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六ケ所再処理工場に貯蔵されている高レベル廃液/日本原燃質問要望回答説明会でわかったことなど

2018.07.31(13:29) 15468

杉野です。

再処理工場に貯蔵されている高レベル廃液が爆発すると(揮発性の有機溶媒が使われているので冷却できなくなると爆発の可能性が大きくなります)、ウラルの核惨事のようなことが起こりかねません。

西ドイツでは重大事故シミュレーション(人口の半数死亡)で危険性が明らかになって、再処理工場は完成したにもかかわらず、操業することなく廃止されました。


日本原燃質問要望回答説明会でわかったことなど

三陸の海・岩手の会 の永田です。
7月19日の標記日本原燃六ケ所再処理工場説明会(意見交換会)を踏まえ
質問要望行動でわかったことなどを例会で話し合い,まとめHPにアップしました。

http://sanriku.my.coocan.jp/180719digest.pdf・・・クリックして、読んでください。(杉野)

このうち「おわりに」を以下に貼り付けます。問題点などおわかりいただけるの
ではないかと思います。
【おわりに】 六ケ所再処理工場に貯蔵されている高レベル廃液により,私達の安全が脅かされていることが,今回の質問要望書の回答と7月19日に行われたその説明会でよくわかりました。高レベル廃液が蒸発乾固後析出する硝酸塩と抽出有機物の混合固化物が爆発する可能性について全く評価せずにUPZを5kmと定めたことは非常に重大な国民への背信行為だと思います。10基の貯槽に入っている高レベル廃液全量には福一原発事故時大気放出量の約35倍のセシウム137,約2600倍のストロンチウム90が含まれていると想定しています。
なぜJAEA東海再処理工場が行った高レベル廃液の早期安定化安全策を,六ケ所再処理工場でできないのでしょうか。一旦戦争によるミサイルや電磁パルス攻撃を受けた場合や自然災害による火山灰火砕流などが到達した場合,高レベル廃液の安全管理ができないことがよくわかりました。その廃液をより安定に固化し減らすことがより良い安全策なのですが日本原燃は「適切な管理,重大事故の対応」との回答で済ませようとしています。ウラルの核惨事(マヤーク事故)や旧西ドイツ政府の重大事故シミュレーション(人口の半数死亡)を見る時安全管理できない高レベル廃液を固化安定化し廃液をゼロにすることがなんとしても私達の安全上最優先し実施されるべきことだと思います。
 7月19日の説明会は時間が1時間と制限され,24項目の質問の一つ一つについて細かい質問はできず仕舞いで終わりました(30分延長)。私達はこの高レベル廃液の早期安定化を再三訴えました。今後も訴え続けていかなければいけないと思っています。
 福一原発事故当時4号機のプールの使用済燃料が全てメルトダウンした場合,官邸は事故炉半径170km圏強制避難,250km圏は避難対象地域指定との最悪のシナリオを試算していました。六ケ所再処理工場が貯蔵する約3000トンの使用済燃料にはこの福一原発4号機使用済燃料中セシウム137の約10倍のセシウム137が含まれていると推定しております。このように保管貯蔵されている放射性物質は高レベル廃液ばかりではありませんが,さしあたって最も危険な高レベル廃液の対処を求めております。
 今回の質問要望行動では,さまざまな問題点がわかってきました。トリチウム,クリプトン85などの全量放出を「十分な拡散・希釈効果があり安全性からも最も妥当な方法だ。」と呆れ果てる強弁回答に驚きました。このような環境基本法を蹂躙する言葉を発する商業者は今どきいません。平和を装う軍事産業であることがこの言葉でよくわかります。日本原燃が高レベル廃液の量を国へ報告していなかったことは奇妙なことです。このような人々の安全に係る最も基本的で大事なデータを示さず,そのことを国が了承しIAEAへ報告するのもおかしなことです。IAEA報告書では六ケ所再処理工場には高レベル廃液はゼロとされ,事実と異なる統計が出ています。
 ガラス固化がうまくいっていないこと,海水モニタリングのトリチウム濃度が操作されたのではないかということ。ミサイルや電磁パルス攻撃には工場は対応できずお手上げ状態になること。落雷対策は不備であること,緊急時にガラス固化体や使用済燃料,高レベル廃液の移送先はないことを私達は覚悟しなければいけないこともわかりました。
 ガラス固化の報告書が評価審議未了になっていることとも合わせ,これらは次に原子力規制委員会(規制庁)や防衛省等への要請行動の際に訴え対策を求め,活かすようにしていくつもりです。
回答により私達の安全を保証する日本原燃の姿勢の欠如,具体的な重大事故対策の不備がよくわかりました。日本原燃を再処理から撤退させることがこの国の安全を守る最も良い具体的な方策だということがわかりました。
*日本原燃の広報部総務部のみなさんにはご多忙のところ説明の場と時間を設けていただきました。質問で確認するとの項目について文書回答をお願いします。
会社の方針もあろうかと思いますが,今後とも貴社職員家族や人々の安全のため説明を丁寧に十分に行っていただきたくお願いします。  
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