、「地元
の意見を聞くべき問
題。静岡は住民投票を実施する」と強調した。
(福島県)原発事故の収束がいまだに見えない福島県の佐藤雄平知事は「どんな
ことをクリアしたのか詳細に確認する必要がある」と指摘した。「(再稼働に
は)さまざまな意見が
あるが、福島は全基廃炉を決断し、国と事業者に求めている」とし、規制委の判
断に対し直接的な言及はしなかった。ただ「将来的に原発はなくす方向に向かっ
ていくべき」と主張
した。
東京都)国内最大の電力消費地・東京都の舛添要一知事は「エネルギー政策は国
策。専門的な委員会の判断に都知事の立場で、とやかく言うつもりはない。私た
ちは再生可能エネル
ギーの比率を引き上げ、原発に依存しない社会へ努力したい」と語った。

原発立地自治体、
13.<静岡県知事(川内原発)「安全性の観点で危うさを残す」
と>@S[アットエス] by 静岡新聞?7月17日(木)7時40分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140717-00000009-at_s-l22
<・・・川勝平太知事は火山対策について専門家から不十分との声があることを
挙げ、「安全性の観点で危うさを残している」との認識を示した。「原発依存度
が高い九州電力の
『早く動かしたい』との意識が見え隠れする」とも指摘。核燃料サイクルが確立
されないまま、原発再稼働の動きが進むことは「非常に深刻だ」と政府を批判し
た。・・・・>

14.<(原発再稼働>30キロ圏44市町村「条件に避難計画も」>毎日新
聞?7月17日(木)5時30分配信? (円グラフあり)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140717-00000003-mai-soci
<毎日新聞が国内全16原発の30キロ圏にある市町村に実施したアンケート
で、避難計画など原子力防災の整備を再稼働の条件にすべきかどうかを尋ねたと
ころ、「条件にすべき
だ」と答えたのは九州電力川内原発周辺の4市町を含む44市町村に上り、「す
べきでない」の31市町村を大きく上回った。原発事故が起きた時に住民の命を
守る手立てが整わな
いまま再稼働が進むことに、多くの市町村が懸念を抱いていることが分かった。
毎日新聞は6~7月、30キロ圏の全135市町村に聞き、134市町村が回答
した。
・・・・・・・アンケートでは原発再稼働の是非も聞いた。「賛成」の23市町
村のうち鹿児島県薩摩川内市などは「経済活動を考慮すると原発は必要」と答え
た。「反対」の28
市町村のうち北海道余市町などは「原発事故の原因究明が終わっていない」と回
答。態度を明確にしなかった83市町村では「国が判断すべきだ」(福井県小浜
市など)という意見
が目立った。原発の立地市町村だけをみると、回答した18市町村のうち、原子
力防災について「条件にすべきだ」が4町村だったのに対し「すべきでない」は
8市町村と逆転。再
稼働の是非については「賛成」が8市町村、「反対」は1町だった>

15.<原発審査の加速求める声相次ぐ 川内「合格」で立地市町長>福井新聞
ONLINE?7月17日(木)8時14分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140717-00010001-fukui-l18
<・・・・・川内に次いで審査の2番目につける関西電力高浜3、4号機の地元、
福井県高浜町の野瀬豊町長は「川内の審査書案が今後のひな型になり、高浜原発
を含め審査に加速度が
出てくるのではないか」と期待感を示した。再稼働時期の見通しは「年内は厳し
いと思うが、年度内には審査結果が出て再稼働の環境が整っていると感じてい
る」と述べ
た。・・・・同じく審査中の大飯3、4号機が立地する福井県おおい町の中塚寛町
長は「ようやく新基準適合と認められるプラント第1号が誕生した。規制委は住
民の安心安全のため、
厳格の中にもスピード感を持って審査を進めてもらいたい」とのコメントを発表
した。・・・・・一方、共産党の佐藤正雄福井県議は「新基準は規制委員長自ら
が『これで安全が大
丈夫と
いうものではない』と言っている通り、非常に不十分なもの。基準をクリアして
も福島のような事故が起こらないとは言えず、新たな安全神話をつくる再稼働は
やめるべきだ」と訴
えた。>

審査書案について、
16.<川内原発再稼働「適合」 「厳格審査」に穴>東京新聞2014年7月17日
07時00分 (添付図あり)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014071790070056.html
<・・・・川内原発の審査結果案を見ると、本当に世界最高水準の基準による、
厳しい審査が行われたのか疑問が多い。非常用電源や冷却設備はそれなりに充実
され、事故が起きる
可能性は下がったかもしれない。しかし、いざ事故が起きたときに事故収束に当
たる作業員を守る作業拠点は建設中で、当面は代替の建物を使う。狭くて水道も
なく、トイレも仮設
だ。作業員が放射能を浴びた場合、シャワーで洗い流して除染するのが通常だ
が、川内原発ではウエットティッシュで拭く想定になっている。そんな状態にも
かかわらず、規制委は
妥当と判断した。放射性物質の放出を千分の一程度に抑えながら、格納容器内の
水蒸気を抜いて圧力を下げるフィルター付きベント(排気)設備や、テロに備え
て通常の制御室
が使えなくなった場合に原子炉の冷却を続けられる第二制御室も未完成だ。規制
委は、これらがない段階でも一定の安全性は保たれると判断した。事故時に原発
周辺の住民が安全に
避難できることは最も重要な対策の一つだ。米国では、避難計画がきちんと機能
することが稼働の条件とされるが、規制委は避難基準などの指針は定めたもの
の、各自治体がつくる
避難計画が妥当かどうかは「権限外」として審査していない。>

17.<原発新基準に合格の川内、問題山積み(前)>データ・マックス2014年
7月17日18:27
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2014/07/10348/sennai_0717_ymh_01/
<・・・新規制基準の適合性審査というのは、「事故が起きるというのが大前
提」(田中委員長)であり、「合格証」が出ても安全ではないのである。誰が安
全に責任を持つのか、
安全性の保証はどこにあるのか、この期におよんで誰も責任を取らない無責任体
制で原子力政策が進んでいる。無責任体制の結果、福島第一原発事故が起きたこ
との反省はどこに
いったのか。福島の事故によって、「大きな自然災害や戦争」以外には考えられ
ないほど極めて広範に人格権が奪われた。その事故の原因究明も収束も、放射能
汚染水の対策も、放
出した放射性物質の処理も、損害の賠償も進んでいない。東電はお金を出し惜し
み、企業が存続し、国民の税金で尻拭いしている。事故の責任は誰も取れないの
に、再び無責任体
制で再稼働に進もうとしている。・・・・・・

一方、この新聞社でもこう指摘している、
18.<川内原発、審査案了承 防災計画に課題 避難、ヨウ素剤…後手に回る
自治体>産経新聞?7月17日(木)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140717-00000086-san-soci
<・・・・5キロ圏の住民は約4800人。規制委は自治体向けに30人規模の
模擬説明会を開くなど配布事務の手続きを周知してきたが、実際の説明会では
700人規模の会場も
あり、配布事務が思うように進まない事態となった。県の担当者は「漏れなく配
布を完了するには、10月までかかる可能性もある」とする。自治体側の対策が
原発再稼働に間に合
わない可能性も出ている。事故時に住民の避難などの対策拠点となるオフサイト
センターの整備も課題として残されたままだ。福島第1原発のオフサイトセン
ターは原発から約5キ
ロ離れた地点にあったが、停電や放射線量の上昇などにより機能喪失に陥り、原
発から約60キロも離れた県庁に移され、前線基地として機能しなかった。鹿児
島県では原発か
ら約11キロ離れた地点にオフサイトセンターを整備しているが、非常用電源や
空気浄化フィルターなどを完備するのは今年10月となる。規制委の田中俊一委
員長は、防災計画を
新規制基準と並ぶ「車の両輪」と例えてきた。だが、16日の定例会見では
「(防災計画は)規制の範囲外で、審査の中で評価はしていない」と話した。>?

19.<(佐賀県)原発避難ルート早期整備要望へ 県市長会が県に>佐賀新聞
2014年07月17日 09時57分
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/84688
<佐賀県市長会は16日、8月に予定する古川康知事への要望項目に、玄海原発
(東松浦郡玄海町)の事故時に30キロ圏外へ避難する国道・県道の早期改良・
整備や財政支援を盛
り込むことを決めた。原発の半径30キロ圏内の住民が避難する道路は、幅員が
狭く、蛇行している箇所があり、支障をきたす恐れがあるという。県の避難時間
推計でも交通渋滞が
予測されている。福島第1原発事故では、放射性物質が約50キロ離れた飯舘村
にも拡散し全村避難となった。これを引き合いに、風向きによっては30キロ圏
外にも放射性物質の
影響が及んで避難が必要な場合が考えられるという意見が複数の市長から出た。
8月19日の次回会議で、県にどのような対策を求めるか協議する。・・・・・>
<(政府)首相“一歩前進”菅長官“安全に責任持つ”>日本テレビ系(NNN)?7月
17日(木)9時36分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20140717-00000015-nnn-pol
<・・・・・・また菅官房長官は、「政府として安全に責任を持つ」「地元自治
体の同意を得るため事業者や国も必要があれば、原子力政策について説明する」
と述べた。一方で、
菅長官は「企業が安心して活動するには安定的なエネルギーが必要だ」などとし
て、再稼働に理解を求めた。・・・・・・・>

20.<(経済同友会)「縮原発」見直しで一致 活用推進に転換>毎日新聞?7
月17日(木)21時42分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140717-00000121-mai-bus_all
<経済同友会は17日、仙台市で開いた夏季セミナーで、原発への依存度を下げ
る「縮原発」方針を見直すことで一致した。東日本大震災後の2012年に打ち
出したが、安倍政権
が原発再稼働に動く中、会員の間でも原発を重視する意見が強まり、原発活用を
推進する路線に転換する。・・・・・「縮原発」は、原発依存度を徐々に低下さ
せ、中長期的に再生
可能エネルギーの導入を拡大する方針。ただ、原発ゼロを目指す「脱原発」は否
定している。経団連と日本商工会議所は原発再稼働を強く求めており、経済3団
体が原発推進で足並
みをそろえることになる。>

21.<【電力危機は続く】川内原発、再稼働へ「片翼飛行では持たない…」>
産経新聞?7月17日(木)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140717-00000046-san-l46
<・・・・・・「地震想定などで原子力規制委の要請を丸呑みし、他の電力会社
からは『無条件降伏した』と揶揄(やゆ)された。それでも、ようやくここまで
こぎ着けた」 原子
力規制委員会が、九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)に、安全審査の「合
格証」を出した16日、九電幹部は感慨深げに語った。・・・・「川内1、2号
機だけが動く『片翼
飛行』が続き、川内再稼働を理由にして再値上げを許されない状況が、会社に
とって大ダメージとなる」九電内部からは、こんな懸念の声が上がる。電力の供
給不安を払拭し、九州
の景気回復の足を引っ張る電気料金再値上げを防ぐには、玄海の早期再稼働が不
可欠といえる。>

22.<(関電)鹿児島・川内原発:「合格」 「次は高浜」追い風に期待も… 
赤字脱却、見通せず>毎日新聞 2014年07月17日 大阪朝刊
http://mainichi.jp/area/news/20140717ddn008040079000c.html
23.<・・関西電力は16日、「(規制委が了承した川内の)審査書案が他
(の原発)プラントのひな型となり、効率的な審査につながることを期待する」
とのコメントを発表。
耐震設計の目安となる基準地震動(想定される最大の揺れ)が了承済みの関電高
浜原発3、4号機(福井県)の早期の審査合格に期待感を示した。背景には、火
力発電増強に伴う燃
料費増加で3期連続の最終赤字に陥り、経営悪化に歯止めがかからない事情があ
る。・・原発が動かないままだと、火力燃料費の膨張で関電の今年度の損失は
1200億円も膨ら
み、4期連続赤字が不可避。将来の黒字化を前提に計上した「繰り延べ税金資
産」(約5000億円)の取り崩しで資本不足に陥る恐れもある。八木誠社長は
「再稼働が見通せな
い状況が続けば、電気料金再値上げも否定できない」とするが、昨春値上げした
ばかりで利用者の理解を得るのは容易ではない。川内の「合格」が高浜の審査・
再稼働の弾みとなる
かどうかは、関電の経営再建の行方を左右しそうだ。>

24.<関電、電力使用率が95%突破 気温上昇で今夏初>東京新聞2014年7
月17日 16時50分
記事全文<関西電力は17日、管内の電力供給力に対する需要の比率を示す使用
率(速報値)が午後2時台に95%を超え、需給が「厳しい」とされる水準に
なったと明らかにし
た。政府が呼び掛ける今夏の「節電要請期間」に入ってからは初めて。気温上昇
で冷房使用が増えたのが要因とみられる。関電によると、使用率は午後2時台に
95・9%となり、
使用電力も今夏最大の2465万キロワットに達した。電源開発の橘湾火力発電
所1号機(徳島県阿南市、105万キロワット)が、ボイラーの異常で9日に停
止し、関電管内への
66万キロワットの電力供給がなくなったことなどで使用率が押し上げられ
た。>(共同)
被災地フクシマ、

25.<「教訓生かされたのか」川内原発再稼働へ 福島の避難者疑問の声>福
島民報2014/07/17 08:55
http://www.minpo.jp/news/detail/2014071716911
・・・・・被災地の生の声です。

26.<原発がれき撤去でセシウム飛散 玄米基準値超え 東農大教授も指摘 
福島で試験>日本農業新聞?7月17日(木)12時12分配信????
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140717-00010002-agrinews-soci
<東京電力福島第1原子力発電所事故に伴い、福島県南相馬市で昨年秋に収穫さ
れた米から基準値を超す放射性セシウムが検出された問題で、東京農業大学の後
藤逸男教授らが行った
作付け試験でも、昨年産玄米から高い放射性セシウムが検出されていたことが16
日、分かった。原因として土壌由来ではなく、がれき撤去の可能性を示唆する格
好となっ
た。・・・・・13年産の試験では、7月下旬の幼穂形成期の茎葉の値が前年同時
期と比べて2分の1~5分の1程度と大幅に低下していた。だが、9月下旬に測った
玄米中の値はゼオライ
トや塩化カリウムの施用量にかかわらず、前年産玄米の1.9~7.8倍と高い値を
示し「予測に反して、放射性物質の値が高い」(後藤教授)ことが分かった。前
年の試験を踏まえる
と、後藤教
授は「土壌からの吸収ではない」と判断。ため池からの流入か飛散を想定してい
た。>

27.<17日県内各地の放射性物質検査結果・県内13箇所の放射線量量測定
値>福島民報7月18日朝刊紙面
⇒http://www.minpo.jp/pub/jisin_jyouhou/01.pdf
※ここにある数値は、モニタリングポストの周辺が除染された環境にある結果です。
※この紙面は、同じURLで毎日更新されています。
・・・・・紙面に、「集会所の環境放射線モニタリング結果」、「放射性物質の
検査結果(野菜・果実)」、「県内国有林の放射線量調査結果②」・・。

28.<(栃木県)【全県】環境放射能の調査結果(原子力規制委発表)>下野
新聞7月17日 17:24
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20140716/1657930
<▼空間放射線量率(17日午後5時。単位はすべてマイクロシーベルト/時。地
上1メートルで測定。宇都宮(下岡本町)のみ高さ20メートル)・・・・・・・>

29.<(沖縄県)(プロメテウスの罠)4年目の夏:13 心を縛る避難の記
憶>朝日新聞デジタル?7月17日(木)7時30分配信?(有料記事)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11247506.html
<◇No.980 沖縄・宮古島に避難している鎌田昭三(70)は、看護師の
資格があるが、いま仕事にはついていない。福島県南相馬市の精神科病院で30
年近く看護師をして
きた。男性看護師は当時、引く手あまただった。宮古島にきてから、経歴を知っ
た病院や福祉施設から「看護師に戻る気はないか」と誘いを受けた。せっかくの
誘いだが、どうして
も首を縦に振れない。年金があるし、東京電力の賠償金もある。生活面で困って
はいないこともある。しかしそれ以上に、精神的にきついのだ。震災直後、患者
とともに避難先を
転々とした。それが今も頭を離れず、一歩が踏み出せない。・・・・・17日
夜、患者が東京の病院に引き取られることが決まる。鎌田の病院の、事実上の解
散だった。鎌田は東
京まで同行し、川崎市に住む長男に迎えに来てもらった。しかし、多くの付き添
い職員は家族の避難先さえ知らなかった。「世のため人のため、看護師をやった
ほうがいいとは思う
んですが・・・・・」>

29’.<(プロメテウスの罠)4年目の夏:14 「本当に戻れるのか」>朝
日デジタル2014年7月18日05時00分 (有料記事)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11249631.html
<◇No.981
福島県南相馬市から沖縄県宮古島市に避難している鎌田昭三(70)の島での生
活は、けっこう忙しい。週末は県立宮古青少年の家でボランティア。週1回、習
い始めた三線(さん
しん)の稽古。週2回、吹き矢のサークル。肺呼吸を整え、健康に効果があると
のことで、福島のときから続けている。近くに30坪ほどの畑も借りた。オクラ
やゴーヤを育ててい
る。「土の質が福島と違うんで、管理が大変」といいながら満足そうだ。島の互
助組織「もやい」にも参加し、泡盛を酌み交わす。原発事故前には考えもしな
かった南の島の人たち
との交流。それが新鮮だ。一方で、故郷への思いも断ち切れない。
・・・・・住まないと決めれば新しい天地は宮古島だ。だが、住民票は南相馬市
小高区に残してある。いまも南相馬市から書類が届く。部屋には南相馬市の電子
掲示板も置いてい
る。「生まれ育った場所と縁が切れるっていうのは……。いま戻ったって、とても
住める状態じゃないのはわかってるんですがね」福島に帰るか帰らないか。鎌田
自身は「五分五
分」と表現する。宮古島で人のつながりもできた。最後はそこをどう判断するか
だ。「でも将来、本当に南相馬に戻れるんでしょうか」この6月下旬、鎌田に
断って、小高区の鎌田
の自宅を訪ねてみた。草ぼうぼうの玄関から、やっと中をのぞくことができた。
お茶好きの鎌田らしく、こたつの上に湯飲み茶わんがきれいに重ねて置かれてい
た。>

30.<(神奈川県)放射能気にせず交流 川崎で「移動教室」 福島・伊達の
児童130人が訪問>カナロコ by 神奈川新聞?7月17日(木)12時44分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140717-00091859-kana-l14
福島の子どもたちが放射能汚染による健康被害を心配せずに過ごす「移動教室」
が、川崎市内で開かれている。4日間の日程で川崎を訪れているのは、福島県伊
達市の小学5年生約
130人。児童に快適な教育環境を設けようと両市の教育委員会が合意し、初め
て実現した。・・・・伊達市は東京電力福島第1原発から約60キロの距離にあ
り、避難区域には含
まれていないものの、市内の一部で除染作業などを進めている。同小の佐藤義仁
校長によると、伊達市は原発事故後の2012年度から、低線量被ばくが及ぼす
体への影響を気にせ
ずのびのびと勉強や体験ができる環境を子どもたちに提供しようと移動教室を実
践。・・・ただ、児童数の多い保原小は、受け入れ施設を探すのに苦労してい
た。今回は、福島
県外に子どもを招く活動を続けるボランティア団体などの仲立ちもあり、伊達市
教委からの要請を川崎市教委が快諾した。・・・・・・>


政府は、
31.<特例で住民票維持 全国知事会で総務相示す 中間貯蔵建設候補地>福
島民報?7月17日(木)9時12分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140717-00000002-fminpo-l07
<佐賀県唐津市で開かれていた全国知事会議は16日、新藤義孝総務相との意見
交換が行われ、2日間の日程を終えた。東日本大震災の復興支援を求めた佐藤雄
平知事に対し、新藤
氏は、東京電力福島第一原発事故に伴う除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の建
設候補地の住民の住民票維持を特例として認める考えを正式に示した。住民票維
持は、中間貯蔵施設
の建設候補地が国有化された場合、候補地の住民が他市町村への住民登録を余儀
なくされることから大熊町などが要請していた。新藤氏は「住民票の問題は(大
熊町などからの)要
請を受け止め特例の措置を講じる」と述べ、具体的な中身について調整を急ぐ考
えを示した。・・・・・・>

32.<(特定秘密保護法)運用基準素案 「情報隠し」懸念残る>毎日新聞?7
月17日(木)12時20分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140717-00000031-mai-pol
<・・・・・秘密事項の細目では、テロ防止に関する事項に「重要施設、要人等
に対する警戒警備」という項目が規定された。それを見る限り、原発の警戒警備
も対象になる可能性
がありそうだ。しかし「警戒警備」と一口に言ってもかなり幅広い内容を含む。
事故の際の住民の避難に関わる情報まで隠されて自治体に届かない事態が起きな
いか、気にかか
る。・・・・>
福島第1原発、
33.<正門周辺の大気中の環境放射線量 毎日新聞 2014年07月18日03時43分
 東京朝刊  
<17日正午現在 1.5マイクロシーベルト毎時?  数値は東京電力のホーム
ページから抜粋  前日は1.6マイクロシーベルト毎時>

西日本新聞電子版にある記事、
34.<【九電工】天草オリーブ園AVILOグランドオープンについて>2014
年07月17日 16時16分 更新
http://qbiz.jp/article/42142/1/

<九電工は17日、熊本県天草市で運営している「天草オリーブ園」を、20日
に新たに観光施設としてオープンさせると発表した。>

35.<太陽光発電用パワコン 安川電機が米企業買収>2014年07月18日 03時00
分 更新
http://qbiz.jp/article/42170/1/
<安川電機(北九州市)は17日、米国・マサチューセッツ州の太陽光発電用パ
ワーコンディショナー(パワコン、電力変換器)メーカーのソレクトリア社を、
子会社の米国安川を
通じ買収すると発表した。米当局の承認を得て買収し、世界有数規模で成長が見
込める米国の太陽光発電市場に参入する。ソレクトリア社は2005年設立。特
に大容量帯のパワコ
ンで高い競争力を持ち、13年12月期売上高は約60億円。安川電機は小、中
容量帯のパワコンを国内向けに製造、販売しており、買収したソレクトリア社の
米国での販売・サー
ビス網を生かして販売拡大を図る方針。>
・・・・この会社、本気で自然エネルギー分野を開拓し始めた。?

36.<玄海町長選に反原発派>2014年07月18日 03時00分 更新
記事全文<任期満了に伴う佐賀県玄海町長選(29日告示、8月3日投開票)に
17日、同県唐津市の飲食店経営山口徳信氏(63)が無所属で立候補する意向
を表明した。記者会
見した山口氏は、運転停止中の九州電力玄海原発について「再稼働は認められな
い。町民が反対する意思表示の場にしたい」と述べた。玄海町長選への立候補表
明は、3選を目指す
現職の岸本英雄氏(61)、町議の中山敏夫氏(59)に続き3人目。岸本氏と
中山氏は、玄海原発が新基準を満たしていると原子力規制委員会が判断すれば再
稼働を容認する考え
を示しており、福島第1原発事故後初の町長選は、再稼働の是非が争点に浮上す
る可能性が出てきた。>

37.<熊本県知事、九電川内原発の再稼働へ 30キロ圏外にも「説明を」
2014年07月18日 03時00分 更新
http://qbiz.jp/article/42177/1/
<熊本県の蒲島郁夫知事は17日の定例記者会見で、九州電力川内原発1、2号
機(鹿児島県薩摩川内市)が10月以降に再稼働する見通しとなったことについ
て「原発から30キ
ロ圏内の住民でなくても敏感になっている状況」とし、再稼働に当たって「政府
は、九州全体の人が納得いくような説明をする必要がある」との見解をあらため
て示した。県による
と、川内原発から半径30キロの緊急防護措置区域(UPZ)に県内は入らない
が、水俣市などが約40キロに位置している。・・・・・>

38.<(鹿児島県)原発の街で反対2年 薩摩川内“金曜集会”の堀切さ
ん>2014年07月18日 03時00分 更新
http://qbiz.jp/article/42183/1/
<九州電力川内原発の再稼働阻止を訴える住民たちが毎週金曜日、原発のある鹿
児島県薩摩川内市で集会を開くようになって、18日で2年を迎える。“原発城
下町”とされる同市
では「反原発」の声を上げづらく、発起人の一人、主婦堀切時子さん(66)=
同市入来町=の長男(40)は会社に居づらくなって退職した。それでも、堀切
さんは「お膝元で声
を上げ続けることに意義がある」と意欲を見せる。「勇気を出して反対を言お
う」。堀切さんが集会で毎回呼び掛ける言葉だ。
2012年3月から毎週金曜日に首相官邸前で繰り広げられた脱原発活動に触発
され、主婦仲間など十数人で九電川内営業所前に集まるようになった。鹿児島市
の県庁前で同様の集
会を催す市民団体から参加を誘われたが、地元開催にこだわった。午後6?7
時、道行く人にマイクやのぼりで「再稼働反対」を訴える。
しかし、原発は薩摩川内市の“基幹産業”。建設業者から旅館、飲食店まで関わり
が深い。長男は12年秋、勤務する市内の建設会社を退職した。「母親が反原発
の先頭に立ってい
る。九電との関係で困る」。会社の幹部からそう告げられたという。「集会をや
めようか」。思い詰めた堀切さんが切り出すと、長男は「おれも原発は反対。信
念を貫いて」と答え
た。折れそうな心を奮い立たせたという。
「薩摩川内市では商工業者をはじめ、市民の多数が再稼働を心待ちにしていると
いうイメージがあるが、実態とは違う」と堀切さんは反論する。商店街を回ると
「反対だけど言えな
い」と答える人が少なくなく、集会に手を振り「応援してます」と声をかける人
も増えたという。原子力規制委員会は16日、川内原発を新規制基準の審査で
「合格」とした。「今
後3カ月が正念場。集会を続けることで市民の声なき声を拾いたい」。18日は
30分拡大し、午後5時半に始める。>

今朝の西日本新聞朝刊紙面では、36面に38.の記事、34面九州経済欄に、
35.の記事。

この新聞の昨夕刊では、
39.<全電源喪失 福島第一原発「1号機爆発」⑭ 「野戦病院」 背中さす
り「大丈夫」>

今朝は以上です。(7.18.6:25) 
※この新聞記事紹介は次のフェイスブックにも毎日貼り付けています。
⇒https://www.facebook.com/yasuyuki.funatsu?ref=tn_tnmn

★ たんぽぽ舎 さんから:
【TMM:No2227】
┏┓
┗■.特集・川内原発再稼働-規制委員会
 |  日本、再び原発時代に… はねかえす力をためされる我ら
 |  再稼働は日本を滅ぼす 連載17(後半)
 └──── 柳田真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

イ.原子力規制委員会が、7月16日、川内原発1.2号機の「審査書案」(合格
証)を了承し、九州電力は秋に再稼働したいとしている。16日の夕刊と17日の朝
刊各紙はめずらしく大量にこの問題を報道している。それだけ大きなできごと-
悪い決定だ。又、海外メディアは、高い関心を示し、「日本が再び原発時代に」
と報じている。「再び原発時代…?」イヤだ。断固としてはね返したい。

ロ.私たちも16日(水)規制委-規制庁の前で叫んだ。川内原発再稼働は原発時代
を復活させる悪い決定だ。再稼働は事故を起こす。規制委糾弾。
 私たちは今、原発時代の始まりをひっくり返す力をためされている。16日の規
制委抗議行動は第11回目で、かつ、盛り上がった。全国規模で闘われた。東京は
165名が抗議行動に参加した。今後も大衆行動で規制委-電力会社を追及してい
くことを皆で誓った。
 たんぽぽ舎は、再稼働阻止全国ネットワークと共に、持てる全力で闘おうと決
意している。
 全国の皆さん、なんとしても日本を再び原発時代にしないために、力を合わせ
よう。

ハ.参考までに7月9日から16日の全国の抗議文(1から12)の目次のみ紹介します。

1.九電・川内原発「適合性審査」への「審査書案」破棄申し入れ
     かごしま反原発連合有志
2.川内原発再稼働「合格」通知の暴挙を許さない!
     原発いらない福島の女たち
3.川内原発再稼働「合格」ふざけるな
  原子力規制委員会の歴史的暴挙を糾弾する!
     福島原発事故緊急会議
4.「原子力マフィア」による再稼働推進を糾弾する!
     再稼働阻止全国ネットワーク
5.新規制基準による審査に関する申し入れ
     岩内原発問題研究会
6.川内原発の「審査書案」提出に突き進む原子力規制委員会に抗議する
     脱原発とうかい塾代表 相沢一正
7.川内原発再稼働反対の再度の申し入れ
     大間原発反対現地集会実行委員会
8.原発の再稼働を電力会社・政府財界はなぜ急ぐのか!
  住民、国民無視を許さない!
     原発反対柏崎刈羽地元住民有志
9.要請書   命のネットワーク代表 多名賀哲也
10.適合性審査を中止して下さい
     サヨナラ原発福井ネットワーク・他
11.巨大火山噴火リスクや耐震安全性を曖昧にした拙速な審査合格に対する抗議
     島根原発増設反対運動
12.原子力規制委員会の川内原発1.2号機「審査書案」決定は許されない
  再稼働促進姿勢に抗議し、科学的、客観的審査を要求する
     伊方原発反対八西連絡協議会

★ 井上澄夫 さんから:
県水産課が沖縄防衛局との海底ボーリング調査に関する事前協議で岩礁破砕に
ついて「県の許可は不要」と同局に文書で通知したことで、国がボーリング調査
を実施するための法的
手続きが完了しました。
 沖縄防衛局がまもなくブイの設置を強行することは必至です。

◆ボーリング調査へ県と協議終了 7・17 NHK沖縄 ・動画あり
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5093088201.html

◆辺野古 ボーリング調査の法的手続き終了 7・17 RBC ・動画あり
http://tinyurl.com/oxpzdh9

◆県 ボーリング調査を了承 7・17 QAB・動画あり
http://www.qab.co.jp/news/2014071756117.html

------集会等のお知らせ------

●<1000日目記念冊子希望先●
※<福岡・九州集会>反原発運動1000日の激動の歴史。
一冊 ワンコインカンパで500円です。
送料は何冊でも無料です。
冊子ご希望の方は、〒住所氏名電話番号、冊数を
青柳 y-aoyagi@r8.dion.ne.jp まで。

●「きみへ」 さよなら原発!●
http://youtu.be/kCyPiK48E00
音声と画像(池田@中津・作)★九電本店前ひろば★紹介。

●原発いらない!九州実行委員会と鹿児島川内市民グループ●
《会議》 
日 時: 7月19日(土)13:30~
場 所: (鹿児島薩摩)川内文化ホール 2階会議室
   地図:http://tinyurl.com/nhlcswd
  〒895-0054 薩摩川内市若松町3-10
    ℡:0996-22-5211

●ストップ川内再稼働!8.31川内行動(仮)●
-- 鹿児島・川内原発再稼動を止めることが全国の原発再稼動を阻止する--
   8/31 川内に行こう! 全九州、日本、韓国・台湾から 結集!
日 時:8月31日(日)13:00 集い
向田公園(むこうだこうえん):薩摩川内市神田町151
http://tinyurl.com/ms6jkb8

● 小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)さん講演会 ●
日時: 9月26日(金)開場18:00 / 開始18:30
場所: 福岡市立中央市民センターホール 
住所: 福岡市中央区赤坂2丁目5-8 tel092-714-5521
    地図:http://tinyurl.com/ll3slxq
主 催:さよなら原発!福岡
    原発とめよう!九電本店前ひろば
   「原発なくそう!九州玄海訴訟」福岡地区原告団・弁護団
参加費:800円、避難者の参加費は400円。
連絡先:原発とめよう!九電本店前ひろば(080-6420-6211青柳)

● 原発3号機プルサーマル裁判 証人尋問●
7月18日(金)10:00~16:00 佐賀地方裁判所
☆玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会☆
http://www.facebook.com/genkai.genpatsu

● 「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
10月10日(金)午後2時 地方佐賀裁判所
原告総数 原告総数 8070名(6/3現在)
  ホームページ: http://no-genpatsu.main.jp/index.html

○-----------------------------○
★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
  午前10時から午後5時。(土・日曜・休日は閉設) 
    ♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
 場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
    地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
   ★☆ (ひろば・テント080-6420-6211青柳) ☆★
    <facebook、twitter、ブログ等で拡散よろしく>

************************
〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
aoyagi@tent-hiroba.jp
y-aoyagi@r8.dion.ne.jp
************************


☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1184日目報告☆

青柳行信です。7月17日。
-- 鹿児島・川内原発再稼動を止めることが全国の原発再稼動を阻止する--
   8/31 川内に行こう! 全九州、日本、韓国・台湾から 結集!
        私たちの人生の一日はこの日に!

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1184日目報告☆
呼びかけ人賛同者7月16日3504名。
原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】7月16日1名。
    匿名者
★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
 <ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです。>

★ 横田つとむ さんから:
青柳さん
お疲れさまでした。
降ったり止んだりの あやしいお天気でした。
降り方も尋常ではありませんでした。
これから暑さが増してきますので たいへんですね。
先日、訪問した大連の料理を 特集しました。
あんくるトム工房
ふざけた野郎だ   http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/3100
大連訪問ー7 家庭料理  http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/3101
大連訪問ー8 四川風料理 http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/3102
大連訪問ー9 マレーシア風料理 http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/3103
  うかうかしてはいられません。 原発稼働が迫ってきました。知恵を絞り、
対峙しましょう。

★ 橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから:
☆僧侶なる将校が兵に配りしは「突撃票」とふ「慰安婦」割引券
      (左門 7・17-721)
※宗教者平和運動の中で、ある長老の僧侶が「旧満州」で将校であった時、
兵隊たちに「突撃票」(「慰安婦」用割引券)を配る担当であったことを告白さ
れた。
どうぞ、文章にして「告白」してくださいと求めましたが
「墓場まで持っていく」との言葉を実行して亡くなりました。
何らかの形で、「性奴隷問題資料館」に記憶遺産として登録されることを追求し
たいと考えている。

★ 谷山麻里 さんから:
青柳様
メールをありがとうございました。
本店前のテントに毎日いらっしゃるとのこと、西岡由香さんからお聞きしました。
暑い日が続きますので、どうぞ熱中症等なられませんようお気をつけ下さい。
二人の子どもの子育て中の主婦で、何か具体的に行動をしている訳ではないので
すが、原発反対の意思表示をしなければと思っています。
できる範囲ではありますが、声を上げていきたいと思っています。
川内原発、事実上の審査合格との報道がなされ、ますます危機感を持っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

★ 青木幸雄(宮崎の自然と未来を守る会)さんから:
青柳様
宮崎は梅雨があがったように、昨日からいい天気です。畦草刈りに追われています。

★ 中西正之 さんから:
青柳行信 様
<川内原発の審査書案に対する意見募集等>について報告します。

7月16日に原子力規制委員会から、「川内原発の審査書案に対する意見募集
等」についての発表があり、科学的・技術的意見の募集は
(平成26年7月17日から平成26年8月15日(金)までの30日
間)と発表されました。
 http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/h26fy/data/0017_01.pdf

「川内原発の審査書案に対する意見募集等」の書類は434ページ有りますか
ら、個人で全部検討することはかなり困難です。

(平成26年7月17日から平成26年8月15日(金)までの30日間)は直
ぐに過ぎてしまいますし、この期間に国民の中に、「川内原発の審査書案」に大
問題が有り、その問題点を明確にして、国民の中に「川内原発の審査書案」が認
められない大運動をおこして、世論を変える必要が有ると思われます。

公聴会の開催を求めたり、意見を提出せずに、すんなりと「川内原発の審査書
案」が認定されると、今後の川内原発再稼働阻止の運動が難しくなるように思わ
れます。

九州電力が2013年7月8日に川内原発再稼働の申請、7月12日玄海原発再
稼働の申請書を提出してから、1年間青柳通信にこれらの再稼働申請書と原子力
規制委員会の新規制基準に係わる適合性審査の問題を投稿してきました。

今、川内原発の審査書案に対する意見募集等が発表され、本来なら公聴会が開か
れなければならないのです。

 今からでも、1ケ月ありますから、公聴会を開く事を要求し、パブリックコメ
ントの募集に対して、意見提出の必要が有ると思われます。

川内原発の再稼働中止を確実に勝ち取るために、公聴会を開く事の要求と、パブ
リックコメントの提出に力を合わせることを提案いたします。

★ 山内恵美子・遠藤由香里(反核女子部) さんから:
本日は、定例の月一九電前抗議18:00~19:00ですが、
ご存知の通り、本日 川内原発再稼動『合格』にともない
怒り心頭!!!!の抗議となります。
ご都合付く方は、ぜひ九電前にて抗議にご参加ください。
また、No!nukes通信が出来上がりましたので、添付しています。
よければご覧ください。
http://tinyurl.com/nf9h343

【拡散希望】7.17(木)『反核女子部九電本店前抗議』18時~19時。
川内原発再稼働反対!再稼働許さん!断固阻止!
福岡には九電本店がある、社長がいる役員がいる。
日本中の怒りの声を私たちが届けましょう!
抗議チラシ
http://tinyurl.com/mp4s8vk

★ 稲村蓉子(「原発なくそう!九州玄海訴訟」弁護団) さんから:
昨日、原子力規制委員会は定例会合において、九州電力川内原子力発電所1、2
号機の安全審査について、新規制基準に「適合している」とする審査書案を提示
了承しました。これに対し、原告団・弁護団は記者会見を行い、抗議声明を発表
しました。声明文。
http://tinyurl.com/of8rpmh

★ 脱原発・放射能汚染を考える北摂の会(永島)さんから:
青柳 行信 さま
いつもご苦労様です
さあ、パブコメで、圧倒的に反対の声を集中しましょう。
そして8月31日の集会に全力で尽くしましょう

毎日の報告から「中西正之 さんの検討すべき項目」を整理して
パブコメのための資料を作ろうと思っています。

「脱原発・放射能汚染を考える」のニュースNo.79ができました。
http://tinyurl.com/ocafhza

いよいよ川内原発の再稼働を許さない闘いの正念場となりました。
まずパブコメで圧倒的に再稼働反対の声を集中しましょう。そして
秋に向けて出来る限りの運動を作りあげていきましょう。滋賀県知
事選での勝利はその号砲となりました。

上関原発に反対する祝島の漁師さんを支えるためのカンパが呼び
かけられています。21日に祝島の皆さんに届けようとのことです。
いますぐカンパを送ってください。安倍の地元である山口で原発建設
を阻止するためにご協力下さい。

安倍政権は、原発の無条件再稼働を準備しながら、「集団的自衛権」
の行使のために、憲法の戦争放棄と平和条項を葬り去ろうとする「憲
法解釈」を閣議決定しました。これに反対し、「戦争をさせない署名」が
呼びかけられています。署名用紙を同封します。ぜひ署名運動にもご
協力下さい。
http://tinyurl.com/pnyoe4f

関電前での金曜日行動が今月は25日に行なわれます。ぜひとも参加
して市民の意思を表明していきましょう。

★ 舩津康幸 さんから:
おはようございます。
今朝は、規制委が川内(せんだい)原発の審査書案を公表したところで、ネット
上も紙面もその関連記事であふれています。
川内原発の入口では座り込みもあると伝える記事(8)があります。
さて、昨日の規制委の会議の中継を見ても議論の内容に疑問を感じましたが、ま
ず次の1.と1’.の記事の見出しに驚きます。

1.<川内原発>田中規制委員長「安全だとは私は言わない」>毎日新聞7月16
日(水)20時18分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140716-00000110-mai-soci
<・・・・ただ、規制委は「基準に適合しているかどうかを審査するだけで、稼
働させるかどうかには関与しない」との姿勢を崩さず、政府も「稼働させる政治
判断はしない」との立場だ。実質的に再稼働の判断は電力会社と立地自治体に委
ねられ、国策でもある原発が、国の責任があいまいなまま稼働する可能性もあ
る。現在、川内1、2号機を含め、12原発19基が規制委の安全審査を受けて
いる。事実上の「合格」第1号が出たことについて、田中俊一委員長は「基準へ
の適合は審査したが、安全だとは私は言わない。これがゴールではないので、
(九電は)努力していく必要がある」と述べた。・・・・
・・・・・・>
・・・・だったら、再稼働はすべきではないという但し書きをつけるべきではな
いですか!

1’.<川内原発:政府、政治判断なしで再稼働進める方針>毎日新聞 2014年07
月17日 01時43分)
http://mainichi.jp/select/news/20140717k0000m010115000c.html
<・・・・・・現政権は「政治判断はしない」との方針を崩していな
い。・・・・・・・・・・>

2.<川内原発:「新規制基準に適合」審査書案を公表>毎日新聞 2014年07月
16日 12時22分)
http://mainichi.jp/select/news/20140716k0000e040197000c.html
<◇10月以降にも再稼働へ 福島原発事故後で初  原子力規制委員会は16
日、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)について、「新規制
基準に適合している」とする審査書案を公表した。今後、30日間の意見公募な
どを経て審査書を決定する。川内1、2号機は、東京電力福島第1原発事故の教
訓を踏まえ、安全対策を強化した新規制基準をクリアする初の原発となる。再稼
働に向けた手続きが本格化するとみられるが、設備の使用前検査なども必要とな
るため、再稼働は10月以降になる見通しだ。現在、川内1、2号機を含め、
12原発19基が規制委の安全審査を受けている。>

3.<川内原発、今秋再稼働目
指す 安全審査合格内定へ >日経新聞2014/7/16 10:44
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG15H19_W4A710C1MM0000/
<・・・・審査書案は川内原発が新規制基準に適合しているかどうかを規制委が
項目別にまとめ、全体で418ページある。東日本大震災を教訓に厳しく見直した
地震・津波対策では、「基準に適合している」と判断。川内原発の施設は最大級
の揺れや津波に耐えるよう造ってあり、安全機能が損なわれることはないと結論
付けた。火山のリスクに関しては九電の監視体制を「妥当」とし、安全性に影響
を及ぼす可能性は十分小さいと見積もった。
新規制基準は原発の炉心が壊れたり全電源を失ったりするような重大な事故に
陥った際に、損傷の拡大を食い止める装置の導入を義務付けている。川内原発は
移動式のポンプ車や電源車などを配備しており、重大事故を防ぐ手立てが備わっ
ていると評価した。全体を通じて規制委は「(新規制基準に)適合している」と
審査書案に盛り込んだ。・・・・>

4.<安倍首相「一歩前進、再稼働進めていきたい」>TBS系(JNN)7月16日
(水)17時50分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20140716-00000043-jnn-pol
・・・・・・この記事、見出しだけで十分です。

5.<川内原発:再稼働ゴーサイン 地元に「不安と期待」交錯>毎日新聞 
(2014年07月16日 12時08分)
http://mainichi.jp/select/news/20140716k0000e040204000c.html
福島の原発事故から3年4カ月。日本中でストップしていた原発が再び動き出そ
うとしている。16日、原子力規制委員会が九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川
内市)の再稼働に事実上のゴーサインを出した。「避難計画も不十分なのに」
「この日を待っていた」。早ければ今秋にも再稼働する見通しとなった川内原発
の地元では、原発への不安と期待の声が入り交じっている。・・・・・・堀切さ
んは、市内にある九電川内営業所前で毎週金曜に開かれている抗議行動に定期的
に参加してきた。今後は地元自治体の「同意」が焦点となる。堀切さんは仲間と
共に市議一人一人に事故が起こった時にどう責任を取るのかを聞いて回るつもり
という。同市の
元建設会社経営、松下春男さん(69)も「世論は脱原発なのに、原発でもうけ
ようとする姿勢は間違っている」と九電を批判。地元同意の鍵を握る伊藤祐一郎
知事は再稼働に前向きとみられており、「住民の意見を聞いてトップが判断する
のが民主主義なのに、民意を大事にしないのはおかしい」と語気を強める。住民
の批判の矛先は、実効性も含めて各自治体任せの避難計画にも向かう。「(新規
制基準は)世界一厳しいと言っているが、避難計画は十分なのか」。同市の元山
岳ガイド、村山智さん(66)は訴える。一方で市の経済の相当部分を原発に依
存してきたのも事実だ。九電関係者や作業員らに頼っていた業界の一つ、市ホテ
ル旅館組合の福山大作組合長は「一日でも早く再稼働してもらいたいと願っ
ていたが、それが現実になりつつある。なるべく早く再稼働に向けて進めてほし
い」と語った。>

6.<(川内原発)各地の首長 批判・歓迎反応さまざま>毎日新聞?7月16日
(水)21時48分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140716-00000142-mai-soci
<新潟県の泉田裕彦知事は「一般論」と前置きした上で「福島第1原発事故の検
証・総括がないまま策定された規制基準では安全確保はできない」と批判、立地
自治体の声を聞くよう求めた。・・・・・13日の滋賀県知事選で、自公推薦候
補を破り初当選した三日月大造氏は・・・避難計画など「多重防護の体制確保」
の重要性を指摘。福島県の佐藤雄平知事は「将来的に原発をなくすという方向に
向かうべきだ」との考えを示した。・・・・一方、関西電力大飯(おおい)原発
がある福井県おおい町の中塚寛町長は「新規制基準施行から1年がたち、ようや
く適合と認められるプラントの第1号が誕生したことで今後の審査が加速化され
ることを期待する」と歓迎。四国電力伊方原発がある愛媛県伊方町の山下和
彦町長は「安全審査で一つの結論に至ったことは大きな一歩」と評価した。川内
原発のある鹿児島県の伊藤祐一郎知事は「今後、審査は継続されることから、そ
の動向を注視するとともに、九州電力には安全確保に適切な対応をお願いした
い」とコメントした。>

被災地フクシマの反応、
7.<(川内原発)「合格」判断に「福島も安全と言われていた…」>毎日新聞7
月16日(水)21時25分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140716-00000136-mai-soci
<・・・・・・避難中に父を失った福島県川俣町の大内秀一(ひでかつ)さん
(65)は納得できない。「福島も安全と言われていたのを忘れたのか」。多く
の県民が抱く共通の思いだ。・・・・・自宅の周囲は田んぼや山林が広がる緑豊
かな土地だった。現在は黒い化学繊維の袋が山積みされ、中には除染で生じた汚
染土などが詰まっている。通夜までの3日間、秀一さんは父の遺体と自宅に戻
り、一緒に時を過ごした。「父の最後をこんな風景で迎えさせたことが残念だ。
原発の安全性をいくら強調しても、自然はその上をいくということを東日本大震
災で学んだはずではなかったのか」・・・・放射能に
翻弄(ほんろう)され続けた父の思いを代弁した。>

8.<川内原発前で僧侶ら祈り 脱原発訴え全国行脚中>朝日デジタル2014年7
月16日13時09分 (写真あり)
http://digital.asahi.com/articles/ASG7J3DXZG7JTIPE00L.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG7J3DXZG7JTIPE00L
<・・・・・16日、九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の正門前では朝
から、脱原発を訴える全国行脚「命の行進 2014」を続けている日本山妙法
寺の僧侶ら約20人が「原発のない社会を」と祈りを捧げた。一行は3月から原
発が立地する全国の自治体を巡ってきた。もともと16日に薩摩川内を訪れる予
定で、審査書案公表の日に当たったのは偶然だという。・・・・・鳥原良子会長
(65)は「要援護者の避難計画はできておらず、使用済み核燃料をどうするか
も決まっていない中での再稼働は許されない」と話す。・・・・・・・市民の中
には、本人や家族が原発関連の仕事をする人も多く、表だって再稼働反対を言い
づらい雰囲気があると感じる。それでも「市民も、福島で汚染水対策や除染
が難航しているのをよく知っている。世の中の見方は少しずつ変わってきている
と思います」と語った。>

9.<川内原発:再稼働、九電からの回答「中身あいまい」 市民団体憤る /
鹿児島>毎日新聞 2014年07月16日 地方版
記事全文<九州電力川内原発の再稼働を巡り、九電鹿児島支社は15日、再稼働
時期や巨大噴火への時間的余裕について、市民団体側が求めていた質問に回答し
た。しかし、いずれも具体的な時期を明言せず、市民団体は「極めてあいまいで
回答になっていない」と憤っている。質問は、▽川内原発増設反対県共闘会議▽社
民党鹿児島県連▽原発はいらない九州ブロック連絡会議??が5月1日に、またス
トップ再稼働!3・11鹿児島集会実行委員会が6月13に提出していた。火山
の巨大噴火では、市民団体側は、九電が原発運用期間中の発生可能性が「十分低
い」としているのは「どの程度の確率か」と尋ねているが、九電側は「カルデラ
の状況やマグマだまりから判断した」と回答するにとどまった。荒川譲
・共闘会議長は「中身がなく、質問から時間も経過して誠意がない」と話した。>

10.<「合格させるための審査」=専門家ら、規制委を批判-東京>時事通信
2014/07/16-18:57
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201407/2014071600768&g=soc
<・・・・・・審査会合の傍聴を続けてきた市民団体や専門家らが16日、東京
都内で記者会見し、「合格させるための審査でしかない」と批判し
た。・・・・・・>

11.<川内原発:基準地震動引き上げ…裏に九州電力のお家事情>毎日新聞 
2014年07月16日  23時33分
http://mainichi.jp/select/news/20140717k0000m040129000c.html
<・・・・一方、九電幹部は「他社より結論を急ぐ必要があった」と話し、科学
的な判断よりも、財務面の事情が大きかったことを明かす。震災前、国策に沿っ
て原発依存度が約4割と高かった九電は、原発停止で財務状況が急速に悪化し
た。10年度末に1兆円近くあった純資産は、14年1月末に3828億円まで
減少し、債務超過に陥る懸念も出ていた。基準地震動を引き上げなければ、規制
委への説明に必要なデータ抽出に数カ月かかる。「優先原発」から漏れると、金
融機関などからの資金調達に支障をきたす可能性も考えられた。電気料金の再値
上げも、社内で検討が続いていたが「景気腰折れを懸念する国から(再値上げ
は)事実上封じられていた」(九電幹部)。結局、基準地震動の引き上げは「規
制委の指示に従うしかなかった」と幹部は本音を漏らした。>
・・・・・・・すべてが金! 判断基準と変わっていない。

玄海原発関連、
12.<(九州玄海訴訟)原発再稼働緊迫!追い詰められた九電(4)>デー
タ・マックス2014年7月16日07:06
http://www.data-max.co.jp/company_and_economy/2014/07/9986
/post_16457_ymh_04/<・・・・7月4日の佐賀地裁での口頭弁論では、福島第一
原発事故で福島市から福岡市に避難している後藤文治氏(71)、作家の早乙女勝
元氏(82)が意見陳述した。
<原発事故は一瞬にして、私の幸せを奪い去った>  後藤氏は、2011年3月11
日の東北大震災当時、妻と長女と3人で、福島市に住んでいた。事故から数カ月
後のこと。自宅の放射線量を測ると、室内で毎時0.5マイクロシーベルト、庭で
1~1.5マイクロシーベルトだったのがわかって、「福島市内も危ない、政府は
信じられない。ここで生活し続けていいのか」と焦りを感じた。その後、悩みな
がら暮らした後藤氏。14年3月、息子夫婦が住む福岡に引っ越した。「公園で遊
ぶ楽しそうな子どもの声を聞いて、驚いた」と陳述。
「事故後の福島で、外で遊ぶ子どもの声をずっと聞いていなかった」からだとい
う。・・・・・・・・・、「原発事故は一瞬にして、私の幸せを奪い去った。玄
海原発、全国の原発が動くことは、どれだけ多くの幸せを奪うことになるか、裁
判官に想像していただきたい」と訴えた。
<原発事故と戦争被害との決定的な違い> 早乙女氏は、太平洋戦争で東京大空
襲を経験し、現在、「東京大空襲・戦災資料センター」館長を務めている。福島
の原発事故後、福島県南相馬市や浪江町の現地調査に訪れ、「息が詰まるほどの
衝撃を受けた」と述べ、「10万人が一夜で死んだ東京大空襲の焼け野原に酷似し
ている点がある。ごく当たり前の穏やかな日常を一瞬にして非日常にしてしまう
点だ」と指摘した。
そのうえで、「原発問題と戦争や空襲とでは、決定的に違うことがある」とし
て、戦争では8月15日の終戦の報と同時に、人々は焼けトタンを拾い集めて、雨
露にしのぐ場を確保したと紹介。「国破れても山河ありだった」と振り返り、
「福島県の被災地ではそれができない」として、次のようにその違いを示した
「放射能汚染が続く限り、その先何十年、何百年、あるいは半永久的にその土地
では生活できない。電気を生み出すためだけの原発のために、何世代にもわたっ
て住み慣れた土地を奪われることなど許されていいはずがない」。
原告側の板井優弁護団共同代表はこう語る。 「福井地裁判決の一番素晴らしい
点は、全ての原発に共通する内容だということだ。全ての原発を廃炉にする判決
を勝ち取った。判決を確定させるとともに、全原発を廃炉にする特別措置法をつ
くらないといけない。一致団結して、廃炉特措法をつくらないと、私たちは原発
から自由になれない。秋までにたたかいをつくって、今年度中に解決しよう」>

13.<玄海1号機の新増設否定的 玄海町長>佐賀新聞2014年07月16日 10時06分
?記事全文<東松浦郡玄海町の岸本英雄町長は15日の記者会見で、来年10月
に運転開始から40年を迎える玄海原発1号機について、廃炉と同時に後継機を
新設するリプレース(置き換え)は「(原発を取り巻く)今の現状ではあり得な
い」と述べ、新増設に否定的な考えを示した。原発の運転期間は原則40年に制
限され、条件をクリアすれば例外的に最大20年延長が認められる。岸本町長は
「科学的な根拠はもっていないが、原発の運転は50年が限度だと思っている」
と10年の延長は可能とする認識をあらためて見せた。>

福島第一原発、
14.<正門周辺の大気中の環境放射線量>?毎日新聞 2014年07月17日03時02
分 東京朝刊  
<16日正午現在 1.6マイクロシーベルト毎時?  数値は東京電力のホーム
ページから抜粋  前日は1.6マイクロシーベルト毎時>

15.<原発がれき撤去、50キロ先の住宅地にも粉じん セシウム6倍 昨
夏、京大調査>朝日デジタル2014年7月16日05時00分  (有料設定 添付図が
あります)
http://www.asahi.com/articles/ASG7H5SVWG7HUUPI00C.html
<東京電力が昨年8月に福島第一原発で実施したがれき撤去作業で放射性の粉じ
んが20キロ以上離れた避難区域外の水田に飛散した可能性が指摘されている問
題で、この時の放射性の粉じんがさらに50キロ付近まで飛んでいた可能性が高
いことが京大研究グループの調査で分かった。今後も実施していく撤去作業によ
る汚染が広範囲に及ぶ恐れを示すものだ。調査したのは、京大大学院医学研究科
の小泉昭夫教授(環境衛生)ら5人。住民の被曝(ひばく)量を予測するために
2012年9月以降、福島県内の住宅地の3地点に空気捕集装置を置いて大気中
の粉じんを集め、1週間ごとに放射性セシウム濃度を測定してきた。
このうち原発から北西48キロの相馬市で集めた昨年8月15~22日分から、
他の時期の6倍を超す1立方メートルあたり1・28ミリベクレルの放射能を検
出。北北西27キロの南相馬市では20~30倍だった。西南西22キロの川内
村では変化がほぼなかった。
・・・・>
・・・・・住宅地まで汚染・・・3.11の再来に等しい事件が隠されていた。

15’.<がれき撤去 セシウム飛散可能性 東電、地元に知らせず 福島第1>
しんぶん赤旗7月16日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-07-16/2014071615_01_1.html
<・・・・・東電は、1号機の使用済み燃料の取り出しに向けて高線量のがれき
を撤去するため、建屋カバーを解体する作業を今月中に開始すると表明。飛散防
止剤を散布して作業するとしていますが、効果は不透明です。作業計画の公開
や、作業状況、空気中の放射線量などの情報提供については「考えていきたい」
とのべました。>
・・・・・・このことでも、情報公開を断言しない東電、安全無視も甚だしい。

※注目すべき記事、
16.<第1原発・津波試算「資料あった」 国一転、存在認める>福島民友
(07/16 09:50)
記事全文<福島第1原発事故で県内外の被災者約2600人が国と東電に原状回
復や慰謝料を求めた「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟の
第7回口頭弁論は15日、福島地裁(潮見直之裁判長)で開かれた。争点の「国
と東電が第1原発の全交流電源喪失をもたらす津波を予見できたかどうか」の証
拠になり得る津波の試算報告書について、「資料が現存せず確認できない」とし
ていた国側は一転、「電力会社から提出された資料があった」と試算報告書の存
在を認めた。  国側が提出した資料は1997(平成9)年に電力会社が国に
提出したとみられるもので、試算された第1原発の津波の高さは敷地高10メー
トルに近い9.5メートルとされ、「冷却水取水ポンプモーターのレベルを
超える数値で、余裕のない状況」と記載。次回は9月16日午後3時から口頭弁
論を行う。>

被災地フクシマ、
17.<福島県浜通りといわきで震度4 津波の心配なし>朝日デジタル2014年
7月16日18時36分
記事全文<16日午後5時24分ごろ、福島県の浜通りを震源とする地震があっ
た。浜通りといわき市で震度4、楢葉町や茨城県日立市、高萩市で震度3を記録
した。気象庁によるとこの地震による津波の心配はないという。 16日午後に
起きた福島県浜通りを震源とする地震で、東京電力は、福島第一、第二原発とも
に異常は確認していないとしている。>
・・・・・この数日、報道されるような規模の地震が続いています。

18.<ニホンザル、イノシシ被害深刻化 南相馬の避難区域>福島民報?7月16
日(水)10時8分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140716-00000043-fminpo-l07
<東京電力福島第一原発事故に伴う福島県南相馬市の避難区域でニホンザル、イ
ノシシなどが生活圏に入り込み、人家が荒らされたり、農作物や果樹などが食べ
られるなどの鳥獣被害が深刻化している。避難区域では19日から特例宿泊が始
まるが、「怖くて泊まる気持ちになれない」と住民から不安の声が出ている。有
害鳥獣が人里に出没するようになった理由について、南相馬市博物館の稲葉修学
芸員(47)は「避難区域に住民が住んでいない。さらに震災前に比べ狩猟が少
なくなった。人を恐れなくなったのではないか」と分析している。市農政課によ
ると、平成25年度の農地の被害面積は158アール。宅地なども被害を受けて
いるほか、
多くの目撃情報が寄せられている。・・・・・・・・・>

19.<営農再開に危機感 飯舘村区域再編から2年 除染で土質低下 有志が
保全団体>福島民報2014/07/16 08:27
http://www.minpo.jp/news/detail/2014071616885
<・・福島第一原発事故に伴う飯舘村の避難区域再編から17日で2年が経過す
るが、住民帰還後の営農再開に向け農地の土壌改良が課題となっている。国によ
る農地除染で土地の生産力が低下し、原発事故前の状況に回復するまで長期間を
要するとみられる。村民有志が8月にも、農地の管理団体を結成し対策に乗り出
す。・・・・・・除染によって土壌の養分まで失われてしまう。 同省は放射性
物質に汚染されていない山砂などを除染を終えた水田や畑に敷き詰めているが、
農業関係者は山砂を農作物の栽培に適した土壌に改良するには相当期間を要する
とみている。・・・・・・・・・・・ >
・・・・・・以下、除染作業が農地をさらに崩壊させる例を伝えています。

20.<無人の街、カメラで監視 原発避難5町村、独自に導入>朝日デジタル
2014年7月16日05時16分 (有料設定 写真あり)
http://www.asahi.com/articles/ASG7H3W93G7HUGTB005.html
<・・・・福島第一原発の事故で住民が避難して無人になった福島県沿岸部の街
に、防犯や車のナンバー読み取りのカメラの設置が広がっている。原発事故から
3年以上が経っても、空き巣狙いなどの被害が後を絶たないためだ。
■空き巣や不審車が横行  全住民が避難する福島県浪江町。電柱から横に伸び
る支柱の先のカメラが道路を見下ろす。近くのガソリンスタンドには草が生え、
歩く人の姿はない。・・・・>
・・・・避難させられた上に、踏んだり蹴ったりの心無い仕打ちが被災地に続い
ています。

21.<仮設焼却施設が着工 南相馬、避難区域内のがれき処理>福島民報
2014/07/16 09:04
http://www.minpo.jp/news/detail/2014071616903
<福島第一原発事故による南相馬市の避難区域内の震災がれきを処理する仮設焼
却施設の建設工事は15日、同市小高区の現地で始まった。当初、5月の開始予
定だったが、周辺住民の合意形成に時間を要し約2カ月遅れて着工した。来年2
月の完成、5月の本格稼働を目指す。環境省によると、施設は24時間稼働し、
1日約200トンのがれきを処理する。同市の避難区域には約10万トンのがれ
きがあり、平成29年3月までに処理を終える予定。 除染廃棄物は扱わず、津
波や地震で発生したがれきだけを処理する。・・・・>

22.<16日県内各地の放射性物質検査結果・県内13箇所の放射線量量測定
値>福島民報7月17日朝刊紙面
⇒http://www.minpo.jp/pub/jisin_jyouhou/01.pdf
※ここにある数値は、モニタリングポストの周辺が除染された環境にある結果です。
※この紙面は、同じURLで毎日更新されています。
・・・・・紙面に、「集会所の環境放射線モニタリング結果」、「放射性物質の
検査結果(野菜・魚介類・加工食品)」、「県内国有林の放射線量調査結果」、
牧草・飼料作物の放射性物質検査結果」。
・・・・・見出しに、「シロメバル一点基準超 富岡町沖」、「永年生牧草暫定
基準超 田村市と二本松市」。

23.<県内震災関連死者・行方不明者>福島民報7月17日朝刊紙面
⇒http://www.minpo.jp/pub/jisin_jyouhou/02.pdf
・・・・・「関連死 葛尾町で1人 認定」→合計1735人になりました。

24.<(栃木県)【全県】環境放射能の調査結果(原子力規制委発表)>下野
新聞7月15日 17:25
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20140716/1657930
<▼空間放射線量率(15日午後5時。単位はすべてマイクロシーベルト/時。地
上1メートルで測定。宇都宮(下岡本町)のみ高さ20メートル)・・・・・・・>
・・・・・この一週間内で数字が上下する動きのあるとことがあります。

25.<(沖縄県)(プロメテウスの罠)4年目の夏:12 虹のような懸け橋
に>朝日デジタル2014年7月16日05時00分
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11245363.html
<◇No.979 福島県南相馬市の鎌田昭三(70)は、沖縄県宮古島市に避
難して1年がたったころから、「福島の言葉で語り合えるような場がほしい」と
考えるようになった。自分が住む市営住宅にも避難者がいるのだから、市全体で
はもっといるはずだ。避難者が集まるような組織をつくれないか――。鎌田は市社
会福祉協議会の社会福祉士、島尻郁子(55)に相談した。・・・・・・・・・
島尻は、お祭りやクリスマスなどのイベントがあると、自分が知っている避難者
に声をかけていた。 しかし、「お膳立てされた行事に客として呼ばれるだけで
は、避難者は居心地が悪いと感じているのではないか」と思うようになった。鎌
田から相談されたのは、そんなときだった。すぐに賛成した。・・・・・
島尻の助言で、鎌田は避難者のだれがどこに住んでいるか、市に教えてもらえる
よう頼んだ。市は直接は教えてくれなかったが、市が了解を得た23世帯と連絡
が取れた。地元紙に参加募集の広告も出した。
最終的に18世帯が参加し、2012年9月、避難者の交流組織「虹の会」がで
きた。鎌田が名付け親だ。・・・・・設立当時、島尻は協議会から独立して福祉
NPOを立ち上げる準備を進めていた。そのために借りていた事務所を、交流会
の場に提供した。
原発と米軍基地。福島県民と沖縄県民は、ともに国策の犠牲を強いられている。
会が両者をつなぐ懸け橋になれれば――。鎌田は「虹」に、そんな意味も込めた。

参考記事、
26.<原発の安全・防災対策に対する提言採択 全国知事会議2014年7月16日
19時11分記事全文<原発再稼働をめぐり、全国知事会議は16日、再稼働を判断
する経緯の自治体への十分な説明などを国に求める「原子力発電所の安全・防災
対策に対する提言」を採択した。
提言では▽原発再稼働で国は、国民や自治体に判断の経緯や結果について説明責
任を果たす▽原子力災害が発生した際、国が住民の避難行動への支援態勢を構築
する、ことなどを盛り込んだ。放射性廃棄物の最終処分場の選定が進まない問題
では、国に「全国知事会とも協議し、前面に立った取り組みを強化する」ことを
求めた。佐賀県唐津市で開かれた知事会議後に記者会見した山田啓二会長(京都
府知事)は「避難計画を含め、災害対策の面で本当に広域避難できるのか。国は
原子力規制庁の安全審査に頼るのでなく、全体の安全対策を取っていく必要があ
る」と述べた。>

27.<(北海道)函館の存続と生命を守るため 大間原発訴訟 陳述35分、
市長の思い> 【北海道新聞】7月16日9:15
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/551457.html
<・・・・・・・・・・・意見陳述は裁判官の裁量で原告、被告が意見を述べる
場だ。東京地裁は「10分程度で終えてほしい」と求めたが、原告弁護団は「函
館市民の切迫感を伝える最良の手段は、市長自身の言葉」と弁護団による訴状の
説明を取りやめ、訴状説明を含め市長が30~40分間陳述することにした。?
 「役所特有の堅苦しい言い回しでは思いは届かない」。陳述書をつくるに当た
り、工藤市長は考えた。原発をめぐる自治体訴訟はこれが初。陳述が裁判の行方
を左右する可能性もある。函館から遠く離れた東京の裁判官3人の胸に、いかに
主張を響かせるか。そこに最大限の力を注ごう―。>

28.<(社説)原発再稼働を問う―無謀な回帰に反対する>朝日デジタル2014
年7月17日02時10分
http://www.asahi.com/articles/ASG7J45T4G7JUSPT003.html

28’.<社説:川内原発再稼働へ 教訓学ばぬ見切り発車>毎日新聞 2014年07
月17日 02時30分
http://mainichi.jp/opinion/news/20140717k0000m070182000c.html
・・・・・・・・それぞれ、時間があれば検索してどうぞ。

今朝届いた西日本新聞朝刊紙面では、1面トップから、川内(せんだい)原発関
連の記事が各面に続きます、
1.2.3.5面、
29.<川内原発「合格」ポイントと課題 焦点は「地元同意」へ>2014年07月
17日 03時00分 更新
http://qbiz.jp/article/42099/1/

30.<判断避け急ぐ再稼働 首相、慎重世論警戒>2014年07月17日 03時00分 更新
http://qbiz.jp/article/42089/1/

31.<「経済潤う」「不安に答えず」 再稼働賛否割れたまま >2014年07月
16日 15時00分 更新
http://qbiz.jp/article/42040/1/

32.<九電「やっとここまで来た」>2014年07月17日 03時00分 更新
http://qbiz.jp/article/42105/1/

33.<川内原発1、2号機審査書案の要旨>2014年07月17日 03時00分 更新
http://qbiz.jp/article/42079/1/

29面九州経済欄
34.<九州経済界「地元同意へ政府が責任を」>2014年07月16日 19時00分 更新
http://qbiz.jp/article/42068/1/

35.<海洋エネ実験、6海域で 政府、唐津や五島など選定>2014年07月17日
03時00分 更新
http://qbiz.jp/article/42082/1/%E6%B5%B7%E6%B4%8B%E3%82%A8%E3%83%8D/
・・・・昨日、8.の類似記事。

30.31面社会欄、
36.<川内原発、審査で安全性担保せず 原子力規制委員長>2014年07月16日
20時30分)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/science/article/101824
<・・・・地元首長は安全と受け止めており、再稼働に向け地元が受け入れを判
断する際に認識の差が課題となりそうだ。・・・>

37.<「見切り発車」「責任曖昧」 反原発5団体が会見>2014年07月17日
03時00分 更新
http://qbiz.jp/article/42098/1/

38.<「避難」になお不安 原発の「地元」は>2014年07月17日 03時00分 更新
http://qbiz.jp/article/42087/1/
<・・・・・・・・・・・
◆再稼働、責任は国に 岩切・薩摩川内市長 一問一答・・・・・・・

2面の社説は、
39.<川内原発 再稼働前に議論を尽くせ>
社説検索は11時過ぎ⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/

昨日夕刊に、
40.<地元「うれしい日」「疑問に答えていない」 経済界「国の責任で早期
再稼働を」 規制委が川内「審査書案」 [鹿児島県]>2014年07月16日 12時31分)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kagoshima/article/101726

41.<全電源喪失 福島第一原発「1号機爆発」⑫ 消防車を襲う鉄骨 「も
う一度行ってくれ」>

今朝は以上です。(7.17.4:52) 
※この新聞記事紹介は次のフェイスブックにも毎日貼り付けています。
⇒https://www.facebook.com/yasuyuki.funatsu?ref=tn_tnmn

★ たんぽぽ舎 さんから:
【TMM:No2226】
2014年7月16日(水)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
☆1.川内原発「適合」はおかしい 規制委前で抗議集会
   住民の不安と疑問に答えていない 反対だ
   規制委の審査書案(合格証)はおかしい 撤回せよ
   再稼働は日本を滅ぼす 連載17(前半)
         柳田真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
☆2.本日の規制委前抗議活動関連の新聞記事から2つ
  ◆「卒原発が世の流れ」
   川内「合格」規制委前で抗議活動 (7月16日東京新聞夕刊より抜粋)
  ◆再稼働「あまりに拙速」 川内原発「適合」不安や異議
   7年前の事故脳裏に 中越沖地震 追悼の新潟
  被災者らも抗議 規制委前 「避難計画まだ不備」地元
  (7月16日朝日新聞夕刊より見出しのみ)
☆3.九電・川内原発「適合性審査」への「審査書案」破棄申し入れ
   原子力規制委員会 田中俊一委員長殿
    2014年7月16日 かごしま反原発連合有志
☆4.地震は東電柏崎刈羽原発7基に大打撃を与えた
   7年前の7月16日中越沖地震と原発の強い関係・苦い教訓
    柳田真(たんぽぽ舎)
━━━━━━━
※7/17【学習会】にご参加を!
 槌田ゼミ新シリーズ 原発基本講座第4回
 「米国スリーマイル島原発事故と川内原発について」

 日 時:7月17日(木)19時より21時
 お 話:槌田敦さん
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
━━━━━━━

┏┓
┗■1.川内原発「適合」はおかしい 規制委前で抗議集会
 |  住民の不安と疑問に答えていない 反対だ
 |  規制委の審査書案(合格証)はおかしい 撤回せよ
 |  再稼働は日本を滅ぼす 連載17(前半)
 └──── 柳田真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

1.7月16日(水)お昼前、東京六本木の規制委員会(六本木ファーストビル)前
は、規制委に抗議する人々が道路一杯に集まった。主催は、再稼働阻止全国ネッ
トワーク。コールがひびく-川内原発再稼働やめろ、適合審査反対、規制委は合
格証やめろ、規制委は福島の汚染水対策に全力をそそげ、再稼働推進の規制委な
んていらない-規制委は解散せよ、の声が飛ぶ。

2.集会は、杉並区議のけしばさんの司会で始まる。主催社を代表して柳田が今
日の抗議集会の目的を話す 第11回目の抗議であり全国各地の原発現地でもおこ
なわれている。次に、九州・川内原発からかごしま反原発連合有志の岩井哲さ
ん、北海道泊原発から佐藤英行さん、作家の広瀬隆さんから、首都圏反原発連合
の代表からの発言、再稼働阻止全国ネットワークから木村雅英さん、その他多く
の人が発言した。
 この後、いくつかの団体から、規制委・田中委員長あて抗議文が読み上げられ
手交した。(次回、後半に続く)

┏┓
┗■2.本日の規制委前抗議活動関連の新聞記事から2つ
 └──── 

 ◆「卒原発が世の流れ」
  川内「合格」規制委前で抗議活動

 九州電力川内原発の1,2号機(鹿児島県)について、原子力規制委員会が新た
な規制基準に適合しているとの審査結果案を了承したことに対し、反原発を訴え
る市民団体のメンバーらは16日、規制委が入る東京都港区のビルの前で「再稼働
のための規制委はいらない」「命を守れ」などとシュプレヒコールを繰り返して
強く抗議した。
 一帯には午前中から約200人(主催者発表)が集まった。「原発いらない」「住
民の不安と疑問に答えていない」と書かれたのぼりを手に、拡声器を使って「福
島の事故の収束もできていない。川内原発の再稼働は許さない」と声を張り上げ
た。(中略)
 作家の広瀬隆さんは「規制委は最初から川内原発の審査に適合させるスケ
ジュールを立て、原発をストップさせるつもりがなかった。ずっと日本人をだま
してきた規制委は偽物だ」と主張した。抗議活動を主催し、審査書案の廃棄を規
制委に申し入れた市民団体「再稼働阻止全国ネットワーク」のメンバー木村雅英
さん(66)は「新基準は既存の原発を動かすためのまやかしの基準だ」と訴え、安
全性を置き去りにするかのような動きにくぎを刺した。(後略)
(7月16日東京新聞夕刊より抜粋)

 ◆再稼働「あまりに拙速」 川内原発「適合」不安や異議
  7年前の事故脳裏に 中越沖地震 追悼の新潟
被災者らも抗議 規制委前 「避難計画まだ不備」地元
            (7月16日朝日新聞夕刊より見出しのみ)

┏┓
┗■3.九電・川内原発「適合性審査」への「審査書案」破棄申し入れ
 |  原子力規制委員会 田中俊一委員長殿
 └──── 2014年7月16日 かごしま反原発連合有志

 原子力規制委員会が本日16日、川内原発1,2号機の適合性審査について「審
査書案」を出してきました。今後、パブリック・コメント、地元同意を経て、9
月にも川内原発が再稼働される可能性が高まっています。
 これに対し私達は、以下の諸点の疑義により、川内原発「審査書案」の破棄を
申し入れます。

1.福島原発の3.11事故に関連し、しばらく前に明らかにされた『吉田調
書』では、3.11直後に、第一原発の職員の9割以上が、吉田所長の命令に反
して、現場を放棄していなくなったこと。また、第一原発の現場で、原発自体が
「制御不能」に陥ることが現実に深刻に懸念されたことが、赤裸々に述べられて
います。では、川内原発で、いざ過酷事故発生という時に、システムが「制御不
能」に陥ることなく、また同様の「職場放棄」が起こらないと、貴職は「保証」
できますか?とうてい無理でしょう。
2.この間、国や自治体主導の「避難計画」について、鹿児島県の伊藤知事でさ
えお手上げとなり、県議会で「10km~30km圏の避難計画など絵空事」という発言
をしています。加えて、私たちは、「避難」ということ自体が、帰還の見通しな
ど立たない「片道切符」の「絶望的事態」であり、真の意味での「避難」などあ
りえないと考えています。また、「避難誘導」に当たるべき自治体職員が、「職
務放棄」をしないという保証もどこにもなく、仮にそうなれば、「避難計画」は
まさに「絵に描いた餅」となります。突き詰めれば、われわれ住民に「避難」を
求めるのではなく、川内原発自体の「避難」=「廃炉」が先決問題となる他はあ
りません。
3.この間、「基準地震動」が、安全基準の中心になってきましたが、こんなも
のは、電力会社主導の所詮「架空」の数値です。「基準値」の枠を超えた事例が
近年少なからずあることは、先の「福井地裁判決」が指摘するとおりです。「中
央構造線」が縦断する「九州島」全体が「巨大な火山島」であり、至る所「活断
層」だらけの「地震の巣」であり、「基準値」などなんの助けにもならない「絵
空事」に過ぎません。
4.川内原発の周囲には、阿蘇カルデラ・小林・加久藤カルデラ・姶良カルデ
ラ・阿多カルデラ・喜界カルデラなど、ひしめいています。この内の3つが海底
に潜んでおり、「海底火山」噴火の危険を常に秘めています。われわれは、これ
らの火山噴火に多寡をくくって臨むことは許されません。このような人知を越え
た脅威をはらむ「大自然」に対する「畏敬の念」が私たち人類には不可欠です。
このような「災害対策」の基本原理として、まずは「人為的な重大な危険要因」
たる「原発の再稼働」中止が喫緊の課題であることは自明の理です。
 以上により、貴職が、川内原発再稼働中止の大英断をされんことを切に望みます。

┏┓
┗■4.地震は東電柏崎刈羽原発7基に大打撃を与えた
 |  7年前の7月16日中越沖地震と原発の強い関係・苦い教訓
 └──── 柳田真(たんぽぽ舎)

 7年前の7月16日、震度6強の地震が新潟県柏崎市や刈羽村をおそった。東京
電力柏崎刈羽原発7基は大きな打撃を受けた。多くの人が(世界中が)火災で黒煙
を上げる原発を見た。東電はこの時の苦い教訓から東電福島第一原発(6基)に免
震重要棟をつくった。この時、東電がキチっとした深い反省をしていれば、2011
年3月11日の福島第一原発事故は防げた可能性があった。今後随時、7年前の
「地震と原発の教訓」を掲載します。

★ 前田 朗 さんから:
レイシズムの社会学に学ぶ(8)理論と実証と歴史と
樋口直人『日本型排外主義』(名古屋大学出版会、2014年)  
http://maeda-akira.blogspot.jp/2014/07/blog-post_16.html

ヘイトスピーチに対策迫る=国連人権規約委の対日審査
時事通信7月16日(水)9時3分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140716-00000027-jij-int

[朝鮮新報]2014.07.16 (09:58)
朝大生らが国連で活動、ジュネーブで「高校無償化」適用訴え
http://chosonsinbo.com/jp/2014/07/kokuren01/

[アジア・太平洋人権情報センター]
http://www.hurights.or.jp/archives/newsinbrief-ja/section3/2014/07/715.html
ジュネーブで国連規約人権委員会、日本報告審査が始まる-委員からヘイトス
ピーチに関する質問など(7月15日)

http://www.hurights.or.jp/archives/newsinbrief-ja/section3/2014/07/ngo714.html
自由権規約委員会に日本の人権状況について、ジュネーブでNGOがブリーフィン
グ(7月14日)

★ 井上澄夫 さんから:
新基地建設を阻止するため、稲嶺名護市長とともに市議会も奮闘しています。一
方、海上保安庁は新基地建設反対運動を弾圧する訓練を続けています。ブイ設置
強行は時間の問題です。
 安倍政権は川内原発1、2号機の再稼動をなりふりかまわず進めようとしてい
ますが、異常に強硬なその姿勢は辺野古新基地建設についても、オスプレイ運用
の全国展開についても同じです。世論を突破して踏みにじり、ただもう驀進ある
のみです。
 それなら私たちもそれを迎え撃って打ち破ろうではありませんか。滋賀知事選
の結果は政治状況全体の潮目が変わったことを示しています。安倍首相は苦境に
陥りつつあるからこそ強気なのであり、もう余裕がなくなっているのです。

------集会等のお知らせ------

●<1000日目記念冊子希望先●
※<福岡・九州集会>反原発運動1000日の激動の歴史。
一冊 ワンコインカンパで500円です。
送料は何冊でも無料です。
冊子ご希望の方は、〒住所氏名電話番号、冊数を
青柳 y-aoyagi@r8.dion.ne.jp まで。

●「きみへ」 さよなら原発!●
http://youtu.be/kCyPiK48E00
音声と画像(池田@中津・作)★九電本店前ひろば★紹介。

●原発いらない!九州実行委員会と鹿児島川内市民グループ●
《会議》 
日 時: 7月19日(土)13:30~
場 所: (鹿児島薩摩)川内文化ホール 2階会議室
   地図:http://tinyurl.com/nhlcswd
  〒895-0054 薩摩川内市若松町3-10
    ℡:0996-22-5211

●ストップ川内再稼働!8.31川内行動(仮)●
-- 鹿児島・川内原発再稼動を止めることが全国の原発再稼動を阻止する--
   8/31 川内に行こう! 全九州、日本、韓国・台湾から 結集!
日 時:8月31日(日)13:00 集い
向田公園(むこうだこうえん):薩摩川内市神田町151
http://tinyurl.com/ms6jkb8

● 小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)さん講演会 ●
日時: 9月26日(金)開場18:00 / 開始18:30
場所: 福岡市立中央市民センターホール 
住所: 福岡市中央区赤坂2丁目5-8 tel092-714-5521
    地図:http://tinyurl.com/ll3slxq
主 催:さよなら原発!福岡
    原発とめよう!九電本店前ひろば
   「原発なくそう!九州玄海訴訟」福岡地区原告団・弁護団
参加費:800円、避難者の参加費は400円。
連絡先:原発とめよう!九電本店前ひろば(080-6420-6211青柳)

● 原発3号機プルサーマル裁判 証人尋問●
7月18日(金)10:00~16:00 佐賀地方裁判所
☆玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会☆
http://www.facebook.com/genkai.genpatsu

● 「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
10月10日(金)午後2時 地方佐賀裁判所
原告総数 原告総数 8070名(6/3現在)
  ホームページ: http://no-genpatsu.main.jp/index.html

○-----------------------------○
★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
  午前10時から午後4時。(土・日曜・休日は閉設) 
    ♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
 場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
    地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
   ★☆ (ひろば・テント080-6420-6211青柳) ☆★
    <facebook、twitter、ブログ等で拡散よろしく>

************************
〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
aoyagi@tent-hiroba.jp
y-aoyagi@r8.dion.ne.jp
************************


アムネスティ・アップデート 2014.7.17 通巻627号

□■□ ━━━━━━━━━━━ 2014.7.17 通巻627号 ━━━━━

アムネスティ・アップデート  http://www.amnesty.or.jp

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□

アムネスティで活動、あるいは活動を支援する人は150を超える国
と地域に渡ります。ロンドンにある国際事務局から送られてくる情
報をもとに、さまざまな活動を行っています。今回アムネスティが
取り組む袴田巖さんの再審を求める運動は、すべての支部が一丸と
なって取り組むグローバルアクション。各国の仲間とともに、袴田
さんを支援していきませんか?


□■□ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

[NEWS] イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ自治政府:
ガザ地区に対する無差別攻撃の即刻停止と国際人道法に則った市民
の保護を強く求めます
[FOCUS] グローバルアクション:袴田巖さんの再審の実現のために!
[ACTION] メキシコ:知らんぷりを許すな!自白を強いる拷問
[EVENT] 7.21 NGO緊急集会とキャンドル・アクション
STOP! 空爆~ガザの命を守りたい~


□■□ アムネスティ発表ニュース ━━━━━━━━━━━━━

最新のアムネスティ発表ニュースをお届けします。

………………………………………………………………………………

【NGO共同声明】イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ自
治政府:ガザ地区に対する無差別攻撃の即刻停止と国際人道法に則
った市民の保護を強く求めます

………………………………………………………………………………

私たち、日本を拠点とするNGOは、7月8日からイスラエル軍が開始
したガザへの軍事攻撃において、民間人の死傷者が増え続けている
状況を深く懸念しています。

◇ こちらのニュースリリースの全文は下記サイトでご覧ください
http://www.amnesty.or.jp/news/2014/0716_4721.html


□■□ 今週のフォーカス ━━━━━━━━━━━━━━━━━

………………………………………………………………………………

グローバルアクション:袴田巖さんの再審の実現のために!

………………………………………………………………………………

えん罪の可能性が指摘されていながら、死刑判決を下され、以来46
年を拘置所で過ごした袴田巖さん。長い闘いの末、今年3月によう
やく再審決定を手にし、釈放されました。しかし検察は、再審の決
定に対し不服申し立てを行いました。これにより、袴田さんの真の
自由はまた遠のいてしまいました。

再審実現のために、東京高等検察庁に対し、不服の申し立てを取り
下げるようオンラインアクションを行っています。今回は特別に、
グローバルアクションとして世界中のアムネスティのメンバーにも
呼びかけるため、英語表記にしてあります。何十年にわたって無実
を訴え続けてきた袴田さんのため、日本のみなさんもご参加くださ
い!

▽ オンラインアクション:袴田巖さんの再審実現にあなたの力を!
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/hakamada_2014.html


□■□ ワン・クリック・アクション ━━━━━━━━━━━━

現在、アムネスティでは下記のウェブアクションを展開しています。
世界の国々の人権状況を改善するために、メールを送ってください。
ワン・クリックが集まれば救われる人たちがいます。

▽ メキシコ:知らんぷりを許すな!自白を強いる拷問
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/mexico2014.html

▽ すべてのワン・クリック・アクションを見る
http://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/


□■□ イベント案内 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

………………………………………………………………………………

7/21 NGO緊急集会とキャンドル・アクション
STOP!空爆~ガザの命を守りたい~

………………………………………………………………………………

7月8日から始まったイスラエルによるガザへの軍事攻撃によって、
死傷者の数は増え続けています。一方、パレスチナ武装勢力も応戦
し、イスラエルに向けてロケット弾を無差別に発射しています。一
般市民を意図的に標的にする行為は戦争犯罪であり、絶対に許され
ることではありません。7月21日、さまざまな形でパレスチナに関
わる市民団体が結集し、市民を巻き込む無差別攻撃を直ちに停止す
るよう訴えます。また、パレスチナ、イスラエル双方で犠牲になっ
たすべての人びとへの哀悼の意を表し、キャンドル・アクションを
実施します。ぜひ、ご参加ください。

■ 日 時:7月21日(月・祝)18:30開始(18:00受付)20:00終了
■ 会 場:明治公園 仮設ステージ
■ 参加費:500円

▽ 詳細はこちら
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/event/2014/0721_4724.html

………………………………………………………………………………

7/26 連続講演会 第3回
「難民からまなぶ世界と日本:家族をひきさく強制送還」(東京)

………………………………………………………………………………

非正規滞在者/難民申請者が本国に強制送還される過程において、
家族分離や制圧行為などの人権侵害がみられています。2010年の
送還死亡事件と2013年のチャーター機の大量送還が、それを物語っ
ています。法務省・入国管理局による強制送還の問題点について、
考えてみましょう。

■ 日 時:7月26日(土)14:00~16:00
■ 会 場:早稲田大学7号館405教室
■ 参加費:無料 ※事前にお申込みください

▽ 詳細はこちら
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/event/2014/0726_4566.html

………………………………………………………………………………

8/3 自由のために乾杯!交流会(大阪)

………………………………………………………………………………

自由のために乾杯!アムネスティに興味をもつ方ならだれでもご参
加いただける交流会を開催します。アムネスティの会員はもちろん、
会員と気軽に「話をしたい」、「話を聞きたい」という会員以外の
方の参加も大歓迎です。

■ 日 時:8月3日(日)16:30~
■ 会 場:アムネスティ大阪事務所
■ 参加費:1000円 ※アルコールを飲まれる方は1500円

▽ 詳細はこちら
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/event/2014/0803_4722.html

………………………………………………………………………………

8/4 加古川刑務所参観(兵庫)

………………………………………………………………………………

加古川刑務所を参観しませんか?
刑務所の実態を知る良い機会です。

■ 日 時:8月4日(月)13:30~15:30
■ 会 場:加古川刑務所
■ 参加費:無料 ※7月25日(金)までにお申込みください
※アムネスティ会員、国内人権ネットに所属している方が対象です。

▽ 詳細はこちら
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/event/2014/0804_4650.html

………………………………………………………………………………

7月以降の各種イベント・セミナー

………………………………………………………………………………

人権問題について学べるアムネスティ主催の入門セミナー、および
その他のイベントについては下記をご参照ください。

http://www.amnesty.or.jp/get-involved/event/


□■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

発 行:公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
連絡先:〒101-0052 東京都千代田区神田小川町2-12-14
晴花ビル 7F
TEL:03-3518-6777 FAX:03-3518-6778
E-mail:info@amnesty.or.jp

■ アムネスティ日本 公式Facebookページ
海外の現地レポートなど、FBでしか読めない記事をお届けします!
http://www.facebook.com/amnesty.japan

■ アムネスティ日本のブログ
インターン&職員が毎週更新!事務所で起こる日々のできごとなど、
アムネスティ日本を身近に感じられる記事が満載です!
http://amnestyjapan.blogspot.jp

■ アムネスティ50周年記念特設サイト アートひろば
アート作品や動画を集めた、楽しいサイトです。
http://amnesty50th.jpn.org/

■ アムネスティは、人権侵害の被害者に寄り添うため、不偏不党の
立場をとっています。そのため、政府からの助成は一切受けていま
せん。ぜひ寄付にご協力ください。
http://www.amnesty.or.jp/get-involved/donation/index.html

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一番下にある配信停止ボタンよりアドレスをお送りください。
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く場合を除き、第三者に提供いたしません。個人情報保護の方針、
その取り扱いの詳細については、以下をご参照ください。
http://www.amnesty.or.jp/about_us/dataprotection.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□

~紛争地での支援活動から平和を考える~

EPSON165.jpg
市民公開講演会
「アフガニスタンに命の水を」
~紛争地での支援活動から平和を考える~
=講師 中村 哲氏 医師・ペシャワール会現地代表・PMS(ピース・ジャパン・メディカル・サービス)総院長=

日 時 7月26日(土)開場15:30 講演16:00~17:50
会 場 ホテルマリターレ創世(佐賀市神野東2-5-15 電話0952-33-5511)
参加費 無料(定員になり次第締め切ります)
主催/問い合わせ先 佐賀県保険医協会(電話0952-29-1933 FAX0952-23-5218)

「福島と下関をつなぐ保養2014」

前年度行われた「関門保養プロジェクト2013」に続き、今年も「福島と下関をつなぐ保養2014」が実施されます。

HP
http://blog.canpan.info/kanmonhoyou/

実施日  7月23日(水)~ 29日(木)【6泊7日】
参加人数 福島、宮城県より5家族12名
宿泊先  下関市内

大まかなスケジュールは以下のとおりとなっています。
23日  福岡空港→下関  歓迎会
24日  海響館
25日  海水浴
26日  自由行動
27日  保護者:交流会 子ども:ネイチャーゲーム
28日  自由行動
29日  下関→福岡空港

この間のお手伝い、または寄付金等を募っていますので、ご協力くださいますよう、宜しくお願いいたします。
詳しくは、添付したチラシをご覧ください。

※主催者よりメッセージ
「27日(日)午後13時30~(細江カトリック教会)で行なわれる交流会へは是非来てください。 お母さんたちから今の福島の話を聞かせてくれる会です。」
カトリック教会細江教会
山口県下関市細江町1丁目9-15


フクシマの子どもたちを支えたい。一緒に考えませんか

フクシマの子どもたちを支えたい。一緒に考えませんか
「私にも出来ること」

☆多くの方に聞いていただきたい講演ですので、お友だちを誘ってご参加ください。

◆会費:500円
◆とき:7月27日(日曜日)10時会場
◆場所:北九州市立男女共同参画センター・ムーブ6階 大セミナー室
    北九州市小倉北区大手町11番4号
http://www.kitakyu-move.jp/sisetsu/328.html

◆お子さんは無料で同室いただけます。
◆託児もあり(2歳以上)
 託児受付(7月20日まで)
 09022187196(しばの)
または huwarinet@gmail.com

いまだに残る高濃度の放射線汚染地。そこに住む子どもたち。
福島県内では、子どもたちの甲状腺がんが、疑いを含め89人もいるという、たいへん深刻な状況です。
少しでも多くの時間放射能のない場所で過ごし、体内から放射能を排出させるための「保養」が、子どもたちには不可欠。
市長が医師である長野県松本市では、日本で唯一、自治体をあげての山村留学「まつもと子ども留学」を行い、子どもたちが寮生活を送っています。
今回、「まつもと子ども留学」理事の種市靖行氏を初めて九州にお迎えし、福島の状況や保養の必要性、子どもたちのために私たち個人や自治体で取り組める方法など、様々な角度からお伺いします。

◆まつもと子ども留学HP
http://www.kodomoryugaku-matsumoto.net/

<講演者 医師 種市靖行さんプロフィール>

・平成18年3月 福島県郡山市にたねいち整形外科を開設するも、震災後閉院
・須賀川市の「池田記念病院」の整形外科部長
・NPO法人 まつもと子ども留学 理事
・2013年 医師としてベラルーシ視察

日本整形外科学会専門医、運動器リハビリテーション専門医
●所属学会
日本整形外科学会、日本臨床整形外科学会、日本手外科学会、日本骨折治療学会、日本AKA医学会、運動器リハビリテーション学会

◆プログラム(予定)
10時会場、10時15分開演 終了12時15分予定
1.避難を決意した福島のお母さんのお話
2.種市医師講演「 現地医師であり父親の目から見たフクシマ子育てのジレンマ」
3. 子どもたちの自然体験プログラム紹介 他


【連絡先】
09022187196(しばの)またはhuwarinet@gmail.com

◆地球交遊クラブ・地球のステージチーム九州さんのイベント


◆地球交遊クラブ・地球のステージチーム九州さんのイベント

現在、小倉北区の男女共同参画センター・ムーブにおいて「ムーブフェスタ」が開催されています。
毎年、地球交遊クラブ・地球のステージチーム九州さんも「ムーブフェスタ」に参加され、今年も企画されていますのでご案内いたします。


☆タイトル=『アートのチカラで平和を想ういちにち』・・・
 
広島で長崎で多くの市民が、子どもたちが命を落としてから70年。
その後もベトナム、カンボジア、アフガニス タン、パレスチナ、ルワンダ、スーダン、イラク、東ティモールと、数えきれないほどの国々で無辜の人々が、子どもたちが、命を、未来を絶たれてきました。

そして、2011年3.11の東日本大震災は、最後の被爆地長崎の願いは叶わず、私たちが夢見た豊さのための「核の平和利用としての原発」は津波被害によって一転。
福島の人々にかつてない負担を背負わせることになりました。

「豊かさ」とは「平和」とは・・・?70年の時を超えて、今を生きる日本の大学生が見つめた「福島の今」と「テレジンの子どもたちの詩と絵画」のメッセージから
平和への想いを共有する一日になることを願って企画しました。
 
   日時:7月19日(土)10:0~(会場10:00~)
   会場:北九州市男女共同参画センター・ムーブ
         5階大セミナールーム
   入場料 1・2部通し:700円 東ティモールコーヒー付き
         (映画・講演)
       3部:テレジン報告会のみ コーヒー代100円 
    
   ※申し込み・お問い合わせ先※
    地球のステージ チーム九州 
    ?:080-4351-9871 fax:093-692-8937

    Email:sunserl0303@gmail.com
※学生&福島はじめ東日本出身の方は無料です     
※※当日申し込み受付できます。        

プログラム

<開場:10:00>
◇1部10:30~12:00ドキュメンタリー映画
予告編
https://www.youtube.com/watch?v=zYWEZ1iVnJU

「いわきノート」・・・
福島県の南部に位置し、福島第一原発から最寄りの都市であるいわき市。かつての炭鉱の賑わいや、映画『フラガール』で知られる街だ。

東日本大震災では446名が犠牲となり、現在も福島第一原発の周辺町村から2万人以上の避難を受け入れている。

放射能、環境変化、風評被害、様々なストレスが住民たちに 重くのしかかっている中、 様々な思いを住民同士で語る場として「未来会議inいわき」が開催されている。

なめこ農家、漁師、いわきで子育てする母親たち、保育士、教師。 高校生、サーファー、今なお仮設住宅で生活する人。

戸惑いながらも前に進もうとしている人々の姿が、 対話によって浮き彫りになっていく。

震災から2年半経った2013年9月に開催された未来会議の参加者に カメラを向けるのは、つくば大学に在学する11人の学生たち。

「福島の人々の声を世界に」を合言葉に、 インタビューや市内の情景を織り込んで映画制作に挑む。

学生たちの真摯なまなざしが描く、被災地いわきの人々の声と その未来への思いとは。    

―休憩10分―

◇2部12:10~13:40講演と振り返りの時間 中村隆市さん
「平和を想う」~チェルノブイリ~ふくしま~あしたへ 
 
中村隆市さんプロフィール
 1955年福岡生まれ。ウインドファーム代表。
 20代から有機農業、環境運動に取り組み、
 87年フェアトレード事業を開始。
 有機農業とフェアトレードの普及で
 ブラジル・マッシャード市から名誉市民章受章。

 90年からチェルノブイリ医療支援に関わる。
 『考える絵本 しあわせ』のモデル。東北あしたの森代表。
     
◇3部14:00~16:00活動報告 テレジンを語り継ぐ会
      2014年テレジン展活動報告会
 
テレジンの子どもたち・・・
第二次世界大戦時、ナチスドイツはヨーロッパを侵攻し、多くのユダヤ人をたくさんの強制収容所に送り込みました。
チェコスロヴァキア(当時)のテレジン収容所の10歳から15歳の15,000人の子どもたちも、アウシュヴィッツに送られ、あるいは病気などで命を落としました。
1945年5月8日、ナチス軍が敗走したあとのテレジン収容所で、奇跡のように子どもたちの4,000枚の絵と数十編の詩が残されていました。
現在チェコのプラハにあるユダヤ博物館が所蔵し、展示しています。

作家の野村路子さんは「この絵を日本の子どもたちに見せたい」と強く願い、1991年から日本各地で展覧会を開き、 テレジンの子どもたちのことを伝えています。

主な活動は野村路子さんと埼玉県平和資料館の協力を得て、レプリカパネルを展示しています。              
   主催:地球のステージチーム九州
   協力:テレジンを語り継ぐ会ふくおか


☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1183日目報告☆

青柳行信です。7月16日。
-- 鹿児島・川内原発再稼動を止めることが全国の原発再稼動を阻止する--
   8/31 川内に行こう! 全九州、日本、韓国・台湾から 結集!
        私たちの人生の一日はこの日に!

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1183日目報告☆
呼びかけ人賛同者7月15日3504名。
原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】7月15日3名。
 栗本佳宜 前田洋明 石井琢士
★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
 <ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです。>

★ 横田つとむ さんから:
青柳さん
15日は 核兵器をなくす平和行進に参加しました。
原発も 核兵器も 同じものです。
人間がコントロールできないものです。
そんな危ないものは 早く なくしてしまいましょう。
あんくるトム工房
核兵器をなくそう  http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/3098
有明海をよみがえらせよう  http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/3099

★ 橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから:
☆9条のハングル訳を携へて韓国へ行く戦争放棄(ポギハンダー)と
      (左門 7・16-720)
※民族交流のためハングル教室に入った最初のイベントが「9条をハングルで共
有する旅」となった。
一案がひらめいて、9条のハングル訳」をベートーベンの「第9・合唱」の曲に
詩の形で配分したところ、
スムーズに歌えて・覚えることができた。両民族が一緒に歌う事の中から、
シラーの詩の主題である「平和と喜びと希望」が湧き上がるでしょう。
後ほど、その詩を紹介します。

★ 大分の島田雅美 さんから:
青柳行信さんへ
毎日メールをありがとうございます。暑い中をテントでの抗議行動、ご苦労様です!
大分の方も、みんな元気で、毎日情宣・抗議行動が1093日目になります。きょう、
本日、7月16日(水)、原子力規制委員会から、川内原発の再稼動の「審査書
案」が出ることを知って、緊急抗議行動のお知らせです。

*******と き:7月16日(水)8:00~16:30*******
*******ところ:九州電力大分支社前***********

こんなものは、決して「合格証」などではありません。
そもそも危険なものは、どんなに逆立ちしても危険です。
それぞれ各自が「川内原発再稼動反対!」「規制委の審査を認めない!」とか
プラカードに大きな字で書いてお持ち下さい。
九電前は暑いですので、必ず暑さ対策(帽子・ドリンクなど)をして来て下さい。
尚、九電前は病院が2軒と高齢者の施設もありますので、
静かな抗議行動になりますのでご了解下さい。
抗議文(1093通目)は、16:30に提出します。雨天決行です。

★ 下関の沢村和世 さんから:
<新聞記事1枚送付>
http://tinyurl.com/mawu76v
『朝日新聞』大阪本社圏 

今日1枚の新聞記事を送りました。この記事に至ったのは、まったく、大飯裁判
の原告で尽力した水戸喜世子さんの、発意と熱意によるものです。
それから、判決要旨を中・韓・英語に翻訳する労を惜しまなかった3人の方には
感謝のほかありません。

 水戸さんは先日、台湾の第4原発反対に向けて林義雄氏がハンストに入られた
とき、西田勝先生起草の手紙と、馬英九総統への要請文をもって台湾に駆けつけ
ました。その要請文には急きょ、私たち市民も署名を連ねました。

 私は日韓台の反原発の連携をつよく望んでいます。
 そのことに思い一筋、無私の努力をして下さる方々があることに、日韓台・
原発ゼロの道に光を見出しています。

★ 中西正之 さんから:
青柳行信 様
原子力規制委員会の新規制基準の審査書案で検討すべき項目(4)
<適合性審査はコリウム・コンクリート反応による一酸化炭素の大量発生を検討
していない>を報告します。
『九州電力の原発再稼働申請を取り下げる要請交渉記録
日時:2014年6月11日
九州電力の原発再稼働申請を取り下げることを求めます
『2.格納容器に水素爆発、水素・一酸化炭素爆発が起きないことを証明して
ください。

(九電)原子力規制委員会の新規制基準適合性の審査で証明されている。詳しい
内容は説明できない。

(当方)一酸化炭素爆発は。

(九電)大量の一酸化炭素の発生はないと考えている。

(当方)水がなくて溶融核燃料がコンクリートに触れた場合に発生する一酸化炭
素の量は計算はしているのか。

(九電)水がないという状態を想定していないので、そういう評価はしていな
い。そういう計算をやったかどうかも分からないので確認する。

(当方)2800℃度もの高温になっている燃料を水で冷やせるのか。2013
年12月17日の新規制基準適合性の審査では、2800℃もの高温になってい
る燃料を水で冷やせる実験の成功例は無いと報告されている。

(九電)内容を見ていないので、今後調査して報告する。』

1979年3月のスリーマイル島原発の過酷事故、1986年4月のチェルノブ
イリ原発の過酷事故より、原発の過酷事故の発生時、溶融核燃料のメルトダウン
やメルトスルーが現実に起きる事が分かり、2800℃にもの高温度になった核
燃料が格納容器のコンクリートと反応するコリウム・コンクリート反応
(MCCI)が非常に危険だということが分かった。
そして、世界中で(MCCI)の再現実験と(MCCI)の防止実験が行われた。
その実験で、(MCCI)は水をかけて冷却しても、水中でも火山でできる軽石
と同じクラスタがコリウム表面に発生し断熱をしていまい、コリウムから水への
熱の移動を阻害し、水で(MCCI)を停止することがひじょうに難しい事が分
かった。また、(MCCI)によって、大量の水素と一酸化炭素が発生し、ジル
カロイ・水蒸気反応で発生する水素と合算されることが分かった。

 そして、国会事故調査委員会も事故調査報告書で、上記の国内外の
(MCCI)の実験結果より、福島第一原発3号機の爆発は、(MCCI)に
よって、大量の水素と一酸化炭素が発生し、ジルカロイ・水蒸気反応で発生する
水素と合算され大爆発が起きたと推測すると、一番良く説明できると報告した。
 海外の文献には、(MCCI)によって、大量の水素と一酸化炭素が発生する
ことは、たくさんの報告がされているから、海外では良く知られているが、日本
では原発の安全神話を守るために、このことはブラックボックスとされてきた。

そして、原子力規制委員会の新規制基準の策定時のパブリックコメントで、佐藤
暁氏が公開で、このことを指摘しても、無言で押し通した。
また、新規制基準に係わる適合性審査でも、無言で押し通した。
 ブラックボックスだらけの、新規制基準とその適合性審査では、川内原発の再
稼働対策の安全についての評価はできません。

参考文献(岩波の科学2014年3月号岡本・中西・三好「炉心溶融物と
コンクリートとの相互作用による水素爆発、CO爆発の可能性」)
http://jsafukuoka.web.fc2.com/Nukes/)

★ 舩津康幸 さんから:
おはようございます。
きょうは、いよいよ審査書案の提示が予定されている日です。また、16日は中越
沖地震から7年を迎えます。泉田新潟県知事へのインタビュー記事が下方にあり
ます。?
今朝も川内(せんだい)原発から玄海、佐賀、福岡、九電、・・と進めていきます。

1.<川内原発、16日に審査書案=新基準初の「合格」-規制委>時事通信
2014/07/15-19:12
記事全文<原発再稼働の前提となる審査が優先的に進められている九州電力川内
原発1、2号機(鹿児島県)について、原子力規制委員会は16日、事実上の合
格通知に当たる「審査書案」を提示する。同日の定例会合で委員が了承すれば、
30日間の意見募集を経て正式決定する。再稼働に必要な他の許認可がそろえ
ば、規制委の審査は終了。九電の準備や地元の同意、規制委の使用前検査の後、
秋にも再稼働する見通し。>
・・・・

昨日の3.の記事の詳細を伝える、
2.<原子力市民委、川内再稼働凍結を要請>データ・マックス2014年7月15日07:07
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2014/07/9794/poat_ymh1/
<・・・・県庁を訪れた座長代理の吉岡斉氏(九州大学大学院比較社会文化研究
院教授、元政府原発事故調査委員会委員)、満田夏花氏(国際環境NGO FoE
Japan理事)は提出後、県庁内で記者会見し、再稼働を凍結するよう求め
た。・・・・・・・・・・・
再稼働への地元同意について、伊藤県知事は、必要とされるのは県と薩摩川内市
の首長・議会の4者のみという考えだが、再稼働反対の議会や住民過半数の意思
を無視するのかどうか判断が問われる。>

3.<原発再稼働緊迫!追い詰められた九電(3)>データ・マックス2014年7
月15日07:01
http://www.data-max.co.jp/company_and_economy/2014/07/9782/post_16457_ymh_03-2/
<「新規制基準に合格した後に主張」と九電>? 「住民の安全を確保するのは九
電の責任の問題だと考えていないんですね。九電は独自に安全性を検討している
わけではなく、国任せという主張で間違いないんですね」。原告側は、佐賀地裁
で九電に確認を求めた。九電が、安全性の主張に消極的な態度を取り、「新規制
基準は国が作るもの。九電は新規制基準を信頼している」と、国任せの姿勢を示
したためだ。
九電側は慌てた。「いやいや、安全性について考えていないわけはない」「新規
制基準について当局から合格をもらった後に主張します」。九電のこの発言に、
原告側はさらに猛反発した。代理人だけでなく、長谷川照原告団長(元佐賀大学
学長)が発言すると、最初は代理人以外の発言を静止していた裁判長も発言を認
めた。それほど、九電の時間稼ぎ、引き延ばしの意図が露骨だった。九電とし
て、新規制基準に合格になると思って適合性審査に申請したはずである。申請し
た時点で、九電自身は合格すると考えているのは明らかである。それなのに、そ
の主張はすぐに裁判で出さないという。「そんなの合格だと九電が最初から思っ
ているなら、さっさと出しなさい」。原告側代理人が九電側に迫った。・・・
・・・・・
<新規制基準で安全を保証できると主張しない?> また、九電側代理人は「新
規制基準に合理性があるという主張を九電が特に主張しようとは思っていない」
とも法廷で発言した。これに対して、原告側は「基準に合格しているから安全だ
ということと別に、基準そのものが安全性を確保するものだという主張をしない
といけない。それは合格するかどうかとは別にすぐ出せるはずだ」と指摘した。
結局、この日の弁論は、九電の代理人が「次回で全部出せるとは限りませんが、
九電が安全だと考えている主張を、規制当局からの合格の時期を待ってではなく
て、それよりも前に出す」と約束して、終わった。・・・・・・・>
・・・・・・・先日の裁判でのやり取りの重要なポイントをわかりやすく伝えて
います。

4.<(佐賀県)玄海町長選 事前審査に3陣営>佐賀新聞2014年07月15日 09
時58分????????
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/83956
<任期満了に伴う29日告示の東松浦郡玄海町長選で、立候補届出書類の事前審
査が14日、町役場であり、立候補を表明している現職の岸本英雄氏(61)=
長倉、2期=と町議の中山敏夫氏(59)=今村、6期=の2陣営に加え、近く
出馬表明予定の1陣営が出席した。この陣営は「反原発」を掲げて町外から立候
補者を擁立する見込みで、原発の是非が争点化する可能性も出てきた。告示まで
2週間と迫る中、選挙戦に向けた動きが加速している。・・・・中山氏は玄海原
発が立地する北部の値賀地区を地盤とし、町議会で会派・玄創会を組む町議2人
のほか、地元区長や前町長の寺田司氏(78)らが支持を表明している。両氏と
も原発再稼働には賛成で、原発関連交付金を使った地域振興策などで論戦を
繰り広げそうだ。共産党は候補者擁立を断念した。>

5.<(福岡県)佐賀・玄海原発:反原発団体が糸島市に質問書>毎日新聞 
2014年07月15日 〔福岡都市圏版〕&lt;iframe
src="//www.googletagmanager.com/ns.html?id=GTM-5PRZTT" height="0"
width="0"
style="display:none;visibility:hidden"&gt;&lt;/iframe&gt;
&lt;iframe src="//nspt.unitag.jp/0d62dd358aae6e95_807.php" width="0"
height="0" frameborder="0"&gt;&lt;/iframe&gt;
記事全文<原発再稼動に反対の市民でつくる「脱原発!いとしまネット
ワーク」(岡部寛喜代表)が14日、糸島市に対し九州電力玄海原発(佐賀県玄
海町)での事故発生時の避難態勢などに関する質問書を提出した。質問書は、玄
海原発から30キロ圏内の市民の避難先は不十分とし、重大事故発生時の避難誘
導、要支援者の移動手段の確保など8項目を質問している。8月14日までの回
答を求めている。>

6.<九電、相浦発電所2号機の運転を再開>日経新聞 2014/7/15 12:22
記事全文<九州電力は15日、給水ポンプの不具合で停止していた石油火力の相浦
発電所2号機(長崎県佐世保市、出力50万キロワット)の運転を同日午前10時半
に再開したと発表した。不具合の原因となっていたポンプの回転軸の交換と、ポ
ンプの他の部分の整備が終わったため。 相浦2号機は起動に向けて給水ポンプ
を動かしていたところ、軸受け部分の異常な振動と油圧の低下が発生したため、
6月30日午後に手動で起動作業を中止した。>??

関連記事、
6’.<火力発電9基が点検延期し運転>2014年7月15日(火)20時3分配信
&lt;a
href='http://web-jp.ad-v.jp/adam/ep/click/NFADV.NEWS.HEADLINE/RECT?cat=NFADV.NEWS.HEADLINE'
target='_blank'&gt;&lt; img
src='http://web-jp.ad-v.jp/adam/noscript?cat=NFADV.NEWS.HEADLINE&
amp;for記事全文<電気事業法で4年ごとの実施が定められた定期点検を延期し
て運転を続けている火力発電が9基あり、うち7基が関西電力の保有であること
が15日、分かった。残りは中部電力と四国電力が1基ずつ。9基のうち4基は
運転年数が40年以上の老朽設備だ。東日本大震災後の原発停止で低下した供給
力を補うため特例措置として点検延期が認められたが、夏の電力需要期に入り設
備トラブルが増加。特に関電は供給力に余裕が少なく、長期の酷使による悪影響
が懸念される。前回点検から最も時間がたつのは四国電の阿南発電所2号機で、
来月丸6年になる。同機は運転年数が45年と9基で最も古い。>
・・・・・・・原発に頼りすぎてきたツケです。

7.<(九電子会社)九電工、大分市にメガソーラー建設 4・5万キロワッ
ト>西日本電子版2014年07月16日 03時00分 更新
http://qbiz.jp/article/41997/1/
<九電工(福岡市)は15日、大分市日吉原のゴルフ場跡に大規模太陽光発電所
(メガソーラー)を建設すると発表した。出力は4万5千キロワットで、九州内
で有数の規模。伊藤忠商事(東京)、三井造船(同)と共同で設立した特定目的
会社「大分日吉原ソーラー」が運営する。総事業費は約144億円で、同日、み
ずほ銀行を幹事とする銀行団と融資契約を結んだ。予定地は、三井造船の所有地
で、5月末に閉鎖した「日吉原カントリークラブ」跡地。・・・・九電工は、稼
働中のメガソーラーでは九州で2番目に大きい「鹿児島七ツ島メガソーラー発電
所」(出力7万キロワット、鹿児島市)に出資するなど、九州内外で太陽光発電
を積極的に展開している。設置場所によって提携先は京セラやオリックスな
どさまざま。出資はしないものの、発電所の建設工事を請け負っているケースも
多い。・・・・さらに九電工は、経営が悪化している九州電力からの配電線工事
の受注が大幅に減少。このため太陽光発電で工事量を補い、業績を伸ばしている
面もある。 >

8.<(佐賀県)内閣府 海洋エネ実証実験場に佐賀を選定 >佐賀新聞2014年
07月15日 20時36分????????
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/84206
<内閣府は15日、地方自治体に公募していた潮流や波力など海洋エネルギーに
よる発電の実証実験場(実証フィールド)に、佐賀県が提案した唐津市呼子町加
部島沖を含む4県6海域を選定した。今後、国の支援で環境整備を進め、関連産
業の集積を図る。県は5年間で約7億円の経済効果を見込んでいる。佐賀県は5
種類の海洋エネルギーのうち「潮流」と「浮体式洋上風力」に選ばれた。県のプ
ランは地域との協力体制を構築したのが特徴。誘致のために立ち上げた協議会の
会長には地元漁協の代表が就き、対象海域も漁業者から推薦した。大型の浮体式
風力発電機は漁礁になる可能性があり、将来的には漁協で発電機を運営する案も
あるという。・・・・・>

8’.<粟島沖など6海域を選定>新潟日報2014/07/15 12:31
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20140715123804.html
<山本一太海洋政策担当相は15日の記者会見で、浮体式洋上風力発電など海洋
での再生可能エネルギー開発を促進するため、新潟、佐賀、長崎、沖縄4県の計
6海域を民間企業や大学の研究者らが実験できる海域「実証フィールド」として
選定したと発表した。・・・・・・・・・>
・・・記事末に地域一覧表。

福島第一の現場、
昨日既報ですが、
9.<がれき撤去で水田汚染か 福島第1 昨秋のコメからセシウム>しんぶん
赤旗2014年7月15日(火)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-07-15/2014071515_01_1.html
<・・・・・同原発3号機原子炉建屋上部で、昨年8月12日に天井クレーン関
連設備の切断・撤去、19日にがれきの集積・撤去作業が行われました。この両
日、構内のダストモニターで放射能濃度が高いことを示す警報が鳴り、作業員
12人の身体汚染が明らかになりました。同年秋、南相馬市で収穫されたコメか
ら基準を超える放射性セシウムが検出され、コメは処分されました。農林水産省
は今年3月、がれき撤去作業が原因である可能性があると東電に指摘し、防止策
を要請していました。東電は今後、高線量のがれきが残る1号機原子炉建屋を覆
うカバーをはずし、建屋上部のがれきを撤去する作業を予定。作業時には飛散防
止剤を散布するとしていますが、飛散防止の抜本的対策としては疑問が残りま
す。東電は14日の会見で、がれき撤去作業について事前に発表するかどうかは
「検討したい」としました。>
・・・・この機に至っても、作業の事前の公表の有無を検討する、と。なんとい
う態度でしょう。

政府は、
9’.<農水相「対応問題ない」 放射性物質の飛散問題>朝日デジタル2014年7
月15日16時30分
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11245029.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11245029
<・・・・・・・林芳正農林水産相は15日の会見で釈明した。農水省ががれき
撤去が原因である可能性を把握しながら地元に伝えていなかったことについて
「原因が特定できず、(地元から)質問もなかったので、問題なかったと思う」
と述べた。農水省は、この問題に関する朝日新聞の報道を受け、18日にある地
元の農業関係者の会議で説明する方針だ。>

被災地フクシマ、
9”.<「一刻も早く究明を」 コメ汚染、南相馬の農家ら反発>福島民友
(07/15 13:40)
http://www.minyu-net.com/news/news/0715/news12.html
<・・・・・・同原発から20キロ以上離れた南相馬市の旧太田村で昨年、水稲
栽培を行い、基準値を超えるセシウムが検出された農家の男性(57)は「コメ
以外の野菜の状況や、空間、土壌の放射線量を含め、直接原因が何なのかを調べ
る必要がある」とし、一刻も早い原因の究明を求めた。農林水産省が東電に対策
を要請しながら、市に連絡しなかったことには「試験栽培や実証栽培には(基準
値超のコメが出れば)原因を調べ、対策を講じる意味もあるのに、これでは意味
がない」と指摘。「農家の営農意欲がさらに薄れてしまう」と危機感をあらわに
した。>

政府が、
10.<全市町村で除染計画=福島県内の特別地域-環境省>時事通信
(2014/07/15-11:27)
記事全文<環境省は15日、東京電力福島第1原発事故により国が直轄で除染す
る福島県内の特別地域11市町村のうち、双葉町の除染実施計画を公表した。こ
れで11市町村全ての計画を策定したことになる。このうち、田村市、楢葉町、
川内村、大熊町では既に除染が完了している。双葉町の計画対象は、町面積の
4%に当たる約200ヘクタールで、2015年度末までの除染完了を目指す。
放射線量が高い帰還困難区域は、計画の対象には含まれていない。>
・・・・見出しに惑わされないように、全エリアではありません。次の見出しが
適切。

11.<双葉町でようやく除染計画策定 町面積の4%、残りは未定>西日本
(2014年07月15日 11時13分)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/science/article/101478?
<・・・・・・・・・双葉町は町面積の約96%が汚染の深刻な帰還困難区域に
指定されており、除染計画の対象範囲は残りの約4%の土地。国や町はインフラ
中心に除染を進め、今後の復興の足がかりにしたい考えだ。町の大半を占める帰
還困難区域の除染計画は未定。計画では、年間追加被ばく線量が20ミリシーベ
ルト以下となっている町の北東部約200ヘクタールで、2016年3月末まで
に除染を終える予定。>

12.<(プロメテウスの罠)4年目の夏:11 コンパス使い島歩き>朝日デ
ジタル2014年7月15日05時00分
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11243207.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11243207
◇No.978 沖縄県宮古島市に避難した福島県南相馬市の看護師、鎌田昭三
(70)は、着いた翌日の2011年5月1日から、生活用品をそろえ始めた。
市がライトバンを貸してくれた。家賃は無料だが、部屋には何もない。市の中心
部で冷蔵庫、洗濯機、ガスコンロなどを買った。鎌田は独り身だ。・・・翌月か
ら軽自動車に変わったが、市はずっと使っていいといってくれた。だが、車に
カーナビはない。道に迷うことが多かった。そんなときは、コンパスをよく使っ
た。・・・・半年後、市内中心部の平良地区の借り上げアパートに移り住むこと
ができた。歩いて買い物に行けるようになった。車は市に返上したが、避難者を
支援する弁護士から別の車を譲ってもらい、足は確保できた。
12年2月11日、南相馬市小高区の自宅に、初めて一時帰宅した。玄関を開け
た。クモの巣が張り、ネズミのふんが転がっている。カビ臭く、ほこりっぽい。
宮古島に持って行きたい物もなかった。せめて記録に残そうと、室内外をビデオ
カメラで撮影した。次第にいたたまれなくなり、30分足らずで家を出た。それ
きり帰宅していない。鎌田は「当分は宮古島で生きていくしかない」と思うよう
になった。>

13.<15日県内各地の放射性物質検査結果・県内13箇所の放射線量量測定
値・県内震災関連死者・行方不明者>福島民報7月16日朝刊紙面
⇒http://www.minpo.jp/pub/jisin_jyouhou/01.pdf
※ここにある数値は、モニタリングポストの周辺が除染された環境にある結果です。
※この紙面は、同じURLで毎日更新されています。
・・・・・紙面に、「集会所の環境放射線モニタリング結果」、「放射性物質の
検査結果(野菜・穀類)」、「関連死 富岡町で2人 認定」→合計1734人になり
ました。

14.<(栃木県)【全県】環境放射能の調査結果(原子力規制委発表)>下野
新聞7月15日 17:45
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20140715/1656873
<▼空間放射線量率(15日午後5時。単位はすべてマイクロシーベルト/時。地
上1メートルで測定。宇都宮(下岡本町)のみ高さ20メートル)・・・・・・・>

15.<(岩手県)汚染廃棄物焼却で環境省が説明 一関・狐禅寺地区>岩手日
報(2014/07/15)
記事全文<一関地区広域行政組合(管理者・勝部修一関市長)は14日、一関市
の狐禅寺公民館体育館で、国事業による整備を予定している農林業系放射能汚染
廃棄物の仮設焼却施設計画について住民説明会を開催した。初めて環境省の職員
が説明に訪れ「放射能汚染廃棄物と焼却灰は飛散しないよう容器に入れて運搬す
る」などと安全対策を強調した。狐禅寺地区民を対象に開催し、約140人が参
加した。環境省の職員4人が訪れ▽住民に配慮した時間帯に放射能汚染廃棄物を
運搬する▽モニタリングの徹底―などの対策を示した。参加者からは「放射能はゼ
ロに減ることはない」「危険な施設はいらない」「ごみ施設を造らない覚書を守
れ」と反対意見が相次いだ。最後は参加者が「反対」のビラを掲げて意
思を示した。>
16.<(山形県)避難者と一緒、紅花摘み取り 最上べにばな会>山形新聞
2014年07月15日 08:51
記事全文<山形市の出羽地区で紅花文化の継承、普及に取り組む「最上べにばな
会」(斎藤司会長)のメンバーが14日、「最上紅花復活の地」と言われる同地区
で紅花摘みと紅餅作りを行った。同会は地域住民約25人で構成し、2008年から栽
培、紅餅作り、染色までの一連の作業を昔ながらの方法で行っている。この日は
朝摘み取った紅花を出羽コミュニティセンターに持ち込んで水洗いし、発酵させ
るためにむしろの上に敷き詰めた。収穫は20日ごろまで行われる。ことしは東日
本大震災の影響で福島県から市内に避難している女性5人も種まきから参加。同
会メンバーと交流しながら紅花摘みなどを楽しんだ。その中の一人の佐藤弘美さ
ん(41)は「とげに気を付けて摘むのが大変だった」と話した。>

17.<(群馬県)福島第1原発事故 避難集団訴訟 「3条ただし書き」主張
せず 東電が初の明言??準備的口頭弁論>毎日新聞 2014年07月15日 地方版
記事全文<東京電力福島第1原発事故に伴う避難などで精神的苦痛を受けたとし
て、主に福島県から県内への避難者が国と東電を相手取った集団訴訟の準備的口
頭弁論が14日、前橋地裁(原道子裁判長)であった。公判では原告と国・東電
側双方が準備書面を提出。現行の原子力損害賠償法(原賠法)では、事故の賠償
責任は原則、電力会社が負うが、「異常に巨大な天災地変の時はこの限りではな
い」(3条ただし書き)と免責条項を設けている。東電は求釈明書を提出し、
「免責という解釈も成り立つが、主張すれば多数の被害者との訴訟争いが避けら
れない。国の援助が適切に行われることを前提に適正な賠償を行うべきだと考え
ている」とした。弁護団によると、全国で相次ぐ訴訟で、東電が「原賠法3条
ただし書き」を主張しないことを明言したのは初めてという。次回弁論は9月5
日で、今年3月に追加提訴した10世帯35人の訴訟が現行の32世帯90人の
提訴に併合される。弁護団によると、判決は来年秋ごろになる見通し。>

18.<(茨城県)福島第1原発事故 東電へ損賠請求9585万円 13年
度・稲敷6市町村>毎日新聞 2014年07月15日 地方版
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20140715ddlk08040227000c.html
<稲敷地区6市町村放射能対策協議会(会長・池辺勝幸牛久市長)は14日、東
京電力福島原子力補償相談室茨城補償相談センターに対し、福島第1原発事故に
伴う人件費など2013年度対策費用計9585万1638円の損害賠償請求を
行った。同協議会は龍ケ崎市、牛久市、稲敷市、美浦村、阿見町、利根町で構
成。同協議会事務局によると、東電に対し、12年6月に11年度分計約1億
8500万円、13年7月に12年度分計約2億3843万円を請求。今回分を
含めると約5億2000万円の請求額になるが、東電からはこれまで請求額の2
割以下の約8000万円しか支給されていないという。・・・>

原発立地地域、
19.<そこが聞きたい:中越沖地震7年の提言 泉田裕彦氏>毎日新聞 2014
年07月16日 東京朝刊
http://mainichi.jp/shimen/news/20140716ddm004070006000c.html
<◇原発事故、検証が先??新潟県知事・泉田裕彦氏  死者15人を出し、東京
電力柏崎刈羽原発(新潟県)が緊急停止した中越沖地震=1=から16日で7年
を迎える。政府は原発回帰に進むが、震災の教訓は生かされているのか、泉田裕
彦知事に聞いた。・・・・・>
? 中越沖地震から今、何を学ぶべきでしょうか。
? どこに問題があるのでしょう。
? 政府は原発の再稼働に前のめりです。原子力規制委員会は九州電力川内原発の
安全審査で事実上の合格を出す見通しです。
規制委は原発設備の性能や断層の危険性だけを審査するだけで良いと考えている
ようです。国際原子力機関(IAEA)はメルトダウン(炉心溶融)などの重大
事故への対応だけでなく、住民の被ばくを最小限に抑える避難計画など、緊急時
対策も含めた多重防護=2=の考え方をとっています。米国は緊急時対策が整っ
ていなければ稼働許可を出しません。日本も多重防護の考え方をとっています
が、福島の事故後の新規制基準では、避難計画を含めていないので不十分です。
高線量に対応できる防護装備は新潟県内の消防にはありません。重大事故が起き
た時に誰が現場で事故対応をするのか、そんな議論すらない。事故は起きないと
いう安全神話に回帰しているようにしか見えません。規制委には前身の原子力
安全・保安院と比べて強い権限があります。他省庁と調整し緊急時対策を強化す
る役割も果たしていただきたいと思います。
? 柏崎刈羽原発は活断層上にあるのではないかとの指摘があります。政府は慎重
な地震学者の代わりに、推進派の原子力工学の専門家を規制委委員に任命する人
事を決めました。
? 柏崎刈羽原発の安全審査の申請に昨年、知事は同意しました。
? いずれは知事として再稼働を検討しますか。
福島の事故の検証と総括が先です。安全性は機械だけではなく、動かす人や組織
への信頼がなければ確保できません。誰がどういうミスをしたのかがはっきりし
なければ、また同じミスを繰り返すでしょう。東電は2011年3月11日の震
災当日の段階でメルトダウンに至ることを分かっていました。それなのに、18
日に新潟県庁へ来た技術者は「メルトダウンは起きていない」とうその説明をし
たのです。東電がメルトダウンを認めたのは2カ月以上も後です。・・・・・
◇聞いて一言 泉田知事が指摘するように、米国では原発の稼働許可に必要とさ
れる緊急時対策(多重防護の第5層)がなぜ日本の新規制基準に盛り込まれな
かったのか、規制委に聞いてみた。回答は「日本では別の法律になっているか
ら、としか言いようがありません」と何とも頼りない。福島の原発事故の検証が
まず先だと知事が繰り返すのは、住民の安全を身近に思う自治体の責任者として
当然の懸念だろう。再稼働に傾く安倍政権の姿勢には、福島の教訓に学ぼうとし
ない傲慢さが垣間見える。>

20.<(新潟県)柏崎刈羽原発に根強い懸念=監視続ける「地域の会」-中越
沖地震、16日で7年>時事通信2014/07/15-14:40
記事全文<最大震度6強を記録した新潟県中越沖地震から16日で7年。東京電
力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)は設計時の想定を上回る揺れに襲わ
れ、変圧器の火災や微量の放射性物質漏れを起こした。福島第1原発事故以降に
全基が停止し、東電はうち2基の再稼働に向けた安全審査を原子力規制委員会に
申請している。住民は安全性に根強い懸念を抱き、同県の泉田裕彦知事は「時期
尚早」との立場を堅持している。柏崎市と刈羽村の住民や商工会、市民団体のメ
ンバーでつくる「地域の会」は6月、柏崎刈羽原発を視察し、東電から安全対策
の説明を受けた。同会は原発の賛否をひとまず置き、監視と提言を目的に、東電
や国などから情報提供を受け、安全性の議論を定期的に続けている。>

21.<内閣府、新潟県に交付金返納命令 ヨウ素剤未配備問題>佐賀新聞2014
年07月15日 11時50分????????
記事全文<新潟県の職員が東京電力柏崎刈羽原発(同県)の過酷事故に備えた安
定ヨウ素剤を購入したように装い、国の交付金717万円を不正に受け取ってい
た問題で、内閣府が県に交付金の返還と加算金約100万円の支払いを命令した
ことが15日、分かった。県は期限の8月初旬までに納入する見込み。内閣府に
よると、これまでに職員からの聴き取りなどの任意調査を行い、追加調査は必要
ないと判断したという。県の最終報告書などによると、12年度にヨウ素剤約
132万錠を購入する計画だったが、担当者=懲戒免職=が書類を偽造し、柏崎
刈羽原発の半径10~30キロ圏に1年以上配備していなかった。>

22.<(島根県)島根原発:運転差し止めの控訴審進行協議 >毎日新聞 
2014年07月15日 地方版
記事全文<中国電力(本社・広島市)に対し、島根原発1、2号機の運転差し止
めを地元住民らが求めている訴訟の控訴審の進行協議が14日、広島高裁松江支
部(塚本伊平裁判長)であった。終了後の住民側説明によると、中国電は活断層
周辺で続けている調査が8月末までに終了するため、その後、評価をまとめて主
張する方針を示したという。一方、住民側は関西電力大飯原発3、4号機の再稼
働を認めなかった福井地裁判決(今年5月)を証拠として今後提出する。次回期
日は11月12日、進行協議の予定。>

原発施設で、
23.<ふげんでぼや、環境への影響なし 空気圧縮機から出火>福井新聞
(2014年7月15日午後6時05分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/52230.html
15日午前11時40分ごろ、日本原子力研究開発機構の原子炉廃止措置研究開
発センター(ふげん)=福井県敦賀市=で、重水精製装置建屋の屋外に設置され
ている空気圧縮機から出火、運転員が間もなく消火器で消し止めた。敦賀美方消
防本部から消防車が出動したが、放水はせず約40分後に鎮火を確認した。けが
人はなく、周辺環境への影響もないという。・・・・・・空気圧縮機は1985
年製造。大きさは高さ120センチ、幅155センチ、奥行き77センチ。昨年
8月の外観点検では問題なかったという。>

参考記事、
24.<(東京)シンポジウム「原子力政策をどう決めるか 福島原発事故を
きっかけに」朝日デジタル2014年7月15日16時30分
<19日午後2時、東京都千代田区神田錦町2の9の安田コミュニティプラザ。
吉岡斉・九州大教授の講演、寿楽浩太・東京電機大学助教のコメント、宮台真
司・首都大学東京教授、杉田敦・法政大教授との討論。前売り1千円、当日
1200円。予約・問い合わせは「市民グループ みんなで決めよう『原発』国
民投票」(info@kokumintohyo.com)へ。>

25.<(茨城県)講演会:東海村の将来考える 20日>毎日新聞 2014年07
月15日 地方版
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20140715ddlk08040263000c.html
<日本原子力発電東海第2原発が立地する東海村の将来について考える講演会が
20日午後2時半から、同村須和間の中丸コミュニティセンターで開かれる。環
境経済学が専門で、原発立地自治体の現状に詳しい関西学院大の朴勝俊教授が講
演する。資料代500円、定員80人。日本原電は5月、原子力規制委員会に安
全審査(再稼働)申請をした。これを受け、村民らによる有志は「原発を推進す
る人も反対する人も一緒になって、東海村の未来について考える場をつくろう」
と企画した。・・・・>

26.<(大阪)インドの原発めぐる映画とトーク 監督が来日>朝日デジタル
2014年7月16日03時00分
http://www.asahi.com/articles/ASG7G66BLG7GPTIL025.html
<老朽化して「世界一危ない」ともいわれるインドのタラプール原発を描いた映
画「ハイパワー」の上映会が18日午後7時から、大阪・十三のシアターセブン
である。日本語字幕付きの上映は初めてで、来日したプラディープ・インドゥル
カー監督がインドの脱原発運動や住民の健康被害について語るトークもある。
監督は現地の原子力研究センターの元職員。退職後の2009年から反原発活動
に関わるようになり、11~13年に、タラプール原発周辺の住民にインタ
ビューした内容をドキュメンタリータッチの短編フィクションにまとめた。作品
はブラジルであった国際ウラン映画祭の短編部門で受賞したが、インド国内では
「反体制的」としていまだに上映が禁止されている。1969年に稼働したタラ
プール原発は東京電力福島第一原発1号機と同じ米ゼネラル・エレクトリック社
製で、沸騰水型炉では世界最古とされる。・・・・・・・・>

今朝届いた西日本新聞朝刊紙面では、
24面都市圏版に、5.の記事、
28面九州経済欄に、7.の記事、
29面社会欄の左隅に小さく、6.の記事。
今朝の紙面は以上です。(7.16.3:58)
昨夕刊の紙面には、
27.<全電源喪失 福島第一原発「1号機爆発」⑫ 空に舞う黄色い塊 「た
だ気持ち悪い光景」>
※この新聞記事紹介は次のフェイスブックにも毎日貼り付けています。
⇒https://www.facebook.com/yasuyuki.funatsu?ref=tn_tnmn

★ 山田敏正 さんから:
転送します。
~~~~~~~~~~
避難者こども健康相談会おおさか 高松です。(重複すみません)
IPPNWドイツ支部 ジーデントプフ医師が来日されます。東京・大阪
・京都での講演会に ぜひ、ご参加ください。
大阪講演会の実行委員会を 7/19(土)19:00 クレオおお
さか中央(地下鉄谷町線 四天王寺前夕陽丘)
で行います。関心あるかた、どうぞご連絡ください。
                     
チェルノブイリ事故による欧州の健康被害
核戦争防止国際医師会議(IPPNW)・ドイツ支部
デルテ・ジーデントプフ医師 来日大阪講演会

◆日時:7月27日(日)13:30~
◆場所:ドーンセンター 大会議室
◆参加費:一般1,000円 避難者500円

ジーデントプフさんは、今年3月、医療問題研究会の医師たちも招
かれた国際会議「原発事故がもたらす自然界と人体への影響につい
て」(ドイツ・フランクフルト)とそれに先立つベラルーシ訪問を主
催した責任者であり、文字通りチェルノブイリ事故後の健康被害解
明の経過に精通したIPPNWドイツ支部の専門家です。
ドイツで行われたキック研究(正常原発運転時に周辺住民の白血病
増加を確認)やIPPNWドイツ支部刊の『チェルノブイリ原発事
故がもたらしたこれだけの人体被害』で書かれた、科学的証明が困
難な中を健康被害の解明のために切り開いてきた軌跡等を語ってい
ただきます。
彼女は、チエルノブイリ事故後、ドイツへ子どもを招く活動も続け
ておられます。福島県で89 人もの小児甲状腺がんが見つかり深刻
な健康被害が広がっている現実の中、チエルノブイリの教訓に学び、
子どもたちの健康を守る運動を一層強めていきたいと考えます。
みなさん、チエルノブイリとフクシマをむすぶ講演会に是非ご参加
ください。

● デルテ・ジーデントプフさん
1942年生まれの医師で医学博士。核戦争防止国際医師会議(IPPNW)ドイツ支部
の理事。1981 年創設当時からの所属。90 年代はじめからベラルーシに医療器
具などの支援物資を送付するなど、チェルノブイリ事故の健康被害について、
現地の医師、科学者との広い交流があり、深い知見の持ち主。

主催 医療問題研究会・避難者こども健康相談会おおさか 保育室有・要予約

医療問題研究会 http://ebm-jp.com/
福島避難者こども健康相談会ブログhttp://osakasoudankai.blog.fc2.com/
(連絡先)090-7096-4719(髙松) osaka-kenkousoudan@hotmail.co.jp

< 関 連 企 画 >
● 放射能健診の実現と被ばくしない権利の確立をめざす国際連帯集会
日時:7月26日(土)13:30~
場所:シアター1010(東京・北千住)
主催;放射能健康診断100万人署名運動全国実行委員会
(連絡先) 070-5653-7886 (小山)nobiscum@wb4.so-net.ne.jp
080-1082-9980( 高瀬) mlf20805@nifty.com

● 来日記念 京都講演会
日時:7月29日(火)18:30~
場所:キャンパスプラザ京都第2講義室
主催; 医療問題研究会・避難者こども健康相談会きょうと
(連絡先) 090-8232-1664(奥森)/ Fax:075-622-9870 rentai@s3.dion.ne.jp

★ 木村 修 (有)マブイ・シネコープ さんから:

『甲状腺がん 89例が意味すること』緊急発行
いつもお世話になっております。
◇この2月、福島での小児甲状腺がんの異常多発を初めて解説する、DVD『福
島原発事故と甲状線がん』を制作発売したところ、各地からご注文、そしてご活
用いただきましたこと、この期に御礼申し上げます。

◇この後、2月、5月と新たな調査結果が発表され、最新5月19日の発表で、
発症例89例、手術51例となり、事態は前作で危惧した方向へ進行しています。

◇この最新例を分析するために、前作の続報として『甲状腺がん89例が意味する
こと』を 緊急制作し、完成することができました。(DVD・個人1,000円)

 89例をベラルーシ各地の発症と比較検討することはもちろん、きわめて不十分
とはいえ約29万人の調査結果が出たことにより、市町ごとの発症数の対比が可能
になってきました。
 いち早く分析された 岡山大学大学院の津田教授によれば、福島県の予想とは
まつたく違い、浜通りより中通り各市がもつとも高い発症率を示しており、市町
ごとの差が非常に大きいことは、一律的な数値を示すはずの、山下教授の『スク
リーニング効果説』では、ますます説明できない事態が明らかにしています。

◇この6月6日に初めて、『甲状線がん異常多発』をテーマに院内集会が開催され
ました。 それに向けて緊急制作した映像に、解説、図表等を加え、よりわかり
やすくした編集しました。
 解説は前作同様、高松 勇先生に登場願い、岡山大学の津田敏秀教授の最新の
資料に基づいて、福島の事態をさらにわかり説明しております。五大紙、NHK等
がまったく無視している中で、ぜひとも、ご活用いただき、広めていただきたい
とお願いする次第です。
 ◇なおご注文は、下記サイトから直接申し込みをお願いします。
   ご注文の翌日には、郵便振替用紙同封で翌日発送させていただきます。 
  http://homepage2.nifty.com/cine-mabui/order_form.html

★ たんぽぽ舎 さんから:
【TMM:No2225】
2014年7月15日(火)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                                転送歓迎
━━━━━━━
☆1.川内原発再稼働審査で怪しいデータ・発覚
   気象庁発表の地震データの「半分以下のデータ」・・の九電と規制委
元衆院科学技術委員長の川内博史・前衆院議員(民主党)が告発・九電の
インチキ
  これだから原発推進派は信用できない
                  日刊ゲンダイ 7月11日号より
☆2.【たんぽぽ舎・原発事故基礎講座(4)・7月17日7時】
   TMI原発事故と加圧水型原発の危険
   ━加えて、美浜原発事故、福島原発事故を忘れて川内原発(加圧水型)の再
稼働はない━
                  槌田 敦 
☆3.(川内原発の隣の市)いちき串木野の市民グループ 再稼働反対を知事に申
し入れ   
                南日本放送より[7月14日]
━━━━━━━
※川内原発再稼働をやめろ!規制委抗議行動第3波(全国行動)
 日 時:7月16日(水)11時~12時半
 場 所:原子力規制委員会前(東京・六本木ファーストビル)
 呼びかけ:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549 たんぽぽ舎気
付 TEL 03-3238-9035
━━━━━━━
※経産省前テントひろば裁判「第7回口頭弁論」
 7月16日(水)14時から 東京地裁103号法廷
   開始前アピール 13時 東京地裁前集合
   終了後、報告会 16時 衆議院第一議員会館B1大会議室
 問合せ 経産省前テントひろば TEL 070-6473-1947
━━━━━━━

┏┓
┗■1.川内原発再稼働審査で怪しいデータ・発覚
 |  気象庁発表の地震データの「半分以下のデータ」・・の九電と規制委
| 元衆院科学技術委員長の川内博史・前衆院議員(民主党)が告発・九電
のインチキ
|  これだから原発推進派は信用できない
 └──── 日刊ゲンダイ 7月11日号より

(前略)
  そんな中、怪しい原発再稼働審査の一端が明らかになった。再稼働第1号候
補で、今月16日にも原子力規制委員会が「新基準合格証」(審査書案)を出す
とみられている川内原発(九州電力)の地震関連データに疑義が生じているのだ。
 問題になっているのは再稼働の根拠となる基準地震動の算出方法に使われた基
礎データ。元衆院科学技術委員長の川内博史・民主党前衆院議員(鹿児島1区)
が、「再稼働の根拠が覆りかねない」と告発した。
「私は約3カ月前から原子力規制庁からのヒアリングを重ねています。その結
果、地震発生時の最大級の揺れを想定する『基準地震動』を算出する基礎データ
となった『1997年5月13日の鹿児島県北西部地震』について、九電が最も過小な
『菊地・山中(1997)』の地震モーメント(エネルギー)のデータを用いている
ことが分かったのです」
 川内原発が規制委の優先審査を受けることとなり、「再稼働第1号の可能性が
高い」と注目されるようになったのは、九州電力が他の電力会社よりも先んじ
て、基準地震動を540 ガルから620 ガルに引き上げたためだ。“優等生的対応”が
規制庁に評価されたのだが、この値自体が怪しいのだ。
 川内氏がこう続ける。
「日本で地震について発表するのは気象庁ですから、そのデータが最も信頼でき
る公式な数値と考えられます。地震モーメントは条件設定によって数値に開きが
出てくるので、別のデータが信用できないと言っているわけではありませんが、
菊地・山中の地震モーメントは気象庁のデータの半分以下なのです。安全性を最
優先すべき再稼働の審査には、気象庁のデータから算出した基準地震動を用いる
べきです」
実は、4月23日の「原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合」でも、原
子力規制委員会の島崎邦彦委員長代理が「菊地・山中の地震モーメントは断層の
長さから想定すべき値としては小さいのではないか」と指摘、九電採用の数値に
疑問を投げかけた。ところが、島崎氏は自民党からクレームがついて9月に交代
することが決まった。
 こんな怪しい審査を見過ごして、原発再稼働なんて、冗談じゃない。(後略)

┏┓
┗■2.【たんぽぽ舎・原発事故基礎講座(4)・7月17日7時】
 |  TMI原発事故と加圧水型原発の危険
 |  ━加えて、美浜原発事故、福島原発事故を忘れて川内原発(加圧水型)の
再稼働はない━
 └────  槌田 敦 
      
○【スリーマイル島(TMI)原発事故】
 1979年3月28日、TMI原発2号機、蒸気発生機の2次給水でトラブル、原子炉
停止。原子炉圧力上昇、加圧器逃し弁開く。圧力降下しても弁閉じず。原子炉水
流出。ECCS作動、しかし、原子炉圧力上がらず、水は沸騰。給水ポンプ振動
して停止。逃し弁「閉」との誤信号に運転員だまされる。
 加圧器水位が満水なので、原子炉も満水と誤解し、運転員はECCSを止め
る。原子炉には充填ポンプのみで給水。だが1時間後には、水不足で原子炉空焚
きへ。
 2時間後、逃し弁「開」に気づく。弁を閉。給水ポンプ起動で事故は収まる
筈。だが、原子炉圧力急上昇(90気圧→150気圧)。原因は赤熱炉心と水の接触。原
子炉破裂の危険。給水ポンプが振動(原因は発生した水素の混入)。そこで、充填
ポンプで給水続ける。
 逃し弁で圧力調整。結果として水素逃しに成功。16時間後には、事故は収まる。
○【TMI事故でのふたつの教訓】
(1)ECCSを切ってはならない。この教訓は、福島原発事故で無視された。
 福島1号機の事故は、事故の初期に非常用復水器の運転を止めたことで起こった。
(2)PWR(加圧水型)も炉心空焚きの危険。BWR同様の原子炉水位計が必要。
○【事故数年後に、原子炉の深刻な状態判明】
(1)事故直後発表では炉心熔融なし、しかし、ボーリング調査で炉心熔融は52%も。
(2)20トンの燃料が原子炉底に落下していた。
(3)原子炉底に2本の亀裂発見、原子炉底抜け直前だった。
(4)格納容器で水素爆発3回、天井の熱損傷発見。
 格納容器は飛行機墜落にも耐えるよう特別設計。TMI原発では破壊は免れる。
(5)ヨウ素15キューリー放出と発表。しかし、実測では3000万キューリーも行方
不明。
 サスケハナ川への放出か。
○【DBA思想は、TMIではぎりぎりで維持】
 DBA(Design Basis Accidents)思想では、事故時の原子炉はECCSで注
水。燃料から漏れ出した放射能は格納容器で確保。このECCSを使用せず事故
にした。だが、日本の福島でもまたECCS使用せず事故にした。
 水素爆発した格納容器はぎりぎりで放射能を閉じ込めた。しかし、その強度は
TMI特有。その他の原発での事故なら、格納容器の破裂で大量の放射能漏れに。
○【深刻な事故、美浜原発2号機事故】
 1991年2月、美浜原発2号機で事故。蒸気発生機配管の破断で、1次冷却水が2次
系に流れだした。ECCS作動。しかし、能力不足、そこで充填ポンプも使用。
しかし、充填ポンプの圧力に負けてECCSポンプ注水できす。原子炉空焚き寸
前に。一方、原子炉の水が流入して2次系配管の圧力上昇、2次系の逃し弁から汚
染蒸気3度放出。
 原子炉の圧力を下げるため、運転員はECCSポンプを止める。加圧器の水は
回復。しかし、原子炉の沸騰で水が加圧器に流れこんだだけのこと。
 教訓は(1)能力不足のECCS、DBA思想の失敗。(2)加圧水型(PWR)が沸
騰水型(BWR)原子炉となり、BWRでの事故対応(非常用復水器、BWR用高
圧注水系など)も必要。ところが、関電の事故隠しで、DBAの再検討は議論さ
れず、放置。
○【川内原発など、PWRの運転再開に待った!】
 TMI事故(1979)、美浜原発事故(1991)、そして福島原発事故(2011)を新しく
DBAとする議論が放置。DBAによる科学技術を欠いた加圧水型原発の運転再
開は、「原子炉の安全は科学技術で守る」としてきたこれまでの約束の放棄を意
味する。
 科学技術のない欠陥原子炉を運転して、原子炉災害を引き起こし、庶民を放射
能で苦しめても平気なのは「人間の顔をした悪魔」だ。今後、政府、規制委、電
力首脳、彼らの心から「悪魔」を追い出すことができるまで、反原子力の戦いは
続くことになる。
  
  ※たんぽぽ舎・原発事故基礎講座(4)のおさそい
   日時:7月17日(木)18:30開場  19:00開会
   講師:槌田敦さん
   会場:スペースたんぽぽ(ダイナミックビル4F)  参加費800円

  ☆参考になる良いパンフがあります。
   《たんぽぽ舎パンフNo.93 2014年5月第2刷り(増補版) 頒価400円32頁》
    福島原発事故3年・『科学技術は大失敗だった』―増補版
      槌田敦(元理化学研究所研究員・元名城大学経済学部教授)

┏┓
┗■3.(川内原発の隣の市)いちき串木野の市民グループ 再稼働反対を知事に
申し入れ   
 └──── 南日本放送より[7月14日]

 いちき串木野市の市民グループは14日、伊藤知事に対して川内原発再稼働に同
意しないよう求める申し入れを行いました。申し入れを行ったのは「避難計画を
考える緊急署名の会」です。会では今年5月から川内原発再稼働反対の署名活動
を行い、いちき串木野市民の半数を超える1万5000人余りの署名を田畑誠一市長
に提出しています。申し入れでは川内原発の半径10キロから30キロのエリアで要
援護者の避難計画を作らなければ県民の生命は守れないとして、伊藤知事に再稼
働に同意しないよう求めています。会では今後も署活動を続けるほか、来月8日
にいちき串木野市で避難計画に関する講演会を開くことにしています。

★ 前田 朗 さんから:
※Save the Childrenの 報告書『語られざる子どもに対する犯罪――紛争における
性暴力』です。
http://www.savethechildren.org.uk/sites/default/files/images/Unspeakable_Crimes_Against_Children.pdf

※ピースボートおよびグローバル9条キャンペーンの集団的自衛権の行使を容認
する閣議決定に抗議し、世界と日本の人々に広く行動を呼びかける国際ア ピー
ルです。
日本語(下に同文):http://www.peaceboat.org/topics/archives/169
同PDF:http://www.peaceboat.org/files/uploads
/global9_A9csdStatement_JPN.pdf
英語:http://www.peaceboat.org/english/?page=view&nr=33& type=23&menu=62

★ 井上澄夫 さんから:
普天間のKC130、岩国へ移駐始まる 7・15 沖縄タイムス
写真 岩国基地へ向け普天間飛行場を離陸するKC130空中給油機=15日午
前9時46分ごろ
 【宜野湾】米軍普天間飛行場所属KC130空中給油機の岩国基地(山口県)
への移駐が15日午前始まった。同午前9時46分ごろ、1機が15日岩国へ向
け離陸、同日中に計2機が岩国へ移動し、8月末までに全15機の移駐が完了す
る予定。
 岩国への移駐は沖縄の基地負担軽減を目的としているが、移駐後も沖縄で訓練
することから、住民から反発の声も上がっている。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=76658

------集会等のお知らせ------

●<1000日目記念冊子希望先●
※<福岡・九州集会>反原発運動1000日の激動の歴史。
一冊 ワンコインカンパで500円です。
送料は何冊でも無料です。
冊子ご希望の方は、〒住所氏名電話番号、冊数を
青柳 y-aoyagi@r8.dion.ne.jp まで。

●「きみへ」 さよなら原発!●
http://youtu.be/kCyPiK48E00
音声と画像(池田@中津・作)★九電本店前ひろば★紹介。

●原発いらない!九州実行委員会と鹿児島川内市民グループ●
《会議》 
日 時: 7月19日(土)13:30~
場 所: (鹿児島薩摩)川内文化ホール 2階会議室
   地図:http://tinyurl.com/nhlcswd
  〒895-0054 薩摩川内市若松町3-10
    ℡:0996-22-5211

●ストップ川内再稼働!8.31川内行動(仮)●
-- 鹿児島・川内原発再稼動を止めることが全国の原発再稼動を阻止する--
   8/31 川内に行こう! 全九州、日本、韓国・台湾から 結集!
日 時:8月31日(日)13:00 集い
向田公園(むこうだこうえん):薩摩川内市神田町151
http://tinyurl.com/ms6jkb8

● 小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)さん講演会 ●
日時: 9月26日(金)開場18:00 / 開始18:30
場所: 福岡市立中央市民センターホール 
住所: 福岡市中央区赤坂2丁目5-8 tel092-714-5521
    地図:http://tinyurl.com/ll3slxq
主 催:さよなら原発!福岡
    原発とめよう!九電本店前ひろば
   「原発なくそう!九州玄海訴訟」福岡地区原告団・弁護団
参加費:800円、避難者の参加費は400円。
連絡先:原発とめよう!九電本店前ひろば(080-6420-6211青柳)

● 原発3号機プルサーマル裁判 証人尋問●
7月18日(金)10:00~16:00 佐賀地方裁判所
☆玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会☆
http://www.facebook.com/genkai.genpatsu

● 「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
10月10日(金)午後2時 地方佐賀裁判所
原告総数 原告総数 8070名(6/3現在)
  ホームページ: http://no-genpatsu.main.jp/index.html

○-----------------------------○
★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
  午前10時から午後5時。(土・日曜・休日は閉設) 
    ♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
 場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
    地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
   ★☆ (ひろば・テント080-6420-6211青柳) ☆★
    <facebook、twitter、ブログ等で拡散よろしく>

************************
〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
aoyagi@tent-hiroba.jp
y-aoyagi@r8.dion.ne.jp
************************


☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1182報告☆

青柳行信です。7月15。
-- 鹿児島・川内原発再稼動を止めることが全国の原発再稼動を阻止する--
   8/31 川内に行こう! 全九州、日本、韓国・台湾から 結集!
        私たちの人生の一日はこの日に!

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1182報告☆
呼びかけ人賛同者7月14日3501名。
原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】7月14日3名。
  本田 昭 瓜丸一明 濱田雄二
★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
 <ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです。>

★ 横田つとむ さんから:
青柳さん
お疲れさまです。
原子力規制委員会が、川内原発に「合格」を出すとか。
実にひどいやり方ですね。
地域住民の力を結集して 反対を貫き通したいものです。
集団的自衛権の問題も 世論の反対が大きくなってきました。
14日の国会答弁を聞くと 安倍のごまかしがひどくなってきました。
世論調査では 60%以上が おかしいと言っています。
安倍内閣を倒しましょう。
あんくるトム工房  
なんで合格?川内原発  http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/3096

★ 橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから:
☆「丁寧に説明」すると立ちながら「言い訳」以外を知らぬシンゾー
      (左門 7・15-719)
※首相よ、次の良識ある米国市民(ソフトウエア会社アシスト会長 ビル・トッ
テンさん)の言葉に真正面から答えてください。《安倍晋三政権が閣議決定した
集団的自衛権の行使容認。自衛という言葉にごまかされてはいけません。本質
は、アメリカの戦争に日本の自衛隊が軍事力をもってかかわることです。明確な
憲法9条違反です。/実際に戦争が起こったときに、戦地に行かされるのはその
国の若者です。ベトナム戦争以降、アメリカが戦争に送り込んだ兵士の多くは貧
しい階層の出身者でした。・・・・アメリカはできるだけ自国民を戦地に送りた
くないと考えています。だから「属国」である日本を使おうとしているのです。
/バックにいる、戦争を継続したいと願う勢力も強大です。軍需産業があり、多
国籍企業、金融資本もあります。安倍政権はこうしたアメリカの要求を受け入
れ、国民の声を無視し、憲法を勝手に解釈して戦争する国づくりを進めているの
です》(以下略。『しんぶん赤旗』7月13日「インタビュー「戦争する国」許
さない、より)。シンゾ-君!官僚の作文を声高に朗読し続けて肉体の心臓を酷
使し、精神的シンゾーを無暗に酷使し続けるとヒートアップしてしまうよ。

★ 井上勝博(川内原発建設反対連絡協議会) さんから:
鹿児島薩摩川内市の金曜行動は健在です。
7月18日(金)は九州電力川内営業所前の金曜行動の2周年となります。
そこでできるだけにぎやかに集まってもらってマスコミにも取材してもらおうと
考えています。
金曜行動には日本山妙法寺の方々や「福島の女たち」の木幡さんも参加される予
定です。
皆さん、県外、市外の方々もご参加よろしくお願いいたします。

日 時: 7月18日(金)午後5時半~7時
場 所: 九州電力川内営業所前(国道三号線沿、川内駅より徒歩10分)
備 考: 終わった後は、鳥原宅にて軽い食事をして交流会。

★ 中西正之 さんから:
青柳行信 様
原子力規制委員会の新規制基準の審査書案で検討すべき項目(3)
<川内原発の格納容器はイグナイタ(点火プラグ)の点火で爆発する危険性が高
い>を報告いたします。

『九州電力の原発再稼働申請を取り下げる要請交渉記録
日時:2014年6月11日
九州電力の原発再稼働申請を取り下げることを求めます
『2.格納容器に水素爆発、水素・一酸化炭素爆発が起きないことを証明して
ください。

(九電)原子力規制委員会の新規制基準適合性の審査で証明されている。詳しい
内容は説明できない。

(当方)水素の爆発限界は4%。それなのにイグナイタ(点火プラグ)で火をつ
けて、8%で燃焼できるというのか。(点火プラグ)で火をつけたら爆発が起き
るのではないか。

(九電)水素の爆発限界については知りませんでしたので調べます。多分、4%
での爆発は大したことではないのではないか。

(当方)一酸化炭素爆発は。

(九電)大量の一酸化炭素の発生はないと考えている。

(当方)水がなくて溶融核燃料がコンクリートに触れた場合に発生する一酸化炭
素の量は計算はしているのか。

(九電)水がないという状態を想定していないので、そういう評価はしていな
い。そういう計算をやったかどうかも分からないので確認する。

(当方)2800℃度もの高温になっている燃料を水で冷やせるのか。2013
年12月17日の新規制基準適合性の審査では、2800℃もの高温になってい
る燃料を水で冷やせる実験の成功例は無いと報告されている。

(九電)内容を見ていないので、今後調査して報告する。』

川内原発のイグナイタは水素・一酸化炭素の爆轟と水蒸気爆轟の起爆装置
インターネットを「川内原発の水素爆轟」のキーワードで検索すると、原子力規
制委員会の新規制基準適合性に係わる審査で何回も審議されていることが分かり
ます。

endan/20130822_01shiryo_01.pdf>
https://www.nsr.go.jp/activity/regulation/tekigousei/shinsa/data/sendai12/me
ndan/20130822_01shiryo_01.pdf
 審査における九州電力の2013年8月22日付けの資料では、川内原発1・
2号炉に過酷事故が起きた場合、9ページに格納容器内の水素発生量は9.7%
と計算しています。
 これは、新規制基準が水素発生量は全炉心内ジルコニュウム量の75%で計算
し、爆轟は水素濃度13%以上で起こるので、水素発生濃度は13%以下の事に
規定したので、それに元づいて計算されたものです。
 そして、格納容器内の水素はジルコニュウム・水反応だけではなく、水の放射
線分解でも発生するので、その水素量は11ページの静的触媒式水素再結合装置
で処理するとしています。
 しかし、格納容器内の水素濃度が均一にならず、一部に置いて爆轟領域に成る
場合も有るので、18~19ページにあるように、イグナイタという点火装置で
爆轟が起きる前に水素に点火して、爆燃をさせて、格納容器の破裂を防ぐとして
います。
 イグナイタはガソリンエンジンの車のガソリンに点火する装置と同じで、格納
容器に溜まった水素の起爆装置です。
 この検討では、水素発生量は全炉心内ジルコニュウム量の100%で計算し、
水素濃度を12.6%とし、爆燃が起きる水素濃度8%の時、水素に点火して爆
燃を起こすと有ります。
 しかし、これは大問題と思います。

岩波の「科学」3月号の岡本良治・三好永作・中西正之の「炉心熔融物とコンク
リートとの相互作用による水素爆発・CO爆発の可能性」の論文や、井野博満教
授・滝谷紘一氏の「不確実さに満ちた過酷事故対策」の論文で報告されているよ
うに格納容器には水素以外に、一酸化炭素が大量に溜まる可能性があります。

 又、海外の「炉心熔融物とコンクリートとの相互作の実験で、「炉心熔融物と
コンクリートの反応で、溶融炉心廻りが(火山の溶岩の爆発で飛び散る軽石と同
じような)クラストで覆われ、発熱が続く炉心熔融物を冷却する事が難しく、一
酸化炭素(CO)の発生をなかなか防止できないと報告されています。
 今の、新規制基準も川内原発の1・2号機でも全く一酸化炭素(CO)の発生
が検討されていませんから、
水素濃度8%の時、水素に点火すると一酸化炭素(CO)にも点火して、爆轟が
起きる可能性が大きく成っています。

 又、格納容器下部に大量の水を緊急に溜めて、そこに溶けた核燃料を落とし込
んでいますので、水蒸気爆発の可能性がありますが、水蒸気爆発はトリガー(引
き金)によって起爆するので、水素の爆発は爆燃でも、爆轟でも水蒸気爆発を引
き起こします。
 一酸化炭素(CO)爆発防止対策をせずに、川内原発の1・2号機の再稼働を
行い、イグナイタで着火したら、福島第一原発の3号機の爆発と同じことに成る
ような気がします。
 九州電力はイグナイタを4水素の燃焼装置と言い張ってきました。しかし、水
素の爆発限界は4%から75%ですから、水素濃度8%の時、水素に点火すれば
爆発するのは明らかです。しかし、九電広報はこのことが理解できませんでした。

◎  九州電力に要請書を提出したのは、2013年12月27日ですが、その
後5ケ月経っているので、九州電力の格納容器水素爆発対策には一部変更が行わ
れています。

2014年4月26日の新規制基準適合性審査会合第108回で、イグナイタに
よる格納容器の水素爆発対策が検討されています。

この審査会で川内原発1号炉、2号炉審査会合イグナイタの検討が行われています。
検討の詳細は、議事録53ページから56ページ
https://www.nsr.go.jp/activity/regulation/tekigousei/h26fy/data/20140424.pdf

と資料2-1川内原発1号炉、2号炉審査会合における指摘事項の回答の45ページ
から54ページに掲載されています。
https://www.nsr.go.jp/activity/regulation/tekigousei/h26fy/data
/0108_02-1.pdf 

この変更申請書では九州電力はイグナイタの点火時期を水素濃度8%から6%と
変更しています。

水素の燃焼は早いほうが良いと説明し、点火時期を水素濃度8%から6%と変更
しています。

原子力規制委員会は6%で点火しても、水素燃焼ではなく、水素爆発が起きると
説明し、イグナイタの点火した時の爆炎の影響の説明を求めています。

 九電も、イグナイタで8%の水素に点火させた場合、爆燃にとどまると、初め
て爆発が起きる事を認めていますが、水素爆発の影響は少ないと説明していま
す。イグナ
イタは11ケ所設置していますが、イグナイタで水素に点火しても爆風が周りの
危機に影響を与えるのは、3m付近までなので、爆炎の影響で3m付近の危機の
機器の温度が上昇するのは110℃(70℃プラス40℃)程度であり問題ないと
説明しています。温度の計算はしても、圧力の計算はしていません。

 確かに、11ケのイグナイタで水素濃度が6%に成ったところをかたっぱしか
ら点火爆発させてゆけば、格納容器が爆轟で吹き飛ぶことはないかもしれません。

 しかし、更田原子力規制委員は爆轟が起きるタイミングでイグナイタに点火さ
れると大変ことになるので、イグナイタの点火は慎重に行わなければならないと
発言しています。
 しかし、規制庁の担当官はこれでよいのではないかと判断しているようです。
順調にゆけば、格納容器が爆轟で吹き飛ぶことはないが、何か一つ異常が発生す
れば格納容器が爆轟で吹き飛ぶような運を天に任せるような対策は許せないと思
います。

 また、溶融燃料・コンクリート反応によるCOの量は計算もしていません。
こんな単純な検討で、水素爆発対策が認可されることには、納得できません。

この結果から分かるように、川内原発の格納容器の水素爆発対策は、川内原発の
格納容器と原子炉建屋が爆発で吹き飛ばされることは無いことを何も証明できて
いません。

★ 木村(雅)さんから:
やはり、16日に川内審査書が議論されます。
議題1が川内原発審査書案パブコメ等です。

第17 回原子力規制委員会の開催について(お知らせ)
http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/h26fy/20140716kaisai.html

日時7 月16 日(水) 10:30~12:00
場所原子力規制委員会(東京都港区六本木1 丁目9-9 六本木ファーストビル13
階)会議室A
議題(予定)
議題1 九州電力株式会社川内原子力発電所1号炉及び2号炉の発電用原子炉設置
変更許可申請書に関する審査書案に対する意見募集等について

傍聴
1. 傍聴をご希望の方は、7 月15 日(火)12:00 までに氏名(漢字及びフリガ
ナ)、職業(所属・役職)、
連絡先(電話番号・FAX 番号・メールアドレス)、を必ず明記の上、下記申込み
先まで電子メール又は
FAX にて、ご登録願います。
2. 件名は、必ず「第17 回原子力規制委員会の傍聴希望」とご記入下さい。傍聴
席の数は、限られています
ので、希望者多数の場合は抽選とし、登録された方には事前に登録された旨をお
知らせします。登録され
なかった方にもその旨をお知らせします。なお1 団体あたり傍聴希望は1 名まで
とさせていただきます。

★ 舩津康幸 さんから:
おはようございます。
博多では、この時間に博多祇園山笠の追い山が行われていて、15日間のすべて
の行事が終了します。
さて、今朝も「16日に審査書案が提示」されると言われている“川内(せんだ
い)原発”の文言のある記事からはじめます。

1.<鹿児島県が住民避難経路の掲載撤回 川内原発の再稼働遅れ懸念か>西日
本電子版2014年07月15日 03時00分 更新  (添付写真あり)
http://qbiz.jp/article/41914/1/
<鹿児島県が九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)事故を想定した避難時間
の試算をまとめる際、当初、試算に基づいた市町ごとの避難経路などを報告書に
盛り込む予定だったが、まとめる前の3月に掲載を見送っていたことが県の資料
で分かった。当時は原子力規制委員会による川内原発の優先審査が決まる直前
で、避難経路などを盛り込めば、市町の避難計画の見直しが必要となる可能性も
あった。識者は「早期再稼働に向け県があえて見送ったのでは」と指摘す
る。・・・・西日本新聞は、鹿児島県が5月29日に公表した「避難時間シミュ
レーション結果の概要」に関係する資料を情報公開請求し、県と試算を委託した
業者の会議議事録などを入手した。資料によると、昨年11月13日の最初の会合で
、業者側が提示した実施計画書には、避難時間の試算を踏まえた上で「避難対象
区域(市町村ごと)の避難方向及び避難経路を提案する」と明記。「避難計画案
の検討・作成」として住民の避難先や集合場所、輸送手段も盛り込む方針で、県
側も了承していた。ところが、3月11日の4回目の会議で、県は「各市町村住
民の避難方向及び経路の提案は、不要とする」と方針を転換。避難方向・経路な
どは報告書に盛り込まないことを決めた。規制委の優先審査が決まったのは2日
後の13日。伊藤祐一郎知事は昨年末から「6月議会で再稼働の是非について判
断したい」との考えを表明しており、議事録にも県側の認識として「最初に再稼
働になる可能性もある」と記載があった。・・・・・・・・・・・・原子力
防災に詳しい環境経済研究所(東京)の上岡直見代表は「試算は避難計画の実効
性を高めるのが目的なのに、提案不要の方針は不自然だ」としている。>
・・・・・・・・規制庁など、行政機関同士で内々に打ち合わせがされて進めら
れている・・・・。

2.<(川内原発の隣の市)いちき串木野の市民グループ 再稼働反対を知事に
申し入れ>南日本放送[07/14 18:44]
<いちき串木野市の市民グループは14日、伊藤知事に対して川内原発再稼働に
同意しないよう求める申し入れを行いました。申し入れを行ったのは「避難計画
を考える緊急署名の会」です。会では今年5月から川内原発再稼働反対の署名活
動を行い、いちき串木野市民の半数を超える1万5000人余りの署名を田畑誠
一市長に提出しています。申し入れでは川内原発の半径10キロから30キロの
エリアで要援護者の避難計画を作らなければ県民の生命は守れないとして、伊藤
知事に再稼働に同意しないよう求めています。会では今後も署活動を続けるほ
か、来月8日にいちき串木野市で避難計画に関する講演会を開くことにしていま
す。>

3.<市民団体 川内原発再稼働の無期凍結を県に訴える>南日本放送[07/14
18:41]
<・・・・・・・再稼働をめぐる動きが大詰めを迎える中、脱原発を訴える学者
らでつくる東京の市民団体が14日、川内原発の再稼働を無期限で凍結すべきと
した見解書を県に提出しました。川内原発についての見解書を提出したのは脱原
発を訴える大学教授らでつくる東京の原子力市民委員会です。見解書は5月に薩
摩川内市で開かれた「自主的公聴会」で住民から出された意見を参考に作成した
としています。市民団体は福島第一原発事故の原因調査や検証がなされていない
上、原子力規制委員会の新規制基準も不十分なものとしています。また、川内原
発は火山噴火に伴う火砕流が原発の敷地に侵入するリスクがあり、避難計画でも
原発から30キロ圏の要援護者の受入先や具体的手順が決まっていないとし
て、県は再稼働を無期限で凍結するよう電力会社に要請すべきとしています。ま
た、市民団体は、県が5月に発表した原発から30キロ圏内の住民らの避難時間
のシミュレーションについても避難先までの時間が示されておらず、住民の疑問
に答えていないと批判しています。>

4.<川内原発:自治会独自に避難訓練 事故に備え、ルートを検証??日置市 
/鹿児島>毎日新聞 2014年07月14日 地方版
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20140714ddlk46040168000c.html
<日置市東市来町の田之湯自治会が13日、九州電力川内原発(薩摩川内市)で
事故が起きた場合の避難訓練をした。約70人が参加し、避難ルートの検証など
をした。今後、自治会独自の避難計画を作成し、自治会で対応できない課題につ
いては市に解決を要望していくという。同自治会のエリアは川内原発から約22
キロの距離に位置し、約500世帯約1080人が暮らす。市の避難計画による
と、直線で約10キロ離れた市内の日吉総合体育館に避難する。この日は同体育
館まで自動車を使った移動のほか、地区内のバス避難集合場所への徒歩移動の訓
練をした。市の避難計画では、同体育館まで国道270号を使った1ルートのみ
だが、同自治会で別に3ルートを設定、計4ルートで移動し所要時間や崖崩
れなどが起きそうな危険箇所をチェックした。バス避難集合場所への移動は、集
合場所になっている湯田小学校まで、各自が自宅などから徒歩で移動。歩行困難
者を想定したリヤカーによる搬送も試みた。訓練後、山口政夫会長(63)は
「まずは身近な課題を浮き上がらせようと考えた。今回の訓練で分かったことを
自治会の避難計画に反映させたい」と話した。>

4’.<川内原発避難計画を独自検証 日置市・田之湯自治会>南日本新聞(2014
07/14 13:00)  (避難訓練の写真添付)
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=58203
<川内原発(薩摩川内市)の重大事故を想定し、日置市東市来の田之湯自治会
(山口政夫会長)が13日、市が策定した避難計画を検証する独自の訓練をし
た。指定以外のルートも使って避難所へ向かい、課題を探っ
た。・・・・・・・・・・・・・>

数日前に既報ですが、
5.<川内原発再稼働反対の意見書可決 鹿児島・姶良市議会>西日本電子版
2014年07月15日 03時00分 更新
http://qbiz.jp/article/41907/1/
<・・・・・・陳情は「グリーンコープかごしま生協」が提出。市議会から伊藤
知事に意見書を出すよう求めた内容で、新規制基準を「小手先の対策」と批判し
「再稼働で住民を過酷事故に巻き込む可能性が高まる」と主張。「原発推進政策
は国民多数の声に背く」「速やかな廃炉の決断が安心安全の町づくりの早道」な
どとした。採決は、陳情、意見書とも議長を除き賛成21、反対1、欠席1だっ
た。同市は30キロ圏内に9世帯11人が住む。 >

6.<鹿児島・川内原発の火山噴火への対策が万全か、懸念されています。>フ
ジテレビ系(FNN)?7月14日(月)12時56分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20140714-00000536-fnn-soci
<再稼働に向けて優先的に審査が進められている、鹿児島県の川内原発は、16日
にも事実上の合格証である審査書の案が、初めて示される見通しです。
しかし、川内原発周辺には多くの火山があり、専門家からは、大規模噴火への対
策が万全かどうか懸念が出ています。この日、気象庁・地震火山現業室に入るこ
とを特別に許された。ここには、過去の観測のデータのファイルや、全国の山を
映したモニターがあった。この部屋で、地震や火山の動きを監視してい
る。・・・・火山の監視に用いられるのは、カーナビでも知られるGPS(衛星利用
測位システム)。GPS観測装置は、それぞれの火山を取り囲むように設置されてい
る。万一、地下にあるマグマだまりが膨張すれば、山自体も膨張する。その動き
を、GPSでとらえる仕組みとなっている。・・・・・現在、マグマの膨張などを
通じて、ある程度、噴火の前兆は察知できるとされているが、今、この火山の影
響が指摘
されている原発がある。鹿児島県の川内原発。・・・・・九州電力は「噴火の予
兆があれば、核燃料を移動する」などとしている。・・・・原子力規制委員会
は、火山の専門家を集めて、近く検討を始める予定だが、火山と原発の安全性を
めぐっては、今後も、議論が続けられることになる。>
・・・・・・・・規制委でも今後議論されるに留まる事案・・・・。仮に察知で
きても核燃料を移動できる先はあるのか??

7.<原発再稼働緊迫!追い詰められた九電(2)>データ・マックス2014年7
月14日09:00?
http://www.data-max.co.jp/company_and_economy/2014/07/9511/post_16457_ymh_02-6/
<再稼働の既成事実をめざす九電>
「新規制基準は国が作るもの。九電は新規制基準を信頼している」 「新規制
基準について当局から合格をもらった後に主張します」 「新規制基準に合理性
があるという主張を九電がとくに主張しようとは思っていない」九州電力側代理
人は7月4日の佐賀地裁の口頭弁論で、こう発言している。九電が裁判でのらり
くらりと、矛盾した発言を繰り返すのは、理由がある。一見、愚鈍そうな主張に
見えるが、九電にとって最善の作戦だからだ。・・・・・・・・・・・本来、九
電には、2013年12月、14年3月、同7月と3回、佐賀地裁で反論の機会があっ
た。しかし、「逃げ切り作戦」で、再稼働という既成事実をつくるまでは、実質
的審理を避けてきた。サンドバッグのように打たれても痛くもないが、反論を出し
尽くしてしまうと、証拠調べを経て、結審・判決に向かう。現実に、大飯原発で
は福井地裁が差し止めを認める判決を出した。
<安全性を曖昧にした議論を司法は許さない> 法廷での争いでは、安全性を曖
昧にしたまま再稼働する安倍内閣の手法は通用しない。・・・・新規制基準につ
いて規制委員会の田中俊一委員長は「安全を保証するものではない」。「新しい
規制基準、現行の規制基準に適合しているかどうかだけを判断しているのであっ
て、絶対安全という意味で安全ということを言われるのでしたら、私どもは否定
している」というわけだ。・・・・・結局、どの行政機関も安全性の保証はほか
に押し付けて、誰が責任を持って安全性を保証したのか不明なまま再稼働に進も
うとしている。・・・・・国会で追及を受けても、安倍首相はじめ大臣は言いっ
放しで、逃げることができる。九電は、市民団体などから、安全性について
公開質問状を受けても、文書での回答を拒否している。こうした曖昧路線は裁判
では通用しない。国であれ、電力会社であれ、「言いたくないから答えない」で
済ますことはできないし、明らかに矛盾する主張は採用されない。それは、法廷
には裁判官というアンパイアがいて、逃げ場がないからだ。原告側代理人の馬奈
木昭雄弁護士は「九電と国がきちんと議論せず、逃げ続ける限り再稼働を許して
はいけない」と指摘する。>

8.<審査書案、16日提示=川内原発1、2号機-規制委>時事通信2014/07
/14-18:05
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201407/2014071400625&g=soc
<・・・・・・・・審査書案は新規制基準に基づく三つの申請のうち、耐震・対
津波設計や重大事故対策などの基本方針を定めた「設置変更許可申請」が対象
で、新基準に適合していると認められれば、事実上の合格とな
る。・・・・・・・・>

福島第一で、
9.<福島第一がれき撤去、20キロ先汚染 昨夏、コメにセシウム>朝日デジ
タル2014年7月14日05時00分
http://www.asahi.com/articles/DA3S11241596.html?ref=nmail_20140714mo&ref=pcviewpage
<東京電力福島第一原発で昨夏に実施した大規模ながれき撤去作業で放射性物質
が飛散して、20キロ以上離れた福島県南相馬市の水田を汚染した可能性を農林
水産省が指摘し、東電に防止策を要請していたことが分かった。福島県は「他の
要因は考えられず、がれき撤去の可能性が限りなく高い」としている。東電は要
請を受けて撤・・・>

9’.<(福島第)放出量は最大4兆ベクレル がれき撤去で東電>毎日新聞7月
14日(月)22時38分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140714-00000128-mai-sctch
<・・・福島第1原発で昨年8月のがれき撤去時に放射性物質が飛散し、20キ
ロ以上離れた福島県南相馬市の水田を汚染した可能性がある問題で、東電は14
日、同原発からの放射性セシウムの総放出量を最大4兆ベクレルと試算していた
ことを明らかにした。しかし「かなり大づかみな計算」として公表せず、市にも
伝えていなかった。東電によると、敷地内や同県双葉、浪江町のモニタリングポ
ストで実測した空間放射線量の上昇度合い、気象データを基に放出量を試算。が
れき撤去で放出されたのは1時間当たり1000億~1兆ベクレルで、放出時間
は計4時間と推定した。4兆ベクレルは、事故後の福島第1原発から1日に放出
される放射性セシウムの1万倍以上に上る。南相馬市には、セシウムが最大
で1平方センチ当たり0・04ベクレルが沈着したと見積もった。東電は「極め
て微量な放射性物質が南相馬まで到達した可能性は否定できない」と説明しつつ
も、同市のコメから基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超えるセシウムが
検出されたこととの因果関係については「事故直後の放射性物質によるものかも
しれず、断定できない」としている。東電は農水省の要請で、この試算を実施。
4月に農水省に結果を伝え、6月には県にも情報提供したという。>
・・・・昨年の8月にあったことを今年の4月まで知らせなかった、と。とんでも
ない。

9”.<原発がれき汚染で東電陳謝 作業は月内再開、地元は抗議>朝日新聞デ
ジタル7月14日(月)23時38分配信
?http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140714-00000050-asahi-soci
<・・・・福島第一原発のがれき撤去作業で昨年8月、放射性物質が20キロ以
上飛散し、福島県南相馬市の水田を汚染した可能性のある問題について、東電は
14日の定例会見で「作業が原因かどうかはわからないが、飛散問題で広く迷惑
をかけて大変申し訳ない」と陳謝した。中断している撤去作業は月内に再開する
考えを明らかにした。放射線量や事前に詳細な作業内容を公表するかどうかにつ
いては「作業再開までに検討する」と述べるにとどめた。農林水産省は今年3
月、がれき撤去が原因の可能性があるとみて東電に再発防止を要請する一方、地
元には説明していなかった。朝日新聞の報道を受け、18日にある地元の農業関
係者の会議で説明する方針だ。 桜井勝延・南相馬市長は取材に「深刻で大き
な問題なのに、すぐ市に報告しなかった農水省には不信感を持たざるを得ない」
と指摘。東電に対しては「農家や市民の不安をあおるような作業をしてきた無責
任な対応に抗議し、説明を求めたい」と述べた。>
・・・・・・・東電だけでなく、農水省も公表しなかった、と。驚きます、国民
の側に立つべき機関が、とんでもない。

9”’.<(政府)「放射性物質で汚染されたコメ、市場に流通せず」菅長官
>朝日デジタル2014年7月14日18時21分
http://www.asahi.com/articles/ASG7G5KK4G7GULFA023.html
<・・・・・・「米の出荷時に全部の袋の検査を実施している。基準値を超過す
る食糧が万が一あったとしても、市場に流通しない」と述べた。
汚染の可能性を国や東電が公表していなかったことについては「要因については
不明であり、今後調査を行う旨を説明したと聞いている」と説明。東電が近く、
高線量のがれきが残る1号機の建屋で解体作業をすることについては「原子力規
制庁が東電に対し、追加的な飛散防止措置や飛散状況の監視態勢の強化を4月に
求めている」と話した。>
・・・・・検査しているから問題ない、居直り。

汚染水保管は、
10.<汚染水貯蔵容量、90万トンに=福島第1、来年3月まで―東電>時事通信7
月14日(月)20時14分配信
記事全文<東京電力は14日、福島第1原発で汚染水を貯蔵するタンクについて、
2015年3月までに90万トン弱の容量を確保する新たな増設計画をまとめた。原発
敷地内に設置スペースを確保し、従来計画(約83万トン)から約7万トン増やし
た。福島県楢葉町の東電福島復興本社でこの日開かれた政府、東電による廃炉・
汚染水対策現地調整会議で示した。東電は、新計画策定に当たり、原発敷地内4
カ所に10万トン分の新たなタンク設置場所を確保。ただ、現在の設置作業の遅れ
などから従来計画分を見直したため、増加分は約7万トンにとどまった。>

11.<福島第一で停電、燃料プール冷却に影響なし>日本テレビ系(NNN)7月
14日(月)18時31分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20140714-00000050-nnn-soci
<14日朝、福島第一原発で事務系の建物などで停電が発生したが、午後になっ
て全面復旧した。原子炉や使用済み燃料プールの冷却に影響はないという。東京
電力によると14日午前7時半頃、配電盤の漏電警報が鳴った後、関連企業など
が入る事務系の建物を中心に停電し、水道や構内の信号機なども止まった。その
後の調査で、原因は原子炉建屋周辺の土木工事中に電源ケーブルを誤って切断し
たためとわかり、午後2時頃に復旧した。東電は、7時間近く停電し
た・・・・・・・・・・・・>

12.<正門周辺の大気中の環境放射線量> 毎日新聞 2014年07月15日03時59
分 東京朝刊  
<14日正午現在1.5マイクロシーベルト毎時 ?  数値は東京電力のホーム
ページから抜粋  前日は1.5マイクロシーベルト毎時>

被災地フクシマ、
13.<廃棄物搬出後、地元に返還 中間貯蔵候補地 政府方針>福島民報
2014/07/14 09:43
http://www.minpo.jp/news/detail/2014071416861
<福島第一原発事故に伴う除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の候補地につい
て、政府はいったん買い上げて国有化し、全廃棄物を県外の最終処分場に搬出
後、地元に返還する案を検討している。自民党の大島理森東日本大震災復興加速
化本部長が13日、会津若松市での講演で明らかにした。・・・・・・中間貯蔵
施設の廃棄物が政府の条件通りに30年以内に県外で最終処分された後、施設候
補地の取り扱い案について「(候補地は)国の名義になっているが、(県外搬出
を終えた)その時には、地元に返すというアイデアを固めつつある」と述べ、故
郷への帰還を望む住民に配慮する考えを強調した。一方、候補地の貸借について
大島本部長は民法上の借地権の期間は基本的に20年になっており、30年近く
廃棄物を借地で保管するのは困難との認識を示した。・・・・>
・・・・・30年後に、貯蔵物をどこにもっていくのか、土地は誰に返すというのか

14.<「先送りは当然」 川内(かわうち)・避難解除延期、追加除染9月以
降>福島民友新聞7月14日(月)11時2分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140714-00010005-minyu-l07?
<・・・・・・・・同村と郡山市の2カ所で開かれた説明会では、避難指示の解
除先送りを求める住民の意見が相次ぎ、政府は当初示した26日の解除を見送る方
針に転換した。避難住民からは「先送りは当然」との声が上がる一方、区域内の
自宅で長期宿泊を続ける住民からは「安心して自宅で過ごしたい」との本音も漏
れた。約60人が出席した川内村、約15人が出席の郡山市の説明会では、早期の避
難指示解除に否定的な住民の声が続いた。「上下水道はなく、道路の整備はこれ
から。生活インフラの整備が十分とは言えないのではないか」。同村の避難指示
解除準備区域で長期宿泊を続ける草野勝利さん(69)は、説明会で政府担当者が
「避難指示解除の条件は整った」として示した国の避難区域復興の取り組みに疑
問を呈した。避難区域内は道路の復旧工事が始まったばかり。高線量地点の国に
よる追加除染も9月以降となる見通しだ。>
・・・・・国は、住民の安全より、避難解除したいばかり・・・・。

15.<本県の現状発信求める 日本総領事と懇談 ドイツ>福島民報7月14日
(月)9時20分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140714-00000003-fminpo-l07
<・・・・・嶋崎総領事は「福島県とNRW州との交流促進のお手伝いをしてい
きたい」とあいさつ。斎藤勝利団長(自民党)は「本県の現状を理解してもら
い、福島は頑張っていると発信していただきたい」と求めた。・・・・・調査団
は13日、オーストリアのウィーンに移動し、14日に在ウィーン国際機関日本
政府代表部と国際原子力機関(IAEA)を訪問する。>

16.<(プロメテウスの罠)4年目の夏:10 ほっとできる新天地>朝日新
聞デジタル7月14日(月)11時30分配信 (有料記事)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11241540.html
<◇No.977  川崎市の長男夫婦宅に避難していた福島県南相馬市小高区
の鎌田昭三(70)は、2011年4月中旬、沖縄県庁から教えてもらった番号
に電話をかけた。かけた先は、宮古島市社会福祉協議会の番号だった。電話口で
社会福祉士の島尻郁子(しまじりいくこ)(55)が応対した。 「単身の避難
者なんですが、宮古島では受け入れてくれるんでしょうか」  鎌田が尋ねる
と、島尻は「大丈夫ですよ。すぐにでもいらしてください!」。島尻は当時、高
齢者の訪問相談などを行う地域福祉活動コーディネーターで、震災と原発事故後
は避難者の受け入れも担当した。・・・・・・・・・・・・・鎌田は、島尻の返
答があっさりしているので戸惑った。「こんな簡単にOKで大丈夫なのか」と
も考えたが、これも何かの縁だ。「ではお願いします」。話は数分で決まっ
た。・・・・・3階建ての市営住宅に着いた。1階の部屋が鎌田の新天地だった。
3DK。押し入れには毛布とバスタオルがあり、キッチンには食器がそろってい
た。島尻が、市民が持ち寄った支援物資の中からそろえておいてくれたのだ。カ
ギを渡すと職員は帰っていった。部屋には裸電球が下がっているだけで薄暗い。
窓の外はほんとうの闇だ。蚊が多く、4月なのに蒸し暑い。それでも、鎌田は
ほっとした気分に包まれた。>

17.<14日県内各地の放射性物質検査結果・県内13箇所の放射線量量測定
値・県内震災関連死者・行方不明者>福島民報7月15日朝刊紙面
⇒http://www.minpo.jp/pub/jisin_jyouhou/01.pdf
※ここにある数値は、モニタリングポストの周辺が除染された環境にある結果です。
※この紙面は、同じURLで毎日更新されています。
・・・・・紙面に、「集会所の環境放射線モニタリング結果」、見出しに「ツキ
ノワグマ・イノシシ基準超」、記事に「イノシシ14頭のうち12頭で、クマ8頭の
うち3頭で・・・・」。

18.<(栃木県)【全県】環境放射能の調査結果(原子力規制委発表)>下野
新聞7月14日 17:29
⇒http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20140713/1654782
<▼空間放射線量率(14日午後5時。単位はすべてマイクロシーベルト/時。地
上1メートルで測定。宇都宮(下岡本町)のみ高さ20メートル)・・・・・・・>

原発周辺自治体、
19.<(滋賀県知事選)当選の三日月大造さん「卒原発」決意表明>毎日新聞
7月14日(月)12時40分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140714-00000040-mai-pol
<・・・・・・・・・三日月さんは「(隣接の)福井県に原発が立地していて不
安を覚える人たちもいる。原子力規制委員会の動向を見極めながら県の意見を主
張する」と述べ、嘉田知事が掲げた「卒原発」を継承する姿勢を明確にした。三
日月さんは、滋賀県を福井県で原発事故が起きた場合に被害を受ける「被害地
元」と位置づけ「県民がエネルギー政策に意思表示した。3・11(福島第1原
発事故)を教訓にした『卒原発』の取り組みをしっかり推進したい」と決意を表
明。県が関西電力などと結んでいる原子力安全協定の見直しなどを進める考えを
示した。・・・・・・>
・・・・・・この人、衆院時代に原発関連法案にどういった意思表示をしていた
でしょう?

20.<原発協定、立地並み条件要求へ 知事選当選の三日月氏>京都新聞7月
14日(月)23時19分配信
?http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140714-00000030-kyt-l25
<・・・三日月氏は、協定見直しで立地自治体並みの同意条件を求めていく方針
を表明。新たに盛り込む内容として「事故が起きた時の前提として情報提供と避
難誘導が必要になる。どこからどこまでを事業者が担うのか、細かく整理しない
と、機能する避難計画にならない。できるだけ早くいろいろな枠組みで話し合い
たい」と述べた。福井県にある原発の再稼働について、三日月氏は選挙公約で、
現在の防護、避難、情報共有体制の「実効性が不十分」とし、「強化を国や事業
者により強く求め、多重防護がない限り認めない」と掲げてい
た。・・・・・・・・・>

電力会社、
21.<(青森県日本原燃が全戸訪問開始>デーリー東北(2014/7/14?23:38 )
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/kita_ar/20140714/201407140P016620.html
<日本原燃は14日、使用済み核燃料再処理工場などの現状を地元住民に説明す
るため、六ケ所村内の全戸訪問を始めた。社員延べ数百人が地区別に分かれ、
28日までに約3200世帯を回る。>

参考記事、
22.<福島の鼻血「内部被ばくか」 神戸の医師、学会で発表>神戸新聞
NEXT7月14日(月)7時31分配信  (図解付きです)
?http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140714-00000001-kobenext-hlth
<日本大震災による原発事故の後、福島県では、子どもを中心に鼻血が出る症状
が相次いだ。漫画「美味(おい)しんぼ」で登場人物が鼻血を流す場面が「風評
被害を招く」などと批判されたが、実際に放射性物質が結合した金属粒子が鼻の
粘膜に付着し、内部被ばくを起こした可能性があることを、東神戸診療所(神戸
市中央区)の郷地(ごうち)秀夫所長が12日に名古屋市で開かれた日本社会医
学会で発表した。郷地所長は神戸大学医学部卒業。兵庫県内で約35年間、被爆
者の治療を続け、福島などから避難している被災者の診断や健康相談にも当たっ
ている。郷地所長によると、福島からの避難者の2人に1人ほどが家族などの鼻
血を体験している。突然出血し、普段あまり鼻血を出さなかった子どもが多
いのが特徴。避難後はほとんどの症状が治まっているという。・・・・500ミ
リシーベルト以上の放射線を全身に浴びれば、急性障害で鼻血が出る場合があ
る。だが福島ではそうした被ばく例はなく、放射線と鼻血の因果関係を疑問視す
る専門家もいる。 しかし、東日本大震災の被災地では、原発から飛散した放射
性セシウムなどが金属粒子と結び付き拡散したことが気象庁気象研究所の観測な
どで確認された。東日本一円で医療機関のエックス線フィルムが粒子で感光する
現象もみられ、当初から健康への影響を疑う声が聞かれていた。郷地所長は、金
属粒子が鼻の粘膜に付着したのが引き金となった可能性を指摘する。金属粒子は
直径数ミクロンで、人体のごく小さな範囲に1日100ミリシーベルトを超え
る放射線を出し、組織を損傷する。・・・・・・・・・大量に吸い込んだ人も少
なくないとみられ、内部被ばくの問題と捉え、早期に科学的な調査と分析をすべ
きだったと強調する。・・・・郷地医師は粘膜への付着を「接触被ばく」と呼ぶ。>

23.<ジュリー、震災復興へ24曲熱唱 「あっかん アベ~」>デイリース
ポーツ7月14日(月)6時58分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140714-00000006-dal-ent
<・・・・・・「5月以降は休んでいた。このまま辞めてしまおうと考えた」。
ジュリーは冗談交じりに近況を明かしたが、本題はここからだった。「だけど、
危なっかしい世の中になってきたから、ちゃんと歌わなきゃ!と思った」。そう
訴えると、アカンベーとばかりに「あっかん アベ~」(安倍政権への批判を思
わせるメッセージ)と一段と大きな声で叫んだ。・・・・・11年の東日本大震
災以降、毎年3月11日には、被災地への祈り、復興、脱原発の思いを込めた
CDを発売してきた。この日も「3年がたっても何も変わっていない。忘れては
いけない」と震災について語り、今年発売したCD「三年想いよ」の収録曲も熱
唱。・・・・・>

数日前にも既報、
24.<(佐賀県)15日から全国知事会議 唐津市>佐賀新聞2014年07月14日
09時48分
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/83612
<佐賀県で初めての開催となる全国知事会議が15、16の両日、唐津市の唐津
シーサイドホテルで開かれる。47都道府県の知事らが一堂に会し、将来的な行
政のあり方にも大きく影響する人口減少問題への対策を中心に、地域経済再生や
原発の安全・防災対策などを議論する。・・・・・・>

25.<(論説)原子力政策>佐賀新聞2014年07月14日 07時50分
http://www.saga-s.co.jp/column/ronsetsu/83586
<東日本大震災後、初の「原発ゼロの夏」を迎えている。このところ集団的自衛
権問題などもあり、原子力をめぐる論議は低調だ。原発再稼働やこれからの原子
力政策をあらためて考える夏にしたい。今春以降の原子力に関する主な事案を振
り返ってみたい。・・・・・・全国電話世論調査(6月)では、安全が確認され
た原発の再稼働に賛成は36・8%、反対は55・2%だ。これまでの世論調査
で見えてくる国民意識の共通点は「原発を漸減し、自然エネルギー活用の道を探
ること」ではないか。そうした意識を反映しようと思えば、再稼働する原発を厳
選する方向もある。大地震や火山噴火の影響を受けることが想定される原発、運
転開始から40年超の原発、活断層など地盤に不安のある原発などを除外。
そして電力会社の枠を超えて国全体で電力を融通することはできないか。そうい
う政治主導は歓迎できる。脱原発派も協議に加わり、蓄積した知見を反映してほ
しい。
 初の原発ゼロの夏は、節電を再認識すべき夏でもある。私たちの節電意識もど
こかで薄れていないか。使用電力削減はエネルギー政策を決める際の重要な要
素。節電しながら国に議論を求め、エネルギーの将来を考える夏にしたい。>
・・・・・・再稼働は限定的に容認・・・・。

26.<(宮崎県)串間市長に野辺さん 激戦制し喜び爆発>宮崎日日2014年7
月14日
<串間市民は「市政の継続」を選択した。13日に投開票された市長選で現職の
野辺修光さん(71)が新人で前市議の福添忠義さん(70)との激戦を制し再
選。この4年間の実績が評価され、信任された野辺さんは支持者と抱き合い、喜
びを爆発させた。>
・・・・・・昨日、22.に関連記事。

今朝届いた西日本新聞朝刊紙面では、
37面社会欄に1.の記事。
今朝は以上です。(7.15.6:01)
※この新聞記事紹介は次のフェイスブックにも毎日貼り付けています。
⇒https://www.facebook.com/yasuyuki.funatsu?ref=tn_tnmn

★ 味岡修 さんから:
経産省前テントひろば1037日 テント日誌 7月13日(日)商業用原発停
止298日
矢張りテントは『峠の茶屋』だ!
<中略>
テントの様子、
11時ごろ今日は「閣議決定」撤回!閉会中審査でごまかすな!7・13国会包囲大
行動」があるので寄ってくださる方も多いかも知れないから、金曜日のように
テーブル出そうか?とSさんと相談して、コンビニに氷を買いに走る。
 やっぱり始まる前に数組、そして終わった後は「原発いらない福島の女たち」
のNさんYさんはじめたくさんの方達が寄って下さった。反原発も集団的自衛権
の憲法解釈反対も繋がっているのですね。
 集会に行く前寄って下さった女性たち、此処を待ち合わせ場所にしていたらし
い。「此処があるから良いのよね」と言って下さって嬉しい。矢張りテントは
「峠の茶屋」だ。
 被曝3世だと言う青年が寄ってくれた。初めてテントに来たという。誰かに誘
われてかと思ったら一人で興味を持ってきてくれたそうだ。そういう方達が増え
ることを願っています。
 今日の国会行動は3000人の参加だったそうです。多いか少ないか?ちょっと
がっかりなさっていた方も居たけれど、毎日何処かで何かのデモや集会などがあ
る中、まあよく集まったのではないでしょうか?ただこれを大きく報道してほし
いだけです。
 余談
テント前を通る観光バスやワゴン車からエールを送ってくださる方が増えて感
激!自転車に乗りながら片手を振ってくださる方も、ありがとう!
 観光に来ていたフランスの方に英語のリーフレットを差し上げたら小銭をカン
パしてくれてちょっと申し訳ない気分でした。でもテントのこと世界の人たちに
知って欲しいですね。(I・K)

 蒸し暑い夜は数人で原発論議
人類は総ての他の生命と共存するように生きるべきだと思う。(K.M)

テントからのお知らせ 
7月16日(水)テント裁判「第7回口頭弁論」14時~地裁103号法廷(13
時東京地裁前集合) 16時報告集会(衆院第一議員会館 地下1階大会議室 
 前回の裁判では原告・国が主張するテントの所有・占有は二人だけではない
と、43名が「国有財産使用許可申請」を提出した。当事者として裁判の参加する
意思を明確にした。今回は原告側の答弁の予定。いよいよ、裁判は占有の問題に
入る。是非参加を!当日は規制庁への抗議行動があるのですが、時間が違います
ので両方の参加を!

<首都圏周辺のみなさまに呼びかけます・・・広瀬隆>
 7月16日、午前11:00~12:30、川内原発再稼働にゴーサインを出そうと目論む
原子力規制委員会前で猛烈な抗議集会がおこなわれます。平日の水曜日ですか
ら、大変とは思いますが、来られる方はぜひいらっしゃってください。
 参加の呼びかけを広めてください…(I、K)

経産省前テントひろば七夕祭
8月2日(土)午後7時から約2時間
内容(予定):
1) 講談「望郷桜」15ー20分
福島県双葉郡富岡町は昔から東北有数の桜の名所。しかし放射能に町を奪われ、
人々は散り散りに避難していました。ところが埼玉県幸手市の権現堂公園には一
本の富岡桜が育っていたのです。埼玉県内に避難している富岡町の人々が…
アマチュア講談師 甲斐織淳さん
3.11以来、田中正造の取材を始める。神田香織「チェルノブイリ」を聞いて入
門、「田中正造伝」シリーズを自作自演で語る。

2) 音楽 浦邉力さん他の方々 約1時間半?
3) 飲食物: 素麺(新橋事務所で茹でて、冷やして持ってくるつもりです)、胡
瓜、ほか。
リクエスト受け付け中。
4) 笹飾り 前日(8月1日)昼間に出します。金曜行動のみなさんにも見ていただ
き、短冊を書いていただくために。願い事を書くための短冊用紙は今日から第1
テント受付にお願いしておきます。
造園業「ふうけいあそび」さんの電話番号、行方不明中。わかる方、教えてくだ
さい!
(H・Y) =・・=

★ たんぽぽ舎 さんから:
【TMM:No2224】
2014年7月14日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
☆1.三日月さん当選-滋賀県知事選
   現知事・嘉田さんと福島の写真家・飛田さんのエピソード
     木田節子(福島県双葉郡富岡町から水戸市避難)
☆2.バックフィット可能な時代遅れの「新規制基準」を撤回せよ
   規制委は設計段階に遡って原発の大改修や造り直しを求める規制を
   避けて「新規制基準」を作った
   原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その11
     木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
☆3.官邸前に集まるのはどんな人たち? 僕が見た官邸前の風景
   7月11日(金)第109回首相官邸前抗議の報告
     茱萸坂キッド(たんぽぽ舎ボランティア)
☆4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆東電株主代表訴訟 7月31日(木)のご案内
   第12回口頭弁論 東京地方裁判所103号法廷 13:30より
   連絡先:東電株主代表訴訟 (木村結)
☆5.新聞より4つ
  ◆卒原発派、滋賀知事に 三日月氏 再稼働 根強い批判
   自公 選挙協力揺らぐ 敗北 政権に誤算
   滋賀知事に卒原発派 再稼働路線に冷や水 「総力戦」実結ばず
      (7月14日朝日新聞見出しのみ)
  ◆20キロ飛散の恐れ説明せず 福島第一がれき撤去 地元農家「情報ほしい」
 東電 抜本対策なく再開方針 (7月14日朝日新聞見出しのみ)
  ◆避難4回、移動273キロ 福島原発事故後1カ月 1万人平均
   東大・名大調査 実態と計画のずれ浮き彫り
      (7月13日朝日新聞見出しのみ)
  ◆川内 再稼働審査大詰め 噴火予知「できない」
   九電「GPSで予兆察知」 専門家「科学データない」
      (7月14日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
※川内原発再稼働をやめろ!規制委抗議行動第3波(全国行動)
 日 時:7月16日(水)11時~12時半
 場 所:原子力規制委員会前(東京・六本木ファーストビル)
 呼びかけ:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549
  たんぽぽ舎気付 TEL 03-3238-9035
━━━━━━━
※経産省前テントひろば裁判「第7回口頭弁論」
 7月16日(水)14時から 東京地裁103号法廷
   開始前アピール 13時 東京地裁前集合
   終了後、報告会 16時 衆議院第一議員会館B1大会議室
 問合せ 経産省前テントひろば TEL 070-6473-1947
━━━━━━━
┏┓
┗■1.三日月さん当選-滋賀県知事選
 |  現知事・嘉田さんと福島の写真家・飛田さんのエピソード
 └──── 木田節子(福島県双葉郡富岡町から水戸市避難)

○ もう、すでにご存知と思います。滋賀県知事選に立候補した、嘉田さんの後
継者・三日月氏が当選しました。実は選挙戦直前に現知事・嘉田さんは、福島の
被災地、双葉町・大熊町を視察していました。案内をしたのは、福島県三春町在
住の写真家、飛田晋秀さんです。
 飛田さんは、震災後の被災地を記録に残したいと思いながらも、被災者の心情
を考えると、一時帰宅へ同行させていただきたいと言い出せないでいたそうで
す。 仮設住宅に住む被災者の方がその話を聞き、「ぜひ写真に残して欲しい」
と言われ、以来何度も現場に足を運ぶようになりました。
 やがて各地で写真展を開くことになり、その回数は60回を超えたそうです。こ
の飛田さんのHP(“福島の姿”で検索)を見た嘉田さんが、「被災地を見なけれ
ば…」と感じ、その際の案内人として飛田さん本人にお声がかかったと聞きました。
 住人の居ない町、あの日のままのオフサイトセンター内部、いまだに高線量の
避難者宅を回り、「このような場所に帰還させようとしているとは…」と、声を
詰まらせ涙を浮かべていたそうです。第2のフクシマが起きれば滋賀県民も同じ
ことになる…と思われたのでしょう。
 嘉田さんの報告と、同時期に開催された飛田さんの写真展を見たことが、三日
月氏の選挙戦での訴えに説得力を与えたのだと思います。
○ 何度も福島入りして、現実を見ているはずなのに何も感じないで、再稼働だ
の「日本の原発は世界一安全だ」などと言い続ける安倍どんとは、ここが違うの
だ。福島県選出でありながら、国に追従するしかなく、原発に反対できない復興
大臣や秘密保護法で福島をなかったことにする道を選んだ人とは違うのだ。イチ
エフからの汚染水で海を汚し大地も汚染された福島に、焼却炉建設で大気までも
汚そうとしている環境大臣とは、人間としての質が違うのだ。
○ 一番ショックを受けているのは、人類史上初の過酷事故を経験した福島県
で、スピーディーの情報を県民に知らせず、福島県立医大職員や家族には安定ヨ
ウ素剤を配りながら県民には配らなかった、子どもたちの避難や保養・疎開を他
県のボランティアやNPOなどの心ある人びとに任せ、国が年間被曝量を20mSv
に引き上げようとしていることにも反対せず、未だに「原発ゼロ!」と言えない
でいる現福島県知事・佐藤雄平氏だろう。
 汚染水が漏れても、東電が嘘をついても、抗議の言葉は「廃炉は当然」と言う
のが限界のようだ。本当は、どこの誰よりも先に「脱原発!」と言わなければな
らないはずなのに。
○ 映像の持つ力は、百の言葉より大きい…と、再認識しました。皆さまの町で
も、ぜひ飛田さんの写真展開催をご検討ください。また、今までに開催してくだ
さった皆さまには、嘉田さんと飛田さんのエピソードとして、ご報告させていた
だきます。ありがとうございました。

┏┓
┗■2.バックフィット可能な時代遅れの「新規制基準」を撤回せよ
 |  規制委は設計段階に遡って原発の大改修や造り直しを求める規制を
 |  避けて「新規制基準」を作った
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その11
 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

○規制委はまず「新規制基準」を撤回せよ。
 「新規制基準」は、骨子案や本基準案に対する多数の厳しい反対指摘意見が
あったにもかかわらず、規制委が強引に決定し昨年7月8日に施行した。イチエ
フ事故検証もせず特に地震による配管破断の有無も確認せず、原発立地指針を無
視し、複数基立地・稼働を容認し、地震にも火山噴火にも大甘の基準だ。
 それは、「その10」で紹介した田中委員長の発言からも明らかだ。すなわ
ち、規制委は設計段階に遡って原発の大改修や造り直しを求める規制を避けて
「新規制基準」を作ったのだ。
○ そのことを牧野淳一郎さんが岩波「科学」3月号「3.11以後の科学リテ
ラシーno.17」で証明しているので一部を紹介する。
・バックフィットが可能になるような基準(設計で考慮していなくてもあとづけ
で安全装置をつければいいことにします、という構造の基準)になっている。
・たとえば第64条(原子炉格納容器内の冷却等のための設備)として実際に要求
されていることは「格納容器スプレイ代替注水設備を配備すること」だけ。
・新規制基準の根本的な問題は「受動的安全性」(単純な物理原理に基づいた安
全機能を持つ特性)について触れさえしていないこと。
・東芝が中国で建設中のAP-1000炉は「受動的安全性」(30年前からある)の
考え方を相当程度まで取り入れた。にもかかわらず、日本の「新規制基準」は、
新規に建設する原子炉についてもそのような要求をしないものになっていて、極
めて時代遅れな安全性の考え方による。
・「既存の原子炉も新規制基準に適合しなければいけない」という原則が、逆
に、「新規制基準は既存の原子炉を適合させることができるものでなければなら
ない」という要請にすりかわっている。
・しかも、単に適合させることができるだけでなく、あまりコストも時間もかけ
ないでできることで、という暗黙の要請があり、根本的な改修を要求していない。
・新規制基準は既存の原子炉、少なくともその多くを、それほどのコストをかけ
ない改修でパスさせることができるようなものになっており、効果がないわけで
はないにしても十分かどうかは疑わしいものです。
○ 規制委の設置目的である「国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全…に
資する」ことよりも、既存原発の再稼働を優先させたのだ。どこが「世界最高レ
ベル」だ? 「新規制基準」は「新危険基準」だ。「新規制基準」を撤回し、イ
チエフ事故検証をして「新規制基準」を作り直すべきだ。
○ 川内原発について「審査書(合格証)」案ができパブコメが募集されるが、
既存原発を動かす為の「新規制基準」であることを確認して抗議意見を出さない
といけないと思う。

☆7/16川内原発に「合格証」を出すな!規制委抗議行動第3波(全国行動)
 日時:7月16日(水)11時~12時半 
 場所:原子力規制委員会前(東京・六本木ファーストビル)
 呼びかけ:再稼働阻止全国ネットワーク

┏┓
┗■3.官邸前に集まるのはどんな人たち? 僕が見た官邸前の風景
 |  7月11日(金)第109回首相官邸前抗議の報告
 └──── 茱萸坂キッド(たんぽぽ舎ボランティア)

○色々な人達です。公園やショッピングモールと変わらない感じです。何処かの
組織・団体の人達だとしたら凄い動員力ですね。二年以上続いているのだから。
(どこの団体だろ? まさか自民党?)
○官邸前抗議は原発反対のシングルイシュー。それでも参加者の主張は多様で反
戦、人権擁護等々。一番盛り上がるのはやはり「安倍、辞めろ」です。表現も多
彩で、美味しんぼの鼻血がバッシングされたときはティッシュを鼻に詰めた人が
いました。賑やかな一方で静かに佇む人もいます。「東北の静かな鬼」という言
葉を思い出しました。
○官邸前の参加者を特定団体に所属していると決めつけた人がいましたね。
あはは。残念でした。違いますよ、池上さん。実際に来てみないとね。
「来た。見た。知った。」が大事なこと。(「勝った」だったか?ガリア戦記?)
○二年以上も首相官邸には激しい怒り、そして深い悲しみが向けられてきました
が、官邸前に集まる人達はいつだって僕に微笑んでくれました。
ありがとう。これからも宜しく。
○追伸
今すぐに辞職すれば『救国の英雄』になれるのにね。安倍総理。この幸せ者。

┏┓
┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆東電株主代表訴訟 7月31日(木)のご案内

  第12回口頭弁論期日のご案内…傍聴に来てください
○ 7月31日(木)13:30~
 東京地方裁判所103号法廷(今回は午後一時半からですのでご注意ください)
 当日は抽選になるかも知れません。12:50頃までに裁判所前にいらっしゃるこ
 とをオススメします。
 ・裁判終了後、報告会(14:30~
 ・学習会……講師:舩橋晴俊さん(法政大学社会学部教授)
        50年前の三島コンビナート全面勝利の経験から学ぶ
 ・場所:いずれも参議院議員会館B109会議室

○次 回:第13回口頭弁論期日 9月25日11時~
○次々回:第14回口頭弁論期日 12月4日10時半~
  東京地方裁判所へは…地下鉄東京メトロ丸ノ内線、日比谷線、千代田線
  「霞が関」駅A1出口徒歩1分、有楽町線「桜田門」駅5番出口徒歩3分

連絡先:東電株主代表訴訟 090-6183-3061 (木村結) 2014.7.2版
ブログ:http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/
     e-mail: nonukes0311@yahoo.co.jp

┏┓
┗■5.新聞より
 └──── 

 ◆卒原発派、滋賀知事に 三日月氏 再稼働 根強い批判
  自公 選挙協力揺らぐ 敗北 政権に誤算
  滋賀知事に卒原発派 再稼働路線に冷や水 「総力戦」実結ばず
      (7月14日朝日新聞見出しのみ)

 ◆20キロ飛散の恐れ説明せず 福島第一がれき撤去 地元農家「情報ほしい」
東電 抜本対策なく再開方針  (7月14日朝日新聞見出し)

 ◆避難4回、移動273キロ 福島原発事故後1カ月 1万人平均
  東大・名大調査 実態と計画のずれ浮き彫り
      (7月13日朝日新聞見出しのみ)
 
 ◆川内 再稼働審査大詰め 噴火予知「できない」
  九電「GPSで予兆察知」 専門家「科学データない」

 再稼働へ向けた九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)の審査が大詰めを
迎えている。周辺には火山が集中し、原発が制御不能になるほどの巨大噴火も心
配されている。原子力規制委員会と九電は「巨大噴火は起きない」「万一のとき
は予知して対策を取る」として、直接的な被害は想定していない。しかし、火山
の専門家からは、肝心の予知が「不可能だ」と批判の声が上がっている。 (後
略)(7月14日東京新聞より抜粋)


★ 井上澄夫 さんから:
社説・日米防衛相会談 地元の民意を直視すべきだ 7・14 琉球新報
社説[ジュゴン食痕多数]工事中止し再調査せよ 7・14 沖縄タイムス

沖縄防衛局が海底ボーリング調査の着手を急いでいます。新基地建設に反対する
行動を弾圧するためのブイ設置は秒読みの段階に入りました。防衛局側は「一気
に一日で」片付けると意気込んでいます。抜き打ちのブイ設置強行が予想されます。

防衛局の動きと県の対応について、まず7・14付沖縄タイムス記事「辺野古
ボーリング調査 沖縄県が協議書受付」から。
 〈県水産課は14日午前9時すぎ、名護市辺野古の新基地建設工事に先立つ海
底ボーリング調査に向けて事業者の沖縄防衛局が提出した協議書を受け取った。
書類に不備がなければ、本日中にも受理し内容審査に入る方針。県による内容審
査が終わり次第、防衛局が調査に着手するための法的な環境が整う。
 県と防衛局は先月から協議書提出に向けた事務調整を進めており、内容審査は
週内にも終わる見込み。防衛局は埋め立て本体工事のための岩礁破砕許可申請も
一緒に提出した。〉
 また7・14付琉球新報記事「岩礁破砕申請書、県に届く 海底ボーリング調
査」にはこうあります。
 〈県水産課は14日午前、沖縄防衛局が米軍普天間飛行場の名護市辺野古沿岸
部への移設に向けて送付した岩礁破砕に関する協議書と許可申請書を受け取った。
 協議書は埋め立て工事に先立つ海底ボーリング調査に関して、岩礁破砕許可が
必要かどうかを県が判断するための資料。工事概要や工程などを記している。県
によると、海底ボーリングの事前協議にかかる日数は2013年度の事例で最短
3日、平均8日という。

県の漁業調整規則に基づく岩礁破砕の取り扱い方針では、ボーリングなどを例
示して「影響が軽微」である行為は原則許可を要しないとしている。県が不要と
判断すれば、ボーリング調査開始の法的な環境が整う。防衛局は今月下旬にも調
査に着手する方針。

許可申請は海域埋め立てに関する文書で、事業期間について防衛局は許可日か
ら2017年3月31日までと報告した。岩礁破砕申請に対して県が許可するま
での審査期間には、13年度は最短1日、平均23日要している。〉

 海底ボーリング調査に関して岩礁破砕許可が必要かどうかの県の判断次第で防
衛局によるボーリング調査開始の時期が決まるので、県の判断が重要な鍵です。

------集会等のお知らせ------

●<1000日目記念冊子希望先●
※<福岡・九州集会>反原発運動1000日の激動の歴史。
一冊 ワンコインカンパで500円です。
送料は何冊でも無料です。
冊子ご希望の方は、〒住所氏名電話番号、冊数を
青柳 y-aoyagi@r8.dion.ne.jp まで。

●「きみへ」 さよなら原発!●
http://youtu.be/kCyPiK48E00
音声と画像(池田@中津・作)★九電本店前ひろば★紹介。

●原発いらない!九州実行委員会と鹿児島川内市民グループ●
《会議》 
日 時: 7月19日(土)13:30~
場 所: (鹿児島薩摩)川内文化ホール 2階会議室
   地図:http://tinyurl.com/nhlcswd
  〒895-0054 薩摩川内市若松町3-10
    ℡:0996-22-5211

●ストップ川内再稼働!8.31川内行動(仮)●
-- 鹿児島・川内原発再稼動を止めることが全国の原発再稼動を阻止する--
   8/31 川内に行こう! 全九州、日本、韓国・台湾から 結集!
日 時:8月31日(日)13:00 集い
向田公園(むこうだこうえん):薩摩川内市神田町151
http://tinyurl.com/ms6jkb8

● 小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)さん講演会 ●
日時: 9月26日(金)開場18:00 / 開始18:30
場所: 福岡市立中央市民センターホール 
住所: 福岡市中央区赤坂2丁目5-8 tel092-714-5521
    地図:http://tinyurl.com/ll3slxq
主 催:さよなら原発!福岡
    原発とめよう!九電本店前ひろば
   「原発なくそう!九州玄海訴訟」福岡地区原告団・弁護団
参加費:800円、避難者の参加費は400円。
連絡先:原発とめよう!九電本店前ひろば(080-6420-6211青柳)

● 原発3号機プルサーマル裁判 証人尋問●
7月18日(金)10:00~16:00 佐賀地方裁判所
☆玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会☆
http://www.facebook.com/genkai.genpatsu

● 「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
10月10日(金)午後2時 地方佐賀裁判所
原告総数 原告総数 8070名(6/3現在)
  ホームページ: http://no-genpatsu.main.jp/index.html

○-----------------------------○
★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
  午前10時から午後5時。(土・日曜・休日は閉設) 
    ♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
 場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
    地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
   ★☆ (ひろば・テント080-6420-6211青柳) ☆★
    <facebook、twitter、ブログ等で拡散よろしく>

************************
〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
aoyagi@tent-hiroba.jp
y-aoyagi@r8.dion.ne.jp
************************



☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1181目報告☆

青柳行信です。7月14日。
-- 鹿児島・川内原発再稼動を止めることが全国の原発再稼動を阻止する--
   8/31 川内に行こう! 全九州、日本、韓国・台湾から 結集!
        私たちの人生の一日をこの日に!

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1181目報告☆
呼びかけ人賛同者7月13日3498名。
原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】を募っています。
  
★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
 <ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです。>

★ 横田つとむ さんから:
青柳さん
また、蒸し暑さが戻ってきました。
できるだけ 自然の風で 過ごそうと思っています。
あんくるトム工房
新聞の見出し   http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/3095

★ 橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから:
☆卒原発・滋賀県知事の実現す「原発ゼロ」へ三日月光る
      (左門 7・14-718)
※嘉田知事と政策協定してバトンタッチした三日月大造氏が自公推薦の小鑓氏を
破って滋賀県知事に当選した。
安倍晋三首相の「裸の王様」同然の暴政
(原発再稼働・輸出、集団的自衛権容認の閣議決定等々)に対する批判票が支え
になった。
新知事は、この選挙民の意志を堅持して、「卒原発」を粛々と進めてほしい。
「粛々」という表現を国民の側から使うのは小気味のいいことだ。

★ 中西正之 さんから:
原子力規制委員会の新規制基準の審査書案で検討すべき項目(2)
<チェルノブイリより学ぶ川内原発の格納容器と原子炉建屋が水蒸気爆発で消失
しない対策>

『九州電力の原発再稼働申請を取り下げる要請交渉記録
日時:2014年6月11日

九州電力の原発再稼働申請を取り下げることを求めます

1.格納容器の水蒸気爆発が起こらないことを証明してください。

(九電)原子力規制委員会の新規制基準適合性の審査で証明されている。詳しい
内容は説明できない。

(当方)6月9日の毎日新聞大阪版夕刊に、チェルノブイリの過酷事故の対策時
にチャイナシンドロームが起きて、溶融核燃料と地下水脈が接触し、巨大噴火の
火山と同じような水蒸気爆発が起きて、原子力発電所がコンクリートの基礎ごと
吹き飛ばされて、カルデラ状になるのを防止するため、原子炉真下の地下にトン
ネルを掘った事が報告されている。

また、地下にあったプールの水は、潜水夫が潜ってバルブを開けようとしたが開
かなかったので、消防車で抜出した。

 チェルノブイリでは1500人以上の作業員がなくなったとも言われている
が、これだけの過酷な対策を行っている。しかし、玄海原発は原子炉格納容器に
わざわざ大量の水をためて、水蒸気爆発を起こそうとしている。

 九電が格納容器に水をためれば、8m厚みのコンクリート基礎ごと吹き飛ばさ
れることは防止できると思われるが、格納容器は吹き飛ばされると思う。

 どうして、わざわざ格納容器が吹き飛ばされるようなことをするのか。

(九電)最近の毎日新聞大阪版夕刊の記事は知らないので、調査して回答する。

(当方)ヨーロッパではコアキャッチャーで受けるようにしているが。

(九電)コアキャッチャーでも、九電がやっているキャビティー(格納容器下
部)であろうが、水で冷やすという点は同じ。

(当方)コアキャッチャーとキャビティーでは全然違うだろう。

(九電)コアキャッチャーとキャビティーの水冷却は原理的には同じものと思う。』

九電の回答は上記議事録のようになっています。

 6月9日の毎日新聞大阪版夕刊の記事は
『毎日新聞 2014年06月09日 大阪夕刊
 ウクライナ・キエフのチェルノブイリ博物館には、大きなトロッコが飾られて
いる。1986年4月の原発事故直後、旧ソ連政府は爆発した4号機の地下にト
ンネルを掘り、鉄板を敷いた。溶け落ちた炉心が地下水に触れると、大爆発を起
こしてしまう。何としても炉心の落下を防がねばならない。

 一刻の猶予もなかった。旧ソ連の炭鉱労働者、囚人たちが集められた。白黒の
記録映像が残っている。スコップを担いだ労働者たちが、トンネル掘削現場をめ
ざしてトロッコに乗り込んでいく。暑い夏の重労働。「マスクをするように」と
いう注意はほとんど守られず、労働者は裸同然での作業を余儀なくされた。

 トロッコの横に当時の新聞が飾られている。事故は小さなベタ記事、テレビは
報道しなかった。ソ連紙との比較で、同日のニューヨーク・タイムズが並んでい
る。こちらは1面トップ、原発の図面や放射能の拡散予想図入りで報じている。
6日後、約130キロ離れたキエフではメーデー祭が開催された。事故のことを
知らない市民はパレードに繰り出し、大量に被ばくしてしまった。

 福島第1原発事故直後、日本政府はSPEEDIの放射能拡散予測データを公
開せず、人々は風下に逃げた。「ただちに健康には……」と官房長官が繰り返して
いたことを思い出す。国にとって都合の悪いことは、まずは隠されてしまうの
だ。旧ソ連も日本も、よー似てるなー。<フリージャーナリスト・西谷文和>』

チェルノブイリでは、4号炉の過酷事故の発生時、高温度になった溶融核燃料が
大量の水と接触し、水蒸気爆発が起きる事を一番恐れて、多くの人たちが命がけ
で水蒸気爆発爆発防止対策を行った。

 九州電力はチェルノブイリの過酷事故対策の教訓は全く無視し、わざわざ格納
容器に大量の水を貯めて、川内原発1・2号炉の格納容器と原子炉建屋が爆発
し、溶融核燃料が野ざらしになるような危険な手段を採択した。

 原子力規制委員会の田中委員長は国会で、ヨーロッパでは格納容器と原子炉建
屋が水素爆発や水蒸気爆発で破壊される防止対策はコアキャッチャーの採用に
成っているのに、川内原発1・2号炉ではコアキャッチャー対策をしない事を追
及されると、それは不可能と繰り返し答弁した。

 しかし、テレビ朝日が「原発の水素爆発防ぐ新たな装置開発」を伝えているよ
うに、
http://tinyurl.com/mgymu78
<仮面をクリックしますと映像と音声がでます。>

『原子炉でメルトダウンが起きた場合に備え、資源エネルギー庁などが水素爆発
を防ぐ新たな装置の開発を進めていることが分かりました。

 資源エネルギー庁は、「薄型コアキャッチャー」と呼ばれる装置について、国
内すべての原発への設置を目指してメーカーに依頼し、開発を進めてきました。
核燃料がメルトダウンし、建屋の底のコンクリートが溶けて水素爆発が起きるこ
とを防ぐのが目的で、直径は約6mで、内側は熱を逃がしやすい銅でできています。
 東芝原子力システム設計部・薄井秀和部長:「必ずしもこれが必要だ、これが
なきゃだめとは思わないが、(安全対策の)手段の一つとして開発し、実際に使
えるものにする」
 しかし、国内の原発への設置について、原子力規制委員会は「追加の工事が現
実的に不可能」として、資源エネルギー庁と意見が対立しています。』

ここで東芝社は「薄型コアキャッチャー」には銅をしようしていると説明してい
ます。
銅は融点が1085℃と低く、直ぐに溶けてしまうように思われますが、炉内が
3000℃にもなる特殊な電気炉では、セルフコーティング技術を利用して、特
殊水冷銅ジャケットが一番良く使用されています。

私は、燃焼炉の設計を専門におこなってきましたから、東芝社の「薄型コア
キャッチャー」が一番良い方法とは思いませんが、資源エネルギー庁の担当官や
東芝社はその道の専門家には間違いないと思われます。

しかし、原子力規制庁の担当官や九州電力の技術者は、ほとんど知識が無いの
に、コアキャッチャーの取り付けは不可能、格納容器に大量の水を貯めれば安心
など、途方もない事を言っています。

※<九電は原発の運転差し止め裁判で7ケ月間原発再稼働の安全性の説明をしない>
『2014年7月11日の「NET IB NEWS」で
原発再稼働緊迫!追い詰められた九電(1)

脱原発・新エネルギー 

進んでいる。福井地裁が大飯原発3、4号機差し止めを命じた判決、原子力市民
委員会が川内原発の再稼働の無期限凍結を求めた見解など、再稼働にストップを
かける動きが相次ぐ 原発の再稼働をめざす九州電力が訴訟で追い詰められた。
 住民らが川内原発、玄海原発の操業停止を求めた2つの集団訴訟で、「規制委
員会の適合性審査で合格を得てから反論する」などとして逃げ切りを図ったが、
それが許されない状況に陥ったからだ。原告側が猛反発し、裁判長も反論を促し
たため、九電は「原発が安全だ」という積極的な主張を早急に出さざるを得なく
なった。
 九州電力川内原発1、2号機の再稼働に向けて、原子力規制委員会の新規制基
準への適合性審査が大詰めを迎え、規制委員会は延期していた審査書案を16日に
まとめる
方向だ。安倍内閣と電力会社は再稼働に突き。九電が裁判で安全性の積極的な主
張が出せないなら、再稼働そのものの根拠が崩れる。

<安全性の主張――九電、7カ月間先送り>

 原子力規制委員会が新規制基準に基づく適合性審査で「合格」を出すまで、裁
判を引き延ばし、安倍内閣が再稼働にゴーサインを出して、再稼働という既成事
実をつくってから、反論の腰を上げれば、裁判所は行政判断を追認してくれると
いう九電の思惑は崩れてきた。
 7月4日には、住民ら8,000人以上が玄海原発の操業停止を求めた「原発なく
そう!九州玄海訴訟」の口頭弁論が佐賀地裁(波多江真史裁判長)で開かれた。
その直前の1日、同川内訴訟の口頭弁論が鹿児島地裁(鎌野真敬裁判長)であ
り、鎌野裁判長は、九電側代理人に対し、新規制基準が合理的だと思うならば、
積極的にその合理性を主張するように求めていた。

 玄海原発訴訟では2013年1月の提訴以降、原告側は同年9月までに基本的な主
張を終えて、原発の危険性、新規制基準が安全性を保証しないこと、原発の操業
による人格権などの侵害を明らかにした。その次は国・九電側の反論の番だった。
 九電の番になって7カ月が経つのに、一向に反論が出てこない。九電側は「玄
海原発に関する部分は反論し終わったつもり」「玄海原発のどこが危険か、原告
が具体的に主張してくれないと反論できない」(3月28日)と言うものだから、
波多江裁判長が「新規制基準に基づいて安全だというなら、そういう主張をして
ください」「安全性について一通りの主張を出してください」と求め、九電側は
「裁判所の言う方向で検討したい」と約束していた。

<新規制基準の妥当性――「信頼」の一言だけ>

 7月4日の弁論でも、九電側は地震・津波対策、通常運転時の放射能漏れなど
について反論しただけだった。新規制基準については、「国が作るもの。九電は
新規制基準を信頼している」と述べた。
 原告側は「反論する約束だった」「今主張できるなら、なぜ今すぐ出さないの
か」と反発した。
 これまでの原発訴訟では、原発の安全性について、福島第一原発事故前は、電
力会社側が、国の安全基準に合理性があり、それに適合していると主張・立証す
れば、裁判所は安全基準が妥当かどうかを判断する枠組みがとられてきた。九電
は「国を信頼している」の一言で片付けようとする。これでは、何の根拠もなく
「裁判所も原告も国を信頼しろ」と言っているに等しい。
(後略)
【山本 弘之】』

この報道を読むと、住民が玄海原発、川内原発の操業停止を求めた裁判で、九州
電力は玄海原発や川内原発の再稼働についての過酷事故対策等を、原子力規制委
員会の新規制基準に係わる適合性審査で証明されてきているから、裁判では何も
説明しないと主張し、7ケ月間裁判での安全説明を引き延ばしてきて、裁判官か
ら批判を浴びていると報道されています。

 これは、「さよなら!原発福岡」が行った九電の本店への要請行動と全く同じ
です。

 「さよなら!原発福岡」が行った九電の本店への要請行動の場合は5ケ月間で
したが、過酷事故対策で安全性を確保しているなどは全く説明しません。

 原子力規制委員会の新規制基準に係わる適合性審査のテレビ動画を見ると、 
原子力規制委員会は九州電力をまるで上得意客のように扱い、審議を続けてきま
したが、裁判所や市民団体はそんな扱いはしてくれないので、九州電力は何も答
弁できないのだと思われます。

 九州電力が裁判や市民の要請行動で何も答えられなかった、再稼働における安
全対策について、公聴会で原子力規制委員会を厳しく追及する必要が有ると思わ
れます。

★ 舩津康幸 さんから:
おはようございます。
今朝も、川内(せんだい)原発の文言のある記事からはじめます、

こちらの新聞では、再稼働が決まったかのような記事、
1.<川内原発「新基準に適合」 審査書案判明 火山・サイバーも盛り込み>
産経新聞7月13日(日)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140713-00000063-san-soci
<九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の事実上の
合格証となる原子力規制委員会の「審査書案」の概要が12日、明らかになっ
た。審査書案はA4判で約400ページの文書になり、川内原発は「新規制基準
の要求を満たす」との文言が盛り込まれた。16日に開催する規制委の定例会で
了承される見通しで、東京電力福島第1原発事故後に停滞していた原発は、再稼
働に向けて大きな節目を迎える。・・・・・・・・審査書案は新規制基準の項目
ごとに記載され、それぞれ九電の主張を記した後、規制委の見解が記述される。
昨年7月の新基準施行前に、適合性を事前確認した関西電力大飯原発3、4号機
(福井県)の評価書は46ページだったが、川内原発の審査書案は約60回の審
査会合を踏まえ、大飯の10倍の量になり、精査に時間がかかっていた。審査書
案は、施設の設計基準と重大事故(シビアアクシデント)対策と大きく2つに分
かれて記載。特に設計基準では、福島の事故の教訓から地震や津波に施設が耐え
られるかどうかを重視している。さらに周辺の火山の影響のほか、サイバーテロ
対策への評価も盛り込んだ。九電は審査会合の中で規制委の指摘に従って、想定
される最大の揺れ(基準地震動)と想定される津波の高さ(基準津波)をそれぞ
れ申請時より大きく見積もって修正した。いずれにおいても、審査書案で「
新規制基準の要求を満たす」と記されるという。審査書案は16日の規制委定例
会で了承後、する意見公募(30日間)にかけられ、修正を経た上で9月にも確
定する。鹿児島県や地元の5市町が、審査書確定後の地元説明会を要望してお
り、地元の同意を経て、川内原発は今秋にも再稼働する。>
・・・・・「広く国民から科学技術的意見を募集」・・・・“科学的技術的意見”
という文言が曲者ですね。

1’.<川内原発は合格証のひな型 審査加速へ>産経新聞7月13日(日)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140713-00000064-san-soci
九州電力川内原発1、2号機の事実上の合格証である「審査書案」が了承される
見通しとなった。原子力規制委員会は、初の審査書案作成に審査担当者を集中投
入したため、申請中の他原発の審査は中断している状態だ。だが、審査書が了承
されれば、それが「ひな型」となり、他の電力会社も参考とするため、原発の安
全審査は加速する。・・・・・・・16日に審査書案が了承されれば、文面など
の作成に集中していた規制庁職員の負担が解消され、再び他の申請原発の審査に
復帰することになる。さらに、規制委に審査書作成のノウハウが確立されたこと
になり、2番手以降に審査がほぼ完了した原発は今回の審査書をひな型にして、
効率的に事務手続きを受けられるようになり、審査は加速化する。・・・・
・だが、電力各社が目指す再稼働の容認は、最終的に規制委ではなく地元住民ら
が鍵をにぎる。原発事故時の避難計画の整備などは規制委の所管外。自治体側の
準備が十分に整っているとはいえず、審査書案の了承後も再稼働に向けた課題は
残ることになる。>
・・・・地元自治体がカギ・・・・。

原発事故避難の実態、
2.<福島原発事故後、1カ月間に273キロ避難 1万人調査>朝日新聞デジ
タル7月13日(日)9時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140713-00000012-asahi-soci
島第一原発事故後1カ月間で、福島県の住民のうち約1万人が避難した距離は平
均273キロ、回数は約4回に及んでいたことが東京大と名古屋大の調査でわ
かった。事故直後の避難行動を調べた数少ないデータで、原発周辺自治体が手探
りで進める避難計画の実効性を高めるのに役立ちそうだ。東大の関谷直也特任准
教授(災害情報)や名大の廣井悠准教授(都市防災)らが、文部科学省の委託を
受けて調査した。事故から1年後の2012年3月、警戒区域などからの避難住
民4万1754人に調査票を郵送、1万82人から回答を得た。避難者の大規模
調査は国会事故調査委員会のアンケート(回収数1万633人)ぐらいしかな
い。調査報告書によると、自宅を離れた人が最も多かったのは、1号機の水素爆
発が起きた11年3月12日。回数ごとの避難距離は1回目が平均57キロ、2
回目が81キロ、3回目102キロ、4回目112キロと次第に長くなり、全体
の平均は273キロだった。避難の平均回数は、事故から1カ月で約4回、1年
間で4・9回に及んだ。避難によって家族が別々に暮らすようになった事例は
42%にのぼった。>
・・・・「避難者の1カ月後の滞在場所」 という添付図があります。

今回の地震では、
3.<避難者わずか858人 津波到達、2万6500人に勧告>河北新報7月13日
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140713_73023.html
<夜明けから間もない東日本大震災の被災地を不安と緊張が襲った。福島県沖を
震源とする地震で津波が発生した12日早朝、沿岸部には避難勧告が発令され
た。岩手、宮城、福島3県で計2万6500人が対象となったものの、実際に逃
げたのは自主避難を含めても858人にとどまった。・・・・・・・・・588
世帯1634人に避難勧告した宮城県東松島市。避難所となった大曲小を訪れた
のは無職男性(68)だけだった。男性は「がっかり。津波はいち早く逃げるこ
とが大事なのに」と肩を落とした。宮城県山元町花釜行政区の岩佐年明区長
(68)は地元の3軒を巡回したが、住民は出てこなかったという。「早朝なの
でノックするのをためらった」と話した。必需品を携行するなど、普段の備えをう
かがわせる住民も。ただ早朝の慌ただしい避難となったこともあって、一様に疲
れた顔を見せた。・・・・・・・・・>

被災地フクシマ、
4.<川内村・住民懇談会:反発強く26日避難指示解除見送り>毎日新聞 
2014年07月13日22時10分
http://mainichi.jp/select/news/20140714k0000m040098000c.html
福島第1原発事故に伴い避難指示解除準備区域に指定された福島県川内村東部に
ついて、政府は13日、村内と同県郡山市で住民懇談会を開き、26日に避難指
示を解除する方針を提示した。住民はインフラ整備の遅れなどを理由に反発。遠
藤雄幸村長も「時期尚早」との見解を示し、政府は26日の解除を見送る方針を
示した。
懇談会には政府の原子力災害現地対策本部と復興庁などの担当者が出席。除染が
完了し6月中に実施したモニタリングで年間被ばく線量が20ミリシーベルト以
下になったことを確認し、交通や買い物の環境が改善したと説明した。住民は
「(商店や病院などがある)他町村が帰還できなければ、インフラが戻ったとは
言えない」「除染土の仮置き場が撤去されていない」などと訴えた。
懇談会後に報道陣の取材に応じた遠藤村長は、除染効果を検討する村の検証委員
会を今月設置したばかりで、道路の復旧工事の見通しが立つのが8~9月になる
ことから「26日解除は早い」と話した。復興庁の熊谷敬統括官は「村と解除の
日程を協議したい。26日はない」と明言した。政府は、解除と同時に村の居住
制限区域を避難指示解除準備区域に変更する方針も伝えたが、これについても村
と協議して決める。同村東部の原発20キロ圏内の避難区域(157世帯329
人)のうち、同準備区域(139世帯275人)では、自宅で寝泊まりできる長
期宿泊が4月に始まり、今月25日に終了するが、登録者は約20世帯にとど
まっている.

5.<「帰還しない」3割 避難の県内企業、従業員確保が課題>福島民友新
聞?7月13日(日)10時56分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140713-00010000-minyu-l07
<東京電力福島第1原発事故により避難区域に指定された12市町村から県内外に
避難した企業152社のうち、約3割に当たる43社が「帰還する意思がない」と回答
したことが12日、経済産業省の企業訪問調査で分かった。帰還を「未定」とし、
事故後3年以上経過しても態度を決めかねている企業も25社に上る。避難企業の
大半が従業員の確保を課題に挙げ、住民帰還が進まない区域内の人材不足が企業
の帰還に影響している実態が浮き彫りとなった。避難区域では、避難指示解除後
の働く場の確保が住民帰還の前提となる。しかし復興需要の先行きが不透明な中
で、企業は短期間の雇用を志向するのに対し、職を求める住民は正社員としての
雇用を望むなど「条件をめぐる隔たり」(経産省)が依然として根強い。・・・・
・・・・・・一方、帰還済みか帰還を予定しているのは28社にとどまり、帰還の
意思があるのは56社だった。帰還した企業の特徴の一つに早期事業再開を望む従
業員の声があり、行政の再開支援や区域内の復旧状況とともに、従業員を確保で
きる見通しがあったことが早期帰還につながったとみられる。>

6.<広野町民、半数が帰町 届け出はわずか3割 給水量で町推察>河北新
報?7月13日(日)6時10分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140713-00000002-khks-l07
<福島第1原発事故で一時全町避難し、現在は避難区域から外れている福島県広
野町は、町民の約半数が町内に生活の拠点を移していると発表した。上水道の給
水量や独自の家屋調査から推察した。広野町の人口は5146人(1937世
帯)で、帰町を届け出ているのは6月時点で約30%の1585人(797世
帯)にとどまっている。町復興企画課は「完全に生活基盤を戻さず、いわき市な
どの避難先と二重生活を送ったり、家族の一部が住んだりするなど、多様な生活
形態があるようだ」と分析している。・・・・・・・・・・・>

7.<個人線量測定 全住民対象に開始13市町村 関心低く>福島民報?7月13
日(日)10時43分配信
<■環境省の新除染方針 データ不足懸念  環境省は個人被ばく線量を基に新
たな除染方針を策定するが、平成26年度内に全住民を対象とした被ばく量測定
事業を開始するのは福島県内で13市町村にとどまる。福島民報社の12日まで
の調べで分かった。事業に対する住民の関心が低いとして計画を中止したケース
も多い。・・・・
■申し込み30件  猪苗代町は全住民を対象に測定事業を開始したが、成人か
らの「個人線量計を借りたい」とする申し込みは30件程度にとどまった。町の
担当者は「ここまで要望が少ないとは…」と困惑している。
■いまさら…  福島市は今月に入り、全世帯に個人線量計を貸し出す案内文を郵
送した。
 市内の男性会社員(46)は「原発事故直後に、もっと県民の健康を心配して
ほしかった」と明かす。市役所から届いた茶封筒を眺め白けた気持ちになったと
いう。・・・・・・・>

裁判を起こすことで分断される実態も、
8.<アングル:妻の自殺は誰の責任か、原発訴訟が示す福島の静かな危機>ロ
イター?7月13日(日)8時46分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140713-00000001-reut-bus_all
長い記事<[川俣町(福島県) 10日 ロイター] - 東日本大震災発生から
3年以上が経過したが、今も増え続ける「震災関連死」。震災から約4カ月後に
自殺した女性の夫が東京電力<9501.T>を訴えている裁判は、来月下旬に福島地
方裁判所で判決が下される。男性は、自殺は福島第一原発事故で避難生活を強い
られたことが原因だと訴えている。原発事故の関連死として東電の過失が認めら
れれば、同社に対する他の損害賠償訴訟にも影響を与える画期的な判決になり得
る。2011年7月、渡辺はま子さんは避難先から自宅に一時帰宅した際に焼身
自殺をした。遺書は残されていない。・・・・・・・・・・・・>?

9.<(プロメテウスの罠)4年目の夏:9 沖縄、いいんじゃね?>朝日新聞
デジタル?7月13日(日)6時0分配信 (有料記事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140713-00000001-asahik-soci
<◇No.976
福島県南相馬市小高区で看護師をしていた鎌田昭三(かまたしょうぞう)
(70)はいま、沖縄の宮古島市で暮らしている。南相馬の病院で働いていた。
自宅も病院も福島第一原発から20キロ圏内にあり、事故後立ち入りが制限され
た。いまは避難指示解除準備区域に指定され、日中は立ち入りできるが、家に泊
まることはできない。宮古島に避難して3年2カ月。現在は、市内にある県立宮
古青少年の家でボランティア活動をしている。この6月15日。青少年の家が主
催する「親子自然散策」があった。市内に住む10組ほどのグループが参加し
た。・・・・・・・・鎌田は離婚して十数年がたつ。原発事故の前から一人暮ら
しだ。原発事故後は川崎市に避難し、長男(45)夫婦の家にしばらく同居した。
その長男の家で4月中旬、沖縄県が原発事故の避難者を受け入れているとテレビ
が伝えるのを見た。第一原発からもっと遠く離れたい気持ちもあった。
沖縄にはまったく縁がなかったが、鎌田はテレビを見ながら「これ、いいんじゃ
ねえか?」とつぶやいた。長男は「んだね」といった。
鎌田はテロップに出ていた沖縄県庁の担当部署の電話番号をメモし、翌日、電話
をかけてみた。すると担当職員は「単身者の受け入れはちょっと・・・・」。
何だ、だめなのか。がっかりした鎌田に、職員は「でも、宮古島市は単身者でも
受け入れていますよ」と教えてくれた。>

10.<「正確な情報発信に労力」 独で県会調査団、意見交換>福島民友
(07/13 10:20)
http://www.minyu-net.com/news/news/0713/news8.html
<【ドイツ・ハンブルクで桑田広久記者】ドイツに滞在している県議会海外行政
調査団の「脱原発・廃炉対策・中間貯蔵施設」調査班は11日(日本時間同
日)、北部のニーダーザクセン州を訪れ、ドイツ国内の原発で出た高濃度の放射
性廃棄物を一時保管するゴアレーベン中間貯蔵施設を視察した。地元自治体の首
長経験者や議長らと意見交換し、施設の建設による地域への影響や安全確保に向
けた取り組みを確認した。・・・・・・・・・・・・>

11.<13日県内各地の放射性物質検査結果・県内13箇所の放射線量量測定
値・県内震災関連死者・行方不明者>福島民報7月14日朝刊紙面
⇒http://www.minpo.jp/pub/jisin_jyouhou/01.pdf
※ここにある数値は、モニタリングポストの周辺が除染された環境にある結果です。
※この紙面は、同じURLで毎日更新されています。

12.<(栃木県)【全県】環境放射能の調査結果(原子力規制委発表)>下野
新聞7月13日 17:21
⇒http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20140713/1654782
<▼空間放射線量率(13日午後5時。単位はすべてマイクロシーベルト/時。地上
1メートルで測定。宇都宮(下岡本町)のみ高さ20メートル)・・・・・・・>

13.<(岩手県)福島第1原発事故 廃棄物処理施設、住民への説明会 一関
の舞川地区>毎日新聞 2014年07月13日 地方版
記事全文<東京電力福島第1原発事故で発生した農林系放射能汚染廃棄物処理を
進める一関地区広域行政組合(管理者・勝部修一関市長)は11日夜、一関市舞
川7区住民を対象とした処理施設設置の説明会を開いた。同地区では3月に続い
て2回目。住民側から「他の候補地は探したのか」「洪水の時が心配だ」などの
反対意見が相次いだ。組合側は、保管中の稲ワラや堆肥などの汚染廃棄物が約2
万トンあり、焼却・埋め立ての最終処分をしたいと説明。うち、放射性セシウム
濃度が1キロ当たり8000ベクレルを超える指定廃棄物約640トンは、国が
仮設焼却場を設けて焼き、濃度を薄めて舞川地区の舞川清掃センターに埋め立て
処分すると説明した。説明会は、舞川地区で22日まで4回、狐禅寺地区で
31日まで6回開かれる。14日の狐禅寺地区の説明会には、国の担当者も出席
する。>

14.<(広島県)己斐原爆被害者の会:被爆者と震災避難者、互いに励まし
合って 被災者の佐々木さん講演>毎日新聞 2014年07月13日 地方版
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20140713ddlk34040260000c.html
<西区己斐地区の被爆者らでつくる「己斐原爆被害者の会」(佐久間邦彦会長)
は12日、西区で開いた総会に、東日本大震災後に広島に避難した人たちでつく
る「ひろしま避難者の会『アスチカ』」副代表の佐々木紀子さん(43)を招い
た。佐々木さんは講演で、アスチカ会員らの不安や悩みなどを語ると、佐久間さ
んは「私たちの経験を伝え、励まし合っていきましょう」と呼びかけ
た。・・・・・・・・・・・>

福島第1原発、
15.<正門周辺の大気中の環境放射線量> 毎日新聞 2014年07月14日03時17
分 東京朝刊  
<13日正午現在 1.5マイクロシーベルト毎時?  数値は東京電力のホーム
ページから抜粋  前日は1.5マイクロシーベルト毎時>

原発周辺自治体、
16.<滋賀県知事選、三日月氏の当選確実 「卒原発」引き継ぐ>朝日新聞デ
ジタル?7月13日(日)21時54分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140713-00000033-asahi-pol
<・・・・・・・・三日月氏は嘉田由紀子知事の後継指名を受け、段階的に原発
をなくす「卒原発」を引き継ぐことを訴えた。・・・・安倍政権の成長戦略の立
案に携わった小鑓氏は、原発政策の争点化を避けて国とのパイプをアピール。
「滋賀経済に活力を取り戻す」と地域経済の活性化を中心に訴えた。自民党は石
破茂幹事長ら幹部をはじめ、延べ200人近い国会議員を送り込んだが、及ばな
かった。坪田氏は「原発即時ゼロ」を掲げ、集団的自衛権の行使容認や環太平洋
経済連携協定(TPP)に反対して政権批判を強めたが、支持は広がらなかっ
た。・・・・・・滋賀県選挙管理委員会によると、
13日に投開票された知事選の投票率は50・15%だった。・・・・・・・・>

早速、こちらの方がコメント、
17.<原発再稼働方針変わらず=石破自民幹事長>時事通信(2014/07/13-23:48)
記事全文<自民党の石破茂幹事長は13日夜、滋賀県知事選で「卒原発」を掲げ
た三日月大造氏が勝利したことに関し、「(安倍政権の原発再稼働の方針に)変
更はない」と強調した。石破氏は、「安全世界一の基準をもって、安全性が確認
され、地元の理解をいただけた原発は再稼働する」とも語った。東京都内で記者
団の質問に答えた。>
・・・・・まだ言ってます、「世界一安全」、と。

原発立地自治体、
18.<(福井)県立音楽堂の「反原発」作品展示拒否、なぜ?>朝日デジタル
2014年7月14日03時00分
http://www.asahi.com/articles/ASG6N5WY9G6NPGJB00J.html
<県立音楽堂が反原発作品の展示を拒んだ問題は、音楽堂を運営する県文化振興
事業団(川田達男理事長)がその後、アート展の主催者側に謝った。しかしなぜ
県関係施設でこうした拒否が続くのか。市民団体は、背景に県の「反原発アレル
ギー」を指摘する。
2月上旬、彫刻家の高嶋茜さん(64)=鯖江市=はアート展の開催を打診する
ため事業団を訪ねた。職員は6月の空きを確認し、作品の写真の提出を求めてき
た。2年ごとに計3回開催してきたのに、初めての要求だった。職員は「上」の
指示だとも言った。
3月下旬、高嶋さんはできたばかりの案内はがきも事業団に出した。アート展の
副題は2年前の前回と同じ「核アレバ子供の未来は無い!!」。あしらった写真
は前回が爆発した東京電力福島第一原発、今回は放射性廃棄物の仮置き場とし
た。4月22日、事業団から拒否を通告された。・・・・・・・・・・・県に対
する市民団体側の疑問・批判は4点に集約できる。①一連の拒否は県の指示では
ないのか②指示が無かったならば、現場が「上の考え」を忖度(そんたく)して
先走った③「上の考え=反原発の排除」ではないのか④「知りません」は卑劣だ。>

19.<暑い日は外出が得 関電、限定の「節電クーポン」発行へ>朝日デジタ
ル2014年7月13日13時55分  (添付図があります)
http://digital.asahi.com/articles/ASG7B5QNLG7BPLFA00J.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG7B5QNLG7BPLFA00J
<関西電力は22日から、暑くなるなどして電力の需給が厳しくなりそうな日に
限定のクーポンを発行し、家から外出してもらうよう促す新サービスを始める。
管内の原子力発電所の再稼働が見通せない中、全体の約3割を占める家庭での電
力使用量を快く減らしてもらえるよう工夫をこらす。
しくみはこうだ。前日の午後6時か当日の朝8時、電力の需給が厳しくなるとの
予想がついた場合に、需給が一番厳しくなる時間帯の午後1~4時にだけ使える
クーポンをメールで送信。割引や会員ポイントの追加といった特典を受けられる
ようにして、可能な範囲で外出に誘う。特典目当てに出かける人が増えてくれれ
ば、エアコンなど家で使われる電気が減るという考え方だ。対象は、電気使用量
をネットで照会できるサービスに登録した関電管内(岐阜県と福井県を除く)の
契約者で、現在は約80万人。
クーポンを使える店を確保するため、関電はスーパー最大手のイオンや家電量販
店のエディオン、上新電機と協力。計約300店で使えるようにし
た。・・・・・トクをするのはクーポン利用者だけではない。上新電機の担当者
は「節電に貢献できるだけでなく、お客様の次の来店のきっかけにもなる」と期
待する。・・・・・・・>

海外、
20.<原発ノー 毎月11日に宣伝 米サンフランシスコ>しんぶん赤旗7月13日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-07-13/2014071301_03_1.html
<【サンフランシスコ=島田峰隆】米カリフォルニア州のサンフランシスコ市内
で11日、日本での原発再稼働に反対し、原発依存をやめて自然エネルギーの活
用へ政策転換するよう求める集会が開かれました。市内の反原発・反核組織
「ノー・ニュークス・アクション(反核行動)委員会」の定例宣伝です。同委員会
は2011年の東京電力福島第1原発の事故を受けて発足しました。12年夏か
らは毎月11日に、市内にある日本総領事館が入っているビル前で集会を開いて
います。
市民らは「すべての原発を即廃炉に」「福島の事故から教訓を学べ」などと書い
たポスターを手に「事故を繰り返すな」「今すぐ廃炉を」とシュプレヒコールを
上げました。また順番にマイクを握り、「事故を起こした日本が原発を外国に輸
出しようとしているのは許せない」「自然エネルギーの活用こそ世界の流れだ」
と訴えました。・・・・・・・・・・・>

参考記事、
21.<暑い夏がやってきた!だが、東電は原発再稼働なしで、関電・九電に売
るほどの電力がある(下)>まさのあつこジャーナリスト> 2014年7月13日 6時1分
http://bylines.news.yahoo.co.jp/masanoatsuko/20140713-00037343/
<財界は「原発が稼働しないから電気料金が上がる」と宣伝する。しかし、夏の
原発分は節電で補っているので、電力料金の値上がりは原発が再稼働しないせい
だとは言えないことを東電のデータが示している。いっそ原発を使わない決断が
できないのか。決断しない理由を東京電力の廣瀬社長にストレートに尋ねること
にした。「上」からの続きである。・・・・・・・・・・・・>
・・・・・上に続き、添付図が多数ある記事です。

22.<串間市長、野辺氏が再選 新人福添氏に446票差>宮崎日日2014年7
月13日
記事全文<任期満了に伴う串間市長選は13日、投票が行われ、即日開票の結
果、現職の野辺修光氏(71)=無所属=が6017票を獲得、新人で前市議の
福添忠義氏(70)=同=に446票差をつけて再選を果たした。観光振興、医
療福祉などを争点に選挙戦を繰り広げたが、投票率は69.94%(男
69.74%、女70.12%)と過去最低だった前回2010年を7.71ポイ
ント下回った。>
・・・・・野辺氏・・・昨日の40.の記事参照⇒西日本電子版http://qbiz.jp
/article/41823/1/
今朝届いた西日本新聞朝刊紙面では、
1面左端に、17.類似記事、2面にも関連記事が続きます、
23.<滋賀知事選、与党敗北 元民主三日月氏が初当選><おごり批判 与党
痛撃><続く「卒原発」関電落胆>
今朝は以上です。(7.14.5:02)
※この新聞記事紹介は次のフェイスブックにも毎日貼り付けています。
⇒https://www.facebook.com/yasuyuki.funatsu?ref=tn_tnmn

★ 安間 武(化学物質問題市民研究会) さんから:
メールサービス 2014年7月13日 第422号
-------------------------
 集会・アクション
-------------------------
■全国のデモ開催情報まとめ
(原発関連)
http://www47.atwiki.jp/demomatome/
(改憲関連)
http://www57.atwiki.jp/demoinfo/

----------------------
反原発関連ニュース
----------------------

■原発再稼働緊迫!追い詰められた九電(1)
(NetIB News  2014年7月11日)
http://www.data-max.co.jp/2014/07/11/post_16457_ymh_01.html

■川内原発・再稼働の地獄絵巻
(田中龍作ジャーナル 2014年7月9日)
http://tanakaryusaku.jp/2014/07/0009633

----------------------------------
憲法・集団的自衛権関連ニュース
----------------------------------

■日本国憲法9条ロック! 札幌 上田市長 歌う
(戦争させない北海道大集会2014年6月28日)
http://www.youtube.com/watch?v=YZRgKYh71mo

■集団的自衛権 あすから国会で集中審議 曖昧「歯止め」焦点
(北海道新聞 2014年7月13日)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/550924.html

■集団的自衛権で初提訴 「閣議決定は違憲」
(東京新聞 2014年7月11日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014071102000261.html

■社説[集団的自衛権・安保関連法案] 審議先送りは許されぬ
(南日本新聞 2014年7月8日)
http://373news.com/_column/syasetu.php?ym=201407&storyid=58058

■「さよなら晋三」 集団的自衛権にNO突きつけ
((田中龍作ジャーナル 2014年7月6日)
http://tanakaryusaku.jp/2014/07/0009616

■社説[集団的自衛権容認]抑止力向上は まやかし
(沖縄タイムス 2014年7月4日)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=75314

★ 井上澄夫 さんから:
7・13付沖縄タイムスが社説「[辺野古掘削手続き]新基地に正当性はない」を
掲載しました。安倍政権と仲井真知事を糾弾しています。社説からの引用。
 〈安倍晋三首相は沖縄全戦没者追悼式で「沖縄の方々の気持ちに寄り添いなが
ら」と述べた。ボーリング調査の見通しで記者団に「しっかりと地元の方々、県
民の皆さまに説明していきたい」と言明した。説明できるわけがあるまい。何の
正当性もないからだ。

 私たちは仲井真弘多知事が「県外移設」を2期目の公約にして当選したことを
忘れていない。名護市では新基地建設に断固反対する稲嶺進市長が再選されて
も、政府は埋め立て強行の姿勢を改めない。錦の御旗にしているのは、公約を裏
切った仲井真知事の承認である。これで「法治国家」といえるのだろうか。

 安倍首相は4月のオバマ米大統領との会見で「移設を着実に進めていく。その
決意を確認し合った」と移設強行の姿勢を隠さなかった。これに仲井真知事は
「いったん始めたら、そのぐらいの決意で進めた方がいい」と言い放った。自ら
の承認によって不測の事態が起きる可能性を招いているのに、県民の生命、財産
を守らなければならない知事の発言とは信じられない。

------集会等のお知らせ------

●<1000日目記念冊子希望先●
※<福岡・九州集会>反原発運動1000日の激動の歴史。
一冊 ワンコインカンパで500円です。
送料は何冊でも無料です。
冊子ご希望の方は、〒住所氏名電話番号、冊数を
青柳 y-aoyagi@r8.dion.ne.jp まで。

●「きみへ」 さよなら原発!●
http://youtu.be/kCyPiK48E00
音声と画像(池田@中津・作)★九電本店前ひろば★紹介。

●原発いらない!九州実行委員会と鹿児島川内市民グループ●
《会議》 
日 時: 7月19日(土)13:30~
場 所: (鹿児島薩摩)川内文化ホール 2階会議室
   地図:http://tinyurl.com/nhlcswd
  〒895-0054 薩摩川内市若松町3-10
    ℡:0996-22-5211

●ストップ川内再稼働!8.31川内行動(仮)●
-- 鹿児島・川内原発再稼動を止めることが全国の原発再稼動を阻止する--
   8/31 川内に行こう! 全九州、日本、韓国・台湾から 結集!
日 時:8月31日(日)13:00 集い
向田公園(むこうだこうえん):薩摩川内市神田町151
http://tinyurl.com/ms6jkb8

● 小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)さん講演会 ●
日時: 9月26日(金)開場18:00 / 開始18:30
場所: 福岡市立中央市民センターホール 
住所: 福岡市中央区赤坂2丁目5-8 tel092-714-5521
    地図:http://tinyurl.com/ll3slxq
主 催:さよなら原発!福岡
    原発とめよう!九電本店前ひろば
   「原発なくそう!九州玄海訴訟」福岡地区原告団・弁護団
参加費:800円、避難者の参加費は400円。
連絡先:原発とめよう!九電本店前ひろば(080-6420-6211青柳)

○-----------------------------○
★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
  午前10時から午後5時。(土・日曜・休日は閉設) 
    ♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
 場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
    地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
   ★☆ (ひろば・テント080-6420-6211青柳) ☆★
    <facebook、twitter、ブログ等で拡散よろしく>

************************
〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
aoyagi@tent-hiroba.jp
y-aoyagi@r8.dion.ne.jp
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【修の呟き日記】

EPSON163.jpg
【修の呟き日記】
 先週木曜日、台風8号は九州を通り過ぎました。当初直撃を予想された佐賀では被害は出ませんでしたが、沖縄をはじめ長野、山形などで多くの方が被災に遭われ、改めて心からお見舞い申し上げたいと思います。当日、私は台風接近で仕事が休みになり、右腕のかゆみのために皮膚科を訪ね、昼食はつれあいの誕生日祝いを兼ねて、近くのレストランに行きました。被災されたみなさんには申し訳ないのですが、私にとっては心休まる一日でした。皮膚科では庭仕事の際に何とかアリに食われたもので、今流行っていると言われました。
 翌、金曜日は仕事が終了した後、脱原発を訴える金曜行動に参加。この日は、原発立地自治体を徒歩で巡る「命の行進」を行い、原発廃止を祈願している日本山妙法寺の僧侶ら3人も行動に合流していただきました。僧侶らは玄海原発を訪れ、早朝から7時間「断食祈念」を行った後、佐賀県庁を訪れ、「真の脱原発は、わたしたち一人ひとりの価値観、生き方を変えることなしにはあり得ない。知事には、知恵ある決断を要請したい」などとする申し入れ書を読み上げ、職員に手渡したそうです(佐賀新聞参照)。その後、私たちの行動に合流してくれました。そして僧侶の矢向由季さんから参加者一人ひとりにネパールのお土産のストラップ(写真参照)を頂きました。
 つれあいはこの日、国営諫早湾干拓事業潮受け堤防の開門調査を命じた確定判決の原告漁業者らに強制執行しないよう国が求めた請求異議訴訟の第3回口頭弁論の傍聴行動に参加しました。
 昨日午後は、障害者(児)の生活と権利を守る佐賀県連絡協議会の事務局会議に参加しました。佐賀県への障害者別枠採用制度の拡充、改善や、障害者権利条約の批准、発効に伴い福祉の改善拡充、特別支援教育の改善充実などを求める運動について議論しました。そして、たまたま同日付の佐賀新聞に「佐賀市、身障者を解雇」という記事が掲載されていて、この問題についても議論。とりあえず佐賀市に事実関係を確認することを申し合わせました。今日の佐賀新聞には続報が掲載され、昨日佐賀市が記者会見を行い、市は「採用試験で職務遂行能力を十分に把握しなかった不手際を認め、『(男性に)申し訳なかった』と陳謝した」そうです。しかし、「採用手続き上の問題はなかったとの認識を繰り返す」のみだったようです。

☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1180目報告☆

青柳行信です。7月13日。
-- 鹿児島・川内原発再稼動を止めることが全国の原発再稼動を阻止する--
   8/31 川内に行こう! 全九州、日本、韓国・台湾から 結集!
        私たちの人生の一日をこの日に!

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1180目報告☆
呼びかけ人賛同者7月12日3498名。
原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】を募っています。
  
★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
 <ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです。>

★ 横田つとむ さんから:
青柳さん
箱崎の水族館で日韓即興ライブがありました。
ピアノ、ギター、チャング、舞踏のコラボレーションです。
途中で 打楽器の視聴者参加もあり、盛り上がりました。
あんくるトム工房
日韓即興ライブ  http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/3094

★ 橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから:
☆除染作業きょうは何処まで行ったやら三年一日(いちじつ)の富岡駅前
      (左門 7・13ー717)
※除染作業員が数千人も投入されながら、除染は津波当日と同じ区域が多いのに
呆然とさせられた。
方や東京ではオリンピックのために建設作業員不足であるというチグハグ。
細川元首相が言ったように、「オリンピックは辞退すべきであった」。
やる気のない並び大名の石原環境大臣は「金目発言」で首にすべきであるのに、
ムダ金を払い続けている。
官邸前に集まる人々に若者が増え、階層が多彩になっていることに希望をつない
でいる。
放射線とたたかいながら生きている人々との連帯こそがいのちだ。

★ 中西正之 さんから:
青柳行信 様
原子力規制委員会の新規制基準の審査書案で検討すべき項目(1)
<川内原発の格納容器と原子炉建屋が水蒸気爆発で消失しない実験での証明>に
ついて報告します。

毎日新聞が7月8日に
「原子力規制委員会は7日、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島
県)について、事実上の「合格」となる審査書案の提示を、16日以降に先送り
することを決めた。審査書案は、東京電力福島第1原発事故後の昨年7月に施行
された新規制基準に適合していることを示す。川内原発は、新規制基準に基づく
合格第1号となる見通し。」

1年間新規制基準に係わる適合性審査を見続けてくると、どうして今事実上の
「合格」となる審査書案の提示できるのか、どうしても理解できないのですが、
提示されるとのことですので、提示が行われる前に、問題点をシリーズで指摘し
ていきたいと思います。

「さよなら原発!福岡実行委員会」の会議で、
九電申し入れ 振り返りと今を討議して、
 『2013年12月27日に申し入れし、2014年1月14日に要請行動を
行ったが何も回答できないし、何時回答でるかもわからないとの結果と成っていた。

 2014年6月11日に要請行動を受けるとの事になり、再要請行動を行った
が、5ケ月経っても新しい回答はほとんど無かった。特に、川内原発の新規制基
準適合性にかかわる審査が終了しようかという時期に成ったのに、九電は原発の
過酷事故対策についての質問にまともに回答できなかった。

 九電は今回の要請内容について、次回までに調査しておきますとの事に成った。

 九電要請行動は「さよなら!原発福岡」が要請行動のプロジェクトチームを作
り、プロジェクトチームで良く検討したことが、大きな成果を得られた原因と思
います。』
 6.11要請行動の<川内原発の格納容器と原子炉建屋が水蒸気爆発で消失し
ない実験での証明>の部分の議事録を示します。

『1.格納容器の水蒸気爆発が起こらないことを証明してください。

(九電)原子力規制委員会の新規制基準適合性の審査で証明されている。詳しい
内容は説明できない。

(当方)2013年12月17日の新規制基準適合性の審査では、スウェーデン
の王立工科大学のDEFOR実験(有名な過酷事故モデル実験名)結果でのみ、
格納容器の水蒸気爆発が起こらないことが証明されているが、それ以外の国内外
のモデル実験ではかなりな数の水蒸気爆発が起きており、証明できる実験は
DEFOR実験結果以外には無いと説明されている。

 DEFOR実験結果以外に、証明できる実験が一つでもあるのか。

(九電)そのあたりのことは全く分からないので、今後調査して報告する。

(当方)DEFOR実験はガラス水槽で行っており、疑似溶融核燃料に鉛によく
似たビスマス合金を使用して、約1000℃で実験を行っている(英文のみに記
載されている)。2800℃の溶融核燃料の水蒸気爆発の実験を約1000℃で
行っても、証明にならないのではないか。

(九電)内容を見ていないので、今後調査して報告する。』

広報は回答できなかったが、九電が新規制基準に係わる適合性審査で答弁した資
料と動画写真を添付します。
http://tinyurl.com/num9j3w

<川内原発の格納容器と原子炉建屋が水蒸気爆発で消失しない実験での証明は、
(この資料のみ日本文で実験装置と実験金属を隠ぺいした)これのみと思われる
が、こんないい加減な証明で、原子力規制委員会は審査を終了するのか>

★ 「川内の家」の岩下 さんから:
ニュース15号を配信します。
http://tinyurl.com/outdr5a
福島の女たちの鹿児島「辻説法」キャラバンの準備に向け大わらわですが、
「調整中」の地域、団体を含め、おおむね計画が立って来たところです

★ 玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会 さんから: 
メールニュース 2014年7月11日発行

■CONTENTS
【1】7.18MOX裁判証人尋問、法廷に『気』を!
【2】「累々たるしかばねの上に、玄海でも勝利を!」冠木弁護士語る

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】7.18MOX裁判証人尋問、法廷に『気』を!

7月18日に「証人尋問」という最大のヤマ場を迎える、玄海3号機プルサーマル裁判。

今回、証人として、原告側から小山英之・美浜の会代表が証言台に立ちます。
対する被告・九州電力の証人は同社の技術社員です。
小山さんの陳述書と九電陳述書(ともに裁判所に提出済)をHPにアップしまし
たので、じっくりお読みください。
また科学技術用語の飛び交う陳述書は「ちょっと難しそう...」という方は、
争点リーフレットをまずお読みください。

http://saga-genkai.jimdo.com/2014/06/11/7月18日の証人尋問-9月結審-そして
判決に向けて/
(PDF版4ページ。プリントしてください)

そもそもプルサーマルとは?MOX燃料とは?という基本事項から
最大の焦点である「ギャップ再開」とは何かという、裁判の核心まで
裁判所が示した「4つの争点」に沿って、科学技術用語をなるべく分かりやすく
説明してみました。
"3.11"前と後をまたぐこととなった、この裁判が持つ意義を少しでも感じていた
だけたらと思います。

5時間の弁論の攻防戦、どんな現場の空気で、どんなやりとりが交わされるか、
ぜひ傍聴におこしください。
小山さんは「弁護団・原告・支援者全体と法廷で『気』を通じあわせたい」と
おっしゃっています。
法廷内では声を出したり、拍手したりできませんが、法廷の中からも外からも、
ぜひ『気』を送ってください!
『気』を高めるためにも、ぜひリーフレットをお読みください!

9月結審、年内判決の見通しです。
大飯判決に続き、裁判に勝利するには、世論の後押しが必要です。

再稼働絶対阻止!
核燃サイクルの息の根を止める!
脱原発実現!

みなさんの傍聴と注目をお願いします。

☆原発3号機プルサーマル裁判 証人尋問
2014年7月18日(金)
09:00 裁判所前集合、アピール
10:00~16:00 佐賀地方裁判所
17:10~ 記者会見(佐賀市民活動プラザ4階大会議室)
17:40~ 報告集会(同)
※傍聴ご希望の方、できましたら事前連絡をお願いします。

◆次回裁判
9月19日(金)
14:00 MOX裁判結審 (→判決は年内か?)
14:30 第10回全基運転停止公判
14:45 第14回2・3号機仮処分審
15:30 第3回行政訴訟公判
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2】「累々たるしかばねの上に、玄海でも勝利を!」冠木弁護士語る
少し前ですが5月30日、裁判&提訴4周年活動報告会の時に、弁護団長・ 冠木克
彦弁護士に、玄海の裁判の現状と今後の展望について語っていただきました。
「福井地裁の画期的判決は勇気と希望を与えた。私達にとって大きなチカラにな
るし、また、私達が福井を後押ししなければならない!これまでの累々たるしか
ばねの上に、勝利がある!」
文字起こしを掲載しましたので、ぜひお読みください
http://saga-genkai.jimdo.com/2014/07/10/
勇気と希望を与えた福井地裁判決-累々たる屍の上に-玄海でも勝利を-冠木弁護
士が語る/
   ━━━
☆★玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会★
〒840-0844 佐賀県佐賀市伊勢町2-14
TEL:0952-37-9212 FAX:0952-37-9213
E-mail:saiban.jimukyoku@gmail.com
URL:http://saga-genkai.jimdo.com/
http://www.facebook.com/genkai.genpatsu
~日々の活動をFacebookで更新中。どなたでも見れます~

★ 舩津康幸 さんから:
おはようございます。
きょうも大変な雨が夜半に振り続けました。いまは止まっています。
さて、今朝も川内(せんだい)原発、玄海原発、九電、・・・と紹介していきます。

1.<「川内廃炉を」鹿児島・姶良市議会が決議 30キロ圏>朝日新聞デジタ
ル7月12日(土)11時45分配信
http://www.asahi.com/articles/ASG7D2JXBG7DTLTB004.html
記事全文<鹿児島県姶良(あいら)市議会(定数24)は11日、九州電力川内
原発(同県薩摩川内市)の再稼働に反対し、廃炉を求める決議案を可決した。原
発から30キロ圏の9市町議会で、再稼働に反対の意思を示し、廃炉も求めた決
議は初めて。決議は、県民の安全確保上重要な課題が未解決なままでの拙速な再
稼働に反対し、廃炉を国や原子力規制委員会に働きかけるよう、伊藤祐一郎鹿児
島県知事に求める内容。「最大の事故対策は廃炉」と主張する住民からの陳情を
採択し、同趣旨の決議案を反対1の賛成多数で可決した。決議の内容を意見書に
して知事あてに提出する。姶良市は薩摩川内市に山間部で隣接し、原発から30
キロ圏の緊急時防護措置準備区域(UPZ)に9世帯11人が住んでいる。
伊藤知事は、再稼働への地元同意は県知事と薩摩川内市長、それぞれの議会の4
者で足りるとし、30キロ圏のほかの自治体の同意は不要との考えを示している。>

2.<原発再稼働緊迫!追い詰められた九電(1)>データ・マックス2014年7
月11日 17:19
http://www.data-max.co.jp/2014/07/11/post_16457_ymh_01.html
<原発の再稼働をめざす九州電力が訴訟で追い詰められた。住民らが川内原発、
玄海原発の操業停止を求めた2つの集団訴訟で、「規制委員会の適合性審査で合
格を得てから反論する」などとして逃げ切りを図ったが、それが許されない状況
に陥ったからだ。原告側が猛反発し、裁判長も反論を促したため、九電は「原発
が安全だ」という積極的な主張を早急に出さざるを得なくなった。九電が裁判で
安全性の積極的な主張が出せないなら、再稼働そのものの根拠が崩れ
る。・・・・・・・・・・
<安全性の主張――九電、7カ月間先送り>  原子力規制委員会が新規制基準に
基づく適合性審査で「合格」を出すまで、裁判を引き延ばし、安倍内閣が再稼働
にゴーサインを出して、再稼働という既成事実をつくってから、反論の腰を上げ
れば、裁判所は行政判断を追認してくれるという九電の思惑は崩れてき
た。・・・・・・・・・
<新規制基準の妥当性――「信頼」の一言だけ>  7月4日の弁論でも、九電側
は地震・津波対策、通常運転時の放射能漏れなどについて反論しただけだった。
新規制基準については、「国が作るもの。九電は新規制基準を信頼している」と
述べた。原告側は「反論する約束だった」「今主張できるなら、なぜ今すぐ出さ
ないのか」と反発した。これまでの原発訴訟では、原発の安全性について、福島
第一原発事故前は、電力会社側が、国の安全基準に合理性があり、それに適合し
ていると主張・立証すれば、裁判所は安全基準が妥当かどうかを判断する枠組み
がとられてきた。九電は「国を信頼している」の一言で片付けようとする。これ
では、何の根拠もなく「裁判所も原告も国を信頼しろ」と言っているに等しい。>

九州電力が、
3.<(玄海原発)基準地震動を引き上げ>毎日新聞?7月11日(金)19時7分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140711-00000075-mai-sctch
<九州電力は11日、玄海原発3、4号機(佐賀県)の再稼働に向けた原子力規
制委員会の安全審査で、想定する最大の地震の揺れ「基準地震動」について、現
状の540ガル(ガルは加速度の単位)から620ガルに引き上げることを明ら
かにした。規制委は地下構造の分析が不足しているなどと指摘して九電にデータ
の拡充を求め、審査は継続となった。九電は活断層の存在が把握されていなかっ
た場所で起きた鳥取県西部地震(2000年、マグニチュード7.3)と北海道
留萌支庁南部地震(04年、マグニチュード6.1)を想定に追加し、基準地震
動を再検討した。その結果、従来よりも大きな地震動となった。>

3’.<玄海「地震動620ガル」認める 川内、高浜に次ぎ3原発目>西日本
電子版2014年07月12日 03時00分 更新
http://qbiz.jp/article/41799/1/
<・・・・・・・・・審査のもう一つの焦点だった最大規模の津波の想定(基準
津波)は、1月の審査で申請時の約2・9メートルから約3・9メートルに引き
上げ、規制委から大筋で了承を得ている。最難関の基準地震動にめどが立ったこ
とについて、九電の中村明上席執行役員は審査会合終了後、「残る規制委の指摘
に回答しながら、一歩一歩進めていきたい」と話した。今後の審査は地盤の安定
性を確認するほか、テロや航空機墜落などの原発設備に甚大な損傷を与える事態
への対応を検討する。玄海原発では30キロ圏内の佐賀県伊万里市が原発が立地
する玄海町と同水準の安全協定を九電と締結しない限り再稼働を認めない姿勢。
東日本大震災後の11年7月に発覚した「やらせ問題」の影響で九電や国へ
の不信感もあり、他の原発より審査が早く終了しても、再稼働に必要な地元の了
解取り付けは難航しそうだ。>

3”.<玄海原発基準地震動「規制委に逆らえず」 九電、再稼働を重視>西日
本電子版2014年07月12日 03時00分 更新
http://qbiz.jp/article/41796/1/
<・・・・・・・・九電はこれまで、規制委が求める鳥取県西部地震(2000
年)が原発直下で起きた場合の想定に難色を示してきたが、赤字脱却には2基の
再稼働が不可欠なため「規制委に逆らう余力はない」(九電幹部)と抵抗をあき
らめた。・・・・・・・>
・・・・・・再稼働を急ぎたいばかりが認めた理由・・・・とんでもない。

3”’.<原子力規制委、玄海の基準地震動想定おおむね了承>佐賀新聞2014年07
月12日 09時17分
http://www.saga-s.co.jp/column/genkai_pluthermal/20201/83158
<原子力規制委員会は11日の審査会合で、九州電力が提出した玄海原発3、4
号機(東松浦郡玄海町)の「基準地震動」の妥当性について、大きな異論もな
く、おおむね了承した。ただ、敷地の地下構造の揺れ想定などで再度、説明を求
める指摘があり、次回以降の会合で検証する。基準地震動は、原発敷地で起こり
うる最大規模の地震の揺れの想定で耐震設計の目安となる。これまでの規制委の
審査では、九電の川内原発(鹿児島県薩摩川内市)と関西電力の高浜原発(福井
県高浜町)の2原発が了承されている。九電は、この日の会合で「震源を特定せ
ずに策定する地震動」のうち、再検討を求められていた鳥取県西部地震
(2000年)を参考データにしたケースについて最大加速度の数値を追加提出
した。
・・・・・会合を終えた九電の中村明上席執行役員は「地震動の策定自体は理解
いただいたのではないか」とした上で、「地下構造など細かな部分で指摘があっ
たことについては一つ一つ対応していきたい」と述べた。>

3””.<玄海原発「宿題」なお山積 審査終了は見通せず>西日本電子版2014年
07月12日 03時00分 更新
http://qbiz.jp/article/41797/1/
<九州電力玄海原発3、4号機(佐賀県玄海町)は11日、耐震設計の基になる
基準地震動が固まり、審査の大きなヤマを越えた。原子力規制委員会が優先して
作業を進める川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の審査が終われば、関
西電力高浜原発3、4号機(福井県)とともに審査が先行する流れになりそう
だ。ただ、九電は川内原発の残りの審査に必要な書類の取りまとめが遅れ気味。
玄海原発の設備関係の「宿題」も大量に抱えており、先行きは予断を許さな
い。・・・・・・九電は川内原発の今後の審査に必要な工事計画など書類の策定
も遅れ気味で、「玄海原発の審査対応まで手が回らない」との声もある。規制委
と原子力規制庁は、川内原発の優先審査にめどが立つまでは人員を集中せざるを得
ない状況。川内原発の審査終了は早くて8月下旬とみられており、関電高浜原発
と玄海原発の審査が本格化するのは9月以降になる見込み。ほかにも9原発
(13基)も審査に入っており、玄海原発の審査終了時期は「見通せる状況にな
い」(規制庁幹部)という。 >

4.<原発廃止訴え僧侶断食祈念 玄海町を徒歩で巡礼>佐賀新聞2014年07月12
日 09時42分
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/83176
<原発立地自治体を徒歩で巡り、原発廃止を祈願している日本山妙法寺の僧侶ら
が11日、東松浦郡玄海町の玄海原発を訪れた。早朝から7時間「断食祈念」し
た後、県庁を訪れ、脱原発を申し入れた。玄海原発入り口付近で、日本山妙法寺
の僧侶ら3人が、午前6時半から午後1時半までの間、原発の廃止を求めて断食
祈念をした。太鼓を打ち鳴らしながらお経を唱え、原発の再稼働反対や命の尊さ
を訴えた。県庁では、僧侶が「真の脱原発は、わたしたち一人一人の価値観、生
き方を変えることなしにはあり得ない。知事には、知恵ある決断を要請したい」
などとする申し入れ書を読み上げ、担当職員に手渡した。 原発立地自治体を徒
歩で巡礼する「命の行進」の一環。5月中旬に静岡県焼津市を出発した後、
1日平均20キロを歩き7月6日に佐賀県に到着していた。・・・・・・>

4’.<脱原発めざす僧侶らの「命の行進」>佐賀テレビ(2014/07/11 11:57)
記事全文<原発のない社会の実現をめざす僧侶たちの「命の行進」が11日朝、
玄海町に入り玄海原子力発電所前で祈りを続けています。「命の行進」は東京の
日本山妙法寺の僧侶たちが原発の廃止や命の大切さを訴えて全国の原発などを巡
礼しているものです。玄海原発のゲート前に11日朝早く到着した2人の僧侶は
脱原発や趣旨に理解を示す人たちの思いをつづった横断幕を掲げお経を唱えてい
ます。この取り組みは宗派の違いなどを越えて6年前にスタートし、お経の間は
一切の食事をとらずに脱原発を祈る「断食祈念」を続けています。僧侶たちは昼
すぎまでお経を唱えたあと11日夕方には県庁を訪れ、知事あてに原発の廃炉を
求める申し入れをする計画です。このあと鹿児島の川内原発や愛媛の伊方原
発などを訪れ、来月6日に広島での平和記念式典に参列することにしています。>

5.<官邸前行動 川内「合格」あり得ない>しんぶん赤旗2014年7月12日(土)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-07-12/2014071215_02_1.html
<首都圏反原発連合(反原連)は11日、首相官邸前抗議行動を行いました。強
い雨のなか、1900人(主催者発表)が参加。安倍政権が再稼働を狙う九州電
力川内(せんだい)原発をめぐり、原子力規制委員会が来週にも事実上の「合格
証」である審査書案を提示するとされるなか、「川内原発再稼働反対」「原発や
めろ」の声をあげました。
・埼玉県坂戸市の男性(72)は「まともな避難計画がなく、廃棄物の問題も解
決していない。福島原発事故で人間は原子力をコントロールできないことが明ら
かになった。何が何でも再稼働しようとする安倍首相は許せない」と憤ります。
・アメリカから来た友人に抗議行動について説明していた東京都江東区の男性
(21)は「大量にある核のごみをどうするのか疑問です。海外に住むほかの友
人も原発への関心が高い。問題を先送りにせず、原発をすぐになくすべきだ」。
・千葉県市川市の男性(64)は「川内原発の地元でも再稼働反対が多数なの
に、民意を無視するのは許せない。これを止めるのは世論の力しかない。福島を
忘れないよう、これからも声をあげていきます」と話しまし
た。・・・・・・・・・・・・>

5’.<主権者は国民 抗議聞いて>東京新聞7月12日 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/kinyoubinokoe/list/CK2014071202000143.html
、・東京都世田谷区の会社員 椎根はるかさん(33) (九州電力の)川内原
発を再稼働させようとしているけど、電力は足りているし、事故処理の方が先の
はず。抗議行動は好きじゃないけど、他に意思を示す方法が見つからないから声
を上げます。
・千葉県野田市のアルバイト 田代周司さん(65) 月に一度しか来られない
が、そういう人たちのリレーでここは成り立っていると思う。集団的自衛権の行
使容認で多くの若い人たちが政府に怒っている。投票行動につながってほしい。
・東京都東大和市の嘱託職員 山中広伸さん(64) 事故が起きれば生活が成
り立たなくなることが分かったのに、川内原発の再稼働なんてばかげている。主
権は国民にあるのだから、首相は官邸前の抗議に耳を傾けて政治に生かしてほし
い。>

6.<福島県沖M6.8は東日本大震災の余震>日本テレビ系(NNN)?7月12日
(土)7時18分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20140712-00000031-nnn-soci
<12日午前4時22分頃に発生した地震について、気象庁は午前6時20分か
ら記者会見を行った。気象庁はこの中で、岩手・宮城・福島県沿岸に発表してい
た津波注意報は、午前6時15分にすべて解除したものの、解除後3~4時間程
度は若干の海面変動や、海中では潮の流れが速い事が予想されるため、海には近
づかないように呼びかけた。また、12日朝の地震は2011年の東日本大震災
の余震の一つだという。全体的に震災の余震活動は減ってきているものの、今後
も津波を伴うような地震が起こる事もあるとして日頃から地震や津波に対して備
えをしてほしいとしている。>

6’.<岩手、宮城、福島に津波=最大20センチ、一時注意報-大震災余震、
最大震度4>時事通信(2014/07/12-08:28)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201407/2014071200045&g=soc
気象庁は4分後に岩手、宮城、福島の3県に津波注意報を出し、最大20センチ
の津波を観測。注意報は同6時15分に解除された。検潮所では津波が同5時す
ぎから観測され始め、同5時40分ごろまでに岩手県大船渡市と宮城県石巻市で
20センチ、岩手県久慈市と福島県相馬市で10センチを観測した。原子力規制
庁によると、東京電力福島第1原発など、福島、宮城、茨城各県にある原発や原
子力関連施設から異常の報告はないという。・・・・・気象庁によると、震源は
福島県いわき市の東約140キロの深さ約10キロで、地震の規模(マグニ
チュード)は6.8と推定される。東日本大震災の余震で、今後1週間は震度3
程度の地震が起きる恐れがあり、注意が必要という。・・・・・・>

6”.<津波注意報 被災地、緊張の寝覚め 2万6500人に避難勧告>河北
新報2014年07月12日
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140712_73034.html
<・・・・・・・・岩手、宮城、福島3県の沿岸部には「海岸付近から離れるよ
うに」と注意喚起のサイレンが鳴り響いた。3県で一時約2万6500人を対象
に避難勧告が出され、自主避難を含め858人が避難所に入っ
た。・・・・・・・・・・>

福島第一では、
7.<福島第一・第二原発「異常なし」 作業員らに退避指示>朝日デジタル
2014年7月12日06時42分
記事全文<福島県沖を震源とする地震で、東京電力は12日午前5時15分現
在、福島第一原発、第二原発で「異常は確認されていない」としている。念のた
め、当直の作業員らに高台への退避指示を出したとしている。 原子力規制庁に
よると、12日午前6時現在で、福島県の東京電力福島第一原発、福島第二原
発、宮城県の女川原発、茨城県内の東海第二原発など原子力関係5施設から「地
震での異常はない」と報告があったという。>

8.<6号機プール冷却一時停止 第一原発、配管で水漏れ>福島民報?7月12日
(土)12時37分配信
http://www.minpo.jp/news/detail/2014071216831
<東京電力は11日、福島第一原発6号機の使用済み核燃料プールを冷却する配
管から0.5リットルの水漏れが見つかったと発表した。プールは作業のため同
日午前から冷却を止め、夕方に再開する予定だったが、一時冷却できなくなっ
た。東電によると、同日午後3時半ごろ、原子炉建屋6階で、配管の弁の下に水
がたまっているのを社員が発見した。冷却停止中のプールは同日午後4時現在の
水温は25.5度あった。プールに接続する配管2本のうち、水漏れが見つかっ
た側の弁を閉じ、午後7時13分に冷却を再開。午後8時現在、水温は25.1
度まで下がった。東電は12日から3日間程度、冷却を停止し、漏えいの原因を
確認する。福島第一原発では6日にも、5号機でプール冷却の設備から水漏れ
が見つかり、冷却を一時停止したトラブルがあった。
■福島県が緊急要望 福島第一原発での相次ぐトラブルを受けて福島県は11
日、東電に漏えいの原因調査や5、6号機での点検強化を要望した。・・・・・>

9.<凍土壁「実現できる」 東電・増田氏、造成推進を強調>福島民友新聞?7
月11日(金)11時8分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140711-00010003-minyu-l07
<東京電力福島第1原発の海側のトレンチ(電源ケーブルなどが通る地下道)を
凍結させて止水する工事が難航している問題で、福島第1廃炉推進カンパニーの
増田尚宏最高責任者は10日の会見で、同じ凍結技術を使う凍土遮水壁について
「(凍らせるための)理屈が異なる」と述べ、地中の凍結は実現できるとの見方
を示した。増田氏は、凍結止水はトレンチ内を流れる水を凍結するため「まだ凍
らない状況」と工事が難航している状況を認めた。一方、凍土壁は地中の水分を
凍らせるため、東電は「トレンチ内と比べ凍結は比較的容易」との認識で、凍土
壁の造成を進める考えを強調した。・・・・・・>

10.<正門周辺の大気中の環境放射線量 毎日新聞 2014年07月13日03時15分
 東京朝刊  
<12日正午現在 1.5マイクロシーベルト毎時?  数値は東京電力のホーム
ページから抜粋  前日は1.5マイクロシーベルト毎時>

被災地フクシマ、
政府が、
11.<19日から特例宿泊1カ月 避難解除準備、居住制限区域>福島民友新
聞?7月12日(土)11時13分配信????
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140712-00010000-minyu-l07
<原発事故に伴う避難指示解除準備、居住制限両区域のお盆の特例宿泊につい
て、政府の原子力災害現地対策本部は11日、過去最長の1カ月間(29泊30日)に
設定した。19日に始める。これまでの特例宿泊で宿泊を申請した世帯は対象の1
割未満にとどまっており、今回も宿泊世帯が分散し、周囲の目が行き届かない事
態が想定される。夏場の長期間の滞在では高齢宿泊者の健康管理が課題で、県や
市町村による高齢者世帯の安否確認や防犯対策がさらに重要になる。特例宿泊が
行われるのは南相馬、飯舘、楢葉、葛尾、川俣の5市町村。川内村は、避難指示
解除準備区域で4月26日から3カ月間の長期滞在を継続、政府が26日に同区域の避
難指示解除と、居住制限区域再編の方針を示しているため「調整中」とした。南
相馬と
飯舘の2市村では過去5回の特例宿泊が最長2週間程度だったが、市町村の意向を
踏まえ期間を1カ月間と2倍に拡大した。・・・・・・・・・>

11’.<長期の自宅滞在に不安 南相馬、飯館・1カ月の特例宿泊>福島民友
(07/12 09:40)
http://www.minyu-net.com/news/news/0712/news5.html
<・・・・・・・・避難住民たちは19日から始まる特例宿泊を前に、自宅に帰
りたい思いを持ちながらもスーパーなどがない不便を口にした。また、自宅が生
活できるような状況になく、避難先との二重生活への不満の声も上がった。南相
馬市の避難区域で操業再開した事業所は51件(11日現在)にとどまり、一部
小売りが営業しているもののスーパーの再開はない。生活に必要な物資は避難先
で買い求める必要があり、電車など交通インフラの復旧が進まない中、交通弱者
の移動手段には課題が残る。避難指示解除準備区域の同市小高区大井から避難す
る主婦江井恵子さん(59)は「帰りたいと思う人は(1カ月間の宿泊を)喜ぶ
と思う」と評価。ただ、買い物や通院は避難先が中心となるため「不便を押
し殺してまで戻る人が多くなるとは思えない」と話した。飯舘村で村が抱く
「ゆっくり古里で過ごしてほしい」との思いとは裏腹に、特例宿泊に登録する住
民は少数とみられる。福島市に避難している無職佐藤憲治さん(62)は「登録
手続きも手間が掛かるし、帰っても家の中にいるしかないので宿泊の予定はな
い」と冷ややかな見方だ。村によると、4~5月に実施した約2週間の特例宿泊
で、宿泊登録したのは約1830世帯のうち56世帯にとどまった。昨年のお盆
でも8日間の特例宿泊で登録したのは対象住民の4%だった。>

12.<福島・川内村の避難住民、揺れる思い 今月末に避難指示解除>河北新
報2014年07月12
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140712_63019.html
<◎「即、帰る」「帰れない」/以前の生活「戻らない」  福島第1原発から
20キロ圏にある福島県川内村東部の避難住民が、今月末に見込まれる避難指示
の解除時期をめぐり揺れている。住民の多くが解除の延期を望む一方、解除を心
待ちにする住民も少なからずいる。福島第1原発事故がもたらした分断は村、地
域、家族といったあらゆる段階で今も深く根を下ろしている。・・・・・・・
<帰還に備え井戸>・・・・・<「コメ作れない」>・・・・・
[川内村の避難区域] 81平方キロで村全体の41%に当たる。うち15%が
居住制限区域で、85%が避難指示解除準備区域。2012年1月に帰村を宣言
し、避難区域以外の自宅で週4日以上過ごす村民は5割に上る。避難指示が解除
されれば、4月1日に解除された田村市都路地区に続き2カ所目となる。>

13.<原発廃炉現場を視察 福島県議会調査団>福島民報?7月12日(土)12時38
分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140712-00000044-fminpo-l07
<【ドイツで紺野正人記者】脱原発・廃炉対策などを調査する福島県議会の海外
行政調査団(A班)は10日、ドイツのグライフスヴァルト原発を訪れ、世界最
大級の廃炉作業が行われている現場を調査した。同原発は、旧東ドイツ時代に旧
ソ連の技術で建設された原発で、1990年の東西ドイツの統一後、他の旧ソ連
製の原発と共に廃止された。当時、4基が稼働中、1基が試運転中、3基の建設
が進んでいた。1995年から解体・除染が進められているが、約20年を経た
今も終わっていない。・・・・・・>
・・・・・・・視察が続いています。

14.<原木シイタケの出荷制限解除 伊達と新地の4農家>福島民友新聞?7月
12日(土)11時28分配信?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140712-00010005-minyu-l07
<県は11日、伊達市と新地町の計4農家が生産した原木シイタケ(施設栽培)に
ついて国の出荷制限が解除されたと発表した。市町村一律ではなく生産者単位で
の解除は本県の主要農産物で初めて。2011(平成23)年7月の出荷制限以来、約3
年ぶりに出荷可能となる。順調に進めば7月末にも市場に流通する見通
し。・・・・・・これに伴い、新地町は全ての施設栽培の原木シイタケに関する
出荷制限が解除となった。県によると、原発事故前の10年のシイタケ生産額は約
36億円だったが、原発事故後の12年は約9億9000万円まで落ち込んだ。>
・・・・・・これまでも、すべて、出荷が制限されていたわけではないようです。

15.<福島・楢葉町がネズミ駆除作戦 28日から住民説明会>河北新報?7月
12日(土)6時10分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140712-00000007-khks-l07
<福島第1原発事故で全町避難し、2015年4月以降の帰町を目指す福島県楢
葉町は、避難で荒廃した住宅の衛生環境を向上させるため、9月に全町的なネズ
ミの駆除に乗り出す。近所の5~10軒単位で申請してもらい、面的に駆除す
る。一般会計6月補正予算に事業費1億9500万円を盛り込んだ。楢葉町では
避難中にネズミが大量に発生し、住宅の中がかじられたり、汚物で汚されたりす
る被害が広がった。町が今年1月に実施したサンプル調査では、回答した394
世帯の76%がネズミの被害を受けていた。・・・・・>
・・・・除染が終わった町と言われ、多くの家々の外側は新築のようになった
が、中は住める状態ではない・・・、ここまで破壊されている。

16.<スイスの中間貯蔵を視察 調査団、安全へ取り組み確認>福島民友新聞
 7月11日(金)11時5分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140711-00010001-minyu-l07
<スイスに滞在している県議会海外行政調査団の「廃炉・汚染水対策・中間貯蔵
施設」調査班は9日(日本時間同日)、スイス国内の原発で出た高濃度の放射性
廃棄物を一時保管するビューレンリンゲン中間貯蔵施設を視察した。使用済み核
燃料などの保管庫は、監視カメラを通じて国際原子力機関(IAEA)が常時監視す
る態勢を取っている。日本政府が本県に建設を計画する中間貯蔵施設をめぐって
は施設の安全性に対する住民の懸念が強く、国などによる監視態勢の強化が求め
られている。・・・・・・・同施設によると、高濃度の放射性廃棄物はガラスで
固化した後、「キャスク」と呼ばれる金属製の特殊な容器に入れ、空気で冷却を
継続する。保管庫にはキャスク200個分の容量があり、施設の完成から13年間で2
割に当たる40個のキャスクを収納した。キャスク1個当たり37~69体の使用済み
核燃料が入るため少なくても1480体以上が集められた計算となる。 IAEAはキャ
スクを密閉する際に立ち会う。監視カメラの映像はウィーンのIAEA本部につな
がっており、常に保管中の異常の有無を確認している。・・・・・>

17.<(プロメテウスの罠)4年目の夏:7 フランスへ声届けに>朝日新聞
デジタル?7月11日(金)16時0分配信 (有料記事)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11235661.html
<◇No.974? 福島市のNPO職員、吉野裕之(48)が取り組む「保養」
は昨夏、ついにフランスにまで飛び出した。福島市や郡山市の小学6年生8人を
つれ、8月2日から3週間、南仏とパリに行ったのだ。きっかけは2012年
12月に郡山で開かれた「脱原発をめざす首長会議」だった。吉野はそこで保養
プログラムについて発表した。終わると、南仏・ボークリューズ県の県議会副議
長、オリビエ・フロランが声をかけてきた。「フランスに、ぜひ子どもたちを連
れてきてくれないか」
ボークリューズのすぐ隣の県には原発がある。距離はそう離れていな
い。・・・・・・・・8月12日には、南仏の中心都市アビニョンの旧教皇庁の
わきの公園で、フロランら招待側の人々といすを並べ、車座で意見交換をした。
事故後の生活についての作文を、子どもたちが読み上げた。・・・・・「君たち
は、原発から65キロ離れていてもそんなことになったのか。私の家は原発から
30キロだよ」参加した子どもたちは、ひと回りもふた回りも大きくなって帰っ
てきたと吉野は思う。今夏も、フランスに連れて行きたい。応援してくれる人を
探しながら、すでに飯舘村や福島市の子どもたちに声をかけ始めている。「日本
だけじゃない。ほかの国の子どもたちも同じ目にあわないようにするために、教
訓を伝
えに行くんだよ」

17’.<(プロメテウスの罠)4年目の夏:8 「でも、やんなきゃ」朝日デ
ジタル2014年7月12日05時00分
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11237566.html
<◇No.975
吉野裕之(48)は今夏、「ホットスポットファインダー」という高性能放射線
測定器を手に入れた。GPS機能を内蔵し、測定器を持って歩くだけで1秒ごと
に空間線量を計測し、端末の地図に表示し、放射線マップが自動的につくられる
という優れものだ。測定器3台と無線モジュール、タブレット端末とソフトが
セットで230万円。国際協力NGOセンター「JANIC」で紹介された米民
間団体が費用を援助してくれた。測定器は古いベビーカーの車輪横と座席部分に
セットし、もう一つは自分の腰につけた。これで地上10センチ、50センチ、
1メートルの3点が測れる。国が測定する線量は基本的に1メートルの高さだ
が、小さい子どもには低い位置での計測が必要と考えたからだ。・・・・・・・
阿部の自宅から、娘が通う瀬上小学校までの通学路1キロを測る。次に阿部と佐
藤の家までの600メートル。子どもが遊びそうな道路脇の草むらや側溝も合わ
せて3キロを、3時間かけて測定していった。
端末の地図に、歩いた道すじが水色や黄緑、緑の円になって表示されていく。水
色は毎時0・2~0・4マイクロシーベルト、黄緑は0・6マイクロ、緑は0・
8マイクロに設定してある。・・・・・・・線量が一番高かったのは、阿部の家
から車道に出るまでの私道で、高さ10センチが0・54マイクロ。子どもたち
がチョークで描いた線路が地面に残る。高圧水で洗ったので安心だと思って遊ば
せていた。ショックだった。
「でも、あんまり心配しすぎないようにしたい。そうでないと、ここで生活でき
なくなる。測定結果は、要注意の場所を知って危険を避ける目安にした
い」・・・・・・・・・・>

18.<タマネギ本格栽培へ 南相馬の農家「新しい可能性を」>福島民友7月12日
http://www.minyu-net.com/news/news/0711/news5.html
<南相馬市原町区の農地で、本県では珍しいタマネギの本格栽培に向けた準備が
進んでいる。市と協力するNPO法人が中心となって農家を指導し、全国的に流
通量が減る夏に出荷を目指す。東京電力福島第1原発事故で稲作の再開が低調な
中、市は「実績を重ねて農家に新しい可能性を示したい」としているタマネギは
土壌から吸い上げる放射性セシウム量が少なく、栽培の全工程を機械で行えるこ
とから、食品関係の企業などでつくる都内のNPO法人「日本プロ農業総合支援
機構」(J―PAO)が市に提案し、今年から本格的に取り組みがスタートし
た。現在は原町区の農家5人が栽培に取り組み、自分の農地に適した品種などノ
ウハウを学んでいる。・・・・・・・・・・・収穫は今月下旬にも始まる見込
みで、J―PAOを通じて大田市場(都内)に流通する。>

19.<12日県内各地の放射性物質検査結果・県内13箇所の放射線量量測定
値・県内震災関連死者・行方不明者>福島民報7月13日朝刊紙面
⇒http://www.minpo.jp/pub/jisin_jyouhou/01.pdf
※ここにある数値は、モニタリングポストの周辺が除染された環境にある結果です。
※この紙面は、同じURLで毎日更新されています。
・・・・・原発関連死が2人増えて1732人になっています、この二日間の間のこ
とだと思います。

20.<(栃木県)【全県】環境放射能の調査結果(原子力規制委発表)>下野
新聞7月12日 17:45
⇒http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20140712/1653751
<▼空間放射線量率(12日午後5時。単位はすべてマイクロシーベルト/時。地上
1メートルで測定。宇都宮(下岡本町)のみ高さ20メートル)・・・・・・・>

政府が、
21.<(宮城県)指定廃棄物最終処分場問題 25日、石原環境相出席で調
整>河北新報2014年07月12日土曜日
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140712_11020.html
<福島第1原発事故で発生した指定廃棄物の最終処分場建設をめぐり、環境省が
宮城県内の全首長に呼び掛けて開催する市町村長会議に、石原伸晃大臣が出席す
る方向で調整を進めていることが11日、分かった。市町村長会議は25日、仙
台市内で開かれる見通し。・・・・・・・>

22.<「集中復興」延長明言せず 根本復興相 本県など4県要望に>福島民
報2014/07/11 11:18
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2014/07/post_10323.html
<東日本大震災で被災した本県、青森、岩手、宮城4県の知事らは10日、復興
庁など関係省庁に、平成27年度までとなっている集中復興期間の延長と財政支
援の継続を要望した。根本匠復興相(衆院本県2区)は必要な事業には取り組む
としたが、期間延長については明言しなかった。・・・・・>

23.<石原環境相、6月の閣僚懇で陳謝=「金目」発言で-議事録>時事通信
(2014/07/11-12:38)
記事全文<政府は11日、先月20日の閣議と閣僚懇談会の議事録を公開した。
それによると、石原伸晃環境相が閣僚懇で、東京電力福島第1原発事故の汚染土
の中間貯蔵施設建設をめぐる自らの「金目」発言に関し、「私の品位を欠く発言
により、多くの方々にご迷惑をお掛けしていることに心からおわび申し上げる」
と陳謝した。> 

こんな報道があったようです、
24.<原発の水素爆発防ぐ新たな装置開発 資源エネ庁>テレビ朝日系
(ANN)?7月12日(土)17時41分配信(最終更新:7月13日(日)1時19分) 
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20140712-00000024-ann-soci
<原子炉でメルトダウンが起きた場合に備え、資源エネルギー庁などが水素爆発
を防ぐ新たな装置の開発を進めていることが分かりました。資源エネルギー庁
は、「薄型コアキャッチャー」と呼ばれる装置について、国内すべての原発への
設置を目指してメーカーに依頼し、開発を進めてきました。核燃料がメルトダウ
ンし、建屋の底のコンクリートが溶けて水素爆発が起きることを防ぐのが目的
で、直径は約6mで、内側は熱を逃がしやすい銅でできています。東芝原子力シス
テム設計部・薄井秀和部長:「必ずしもこれが必要だ、これがなきゃだめとは思
わないが、(安全対策の)手段の一つとして開発し、実際に使えるものにする」
  しかし、国内の原発への設置について、原子力規制委員会は「追加の工事が
現実的に不可能」として、資源エネルギー庁と意見が対立しています。>

25.<原発議論、ネット中継せず 経産小委、運用に批判も>(2014年07月11
日 18時32分)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/science/article/100763
<原発の活用を前提に原子力政策の在り方を議論する経済産業省の総合資源エネ
ルギー調査会原子力小委員会が11日開かれ、会合のインターネットによる中継
や動画の公開をしない方針を確認した。一部の委員が中継を求めたが、「意見を
言いにくい方がいる」(安井至委員長)と拒否した。同調査会では、エネルギー
基本計画策定に関わった基本政策分科会などの審議は中継しており、委員からは
不透明な運用との批判も出ている。原子力小委は6月に初会合を開き、今回が2
回目。いずれも傍聴は可能だが、インターネットによる中継はしなかった。>

規制委、
26.<原発関連2社から報酬=次の規制委員、田中教授-今年6月まで>時事
通信(2014/07/12-06:44)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201407/2014071200077&g=soc
<原子力規制委員会の次期委員となる田中知東京大大学院教授が、原発の使用済
み核燃料の再処理工場などを運営する日本原燃(青森県六ケ所村)と高速増殖炉
の開発を手掛ける三菱FBRシステムズ(東京都渋谷区)から報酬を得ていたこ
とが12日、両社への取材で分かった。両社は規制委の規制対象で、報酬の支払
いはそれぞれ今年3月と6月まで続いていた。・・・・・・・・田中氏は07年
7月から同社の事業に年2回ほど助言する「アドバイザリーコミッティー」の委
員として謝礼を受け取っていた。今年6月、規制委員となることが決まった後に
辞任した。>
・・・・・・・・辞めればいいという問題ではないと思いますが・・・・・>

27.<志賀原発断層 評価会合で結論に至らず/富山>チューリップテレビ?7
月11日(金)21時58分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140711-00010007-tuliptv-l16
<北陸電力・志賀原発の敷地内にある断層が「活断層ではないか」と指摘された
問題で、原子力規制委員会の2回目の評価会合が開かれました。北陸電力側は、
活断層ではないかと指摘されたS―1断層とS―6断層の活動性を否定する見解を改め
て示しましたが、結論には至りませんでした。・・・・・・>

原発施設で、
28.<伊方原発 事前周知なし、初訓練 >愛媛新聞ONLINE?7月12日(土)8時9
分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140712-09308001-ehime-l38
記事全文<四国電力は11日、愛媛県伊方町九町の伊方原発で、災害や事故状況の
想定を事前に周知しない「ブラインド方式」の総合訓練を初めて実施した。総合
訓練は年2回実施しているが、緊急時の対応力向上などを図るため、ブラインド
方式を採用。訓練があることだけを知らされていたという職員ら約170人が参加
した。地震発生のアナウンスが原発構内に流れると、増田清造所長らが事故対応
の拠点になる緊急時対策所に集結。対応の総括役を務めるはずの責任者が出張で
不在だったため、増田所長が代理を指名して情報収集や原発の状況把握に当たっ
た。>

原発立地自治体、
29.<協定:島根原発有事の際、段ボール供給??県と製造企業 /鳥取>毎日
新聞 2014年07月12日 地方版
記事全文<県は段ボール製造企業2社と11日、島根原発(松江市)で重大事故
などの非常事態が起きた場合、住民の避難所で使う段ボールを供給してもらう協
定を締結した。床に敷く用途と区画を仕切る用途の2種類が提供される。提供す
るのは鳥取市古海の日段(山川正人社長)と、琴浦町逢束に工場がある京都市の
森紙業(丸山純社長)。床に敷く段ボール(幅約1メートル、長さ2メートル)
計2万2000枚と、個人スペースを確保するための仕切りに使う段ボール(約
1メートル四方)計8万8000枚を提供する。県によると、同原発から30キ
ロ圏内の住民のうち、県営施設に避難すると想定される2万人分が確保されると
いう。日段の山川社長は「避難所での負担軽減に貢献したい」と話した。>

30.<(新潟県)柏崎刈羽原発:事故時、放射線量試算に遅れ 県と東電、想
定合意できず >毎日新聞 2014年07月12日 地方版
 
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20140712ddlk15040022000c.html
<東京電力柏崎刈羽原発の事故時に、原発周辺に生じる放射線量の試算が遅れて
いる。試算は県が行うが、試算の前提となる事故想定について東電と合意ができ
ず、実際の計算を始められない状況だ。県は当初、3月に試算結果を公表する計
画だったが、現状では来月以降になりそうだ。大事故の際は、原発のフィルター
付きベント(排気)装置などから放射性物質が出て、周辺地域に広がる。このた
め県は2月、避難計画作りの基礎資料として「放射性物質の広がり方やその放射
線量を試算し、3月に結果を公表する」と発表した。試算には国の計算ソフト
「SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測システム)」を使う。もとになる放
射性物質の放出量など試算に必要な基礎データは、東電に提供を求める計画だ
った。ただ、こうした試算の結果は想定する条件次第で大きく変わ
る。・・・・・県は2月の時点で、「炉の停止から18時間後」または「同25
時間後」にベントを行う場合を想定した。しかし泉田裕彦知事はこの想定を「甘
い」と指摘した。県は再検討して先月、より厳しい想定の「停止6時間後」や
「8時間後だが、原子炉格納容器に穴が開き、その穴から放射性物質が出る」場
合も試算することを決めた。これで試算が進みそうに見えたが実は、さらに細か
く想定を詰める必要があるという。・・・・・・・>
?
電力、
31.<(山形県)庄内 発電量、収益は予想の25%増 太陽光発電施設の稼働
相次ぐ>コミュニティ新聞7月11日
http://www.komi-shin.com/1298/1298a.html
長い記事<庄内の太陽光発電は、冬期間の日照量が少なく、降雪が多いため不向
きとされてきたが、酒田市の第三セクター(株)酒田港リサイクル産業センター
(同市宮海、加賀谷聡一代表取締役)が昨年9月に稼働した発電施設では、発電
量も売電収益も当初予想を25%も上回る見通しとなっている。同社では「庄内は
適地」と断言するほど。遊佐町の鳥海南工業団地では東北最大級、20メガワット
の発電施設建設に向けて造成工事が始まった。ほかにも中小の施設建設が相次い
でいる。一方、住宅用太陽光発電施設の補助金申請も増えてい
る。・・・・・・・・・・・・・・・>

32.<(群馬県)県西部6市町村でも接続制限 ?東京電力>上毛新聞2014年7
月12日(土) AM 11:00
http://www.jomo-news.co.jp/ns/5614051241277904/news.html
<東京電力群馬支店が県西部の6市町村でも、発電事業者に対して電線網への接
続を制限していることが11日、分かった。接続する事業者が急増し、一部の送電
線の負担が過大になっているため。4月に始めた県北部での接続制限の解消に向
け、同社は送電線の増強工事を行う方針だが、詳細は決まっていない。県西部に
ついては「対応策の検討を進める」としている。 接続制限の対象に加わったの
は長野原町、嬬恋村、草津町の全域と、高崎市の倉渕町と箕郷町北西部、安中市
北東部、中之条町の旧六合村と南西部。県北部と同様に50キロワット未満の設備
は原則として接続できる。制限対象エリアは全県で15市町村に拡大した。
県西部での制限は6月下旬に始め、同月末に同支店ホームページで公表した。
この地域で発電事業を検討している約50の事業者から接続に関する相談を受けて
いる状況という。>

33.<6月発受電量、3カ月連続で減少=電気事業連合会>時事通信?7月11日
(金)13時0分配信
記事全文<電気事業連合会は11日、電力10社の6月の総発受電量が前年同月比
1.6%減の698.1億キロワット時となり、3カ月連続で減少したと発表した。西
日本を中心に気温が低めに推移し、冷房需要が落ち込んだのが主因。電力会社別
では全10社で前年実績を下回った。内訳を見ると、原子力の発電量は9カ月連続
でゼロ。原発停止に伴う供給力不足を補う火力は503.4億キロワット時と、6月
として過去最高だった。火力発電用燃料である液化天然ガスの消費量も6月とし
ては最も多かった。>

34.<「老朽火力」トラブル相次ぐ 夏の電力供給は綱渡り 橘湾1号機停
止>SankeiBiz?7月11日(金)7時22分配信  (添付図があります)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140711-00000500-fsi-bus_all
<初めて「原発ゼロ」の夏を迎える中、頼みの綱となる全国の火力発電所でトラ
ブルが相次ぎ、電力不足の懸念が強まっている。電源開発(Jパワー)は10
日、橘湾火力発電所1号機(徳島県阿南市)で不具合が起き、9日に発電を停止
したと発表。政府が夏の節電要請を始めた7月に入り、関西電力や北海道電力な
どでも火力発電所でトラブルが発生しており、電力供給は綱渡りだ。Jパワー
は、橘湾火力発電所1号機でボイラーの蒸気漏れが見つかったため、9日午後5
時に発電を停止した。同社は「ボイラー冷却後に内部に入り原因を調査する」と
し、復旧時期は未定としている。>

35.<徳島・橘湾1号機停止 「老朽火力」トラブル頻発 夏の電力供給、懸
念強まる>産経新聞?7月11日(金)7時55分配信  
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140711-00000107-san-bus_all
・・・・・・・・先と同様の記事だが、添付図が異なります。

参考記事、
36.<暑い夏がやってきた!だが、東電は原発再稼働なしで、関電・九電に売
るほどの電力がある(上)>まさのあつこ?|?ジャーナリスト?2014年7月12日 22
時25分
http://bylines.news.yahoo.co.jp/masanoatsuko/20140712-00037340/
・・・・・・・長い記事です。

37.<「原発ADRの集団申し立て」 時間と手間省き 公平な賠償目指す>
東京新聞2014年7月11日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20140711/CK2014071102000171.html
<東京電力福島第一原発事故を受け、県北部の住民有志が、原子力損害賠償紛争
解決センター(原発ADR)への集団申し立てを準備している。裁判や直接請求
と何が違う? 参加したい人はどうすればいい? 知っておきたいポイントをま
とめた。・・・・・・・>
・・・・・・・・以下、Q&A形式で続きます。

38.<宇都宮地裁:「県民の信頼目指す」 野山所長が就任会見 /栃木>毎
日新聞 2014年07月12日 地方版
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20140712ddlk09010211000c.html
<4日付で宇都宮地裁所長に就任した野山宏氏(57)が11日、宇都宮市小幡
の同地裁で記者会見を行い、「県民に信頼される裁判所を目指して頑張りたい」
と抱負を語った。野山所長は大阪府出身。最高裁調査官、東京高裁判事などを務
めてきた。また、東京電力福島第1原発事故の賠償問題を裁判外で解決する手続
き(原発ADR)を担当する「原子力損害賠償紛争和解仲介室」で今年3月まで
室長を担ったほか、内閣法制局参事官、証券取引等監視委員会事務局次長などを
務め、外部機関での経験も豊富。・・・・・・・・>

この野山氏は次の記事に登場した人です、
38’.<福島第1原発事故 避難中死亡、賠償一律半額に ADR、迅速処理
優先>毎日新聞 2014年07月09日 東京朝刊
http://mainichi.jp/shimen/news/20140709ddm001040188000c.html

39.<(新潟県)元職員を刑事告発 ヨウ素剤問題 不正な事務処理74件、約
4億6600万円>新潟日報2014/07/12 14:05
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20140712123307.html
<東京電力柏崎刈羽原発の事故に備える安定ヨウ素剤の配備や更新を県が怠って
いた問題で、県は11日、県医務薬事課の男性元主査(40)を有印公文書偽造・同
行使などの疑いで新潟東署に刑事告発した。同署は同日付で受理した。・・・県
医務薬事課の課長は「元主査は刑法に違反する行為をし、県としてきちんとした
けじめが必要だ。今後は警察の判断に委ねたい」と話した。元主査の不正行為に
より、柏崎刈羽原発から10~30キロ圏でヨウ素剤が1年以上未配備となってい
た。.>

40.<(九州・宮崎県)原発論戦「今は昔」 宮崎・串間市長選13日投開
票>西日本電子版2014年07月12日 15時00分 更新
記事全文<宮崎県串間市長選は13日、投開票される。原発の誘致をめぐって市
を二分する対立が20年近く続き、2010年の前回選挙は立地の是非を問う住
民投票実施について4候補が激戦を繰り広げた。だが、現職と新人の一騎打ちの
今回は原発論議が影を潜め、地域振興策も具体性を欠いて論戦は低調だ。市民か
らは「長年の対立で疲弊した串間を立て直す道筋を示してほしい」との声が上が
る。市には1992年、九州電力が原発立地を打診。反対運動が起こり、97年
に九電が白紙撤回した。その後も誘致の話はくすぶり、前回市長選は誘致推進派
で住民投票実施を公約に掲げた野辺修光氏(71)が再選を果たした。ところ
が、2011年3月の福島第1原発事故で状況は一変。野辺氏は同年5月に住
民投票の実施断念を表明し、3選を目指す今回のマニフェスト(公約集)では原
発に一言も触れなかった。代わりに、九電の風力発電施設誘致を挙げ「再生可能
エネルギーの一層の推進」を掲げる。対する新人の福添忠義氏(70)は告示2
日前、マニフェストに急きょ「原発や核廃棄物処理関連施設の立地拒否条例制
定」を盛り込んだ。だが出陣式の演説で時間を割いたのは、市政の刷新や人口減
対策だった。原発が議論にならない背景には、市民同士の対立への“厭戦(えん
せん)気分”がある。かつて誘致に賛成だった男性(70)は「福島の事故から
『原発は危ない』が多くの市民の認識。互いにいがみ合うのも、もうこりごり。
候補者は他の活性化策で勝負してほしい」と話す。福島の事故後、東京から同
市に移り住んだ藤岡亜美さん(34)も「串間では原発は過去の問題」と述べ、
住民が主体的に暮らすための地域振興策を要望した。>

今朝届いた西日本新聞朝刊紙面では、見たりません。
今朝は以上です。(7.13.6:26)
※この新聞記事紹介は次のフェイスブックにも毎日貼り付けています。
⇒https://www.facebook.com/yasuyuki.funatsu?ref=tn_tnmn

★ 田島直樹 さんから: 
7.13被ばく学習会、直前のお知らせを申し上げます。
  7月13日(日)の13:10~です。
白石さん、吉田さんがお話してくださいます。
http://www57.atwiki.jp/20030810/pages/140.html
~~~~~~~~~~~~~~~~
映画をみて、とことん語り合いましょう!
7月13日(日)被ばく学習会
「チェルノブイリ・28年目の子どもたち」
~~~~~~~~~~~~~~~~
・ 感想の語り合い
・ 質疑応答:白石 草さん
(アワプラネットTV代表、映画「チェルノブイリ・28年目の子どもたち」プロ
デューサー&ディレクター)
・ 講演:吉田由布子さん
(チェルノブイリ被害調査・救援女性ネットワーク)
「健康被害を綴った専門家たち、ウクライナ報告」
====
3年余りがすぎました、福島第一原発事故からです。
もはや心配はないのでしょうか?

法律が定めた年間1ミリシーベルトではなく、年間20ミリシーベルトを避難基準
としたまま、
住民の帰還が進められています。放射線防護策や健康調査は極めて限定的です。

そんな中、OurPlanetTVではチェルノブイリ事故後28年たったウクライナへ足を
運び、
子どもたちの健康状態や学校生活などを取材し作品にまとめました。
取材地は、発災時には福島市と同程度の汚染を受けた、コロステン市です。
汚染地域の子どもや住民の発病率が今も上昇する中、医師、教師たちの
懸命な努力が続けられています。

福島第一原発事故の放射能・放射線による健康影響について、
「もはや、ありえない」という当局とマスメディアによる繰返しがある一方、
「健康影響がでるのはチェルノブイリと同じように、むしろこれからだ」
という心配があります。

チェルノブイリの28年から、私たちは何を学べばよいのでしょうか?
映画をみて感想と疑問を出し合いましょう。
ふるってご参加ください

★ 伊達 純 さんから: 
7月20日に「さよなら島根原発!大集会」が松江市で開催されますが、改めて
島根原発
についての学習会を下記の通り開催します。みなさん、ぜひお集まり下さい。

「島根原発の現状について」

沸騰水型原発では、最初に再稼動される可能性が高いのが島根原発です。改め
て、その現
状について学習します。

■講師:木原省治
■日時: 7月13日(日曜日) 午後1時半~3時半
■場所: 広島市中央公民館 3階 研修室1
広島市中区西白島町24-36
TEL.082-221-5943(アストラムライン城北駅西)
 地図: http://www.mapion.co.jp/m/34.40227008_132.46058568_10/
■参加費:無料
  木原省治
ブログ(省ちゃんの前向き語り)
http://gomenda4918.blog.fc2.com/

★ 後藤富和弁護士 さんから: 
来週(7/15)のterra cafe kenpouは、
諫早湾干拓問題、大飯原発判決を題材に、人格権(憲法13、25条)について学びます。
大飯原発差止判決の解説もいたします。
ぜひご参加ください。若者でなくても遠慮なしにご参加ください。
お楽しみに。

テーマ 環境問題と人権、憲法
日 時: 7月15日(火) 19:00-21:00
場 所: 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
講師 後藤富和弁護士
(福岡県弁護士会公害環境委員会委員長、
日本弁護士連合会公害対策環境保全委員会自然保護部会前部会長)
学習会終了後希望者で交流会を行います(参加費2000円。学生1000円)

★ 味岡修 さんから: 
経産省前テントひろば1035日 テント日誌 7月11日(金)商業用原発停
止296日

いつの間にか梅雨時の風物になった台風ではあるが…

 まだ、梅雨時というべきなのだろうか。テントを打つ雨の音を聞くともなく聞
いていてそんな呟きが自然に出てくる。肌にまつわりつくような湿っぽい感じは
梅雨時というほかないのだろう。それにしても、どうしてこんなに、この時期に
台風がやってくるのだろう。台風は野分けという美しい言葉があるのだから、秋
のものなのだと思いたい。とは言っても季節を司る自然環境は大きく変わってき
ているのだろう。あんまり季節というか、自然の順行が変わるのはいいものでは
ないのにと思う。僕らの無意識の基盤となってきた季節感《自然感》を変化させる
事態が訪れているのだろう。まだ、これは言葉にならない混沌としたものだろう
が、僕の触手は自然にそこにおもむく。このことの意味が明瞭になってくるのは
もっと先のことかも知れないにしても。

 昨日はテントの泊りだったのだが、高校の友人たちと映画を観に行った。泊り
きたのは遅くなってしまったが久しぶりに感動した。観たのは国立フイルムセン
ターでやっていた増村保造の『赤い天使』だった。中国大陸での陸軍従軍看護婦
(若尾文子主演)のことを描いた戦争映画である。これは1966に撮られているの
だが、もう戦争を描ける監督はいないのだろうか、と思った。戦争映画を観たの
は若松孝二の『キャタピラ』が最後だったが、彼も死んでしまった。戦争体験者
がいなくなってきている。と同時に戦争もまた変化してきている。

僕は最近、BSテレビで大リーグの試合をみることが多いが、時折、考えるのは
彼ら(アメリカ人)はイラクやアフガニスタンで行われている戦争をどう見てい
るのだろうか、ということだ。第二次大戦中とは言わなくても、ベトナム戦争時
でも野球はあった。そして、観客はまだ戦争を身近なものとして思っていたよう
に思う。今、アメリカで試合を観戦している人々は戦争をどのように感じみてい
るのか(?) これは僕の想像であるが、彼らに戦争は段々と遠い世界のことに
なってきているのではないのか。アメリカの民衆にとって戦争との距離が拡大し
ているのであり、自分の日常意識や感覚とは遠くなっているのであり、それが、
まだ、アフガニスタンでの戦争を継続させている根拠となっているのではない
か。アメリカ政府はベトナム戦争の教訓から、報道管制や社会的な規制を強め、
国民から戦争を遠ざけることをやってきたのであるが。

このことは、集団的自衛権行使で海外での戦争を準備する時代に僕らも考えるべ
きことではないか。戦争は政府が国民の意志を代行して先行的に行われる。そし
て政府の意志と国民の意志の関係が問われる。国民の意志を抑圧する行為や装置
が登場するのもこれに関係する。国民の意志から離反した形態で行われ、国民の
意志が登場しにくい現在の戦争に僕らはどう対応できるのか。僕らの戦争の否定
の意志を広げ、展開する上で、現在の困難な問題はそこにある。その意味ではベ
トナム戦争と違っているアフガニスタンやイラクの戦争、そこでの国民と政府の
関係をよく認識すべきだと思う。現代の戦争の形を、戦争形態の歴史的変化を僕
らは集団的自衛権行使容認の時代の切実なこととして考えるべきだ、と思う。

 映画の帰りに友人たちと一献を傾けた。自然に話は原発のことにも行った。原
発についての関心は高いし存続している。どうしたら、いいのだというのがみん
なの意見だったように思うが、原発もある意味で僕らの日常の意識や感性と距離
があり、これを身近なものとして意識していく、その存続にはどうしたらいいの
かということがある。これは続いてきた自問でもある。再稼動の動きが伝えられ
るが、勝負はここにある。そんなことを雨の中、テントへの帰り道で自然に考え
ていた。激しい夢をみた。やっぱり、映画の影響なのかと思いながら、雨の中を
深夜の散歩に出掛けた。(三上治)

 テントからのお知らせ
7月16日(水)テント裁判「第7回口頭弁論」14時~地裁103号法廷(13
時東京地裁前集合) 16時報告集会(衆院第一議員会館 地下1階大会議室 

 前回の裁判では原告・国が主張するテントの所有・占有は二人だけではない
と、43名が「国有財産使用許可申請」を提出した。当事者として裁判の参加する
意思を明確にした。今回は原告側の答弁の予定。いよいよ、裁判は占有の問題に
入る。是非参加を!当日は規制庁への抗議行動があるのですが、時間が違います
ので両方の参加を!
  <中略>
テントひろば七夕祭は8月2日(金)=旧暦7月7日、夕方から夜です。

7月7日がやってきました。やはり今年も雨ですね。去年も一昨年も雨が降ました
し、やはり梅雨のただ中に星祭をしようというのが無理なのでしょう近年、国立
天文台が提唱して「七夕を旧暦でやる」みたいな流れが起こっているようです。
(ただしお国の役所が旧暦を推進することはできないので、「伝統的七夕」とい
う言葉を使っています。

旧暦でやる利点は、梅雨明け後であることと、上弦の月(細かくいえば半月の1日
前くらいですが)で、夜半には月が西の空に沈んでしまい、空が暗いので星を見
るのに有利であること、であるそうです。欠点は年によって日にちが違うので分
かりにくいことです。(月遅れとは違います。月遅れだと毎年8月7日なのでわか
りやすいです)。今年の旧暦7月7日は新暦では8月2日(土)だそうです。

 さてテントでの七夕、何をやりましょうか。細かい計画はまだですが、星を見
上げながら、原発事故で離散した家族が再び合流して幸せに暮らせますように、
そして大地や空を汚す原発が早く全部なくなってくれますようにと願う祭りにし
たいと思います。

 具体的には、まずは前日に笹飾りを作り、金曜日の抗議行動の方々にも、短冊
に願い事を書いていただきます。当日は夕方からちょっとしたイベントをやりま
す。食べ物飲み物も用意します。和風のものにするつもりです。皆様からのアイ
ディアやリクエストを募集中です。晴れますように!(H.Y)
参考 http://www.nao.ac.jp/faq/a0310.html

★ たんぽぽ舎 さんから:
【TMM:No2223】
2014年7月12日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                       転送歓迎
━━━━━━━
☆1.福島忘れて再稼働ありえない-再稼働反対に役立つ好パンフ
   福島原発事故3年・『科学技術は大失敗だった』―増補版
      槌田敦(元理化学研究所研究員・元名城大学経済学部教授)
☆2.火山がない場所でもマグマが上がってくれば地震がおこる
   年に5万回、マグマが起こした群発地震
   長野市の南東にある松代(まつしろ)のできごと
   「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその59
                 島村英紀(地震学者)
☆3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆福島原発告訴団から、緊急の呼びかけです。(7月15日東京地裁前)
☆4.新聞・雑誌より4つ
 ◆止水難航凍結一部だけ【福島第一原発の現状】
               (7月12日 東京新聞より)
 ◆原発議論、ネット中継せず 経産小委、運用に批判も
                (7月12日 東京新聞より)
 ◆主権者は国民 抗議聞いて 【金曜日の声 官邸前】
(7月12日 東京新聞より抜粋)
 ◆ 日本全土を覆った火山灰    (出典:岩波書店「科学」2014年1月号)
━━━━━━━
※川内原発再稼働をやめろ!規制委抗議行動第3波(全国行動)
 日時 7月16日(水)11時~12時半 
 場所 原子力規制委員会まえ(六本木ファーストビル)
 呼びかけ 再稼働阻止全国ネットワーク 連絡先 TEL 070-6650-5549
━━━━━━━
※経産省前テントひろば裁判「第7回口頭弁論」
 7月16日(水)14時から 東京地裁103号法廷
   開始まえアピール 13時 東京地裁まえ集合
   終了後、報告会  16時 衆議院第一議員会館B1大会議室
 問合せ 経産省前テントひろば TEL 070-6473-1947
━━━━━━━

┏┓
┗■1.福島忘れて再稼働・ありえない-再稼働反対に役立つ好パンフ
 │  福島原発事故3年・『科学技術は大失敗だった』―増補版
 │   著者:槌田敦(元理化学研究所研究員・元名城大学経済学部教授)
 └──── 

《前書きより抜粋》
福島原発事故では3つの原子炉建屋が次々と爆発した(2011年3月12~15日)
 1号機は横に広がる白雲爆発で、3号機は垂直に昇る黒雲爆発
 4号機は爆発が数日続き、6月でも発熱していた。爆発の形はすべて違う
 だが、東電は、これらをすべて水素爆発として、事故経過を曖昧にした
 一事が万事、福島原発事故は、3年経っても未だ闇の中にある
          (中略)
この福島事故では、科学技術はまったく無能だった
 たんぽぽ舎データを読み解く会および日本物理学会福島原発事故研究グルー
 プでの議論を経て、福島原発事故3年の機会に、槌田私案として
 「大失敗だった原子炉科学技術」をまとめ、中間報告する
           (後略)

目次
第1章 福島原発・冷却材喪失事故の詳細           
1-1 非常事態との認識なくECCSを何度も止めた1号機
  1-2 風向き考えずベントして福島県民を被曝させた2号機
  1-3 データ空白の15時間、事故最終段階だった3号機
  1-4 まとめ 東電のデタラメ運転が苛酷事故にした    
第2章 福島原発・臨界爆発事故の詳細
  2-1 使用済み燃料プールが臨界となり、水蒸気爆発した3号機
2-2 蓋の開いた原子炉が核暴走し、熱水を吹上げた4号機
 第3章 科学者・技術者の責任を問う
3-1 基本データの計測不能が大事故にした
3-2 使い物にならなかったECCS
   3-3 失敗を教訓としない規制委員会
  《たんぽぽ舎パンフNo.932014年5月第2刷り(増補版) 頒価
400円32頁》

 ※ メールかFAXで注文、代金は先に振り込んで下さい。(送料は3冊まで
100円)
   多数ご注文の場合はご相談下さい。

┏┓
┗■2.火山がない場所でもマグマが上がってくれば地震がおこる
 |  年に5万回、マグマが起こした群発地震
 |  長野市の南東にある松代(まつしろ)のできごと
 |  「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその59
 └──── 島村英紀(地震学者)

○ 長野県には年に5万回もの有感地震に揺すぶられた町がある。ここでは2年
間に9回も震度5に襲われた。
 この町は長野市の南東にある山間の町、松代(まつしろ)。いまは長野市の一
部になっている。
 群発地震が始まったのは1965年夏。東京よりずっと地震が少ないところだから
1日数回の有感地震でも目立った。
 地震は日に日に増え続け、1日数十回から、秋には1日に100回を超えた。
 人々に不安が拡がった。翌年になると地震は減りはじめた。やっと峠を越えた
かという安堵が人々の心に芽生えた。
 だが地震は人々を裏切った。3月からは一転、あれよあれよという間に地震の
数は増え続け、5月には有感地震は1日約700回にもなった。地震計だけが感じ
るもっと小さな地震まで数えれば1日に7000回以上。平均5秒に1回というすさ
まじいものになった。つまり地面はほとんど揺れ続けていたのだ。
 地震の回数が増えるにつれて大きい地震も混じった。5月には震度4の地震が
37回、震度5も8回あった。
 震度が5だと家が倒れる心配がある。夜も眠れない。群発地震から大地震に
至った例もあるから、人々の恐れは頂点に達した。
 だが幸いそれ以上の大地震は来ないまま、地震の数は再び減りはじめた。6月
には有感地震が1日200回、7月には1日150回ほどになった。これでも前年秋に
大騒ぎになったときより多かったのだが、ようやく終わりに向かったのではとい
う期待が人々の心にふくらんだ。
 ところが、まだあったのだ。8月から地震がまた増えはじめ、その月のうちに
また1日500回もの有感地震に揺すぶられることになった。群発地震が始まって
から1年以上、人々は終わりの見えない地震に翻弄されて疲れきっていた。
 しかしこれが最後だった。地震はその後順調に減りつづけ、1年半ぶりによう
やく群発地震がはじまった初期の水準にまで戻った。
 地震のほかに奇妙なことがあった。1966年春から途方もなく大量の水が震源の
近くの皆神(みなかみ)山から湧き出してきたのだ。夏には毎分2トン近くにも
なった。家庭用の風呂を6秒でいっぱいにしてしまう勢いである。
○ 松代の地下で何が起きたのか分かったのは、その後、研究が進んでからだった。
 それによればこの群発地震は、火山地帯でもない場所に地下からマグマが上
がって来て起こしたものだった。そしてマグマは途中で冷えて固まってくれた。
大量の水も、マグマが地下深くから運んできたものだった。
○ 北海道函館の沖の津軽海峡でも1978年から1982年にかけて群発地震が起きて
観光客も減った。震源は沖なのに函館でも38回の有感地震を感じた。
 これも上がってきたマグマが起こしたもので、マグマは途中で止まったと考え
られている。
 火山がないところだと安心してはいけない。どこにマグマが上がってくるかわ
からないのだ。
               (7月11日『夕刊フジ』より)

┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
◆福島原発告訴団から、緊急の呼びかけです。(7月15日東京地裁前)
 福島原発事故の責任を問う、告訴・告発が不起訴となり、2013年10月に東京検
察審査会に申し立てをしました。市民の感覚で、判断をしてほしいと資料や「直
接、被害者の声を聞いてください」と上申書を提出し、様々な行動を行ってきま
した。
 7月7日に東京第5検察審査会の事務局から、「告訴団の上申書は7月15日ま
でしか、受け付けない」との連絡が入りました。
<これで最後の上申書提出「被害者の声を聞いてください!」みなさま、結集く
ださい>
☆7月15日(火)14:30東京地裁前に集合 地裁前にて、アピール行動
(14:30~15:00まで)
   15:00上申書を提出 15:30記者会見(東京の司法記者クラブ)

<福島原発告訴団>
  電 話*080-5739-7279 メール*1fkokuso@gmail.com
  ブログ*http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/

┏┓
┗■4.新聞・雑誌より4つ
 └──── 

◆止水難航凍結一部だけ【福島第一原発の現状】
 東京電力福島第一原発では5~11日、2号機海側の地下トンネルにたまってい
る高濃度汚染水を抜くため、建屋との水の行き来を防ぐ止水作業が難航してい
る。原子力規制委員会の検討会は、工法自体が適切かどうかの再検討と、代替策
の提出を指示した。
 東電はトンネル内に粘土を詰めた袋を入れ、マイナス40度の液体が流れる凍結
管を差し込んで袋全体を凍らせ止水する作業を、2カ月以上続けている。止水し
た上で汚染水を抜きコンクリートで埋める計画だが、凍結部分は一部だった。
 5号機の原子炉建屋一階では、使用済み核燃料プールの冷却用海水を送る配管
から、推定1.3トンの海水とみられる水漏れがあった。水の流量を調整する弁に
直径約3ミリの穴が見つかった。 (7月12日 東京新聞より)

◆原発議論、ネット中継せず 経産小委、運用に批判も
 原発の活用を前提に原子力政策の在り方を議論する経済産業省の総合資源エネ
ルギー調査会原子力小委員会が11日開かれ、会合のインターネットによる中継や
動画の公開をしない方針を確認した。一部の委員が中継を求めたが、「意見を言
いにくい方がいる」(安井至委員長)と拒否した。
 同調査会では、エネルギー基本計画策定に関わった基本政策分科会などの審議
は中継しており、委員からは不透明な運用との批判も出ている。
 この日の会合で、原子力資料情報室の伴英幸共同代表が「(議論の)プロセスの
透明性を確保することが原子力の信頼確保につながる」と中継を要求した。
 参考人として出席した国会事故調査委員会の黒川清元委員長も動画の公開を求
めたが、経産省側は「インターネットでなくても透明性は担保できる」 と応じ
なかった。
(7月12日 東京新聞より)

◆主権者は国民 抗議聞いて 【金曜日の声 官邸前】
 東京都世田谷区の会社員 椎根はるかさん(33) (九州電力の)川内原発を
再稼働させようとしているけど、電力は足りているし、事故処理の方が先のは
ず。抗議行動は好きじゃないけど、他に意思を示す方法が見つからないから声を
上げます。
 東京都東大和市の嘱託職員 山中広伸さん(64) 事故が起きれば生活が成り
立たなくなることが分かったのに、川内原発の再稼働なんてばかげている。主権
は国民にあるのだから、首相は官邸前の抗議に耳を傾けて政治に生かしてほしい。
(7月12日 東京新聞より抜粋)

◆ 日本全土を覆った火山灰
 カルデラ噴火では、コ・イグニンブライド・アッシュ(火山灰)の広がりが非
常に大きく、阿蘇カルデラ噴火の時は北海道まで到達して10cm以上積もった跡が
残っています。阿蘇カルデラをつくるクラスの噴火が九州でおこると、日本中が
灰に埋め尽くされたことになります。
 日本のカルデラ噴火の頻度は、最近15万年間に14回あります。場所は九州、北
海道、東北北部に集中しています。15万年に14回なので、およそ1万年に1回お
こっていることになります。最新のカルデラ噴火は器械カルデラの7300年前なの
で、この感覚を信じるとそろそろ警戒すべき時期に着ています。
 もしも大きなカルデラ噴火がおこってしまうと、日本人全部が移住しなければ
ならなくなるな話で、国家的にも国際的にも大問題となります。
          (出典:岩波書店「科学」2014年1月号)

★ 前田 朗 さんから:
※大江健三郎を読み直す(24)埋葬された危険なテーマ
大江健三郎「政治少年死す(セヴンティーン第二部)」
『文学界』1961年2月号
http://maeda-akira.blogspot.jp/2014/07/blog-post_11.html

※レイシズムの社会学に学ぶ(6)外国人参政権の安全保障化とは
樋口直人『日本型排外主義』(名古屋大学出版会、2014年)  
http://maeda-akira.blogspot.jp/2014/07/blog-post_12.html   

★ VAWW RAC @田場祥子 さんから:
辺野古では多くの方の結集を呼びかけています。
10年前のあの闘いを思い起こします。
みなさんの力で工事を阻止しましょう。
*******************************
週明け、市民排除用のブイ設置作業が行われると報道されました。現場は緊張
し、テントからシュワブ第一ゲートへの結集と海上行動が呼びかけられています。
シュワブ第一ゲートでは、ブイ搬入、陸上工事阻止のために、朝からの監視が終
日続けられる予定です。
海上についても、工事現場を監視しつつ、ブイ投入を止めるための行動参加者を
募っています。
県内からも、県外からも、辺野古への結集呼び掛けをお願いします。いまの人数
では十分監視と阻止を行うことができません。一人でも多くの人が集まることが
必要です。
ゲートについては、現在、県警らの嫌がらせ等も続いているため、シュワブ第一
ゲート付近にクルマを停めることは難しいため、浜のテントから参加者をピスト
ン輸送しています。まずはテントを目指していらしてください。
海上行動に参加される方は、特に危険防止のため事前にテントでご相談の上、船
長の指示に従い、万全の態勢をとってください。
なお、梅雨も明け、現場は路上・海上の照り返しも含めて猛烈な暑さとなりま
す。熱中症対策の帽子、水、長袖、長ズボン、塩分補給、弁当など、現場では調
達が難しいため、辺野古に来るまでにあらかじめの準備をお願いします。

〈辺野古浜通信〉
※ この通信は、どの団体、組織にも所属していないボランティアによって運営さ
れています。
以下、琉球新報2014年7月12日の記事の一部を転載します。
≪辺野古ブイ週明け準備 防衛局、県に岩礁破砕申請≫
 沖縄防衛局は11日、県に対し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向け
た埋め立て本体工事にかかる岩礁破砕の許可申請書と、埋め立て工事前に行う
ボーリング調査開始に向けた事前協議書を送付した。関係者によると、ボーリン
グ着手予定は記載していない。防衛局は市民らの海上抗議活動を排除するための
ブイ設置に向けた準備を週明けから本格化させる。
 防衛局は既に陸上部分の施設解体工事などを進めており、年度内の着工を検討
している埋め立て工事に向け作業を加速したい考え。
 一方、岩礁破砕を審査する県水産課は週明けにも申請書を受理。昨年末に仲井
真弘多知事が辺野古埋め立てを承認したことを受け、岩礁破砕も許可するとみら
れる。同課によると、許可するまでの審査期間は2013年度の平均で23日か
かっており、辺野古沖の埋め立てに関しても8月ごろまでには許可される見通し。
 ボーリング調査については通常、軽微な岩礁破砕となるため許可は不要とされ
ている。同課は週明けから防衛局と事前協議し、詳しい調査概要を確認する方
針。協議にかかる平均日数は8日間という。

------集会等のお知らせ------

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日 時: 7月19日(土)13:30~
場 所: (鹿児島薩摩)川内文化ホール 2階会議室
   地図:http://tinyurl.com/nhlcswd
  〒895-0054 薩摩川内市若松町3-10
    ℡:0996-22-5211

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-- 鹿児島・川内原発再稼動を止めることが全国の原発再稼動を阻止する--
   8/31 川内に行こう! 全九州、日本、韓国・台湾から 結集!
日 時:8月31日(日)13:00 集い
向田公園(むこうだこうえん):薩摩川内市神田町151
http://tinyurl.com/ms6jkb8

● 小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)さん講演会 ●
日時: 9月26日(金)開場18:00 / 開始18:30
場所: 福岡市立中央市民センターホール 
住所: 福岡市中央区赤坂2丁目5-8 tel092-714-5521
    地図:http://tinyurl.com/ll3slxq
主 催:さよなら原発!福岡
    原発とめよう!九電本店前ひろば
   「原発なくそう!九州玄海訴訟」福岡地区原告団・弁護団
参加費:800円、避難者の参加費は400円。
連絡先:原発とめよう!九電本店前ひろば(080-6420-6211青柳)

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★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
  午前10時から午後5時。(土・日曜・休日は閉設) 
    ♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
 場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
    地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
   ★☆ (ひろば・テント080-6420-6211青柳) ☆★
    <facebook、twitter、ブログ等で拡散よろしく>

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〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
aoyagi@tent-hiroba.jp
y-aoyagi@r8.dion.ne.jp
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請求異議訴訟の第3回口頭弁論

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 国営諫早湾干拓事業潮受け堤防の開門調査を命じた確定判決の勝訴原告の漁業者らに強制執行しないように国が求めた請求異議訴訟の第3回口頭弁論が11日、佐賀地裁で開かれました。裁判長は10月17日に結審する予定を示したそうで、早ければ年内にも判決を迎えそうです。次回第4回口頭弁論は8月29日です。

 佐賀新聞によると、この日の口頭弁論では佐賀県藤津郡太良町の養殖ノリ漁業者大鋸武浩さん(44)が意見陳述を行い、長年の赤潮被害を訴え、「漁場を復活させるためにあらゆる対策をやり尽くしたが、何も効果がない。もう開門しかない。国は確定判決を守らなければならないと裁判所に明確に示してほしい」と話したそうです。

 口頭弁論後の進行協議で、国側から開門反対派の営農者らが利害関係者として訴訟に補助参加する意向を示していると明らかにしたそうですが、馬奈木昭雄弁護団長は補助参加に反対しない考えを示した上で「請求異議訴訟で国は営農者の反対で対策工事に着手できず、開門を履行できないと主張している。営農者らが国の利害関係者として何を主張するつもりか理解できない」と述べられたようです。

 また福岡高裁は11日、開門反対派の干拓地営農者らに1日49万円の制裁金を支払うように国に命じた長崎地裁の「間接強制」決定を不服として国が申し立てた執行抗告の可否を、18日に決定すると伝えてきたそうです。長崎地裁の決定は私から言わせてもらうとメチャメチャな決定で、福岡高裁は開門調査確定判決との整合性をもった決定を下してくれるものと思っています。14日には福岡高裁で小長井・大浦漁民の開門訴訟控訴審が開かれます。12時30分に福岡高裁門前集合です。ぜひ、これも多くの方の参加をお願いします。

「佐賀市、身障者を解雇」

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今日(12日)の佐賀新聞社会面左肩で「佐賀市、身障者を解雇」と伝え、佐賀市が障がい者に対し不当解雇を行い、同時に人権侵害を侵していることを明らかにしています。「障害者(児)の生活と権利を守る佐賀県連絡協議会」は同日開いた会議で、佐賀市に事実関係を求めることを決め、近く質問書を提出します。

佐賀新聞によると、佐賀市が、昨年の職員採用試験で身体障害者の採用枠に応募した市内の男性(24)にいったん合格通知を出しながら、採用直前になって「能力を見極めたい」と非常勤で雇用、2カ月間の試用期間後に解雇したという。

しかも、合格通知が届いた後に2回呼び出しを受け、「面接でトイレの失敗がないか聞かれたり、机の上に並んだバインダーやホチキスを使えるかを試されたりした」といいます。また通常はない「試用期間」をわざわざ設け、4月から2カ月間を非常勤職員扱いにするなど、佐賀市の対応は、明らかに障がい者差別です。

佐賀新聞の報道が正しいとしたら、行政として絶対に許されない行為です。

【ドキュメンタリー映画「飯館村 放射能と帰村」上映会のご案内】

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【ドキュメンタリー映画「飯館村 放射能と帰村」上映会のご案内】

 佐賀県生まれのフリージャーナリスト、土井敏邦さん監督作品で“故郷喪失”に苦悩し、葛藤する村人たちの1年間を記録したドキュメンタリー映画です。佐賀県武雄市で上映会が開かれます。お近くの方はぜひ、ご鑑賞ください。

<「飯館村 放射能と帰村」上映会>
日 時 8月23日(土) 1回目 15:30開演~ 2回目 18:00~開演
観覧費 500円
会 場 武雄杵島地区医師会館(武雄市武雄町昭和300 県総合庁舎前 電話0954-22-3344)
主 催 映画「飯館村 放射能と帰村」を観る会
連絡先 猿渡さん(0954-23-0563) 宮崎さん(0954-22-3728)

玄海原発3号機プルサーマル裁判

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 玄海原発3号機プルサーマル裁判で、MOX燃料の危険性について科学的な質疑が行われていますが、7月18日(金)には裁判補佐人の小山英之・美浜の会代表の「証人尋問」が行われます。
 【証人尋問】
7月18日(金)10:00~16:00
佐賀地方裁判所

17:10~記者会見
17:40~報告集会(佐賀市民活動プラザ=佐賀商工ビル)
                               <チラシより転載>
プロフィール

平和な有明海

Author:平和な有明海
修の呟きにようこそ!
佐賀市在住です。平和や障がい者、有明海問題に強い関心を持っています。1950年生まれ。戦争法廃止、原発廃止、有明海再生、障害者と共生できる社会づくりを目指します。

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