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■原子力情報宅配便“CNIC EXPRESS”■
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=脱原発を実現する原子力資料情報室(CNIC)のメールマガジン=
No.0287 年末のご挨拶、【原子力資料情報室声明】台湾第四原発の建設再開を拒否する台湾市民の判断を歓迎する、原子力資料情報室通信第571号もくじ、別冊TWO SCENE「放射線副読本という安全キャンペーン」、YouTubeチャンネル「原子力資料情報室 連続ウェブ講座2021」「伴英幸の気になるニュース」、他
【2021年12月30日】
原子力資料情報室(CNIC)Citizens'
Nuclear Information Center
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(方法下記)
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◇今号の内容◇
[1] 年末のご挨拶、【原子力資料情報室声明】台湾第四原発の建設再開を拒否する台湾市民の判断を歓迎する
[2]『原子力資料情報室通信』第571号(2022/1/1)もくじ、別冊『TWO SCENE』scene19 放射線副読本という安全キャンペーン
[3] 原子力資料情報室YouTubeチャンネル:【原子力資料情報室
連続ウェブ講座2021】福島原発汚染水問題、【伴英幸の気になるニュース】
[4] イベント情報:1/13・1/20 再処理とめたい!新春連続講座、1/17 さようなら原発 第3回オンライン学習会「六ケ所再処理工場の現状と裁判」
[5]
原子力資料情報室 スタッフコメント掲載記事
[6] 書籍のご案内 大好評!再入荷「新版 どうする?原発のごみ1」、「どうする?原発のごみ2」、「原発と気候危機」他
7] 原子力資料情報室とは
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■ [1]
年末のご挨拶、【原子力資料情報室声明】台湾第四原発の建設再開を拒否する台湾市民の判断を歓迎する
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平素よりのご支援に御礼を申し上げます。2021年後半も、多くのみなさまからあたたかいご支援をお寄せいただき、さまざまな活動をすることができました。役員・スタッフ一同、心より御礼を申し上げます。
オンライン・在宅ワーク中心となりましたがさまざまな活動に取り組んでまいりました。7月から、「CNIC連続ウェブ講座2021」を開催し、毎回たくさんの方にご参加いただきました。YouTubeチャンネルではウェブ講座のアーカイブ映像の閲覧回数が増え、話題の原子力問題を紹介するミニ動画「伴英幸の気になるニュース」など積極的な配信に取り組み、チャンネル登録者数も伸びています。9月には米国の有識者らの動きに呼応し日本の各政党代表者宛に、米国の核の先制不使用・唯一の目的宣言に反対しないよう書簡を送付しました。
放射線副読本の問題点をまとめた『別冊TWO SCENE』を発行しました。また、英文ニュースレター『Nuke Info Tokyo』発行継続のため初のクラウドファンディングをおこないました。多くの応援・ご支援をいただき、当初の目標に加え、よりタイムリーな発信を実現するためのネクストゴールまで達成することができました。お寄せいただいた温かい応援コメント一つひとつを拝見し、財政面だけではないたいへん大きな支援をいただいたとスタッフ一同感激しております。
2022年も精力的に取り組んでまいりますので、今後とも、原発のない社会にむけた活動の充実と継続へご支援をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
●【原子力資料情報室声明】台湾第四原発の建設再開を拒否する台湾市民の判断を歓迎する
https://cnic.jp/41061
2021年12月21日
NPO法人原子力資料情報室
12月18日、台湾北部の新北市貢寮区にある第四原子力発電所の建設再開を求める国民投票では、4,262,451人が反対票を投じた。賛成は3,804,755票にとどまり、建設再開は否決された。第四原発を巡っては、台湾市民の長い運動の歴史がある。私たちはその運動に敬意を表し、台湾市民の今回の決断を歓迎する。
第四原子力発電所(ABWR、2基、135万kW)は、米GE社が主契約者だった。しかし、日立製作所、東芝、三菱重工業がほとんどの機材を納入した、事実上の日本の輸出原発である。その後、さまざまな原発輸出が取りざたされたものの、いずれもとん挫したため、唯一の日本の輸出原発でもある。
台湾と日本の原子力産業界は密接に関連してきた。例えば2018年11月、2025年までの脱原発を定めた電気事業法をめぐって国民投票が行われ、脱原発の期限が撤廃されている。この時、8月に中華核能学会が開催したイベントに登壇した廣瀬直己東京電力副会長(当時)は、福島の状況が改善していること、今後も日本は原子力を使う計画であることを示して、台湾の原子力継続利用を後押ししていた。
法から脱原発期限が消されたものの、蔡英文政権は原発の稼働年数を40年に制限することとしており、すでに第一原発1・2号機、第二原発1号機が廃炉になっている。2025年までに残る3基の原発が廃炉となる見込みだ。
以上
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■ [2]
『原子力資料情報室通信』第571号もくじ
別冊『TWO SCENE』scene19 放射線副読本という安全キャンペーン
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●『原子力資料情報室通信』第571号(2022/1/1)もくじ
https://cnic.jp/41093
(リンクのある記事はウェブでご覧いただけます)
・残された時間 2022年の展望 [松久保 肇] https://cnic.jp/41122
・震災に関わる俳句を高校生とともに作ることで抵抗する [中村 晋]
・廃炉解体廃棄物の処理をめぐり新たな動き [末田一秀]
・柏崎刈羽原発の杭破損事件を考える [武本和幸]
・世界原子力産業現状報告書(WNISR)2021年:原子力の問題増加、再生可能エネルギーの圧勝 [ケイト・ストロネル]
・CNIC連続ウェブ講座報告【第8回】気候変動/【第9回】高レベル放射性廃棄物の地層処分/【第10回】MOX輸送問題とプルサーマル [片岡遼平]
・CNIC連続ウェブ講座報告【第11回】処理水放出は国連海洋法条約違反だ
ショーン・バーニー氏が語る [伴 英幸]
・短信・原子力資料情報室だより
●別冊『TWO SCENE』scene19(2021年冬号)「放射線副読本という安全キャンペーン」
小中学校で配布される放射線副読本に家庭や教員からも戸惑いの声が上がっています。私たちは子どもたちに何をどう伝えていったらよいのでしょうか。問題点について一緒に考えてみませんか。
無料ダウンロードや、郵送でのお届けが出来ます。ぜひこちらからご覧ください。
別冊 TWO SCENEは「原子力とか放射能について関心はあるけど難しくてわからない」といった声にお答えするための、B4両面フルカラーのフリーペーパーです。
https://cnic.jp/41109
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■ [3]
原子力資料情報室YouTubeチャンネル
【原子力資料情報室 連続ウェブ講座2021】
【伴英幸の気になるニュース】
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https://www.youtube.com/user/CNICJapan/
(チャンネル登録数が580名を超えました!)ぜひご登録ください。動画がお役に立ちましたら高評価、シェアもよろしくお願いします。
●【原子力資料情報室】伴英幸の気になるニュース(2021年12月第1回)原発避難者の医療費縮小問題、志賀原発2号機の敷地内に活断層の可能性、仏マクロン大統領の原発回帰発言問題、など。 https://youtu.be/jhW-Jy0_vXc
● 【原子力資料情報室】伴英幸の気になるニュース(2021年12月第2回)東電汚染水海洋放出計画を申請、日本・千島海溝地震発生時の想定、原発影響は評価せず。台湾の国民投票で第四原発建設再開を否決!、など。 https://youtu.be/D6YY5NjA_gY
●原子力資料情報室 連続ウェブ講座2021 【第11回】12月9日(木) 18時~19時「福島原発汚染水問題」
講師:Shaun Burnie(Greenpeace
International Asia Division) https://youtu.be/ncUb-BYU3jE
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■[4]イベント情報
1/13・1/20 再処理とめたい!新春連続講座
1/17 さようなら原発 第3回オンライン学習会「六ケ所再処理工場の現状と裁判」
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●1/13・1/20 再処理とめたい!新春連続講座
https://cnic.jp/41067
第1回「六ヶ所再処理工場の耐震問題」
日時:2022年1月13日(木) 18:00-20:30
会場:連合会館501会議室/資料代800円
講師:上澤千尋さん(原子力資料情報室)
第2回「原子炉解体廃棄物はどこへ」
日時:2022年1月20日(木) 18:00-20:30
会場:連合会館501会議室/資料代800円
講師:澤井正子さん(核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団運営委員/元原子力資料情報室)
(詳細はリンク先をご覧ください)
● 1/17 さようなら原発 第3回オンライン学習会「六ケ所再処理工場の現状と裁判」
https://cnic.jp/41050
テーマ:
「六ケ所再処理控除の現状と裁判」
日 時:
2022年1月17日(月)18:00~19:30
お 話: 浅石 紘爾さん(弁護士・核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団)
コメンテーター: 澤井 正子さん(核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団運営委員・元原子力資料情報室)
参加方法: オンラインでの視聴となります。
△開催日が近づきましたら、このホームページでオンライン学習会の視聴方法の詳細 を案内します。
主 催:「さようなら原発」一千万署名 市民の会
協 力:さようなら原発1000万人アクション実行委員会ifumi
(詳細は上記リンク先をご覧ください)
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■[5]原子力資料情報室 スタッフコメント掲載記事
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●11/1 『まなぶ』2021年11月号:特集「地球温暖化とは、」(伴英幸、谷村暢子、松久保肇)
●11/1 ビッグイシュー・オンライン:机上の計画、島根原発の再稼働/直近に断層。県庁までわずか10km、崩壊は歴然(伴英幸)
https://bigissue-online.jp/archives/1079678054.html#more
●11/5 東京新聞:こちら特報部「沖縄 軽石ショック 本州近づく予想『原発の配管傷つく恐れ』」(伴英幸)
●11/6 中日新聞:漂着軽石、漁業・観光の重荷に 月末に関東到達?警戒広がる
●11/14 北海道新聞:核ごみの行方、課題は 文献調査1年 識者に聞く「処分方法改めて議論を」(伴英幸)
●11/17 Our Planet TV:「核燃サイクルをやめろ」MOX燃料到着で緊急行動(片岡遼平)
https://www.ourplanet-tv.org/44108/
●11/23 中國新聞:核先制不使用、相次ぎ「ノー」 岸田政権閣僚「米の傘」頼み固執 被爆者ら「なぜ」「情けない」(松久保肇)
https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=811231&comment_sub_id=0&category_id=256
●1/1 岩波書店『世界』第592号:原発は気候変動対策に使えるか?(松久保肇)
*カタログハウスの『通販生活』に「世界の原子力発電はどうなっているの?」を連載しています。
*『THE BIG ISSUE JAPAN』に共同代表 伴英幸が「原発ウォッチ」を連載しています。
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■[6]新刊のご案内
*新型コロナウィルス問題により通常よりもお届けにお時間をいただいておりますのでご了承くださいませ。
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●再入荷 ! 『新版 どうする? 原発のごみ1』
http://cnic.cart.fc2.com/ca2/196/p-r-s/
「増補 どうする?原発のごみ」に新章「文献調査はなぜ受け入れられたのか」、巻末資料を追加した新装版です。
編・発行/
原子力資料情報室
原水爆禁止日本国民会議
反原発運動全国連絡会
A5版/本文40ページ
2021年8月20日 新版発行
頒価400円
巻頭カラー 高レベル放射性廃棄物処分場「適性マップ」
第1章 高レベル処分場の危険性
第2章 どのように処分地を選ぼうとしているか
第3章 文献調査はなぜ受け入れられたのか
第4章 誘致の動きを封じ、脱原発へ
巻末資料
・南大隈町放射性物質等受入拒否及び原子力関連施設の立地拒否に関する条例
・放射性廃棄物の地下処分に関連する事故例
・高レベル放射性廃棄物の最終処分場の受け入れを拒否する北海道・後志管内自治体決議・意見書一覧
著者
第1、3、4章 末田一秀 『はんげんぱつ新聞』編集委員、核のごみキャンペーン関西
第2章 伴英幸(原子力資料情報室共同代表、原子力市民委員会核廃棄物部会長)
巻末資料 西尾漠 『はんげんぱつ新聞』編集長、原子力資料情報室共同代表
● 『どうする? 原発のゴミ2 核のごみは地域を豊かにするのか』
http://cnic.cart.fc2.com/ca2/189/p-r-s/
原発を動かせば必ず出る「核のごみ」。地下に埋めて見えなくすればよいのか。
高レベル放射性廃棄物処分の危険性と現在の状況を解説した「増補 どうする? 原発のゴミ」の続編となります。
本書では文献調査と交付金に焦点をあててゆきます。
<ご注文>
CNICの本屋さん:http://cnic.cart.fc2.com/ca2/189/p-r-s/
から、または
お問い合わせフォーム: https://cnic.jp/contact 、 FAX.03-5358-9791 まで
編・発行/
原子力資料情報室
原水爆禁止日本国民会議
反原発運動全国連絡会
A5版/本文26ページ
2021年1月20日発行
頒価250円
第1章 核のごみ処分の基礎知識
第2章 「文献調査」の正体
第3章 交付金は地域を豊かにするのだろうか
提言 私たちは核のごみ問題をこう考える(西尾漠)
資料 放射性廃棄物等拒否条例(釜石市、南さつま市)
著者
第1章 末田一秀 『はんげんぱつ新聞』編集委員、核のごみキャンペーン関西
第2章、提言 西尾漠 『はんげんぱつ新聞』編集長、原子力資料情報室共同代表
第3章 松久保肇 原子力資料情報室事務局長
● パンフレット『原発と気候危機』<大好評につき増刷しました!>
【パンフレット紹介動画】 https://www.youtube.com/watch?v=-972Hiu1MFM
地球温暖化は気象の振れ幅を拡大し、わたしたちがこれまで経験してきたことのない暑さや寒さをもたらし、今や「気候危機」とよばれています。
いっぽうで原子力産業界を中心に「原発がないと地球温暖化問題を解決できない」と叫ばれています。はたしてそれは事実なのでしょうか?
フルカラーの豊富な図版と中高生にもやさしい解説で明らかにしていきます。
<ご注文>
CNICの本屋さんから http://cnic.cart.fc2.com/ca2/195/p-r-s/
または
お問い合わせフォーム https://cnic.jp/contact、 FAX.03-5358-9791 まで
お名前、お届け先、ご注文部数を添えてお申し込みください。
編・発行/
原子力資料情報室
A5版/本文フルカラー56ページ
2021年3月31日 初版 第一刷発行
頒価600円
<「原発と気候危機」もくじ >
1. はじめに
地球温暖化問題とは
世界の長期目標「パリ協定」
コラム「排出権取引」「ネット・ゼロ」とは?
日本はこれからどうするの?
コラム 福島原発事故で地域になにが起きたのか
2. 原発と温暖化対策
原発のしくみ
発電所で発生するCO2 量
もし、温暖化対策として原発に期待するとどうなるのか
<経済性が成り立たない>
<原発では間に合わない>
原発は再生可能エネルギーの導入を邪魔する
<電力供給量と出力制御問題>
<予算配分の問題>
コラム 地球温暖化が原発にもたらすリスク
3. 省エネルギー
省エネこそ気候危機を救う
省エネのポテンシャルは?
わたしたちにできる省エネアクション
これも省エネ? 自然エネルギーをそのまま利用
4. 再生可能エネルギーを上手につかった社会へ
広がる再エネ 下がるコスト
気象に左右される再エネ出力を補うには
小規模分散型のエネルギー
再エネ普及のために解決すべきこと
コラム 原発は被ばく労働なしには成り立たない
5. 気候正義と原発
気候正義とは
原発の不公平さ
おわりに
用語集
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■[7]原子力資料情報室とは
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【参加・支援をお願いいたします】
原子力資料情報室は、原子力に依存しない社会の実現をめざしてつくられた非営利の調査研究機関です。
産業界とは独立した立場から、原子力に関する各種資料の収集や調査研究などを行ない、それらを市民活動に役立つように提供しています。
このメールマガジンをふくむ当室の活動は、毎年の総会で議決に加わっていただく正会員の方々や、活動の支援をしてくださる賛助会員の方々の会費、みなさまからのご寄付などによって支えられています。
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以上
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特定非営利活動法人 原子力資料情報室(CNIC)
Citizens' Nuclear Information Center
共同代表:山口幸夫・西尾漠・伴英幸
〒164-0011 東京都中野区中央2-48-4 小倉ビル1階
TEL.03-6821-3211 FAX.03-5358-9791
e-mail: cnic@nifty.com
URL: https://cnic.jp
開室:月~金/10:00~18:00
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1F Ogura Bldg, 2-48-4 Chuo Nakano-ku,
Tokyo,
164-0011, Japan
phone 81-3-6821-3211, fax 81-3-5358-9791
https://cnic.jp
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