【修の呟き日記(2015.02.28)】




【修の呟き日記(2015.02.28)】
今日(28日)午前中は佐賀市内の赤松公民館で行われた「原発ゼロCafé(カフェ)」に参加しました。約25人が参加。コーヒーや紅茶、お菓子などをいただきながら最初は原発なくそう!九州玄海訴訟弁護団事務局長の長戸和光弁護士が「川内原発審査の問題点」について分かり易く解説。次に元佐賀大学学長の長谷川照原告団長が福島第一原発で起こっている汚染水問題についてこれも分かり易く丁寧に説明。また参加者から佐賀県が県民に配布している「原子力防災のてびき」について、「屋内退避さえすれば安全」だとする記述など問題が多いという指摘があり、近々県に申し入れをすることになりました。
午後は「特定秘密保護法の廃止を求める市民の会・佐賀」の講演会と第2回総会に出席しました。講演会は西日本新聞社会部の坂本信博記者が豊富な取材を基に「記者がみた秘密保護法と安全保障問題―取材現場からの報告」というテーマで、権力を監視する立場から実に興味深いオフレコを含めて話してくれました。残念ながら参加者が少なかったことが悔やまれます。総会では毎月6日の宣伝行動や会員の拡大を引き続き行っていくことなどが確認されました。
以後余談です。最近の安倍政権の動きは異常です。多くの国民の反対の中、1昨年12月に成立を強行した秘密保護法を手始めに、昨年7月に集団的自衛権行使を閣議決定し、武器輸出禁止三原則を解禁しました。さらに「周辺事態法」を「我が国周辺の地域」という地理的な制約をなくし、「我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態」であれば世界のどこでも行き、支援対象も米軍限定からそれ以外の軍に拡大、支援内容も武器・弾薬の提供なども可能にするよう「改正」と、事態に応じてその都度、法律を作る手間を省き、米軍など他国軍への軍事支援のため自衛隊をいつでもどこでも派兵することを可能にする「恒久法」の制定を与党協議に提案しています。また文官統制規定を廃止し、武装勢力によって在外邦人が人質になった場合、自衛隊を派遣し奪還作戦を行い、その際の武器使用を緩和するという。いずれも閣議決定で実施が可能としている。これらの動きは交戦権を否定した憲法9条違反は明らかだし、保守政権がひねり出した専守防衛にも違反している。これらの動きが出せば憲法9条は骨抜きにされ、わざわざ9条を改正しなくても安倍の「戦争する国」は実現してしまう。だから自民党の改憲戦略は「9条改正」を後回しにして、「環境権」などで前例をつくる程度の余裕があるのだ。同時に「公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない」などとする改憲を行い、国民をがんじがらめにした上で憲法9条の改悪を行うのではないだろうか。だから私はいまのままの「平和憲法改悪反対運動」では安倍政権に対抗できないとの思いを強くしています。かといってこれはという運動も思いつかないのです。麻生太郎副総理がナチスの手口に学べと言ったことが現実化している。
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