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☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1134目報告☆

青柳行信です。5月28日。
-- 鹿児島・川内原発再稼動を止めることが全国の原発再稼動を阻止する--

※<福岡・九州集会>反原発運動1000日の激動の歴史。
『1000日目記念誌冊子』5/26
阿部活士(東京都)さん1冊。
・・・・・
一冊 ワンコインカンパで500円です。
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【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1134目報告☆
呼びかけ人賛同者5月27日3355名。
原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】5月27日4名。
木村真理子 中原浩和 三原節子 匿名者1名
★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
 <ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです。>

★ 横田つとむ さんから:
青柳さん
原発再稼動に対して、各地で、避難できないので動かすべきではないという世論が
多くなりました。
確かに日本の各地では 西風が吹くと 逃げるところがなくなります。
原発は 止めましょう。
あんくるトム工房
秘密保護法を施工させるな  http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/3021
86%が再稼動反対   http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/3020

★ 橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから:
 ☆ミュンヘンにサッポロ加へミルウオーキー ビールの絆を平和スクラムに
      (左門 5・28-670)
※かつてサッポロビールがキャッチコピーとして「ミュンヘン・サッポロ・ミル
ウオーキー」と
同緯度にある街をつないで大方の喝采を受けました。
我々の場合は、戦争犯罪を懺悔・告白・補償している先進国、
「原発ゼロ」を国策として努力している先進国としてのドイツと連帯して、
平和的生存権の連帯を創り出したいと思うや切なるものがあります。

★ 舩津康幸 さんから:
おはようございます。
今朝も川内をめぐる記事が多数あります。山口県、伊方、規制委人事と続けます。

1.<「九州電力」川内原発の補正書、5月中の再提出断念>毎日新聞 5月27日
(火)20時56分配信
記事全文<九州電力は27日、川内原発1、2号機(鹿児島県)の再稼働に向け
た原子炉設置変更許可申請の補正書について、5月中の再提出を断念したことを
明らかにした。原子力規制委員会から補正書の不備を指摘されたため、九電は当
初、5月末までに再提出する方針を示していた。再稼働には工事認可など別の認
可補正書の提出も必要で、再提出作業が遅れれば、今夏の再稼働が難しくなる可
能性がある。同原発は規制委が優先的に審査を進めており、九電は4月末に原子
炉設置変更の補正申請を提出。しかし、規制委は42項目の不備を指摘して再提
出を求めている。>

1’.<九電、補正書の再提出は6月に 川内原発審査で記載漏れ>共同通信
2014/05/27 19:41
http://www.47news.jp/CN/201405/CN2014052701002072.html
<・・・・・・・・九電幹部は27日の審査会合終了後「再々提出はしたくない
ので丁寧に作業している」と釈明。6月のいつごろに提出するかは明らかにしな
かった。>

2.<「原発事故起きたら逃げられない」川内再稼働86%反対 鹿児島・薩摩
川内 アンケートに切実な声>しんぶん赤旗5月27日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-05-27/2014052701_01_1.html
全国で初の原発再稼働が狙われている九州電力川内(せんだい)原発の地元・鹿
児島県薩摩川内市では、再稼働に反対する「さよなら原発いのちの会」が市民ア
ンケートに取り組んでいます。26日までに260通の返事があり、その86%
が再稼働反対です。市民からは「再稼働やめて」「事故が起きたら逃げられな
い」など切実な声が寄せられています。
 「いのちの会」は、連休明けから首都圏反原発連合が作成したリーフレット
「原発再稼働でほんとうにいいの」2万部とともに、アンケートの配布を開始し
ました。
主要道路沿いに自民党の現職衆院議員のポスターや看板が目立つ地域。「いのち
の会」代表の堀切時子さん(66)は「仕事や家族のつながりなどで原発への批
判や不安を口にしにくい空気がありました。表に出せない市民の思いを国、県、
市、九州電力に示そうというのが、アンケートの狙いです」と語りま
す。・・・・・・・・・・・
アンケートには「川内原発が再稼働して事故が発生したら、とりかえしのつかな
い大変なことになり、死者も出るかもしれない。再稼働は取りやめるべきであ
る」「原発事故が起きないとは限らない。市民の安全を第一に考えてほしい」
「事故が起きれば、米作りができなくなる」など切実な声がつづられています。
堀切さんは「対話のなかでも、“声は上げられないけど、皆さんと思いは一緒”な
ど激励を受けることが多い。たたかいは今が正念場。再稼働を必ず止めるため、
頑張りぬきます」と話しています。・・・・・・・・・
日本共産党は、井上勝博市議を中心に、「いのちの会」の取り組みに協力すると
ともに、6月8日に薩摩川内市で開く「川内原発再稼働を考えるシンポジウム」
の成功へ、ビラの配布や対話、宣伝を強めています。「ストップ再稼働!3・
11鹿児島集会実行委員会」が6月13日に開く県庁包囲行動の成功にも力を入
れています。
対話のなかでは「避難計画がずさんすぎる。事故があればすぐ近くの人々が犠牲
になる。目先のお金にとらわれてはいけない」(40代女性・主婦)「商工会議
所が言うシャッター通りの拡大は、10年以上前からの問題。原発に頼るのはや
めたほうがいい」(50代男性・サービス業)との声が上がりまし
た。・・・・・・・・・・・・>

3.<川内原発「避難計画は不十分」 熊本の市民団体が申し入れ>2014年05月
27日 16時03分
記事全文<九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)で事故発生時、避難先とな
る熊本県水俣市の市民団体は27日、伊藤祐一郎鹿児島県知事宛てに、再稼働に
同意しないよう求める申し入れ書を提出した。川内原発は原子力規制委員会の審
査を優先的に受けているが「避難計画は不十分だ」と指摘した。原発から30キ
ロ圏内に一部含まれる鹿児島県出水市は、隣接する水俣市に約6600人が避難
する計画。これに対し「原発避難計画を考える水俣の会」は、市内に約30カ所
設ける避難所での食料や水が不十分であるほか、病院や福祉施設にいる要援護者
の避難方法などに不備があるとした。>

3’.<川内原発再稼動 水俣市民ら鹿県に反対要請>南日本新聞(2014 05/28
01:00)
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=57159
<・・・・・・・・・鹿児島県によると、県外の避難先の住民が再稼働反対を申
し入れるのは初めて。>

4.<除染最前線は現場任せ 規制庁は方針だけ、住民は不満>西日本電子版
2014年05月28日 03時00分 更新
http://qbiz.jp/article/38613/1/
<九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の事故に備えた同県出水市の避難計
画で、住民の避難先となっている熊本県水俣市の職員が今月2日、出水市を訪れ
た。水俣市民有志でつくる「原発避難計画を考える水俣の会」(永野隆文代表)
が4月23日、市に投げ掛けた16項目の質問のうち、回答できなかった7項目
を出水市に確認するためだ。そのうちの1項目が「放射性物質の汚染検査(スク
リーニング)はどこでやるのか」だった。出水市は「県からの指示がなく、場所
など具体的に決まっていない」と回答した。永野代表は「避難計画の疑問点は多
岐にわたる。実効性があるとは思えない」と不安を口にする。・・・・・避難計
画を具体的に検証していくと、国の現場頼みの姿勢が浮かび上がってくる。


山口
5.<上関原発建設計画:埋め立ての判断先送り、協議議事録存在せず 山口県
「作成しない」>毎日新聞 2014年05月27日 西部朝刊
http://mainichi.jp/area/news/20140527ddp012040007000c.html
<◇意思決定、検証困難に 中国電力が山口県上関町に計画している上関原発の
海面埋め立て免許の延長申請を巡り、「結論を1年先送りする」とした県の判断
について、庁内で開かれた協議の議事録が存在しないことが26日、県への情報
開示請求で分かった。村岡嗣政知事は判断理由を明らかにしておらず、意思決定
の過程を今後検証できない可能性が高い。  毎日新聞が県に、庁内で開いた協
議の議事録やメモなどの公文書を開示請求したところ、26日付で「作成してい
ないため存在しない」として却下された。・・・・・・・>

愛媛県
6.<伊方原発:3号機、竜巻・火災の対策工事 新基準に対応??四電 /香
川>毎日新聞 2014年05月27日 地方版
http://mainichi.jp/area/kagawa/news/20140527ddlk37040672000c.html
<四国電力(高松市)は、昨年7月の新規制基準に合わせて伊方原発3号機(愛
媛県伊方町)で進めている、竜巻や火災などに備えた安全対策工事を報道陣に公
開した。昨秋以降、電源車などの燃料となる重油備蓄タンク3基(各約9・7万
リットル)に衝撃吸収用の金属を取り付け、竜巻などによる最大風速100メー
トルでの飛来物の衝突にも耐えられるようにした。同様に海水ピット上にも、飛
来物対策の金網を設置している。また、森林火災に備え、発電所の敷地周囲の木
を伐採し、35メートル幅の防火帯を設けている。また、事故時の活動拠点とな
る緊急時対策所が入る免震重要棟の総合事務所(7階建て)も設備増強してい
る。・・・・・・昨年3月に始まったこれまでの安全対策工事費は約360億
円(2013年度末現在)。今年度?18年度までで800億円超を見込んでい
る。>

7.<伊方原発、26万人が廃炉署名 愛媛県知事に提出>西日本(2014年05月
27日 21時37分)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/science/article/90999
<松山市の市民団体が27日、愛媛県の中村時広知事に対し、同県伊方町の四国
電力伊方原発の廃炉を求める全国各地から集まった約4万4千人分の署名を提出
した。署名の提出は2012年11月から3回目で、計約26万人分になった。
「伊方原発をとめる会」の和田宰事務局次長
(61)・・・・・・・・・・・・・・・>

8.<(愛媛)伊方原発 八幡浜市の漁師ら海底土調査33年>朝日デジタル
2014年5月28日03時00分
http://digital.asahi.com/articles/ASG5T54FDG5TPFIB008.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG5T54FDG5TPFIB008
<1970年代から30年余りにわたって四国電力伊方原発(伊方町)の周辺海
域で放射能汚染がないか調べてきた八幡浜市保内町の漁師らでつくるグループ
が、「汚染抑止に一定の役割を果たした」などとして調査終了を決めた。原発に
反対する歩みは止めないという。漁師、果樹農家、元農協職員ら8人でつくる
「磯津公害問題若人研究会」。・・・・・・・・・・・ グループは25日、小
出さんも招いて市内磯崎地区の公民館で報告会を開いた。小出さんは33年間の
分析結果を総括。原発に由来するとみられる人工のコバルト60(放射性物質)
が自然界にもともとある放射性物質を下回るレベルで健康への影響がほとんどな
かったことや、コバルト60が2000年ごろを境に検出されなくなったことを
説明した。そのうえで、「電力会社が放射能の管理を強めたのだろう。地元の漁
師さんたちが長期間にわたり調査をするのは珍しく、地道な活動が電力会社に対
策を促したのではないか」と評価した。・・・・・・・・・・・>

政府が、
9.<原子力規制委、島崎氏ら交代へ 政府が国会同意案 >日経新聞2014/5/27
12:35
記事全文<政府は27日、9月に任期が切れる原子力規制委員会の島崎邦彦委員と
大島賢三委員の後任に、田中知・東京大学教授と石渡明・東北大学教授を充てる
国会同意人事案を衆参両院に提示した。任期は5年。島崎氏は地震学者で、原子
力発電所の再稼働に向けた安全審査で電力会社に対して厳しい姿勢で臨んでお
り、去就が注目されていた。>

9’.<規制委人事で2人提示、「ベストな人材」政府>読売新聞 5月27日
(火)22時53分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140527-00050151-yom-pol
<・・・・・・菅官房長官は27日の記者会見で、「独立性を持って科学的、中
立、公正な立場から職務を遂行できるベストな人材だ」と強調した。規制委委員
の任期は5年だが、全員が一度に交代して混乱が生じるのを防ぐため、2012
年9月の発足時の特例で、委員長が5年、ほかの委員は3~2年と任期に違いが
設けられた。>

9”.<「事故反省し経験生かす」=規制委委員候補がコメント>時事通信
(2014/05/27-13:33)
記事全文<原子力規制委員会の委員候補として政府が提示した元原子力学会会長
の田中知東京大大学院教授は27日、「人と環境を守る使命を担う委員候補と
なったことに身が引き締まる思いだ。東京電力福島原発事故の反省に立ち、これ
までの経験を最大限生かして取り組んでいく」とのコメントを出した。もう1人
の前地質学会会長の石渡明東北大教授は「原子力の安全確保に対する国民の関心
が極めて高い中、重く受け止めている。地質の研究者として重要な使命に全力を
尽くしていく」とコメントした。> 

9”’.<規制委員候補に電力側から報酬 田中教授、50万円超>西日本2014年
05月27日 22時34分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/science/article/91001
<原子力規制委員会の委員候補となった東京大大学院教授の田中知氏が、東京電
力の関連団体の東電記念財団から2011年度に報酬50万円以上を受け取って
おり、政府が民主党政権時代に定めた厳格な人選基準に抵触する恐れがあること
が27日、明らかになった。・・・・・・・・・原子力規制委事務局の規制庁は
今回の人選に関し、同財団は「関連団体に当たらない」とし、民主党政権の基準
は明確に引き継がれていないとの見解も示した。>

この記事への解説、
9””.<原子力規制委は安倍政権の圧力に屈しつつある>団藤 保晴 | ネット
ジャーナリスト、元新聞記者 2014年5月27日 19時35分
http://bylines.news.yahoo.co.jp/dandoyasuharu/20140527-00035744/

被災地フクシマ、
10.<福島第1原発事故 中間貯蔵施設、「30年で県外」法明記 環境相、
地元に説明>毎日新聞 2014年05月27日 東京夕刊
http://mainichi.jp/shimen/news/20140527dde001040069000c.html
<東京電力福島第1原発事故の除染で生じた汚染土などを福島県内で保管する中
間貯蔵施設について、政府は国が100%出資する特殊会社「日本環境安全事
業」(JESCO)の関連法を改正して施設運営を同社に委託し、30年以内に
県外で最終処分することを明記する方針を決めた。石原伸晃環境相が27日午
前、福島県郡山市で建設候補地の同県大熊、双葉両町長らに面会し伝えた。地権
者への補償方針案も示し、31日に始める住民説明会で理解を得たい考え
だ。・・・・・・・・・・・・・・・
一方、補償方針案は、全域が帰還困難区域に指定されている候補地内の土地につ
いて、将来、避難指示が解除されて復旧・復興し、使えるようになる土地として
地価を評価する。全く使用できない土地として評価するより高く補償できる。家
屋も、同様の建物を再建する想定で補償金額を算定する。家具や墓地、神社・仏
閣は移転費用に加え、避難指示解除まで保管する倉庫代や改葬に伴う法要費を国
が負担。特に墓地は住民の要望に応じて町の協力を得て代替地での新設も検討す
る。これらは東電による損害賠償とは別枠とする。>

11.<自殺男性、震災関連死と認めず 福島地裁、妻敗訴>佐賀新聞2014年05
月27日 13時51分
http://www.saga-s.co.jp/news/national/10203/67811
<東日本大震災から約1年2カ月後の2012年5月に自殺した福島県いわき市
の男性=当時(65)=の妻(65)が「自殺は震災と原発事故でうつ病が悪化
したため」として、「震災関連死」と認めなかった市の処分の取り消しを求めた
訴訟の判決で、福島地裁(潮見直之裁判長)は27日、請求を棄却した。訴状に
よると、男性は07年ごろに定年退職し、再雇用で働いている間にうつ病を発
症、12年5月29日に自殺した。妻は震災関連死の認定と災害弔慰金支給を申
請したが、市は不認定とし、異議申し立ても棄却した。妻は、東京電力福島第1
原発事故で一時福島県郡山市に避難したことや、いわき市に戻った後も断水など
生活環境が変わった影響で、落ち着いていた症状が悪化したのが自殺の原因だ
と主張していた。・・・・・・・・・災害弔慰金の制度を所管する内閣府の担当
者は「全てを把握していないが、これまでに不認定を取り消すような事例は聞い
たことがない」と説明している。>

12.<「汚染土を他人の庭に埋めた」 作業員が告発>朝日デジタル2014年5
月27日03時00分
http://www.asahi.com/articles/ASG5V5V9FG5VUGTB00Q.html
<福島環境再生事務所は26日、田村市都路町の除染で出た汚染土が町内の道路
脇に埋められていた、と発表した。除染にかかわった作業員から「不在だった家
の庭先に穴を掘って埋めた」と通報があったという。市は除染業者の処分を検討
している。埋められていたのは、小型の土のう袋44袋分(計約520キロ)の
汚染土。避難指示区域外の民家から約50メートル離れた地中から、同市職員が
22日に回収したという。同事務所によると、昨年9~10月に都路地区で除染
をしていたという男性作業員から今月16日、環境省の「不適正除染110番」
に通報があった。・・・・・・・・・・・・・>

13.<本県避難者13万人切る 県外は4万5854人、住民帰還進む>福島民友
(05/27 10:30)
http://www.minyu-net.com/news/news/0527/news10.html
<・・・・・・・・・県の集計によると、本県の避難者は2012(平成24)
年6月に16万4218人とピークを迎え、その後はほぼ減少し続けている。
ピーク時と比べると県外避難者のうち約1万7000人、県内避難者の約1万
8000人が減少した計算だ。県外の避難者が減った理由として県は、震災から
3年以上が経過して避難者の県外流出が落ち着きつつあり、除染の進展などで県
内に生活拠点を戻す人も出ていると推測。県内避難者については避難区域再編や
除染の進行のほか、津波被害で仮設住宅から新居への入居者増加など生活再建の
進展を挙げる。一方、先の見えない状況が続き、住民票の届け出先を避難先に移
すケースも増えている。県内外への避難者を対象に県が実施した意向調査では、
避難世帯のほぼ半数の家族が2カ所以上の場所に分散している状況もあり、県は
「避難の長期化で経済的、精神的負担も増えている」と分析している。>

14.<川内で0.71~3.28ミリシーベルト 長崎大チームが線量推計>福島民友
(05/27 10:30)
http://www.minyu-net.com/news/news/0527/news9.html
<長崎大などの研究チームは26日、東京電力福島第1原発事故に伴い避難区域
に指定された川内村の原発から半径20キロ圏内の地域で住民が生活を再開した
場合の年間被ばく線量の推計結果を発表した。特例宿泊などに参加した住民の協
力を得て個人線量計で測定した実測値に基づく推計で、年間線量は
0.71~3.28ミリシーベルトとなった。・・・・・・測定は2013(平
成25)年8月~14年1月の間、特例宿泊や一時帰宅した住民19人を対象に
実施。身に着けた個人線量計の実際の数値から、年間被ばく線量を推計し
た。・・・・・・・・・・・>

15.<見守りに人的支援拡充を 県全体の審査会設置必要 本社座談会>福島
民報2014/05/27 11:49
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2014/05/post_10052.html
・・・・・・・・・シリーズ1~6の記事が公開されています。時間があれば検
索を。

16.<米規制委元職員が来県 スリーマイル事故で廃炉指揮>福島民報
2014/05/27 08:53
http://www.minpo.jp/news/detail/2014052715921
<米国スリーマイル島原発事故の現地対策ディレクターとして廃炉作業を指揮し
たレイク・バレット氏は26日、会津若松市の会津大や楢葉町のJヴィレッジを
訪れ、本県の現状について理解を深めた。28日まで本県を視察する。
・・・・・・・・・・・・・・>

17.<27日県内各地の放射性物質検査結果・県内13箇所の放射線量量測定
値・県内震災関連死者・行方不明者>福島民報5月28日朝刊紙面
⇒http://www.minpo.jp/pub/jisin_jyouhou/01.pdf
※ここにある数値は、モニタリングポストの周辺が除染された環境にある結果です。
※この紙面は、同じURLで毎日更新されています。
・・・・・「放射性物質の検査結果(山菜・きのこ・野菜・果実」が紙面にあり
ます。
・・・・・「震災死者 浪江町9人認定 関連死1708人に」なったとあります。

栃木県、
18.<【全県】環境放射能の調査結果(原子力規制委発表)>下野新聞5月
27日
17:35
⇒http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20140527/1607050
<▼空間放射線量率(27日午後5時。単位はすべてマイクロシーベルト/時。地
上1メートルで測定。宇都宮(下岡本町)のみ高さ20メートル)
・・・・・・・>

宮城県、
19.<指定廃棄物最終処分場問題 「候補地は不適格地」 3市町村 5者協
議で主張>大崎タイムス5月28日付
記事全文<東京電力福島第一原発事故で発生した指定廃棄物の最終処分場建設を
めぐり、環境省と県、候補地に選定された栗原市、加美町、大和町による5者協
議の初会合が26日、県庁で開かれた。環境省が詳細調査の受け入れを求めたのに
対し、3市町はいずれも候補地は不適格と主張。環境省は市町側が示した疑問点
について、10日後をめどに開く2回目の会議で回答するとした。>

福島第一の現場、
20.<正門周辺の大気中の環境放射線量 毎日新聞 2014年05月28日03時14分
 東京朝刊
<27日正午現在 1.5マイクロシーベルト毎時  数値は東京電力のホーム
ページから抜粋  前日は1.6マイクロシーベルト毎時>

21.<福島第一原発「地下水バイパス」、2回目の放水>読売新聞 5月27日
(火)20時45分配信
記事全文<東京電力は27日、福島第一原発で汚染される前の地下水を海に流す
「地下水バイパス」を使った2回目の放水を実施し、約640トンを海に放出し
たと発表した。放出は午前10時から始まり、午後0時40分頃終了した。配管
の漏水などの異常はなく、1回目の放出(約560トン)時と同様に付近の海水
に影響がないか調べる。今後は週1回程度のペースで放出して、問題がなければ
頻度を増やす方針。>

22.<井戸1カ所で再び基準超=くみ上げ停止、海放出後初―福島第1>時事通
信 5月27日(火)23時38分配信
記事全文<東京電力は27日、福島第1原発で汚染前の地下水を海に放出する地下
水バイパスのくみ上げ用井戸のうち1カ所で、放射性物質のトリチウムが放出の
基準値を超えたと発表した。21日の放出開始後、井戸で基準を超えたのは初め
て。東電は27日夜、この井戸のくみ上げを停止した。同じ井戸では4月に1度、ト
リチウムが基準値を超えていた。東電は週1回の分析を2回に増やし、監視を強化
する。トリチウムの基準値は1リットル当たり1500ベクレル未満。26日に採取し
た井戸の水は同1700ベクレルだった。>
・・・・・・この付近はもう汚染されてしまっているようです。 

23.<1号機の汚染水、漏えい箇所特定…2カ所目>毎日新聞 5月27日(火)21
時6分配信
記事全文<東京電力は27日、福島第1原発1号機の格納容器下部にある圧力抑
制室の外側の配管に、汚染水の漏えい箇所を確認したと発表した。1号機で漏え
い箇所を特定したのは、昨年11月に続き2カ所目。漏えいがあったのは、格納
容器の圧力を調節するために設けられた配管。管が伸縮する部分の保護カバー
(外径約80センチ)のボルト穴から水漏れしている様子がカメラで確認され
た。東電は28日も1号機建屋内の調査を実施する。>

福島第2原発、
24.<原子炉内部のぞいた 取材班、第二原発1号機へ>朝日デジタル2014年
5月28日03時00分
http://www.asahi.com/articles/ASG5Q6R6FG5QUGTB019.html
<東京電力福島第二原発は今月末、冷温停止を保つための設備復旧から1年を迎
える。万一の事故発生に備え、被害リスクを減らすための作業が今も続く。27
日、朝日新聞の取材班が現場に入った。午後0時半ごろ、富岡町と楢葉町にまた
がる第二原発に到着した。・・・・・・・・・・・・・・・・
福島第二原発は動かせない状態にある。復旧したのは、冷温停止を維持する設備
だ。運転に必要なタービンなどは手つかずのままになっている。それでも燃料を
冷やし続ける必要があり、燃料は炉内から出しても、厳格な管理が求められる。
津波や地震による電源喪失などのトラブルに備え、二重三重の対策も取り続けな
ければならない。現場の士気を保つことも重要だ。東電は、第二原発の再稼働の
可能性を否定しない。しかし、東電側が何重の安全策をいかに強調してみても、
3・11を経験した福島の人々が総意として再稼働を許すことはあり得ないだろ
う。現実的な路線は廃炉以外にあり得ない。東電はむしろ、この安全対策や現場
の士気を廃炉に向けた一歩とするべきだ。他の原発の廃炉作業のモデルとな
るくらいの気概を見せて欲しい。>

電力会社、
25.<中部電、浜岡原発に緊急時即応班>時事通信 5月27日(火)20時9分配信
記事全文<中部電力 <9502> の水野明久社長は27日の記者会見で、浜岡原発(静
岡県御前崎市)に、地震など災害発生時の初動対応に特化した「緊急時即応班」
を設置すると発表した。訓練を積んだ従業員を24時間、365日待機させること
で、初動対応を迅速化する。再稼働に向け安全審査を申請済みの4号機の安全性
向上対策と並行して、設置準備を進める。>

26.<大飯原発運転差し止め判決 「地元理解で再稼動」と関電社長>京都新
聞 5月27日(火)22時39分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140527-00000023-kyt-l26
<関西電力の八木誠社長は27日の記者会見で、大飯原発3、4号機(福井県お
おい町)の運転差し止めを命じた判決について、地元住民から再稼働への理解を
得る上で「少なからず影響がある」と述べ、これまで以上に原発の必要性を説明
する姿勢を示した。・・・・・・・八木社長は再稼働に同意が必要な地元自治体
の範囲は「福井県と(おおい町など)立地町」とし、判決により拡大することは
ないとした。京都府や滋賀県などの隣接自治体に関しては「必要に応じて説明す
る」と述べるにとどめた。また、6月の株主総会に向け、京都市や大阪市が提出
した「脱原発依存」を求める株主提案には、「安全性が確認された原子力プラン
トを活用する考えは変わらない」と反対する意向を示した。>

27.<関電、大飯3号機へ新燃料搬入 差し止め判決後初>西日本2014年05月
27日 12時48分)
記事全文<関西電力は27日、福井県おおい町の大飯原発3号機(118万キロ
ワット、定期検査中)の新燃料20体を受け入れ、敷地内の貯蔵庫への搬入作業
を開始した。新燃料搬入は、大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じた21日
の福井地裁判決後、初めて。関電は「今回の燃料輸送は製造が完了したことによ
るもので、判決や再稼働とは無関係」としている。搬入されたのは関電が
2011年6月、三菱原子燃料に製造を発注した20体で、陸上輸送で茨城県東
海村から大飯原発敷地内に運ばれた。判決前の21日午前にも、3号機用の新燃
料28体が搬入されている。>

原発周辺自治体、
28.<舞鶴市長、大飯も再稼働同意権要求 「市民9割超、UPZに」>京都
新聞 5月27日(火)22時59分配信
記事全文<京都府舞鶴市の多々見良三市長は27日の定例会見で「大飯原発の
UPZ(緊急防護措置区域、半径32・5キロ)に93、94%の市民がいる。
高浜原発とともに立地自治体並みの安全協定を結んでほしい」と述べ、両原発に
ついて、関西電力に再稼働の「地元同意権」を求める方針を明らかにした。府
は、PAZ(予防防護措置区域、半径5キロ)に舞鶴市の一部が入る高浜原発に
ついては、市と同様に立地自治体に準じた安全協定を関電に求めているが、大飯
原発については求めていない。多々見市長は「府は高浜は別格との意識だが、
UPZに90%以上の住民がいれば(大飯原発も)立地自治体だ」と強調。専門
家が事前調査し、市の意向が反映できる安全協定を求めるという。>

29.<(茨城)東海第2原発:安全協定見直し 30日、第1回会合 原電と
周辺11市町村、議論本格化へ>毎日新聞 2014年05月27日 地方版
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20140527ddlk08040269000c.html
<東海第2原発の再稼働を巡り、日本原子力発電は30日、原子力安全協定の見
直しに向け、周辺11市町村との第1回会合を東海村白方の東海テラパークで開
催する。・・・・・・非公開だが、ホームページで説明資料を公開することも検
討している。安全協定の見直しを巡り、日本原電は12日、協定の枠組み拡大を
求める11市町村に対し、「5月中に見直しに向けた検討を始める」と回答して
いた。>

30.<(島根県)「忘災」の原発列島 再稼働は許されるのか 安全協定、か
やの外 周辺自治体「差別だ」毎日新聞 2014年05月27日 東京夕刊
http://mainichi.jp/shimen/news/20140527dde012040003000c.html
<中国電力島根原発(松江市鹿島町)では今、「原子力安全協定」をめぐり立地
自治体の松江市と周辺自治体の関係にきしみが生じている。対立はなぜ、誰のせ
いで起きたのか.
取材申し込みに、多忙な市長たちから続々と「OK」が出た。こんなことはめっ
たにない。よほど怒っているのだろう。・・・・・・。「自治体の存亡が関わる
問題なのに、安全協定を結んでいないので中国電力に直接意見を言えない。そん
なことが民主主義の世に許されるのですか」・・・・・・>
・・・・・首長たちの声が伝えられています。

31.<島根原発3号機訴訟:「負担将来に残せない」 第3回弁論、原告が意
見陳述>毎日新聞 2014年05月27日 地方版
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20140527ddlk32040531000c.html
<中国電力島根原発3号機(松江市)を巡り、島根、鳥取両県などの住民ら
428人が中国電力と国を相手取り、運転差し止めなどを求めた訴訟の第3回口
頭弁論が26日、松江地裁(杉山順一裁判長)であった。原告側は意見陳述で
「負担を将来世代に押しつけることは許せない」と改めて主張した。原告で作る
「島根原発3号機訴訟の会」の井口隆史代表が陳述に立ち、現実的な避難計画の
作成が困難▽中国電の活断層調査の信頼性など6項目を問題点として指
摘。・・・・・・・・・・・・・中国電の代理人は終了後の記者会見で「(福井
地裁判決の)あの論理が他の裁判所でも通用するとは思っていない」と述べた。
第4回口頭弁論は10月20日。>

32.<島根原発:「特別点検」検討作業に 40年経過し運転延長で 中国
電、県に報告 /鳥取>毎日新聞 2014年05月27日 地方版
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20140527ddlk31040578000c.html
<中国電力の芦谷茂鳥取支社長が26日、県庁を訪れ、運転開始から40年が経
過した島根原発1号機(松江市)の運転延長に必要な手続き「特別点検」の検討
作業に入っていることを明らかにした。運転期間が40年を超える原発の運転延
長には、原子力規制委で新規制基準の適合性以外に、2015年7月までに申請
しなければならない特別点検の結果も審査される。芦谷支社長は特別点検につい
て「点検箇所や、期間や費用がどれくらいかかるか検討している段階」と説明。
「実施してみないと(圧力容器など)設備の健全性が分からないし、他に(規制
委の)新規制基準への対応もあり、総合的に考える」と話し、すぐに運転延長を
目指すことにはならないと強調した。・・・・・・・・・・・・・・・>

33.<(新潟)泉田知事、アクトン氏対談>朝日デジタル2014年5月28日03時00分
http://digital.asahi.com/articles/ASG5Q1PZVG5QUOHB001.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG5Q1PZVG5QUOHB001
<核軍縮や原発問題に詳しい米カーネギー国際平和財団のジェームズ・アクトン
上席研究員が研究の一環として21日、県庁で泉田裕彦知事と対談した。日本の
原子力政策の行方に関する米国内の関心の高まりを背景に、東京電力柏崎刈羽原
子力発電所の再稼働などについて知事の考えを聞いた。・・・・・・・・・・・・>
・・・・・・・時間があれば検索してどうぞ。

海外、
34.<韓国とUAE 原発の共同輸出を推進>聯合ニュース 5月27日(火)19時52
分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140527-00000041-yonh-kr
<【世宗聯合ニュース】アラブ首長国連邦(UAE)で原発1号機を建設中の韓国が
同国と提携し、サウジアラビアなど中東やアフリカの原発市場に共同進出する計
画を進めている。・・・・・>

35.<米無人機「グローバルホーク」を撮影、日本配備へ課題も>TBS系
(JNN) 5月27日(火)19時41分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20140527-00000052-jnn-int
<中国と周辺国との間の緊張がかなり高まっているわけですが、こうした中、私
たちは日本とアメリカとのある重要な動きに注目しました。無人で飛ぶ偵察機
「グローバルホーク」。翼の幅は40メートルという巨大な機体は、人を乗せず
に1万8000メートルの上空を飛び赤外線や光学カメラで地上の人の動きを識
別できるます。このグローバルホークは今、青森県のアメリカ軍基地に配備され
始めています。・・・・・・・・・「(東日本大震災の)翌日には飛んできて、
福島第一原発の上空も全部撮っている。無人で放射線に対しても一定の防護措置
を講じた機体なので、ある程度低くても大丈夫」(軍事アナリストの静岡県立大
学特任教授・小川和久氏)  日本政府に渡された3000枚に上る写真・映
像は、さらに解析度が高いものでした。当時の菅政権は刻々と米軍から送られる
情報の精度に驚愕し、写真の非公開扱いを決めたのです。  「最初の救援とか
復旧の計画を作るには、重要な写真ばかり」(小川和久
氏)・・・・・・・・・・・・・・>

参考記事、
36.<大飯原発差し止め判決、日本原子力学会が批判>読売新聞 5月27日
(火)23時17分配信
記事全文<日本原子力学会は27日、関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福
井県)の運転再開差し止めを命じた福井地裁判決について、「ゼロリスクを求め
る考え方は科学技術に対する裁判所の判断として不適切だ」などと批判するコメ
ントを発表した。同学会は「いかなる科学・技術もリスクを十分に低減させ、恩
恵とのバランスでリスクを受容している」などと指摘した。同学会は原子力の専
門家ら約7500人で組織し、原子力規制委員会の田中俊一委員長も過去に会長
を務めた。>
・・・・・・この人たちが早速の動き―恥ずかしい限りです。

37.<福井・大飯原発:運転差し止め訴訟 「判決内容学びステップ」 判決
受け、大阪で原告ら招き集会 /大阪>毎日新聞 2014年05月27日 地方版
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20140527ddlk27040373000c.html
<関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転差し止めを命じた今月
21日の福井地裁判決を受け、関西の支援者が26日、大阪市に原告の住民や弁
護団を招いて緊急集会を開いた。集会は、大阪地裁に3、4号機の運転差し止め
を求める仮処分を申請した住民などでつくる「おおい原発止めよう裁判の会」の
主催。・・・・・・・>

38.<福井・大飯原発:運転差し止め「極端」 地裁判決に知事 /兵庫>毎
日新聞 2014年05月27日 〔神戸版〕
記事全文<井戸敏三知事は26日の定例記者会見で、関西電力大飯原発3、4号
機(福井県)の運転差し止めを命じた福井地裁判決について「少し極端な視点で
の判決ではないか」と疑問を呈した。井戸知事は「専門家の意見も裁判の過程で
聞くべきだった。(審議と判決内容は)不十分なところがあると思う」と主張。
一方、「安全性が確保されない限り再稼働は認めるな、というのが基本的な立場
だ」と強調した。>

39.<(吉田調書)福島第一3号機への海水注入止めた「官邸の誰か」 吉田
氏「記憶が欠落」>2014年5月27日05時00分
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11157331.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11157331
<2011年3月13日、東京電力福島第一原発の吉田昌郎(まさお)所長は首
相官邸から電話を受け、原子炉を傷める3号機への海水注入を断念して淡水に変
更した。電話の相手は誰だったのか。東電が12年に開示した社内テレビ会議録
で判明しなかった事実について、吉田氏は政府事故調査・検証委員会の聴取でも
「記憶が欠落している」と答え、その人物の名を口にしていなかった。
海水注入を巡っては、吉田氏が12日夜、官邸にいた東電の武黒一郎フェローか
らの中止要請を無視して1号機で継続したことが知られているが、実は13日未
明にも3号機を舞台に「海水か淡水か」を巡る論争が繰り広げられていた。
吉田調書などによると、3号機は原子炉の水位が下がり、核燃料がむき出しにな
る危機を迎えていた。午前5時42分に淡水の入ったタンクがすべて空だという
報告があり、吉田氏は海水注入を決断した。
「緊急です、緊急です、緊急割り込み!」
午前6時43分、官邸に詰めていた東電社員から電話が入った。吉田氏がこの
時、原子炉を傷める海水注入は極力避け、真水や濾過(ろか)水を使用するよう
要請されたことはテレビ会議録で判明している。
吉田氏は12日夜と異なり、この13日朝はあっさりと要請を受け入れた。吉田
氏はのちの聴取で、電話の主が「官邸の誰か」に代わったことを明かしたうえで
こう語っている。
「私は海水もやむを得ずというのが腹にずっとありますから、最初から海水だろ
うと、当初言っていたと思います。その後に官邸から電話があって、何とかしろ
という話があったんで、頑張れるだけ水を手配しながらやりましょうと」
ところが、質問が電話の相手に及ぶと、吉田氏の歯切れは悪くなった。
「ここは申し訳ないけれども、私の記憶はまったく欠落していたので(中略)、
本当に誰と電話したかも完全に欠落しているんです。ですから、そこは可能性だ
けの話しかない」
吉田氏は電話の相手の可能性として、当時官邸にいた東電と原子力安全・保安院
の幹部の名を挙げたが、断定はしなかった。真相は今もはっきりしない。
テレビ会議録によると、吉田氏が淡水を注入することを決めた後の午前9時13
分、福島オフサイトセンターに詰めていた東電の武藤栄副社長も「もう海水を考
えないといけないんじゃないの。これ官邸とご相談ですか」と淡水注入に疑問を
呈した。吉田氏はそれでも淡水注入を続けた。
吉田氏は使える淡水をかき集めようとしたが、うまくいかなかった。そして午後
0時18分。吉田氏はついに「あの、もう、水がさ、なくなったからさ」と海水
注入への切り替えを指示した。吉田氏は10分程度で切り替えが終わると思って
いたが、実際に海水注入が始まったのは午後1時11分。この間、1時間近く3
号機には水が入らず、原子炉はますます過熱した。深刻な事態を招く発端となっ
た「官邸からの電話の相手」は今も謎のままだ。・・・・・・>
・・・・・・・・この記事、昨日の3面にありました。この機になっても、原子
炉のほうが大事だったのが東電の人たち、被害を拡大させたようです。

40.<吉田調書、菅元首相らが公開求める 内閣官房は拒否>朝日デジタル
(2014/05/27)
http://www.asahi.com/articles/ASG5W4S6NG5WUTFK00V.html
<・・・・・・事故当時の首相だった菅直人氏が27日、民主党の福島第一原発
対策本部・福島復興推進会議合同会議で調書の公開を求めた。しかし、内閣官房
の担当者は「行政機関以外に見せるのは難しい」として、国会議員への公開を拒
否した。・・・・・・・・・>

41.<記者の目:福島で見る「美味しんぼ」騒動=岡田英(福島支局)>毎日
新聞 2014年05月28日 東京朝刊
http://mainichi.jp/shimen/news/20140528ddm005070036000c.html
<◇政府への不信、背景に
◇鼻血の描写に共感する声も
◇「正しい情報」素早く提供を 安倍首相は昨年9月の五輪招致演説で、第1原
発の汚染水漏れについて「状況はコントロールされている」と述べた。しかし今
年2月に高濃度汚染水100トンが漏れ、4月に汚染水誤送が判明するなどコン
トロールできているとは言えない。情報を正しく伝えない体質は自公政権でも変
わらず、政府は美味しんぼ騒動の源にある被災者の「不信感」を軽視しているよ
うに見える。「正しい情報を正確に素早く伝える」??。この基本的な姿勢を守ら
なければ、原発事故収束も、風評被害の解消も、そして福島復興もうまくは進ま
ないだろう。>

42.<除染下請けは駒のごと…元作業員の短歌4首、朝日歌壇に>朝日デジタ
ル2014年5月27日21時45分
http://www.asahi.com/articles/ASG5N42RKG5NUCVL009.html?iref=comtop_pickup_04
<福島県浪江町の除染現場で働いていた作業員の短歌が、朝日新聞「歌壇」欄に
載った。もともとは東京在住で、昨春までは郵便配達員。歌を詠むのは初めて
だったが、原発事故による福島の現実を目の当たりにして「言葉が降ってきた」
という。この人は池田実さん(61)。19日付と26日付の紙面で、計4首選
ばれた。・・・・・・・・・・・・・・>

43.<連載:(プロメテウスの罠)帰還の現実:3 子どもが住めるのか>朝
日デジタル2014年5月27日05時00分
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11157330.html
<◇No.931 田村市都路地区の避難指示解除をめぐり、昨年10月14日
に開かれた国・市と住民の意見交換会。100人を超す出席者の中から坪井秀幸
(36)が手を挙げ、マイクを握った。
「いきなり解除といわれても、うちら若い世代は不安なんです。まず住民一人ひ
とりの意見をしっかり聞くべきじゃないですか」
3児がいる秀幸の大声が響く。ほかの住民も次々と疑問をぶつけた。
「除染をしても放射線量は高い。本当に子どもが生活できますか」
「山の除染や住宅地の再除染はどうするのか。このままで解除はのめない」――
・・・・・・「解除ありきで強引に話が進められる。納得できるわけがない」 
子どものことを思えば、少しでも放射線の影響がない環境で育てたい。親にとっ
て当たり前の願いだ。それが届かない。>

44.<(大分)ゆふいん映画祭、6月27日に開幕 松川賞も決定>朝日デジ
タル2014年5月28日03時00分
http://www.asahi.com/articles/ASG5P5GJRG5PTPJB00N.html
<・・・・・・29日は、原発事故の影響を受けた福島県内の動物を追った「福
島 生きものの記録 シリーズ1・被曝(ひばく)」(13年)や「祭の馬」
(13年)などが予定されている。・・・・・・>

45.<(大分版)被災地の力になりたい 大分出身・磯野さん、原発事故の福
島で野菜作り>毎日新聞 2014年05月27日 地方版
http://mainichi.jp/area/oita/news/20140527ddlk44040626000c.html
<震災と原発事故を機に「被災地の力になりたい」との思いを抱いた大分市出身
の磯野颯(はやて)さん(18)が、この春から単身で福島県泉崎村に移住し、
障害者に働く場を提供する社会福祉法人「こころん」で有機野菜の栽培に汗を流
している。・・・・・・・・・>

46.<(福岡県)上映会:ふくおか自由学校、西山正啓監督の2作品 31日
「獅子たちの抵抗」、7月5日「のさり」??博多リバレイン >毎日新聞 2014
年05月27日 地方版
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20140527ddlk40040378000c.html
<◆国策への闘い、10年間の記録??「獅子たちの抵抗」・・・・・福島原発告
訴団の武藤類子さんの沖縄訪問など国策に抗して声をあげてきた人々のこの10
年間の闘いを記録した。・・・・・・・・・・>

今朝届いた西日本新聞朝刊紙面では、
1面トップで、
47.<原発事故 国が新方針 除染の関所 避難遅れも 30キロ付近 渋滞に
拍車 懸念>
・・・・・ネットに記事がみあたりません。
33面に、3.と4.の記事、
2面社説、
48.<原発事故資料 できる限り公開すべきだ>
社説検索は11時頃に⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/
3面、
49.<規制委 島崎氏退任へ 電力業界から疎まれ>
50.<再稼働「推進」へ 旧体制逆戻りか>
すぐ横に9”’.の記事。
今朝の紙面は以上です。(5.28.5:42)
※この新聞記事紹介へお気づきのことがあれば、ysykf@yahoo.co.jpまでお知らせ
ください。
※この記事の部分は次のフェイスブックにも毎日貼り付けています。
⇒https://www.facebook.com/yasuyuki.funatsu?ref=tn_tnmn

★ 安間 武(化学物質問題市民研究会) さんから: 
メールサービス 2014年5月27日 第416号
-------------------------
 集会・アクション
-------------------------
■全国のデモ開催情報まとめ
http://www47.atwiki.jp/demomatome/

■5・29 川内原発動かすな!東日本決起集会
5月29日(木)19:00-21:00 明治大学リバティーホール
【川内原発動かすな!東日本決起集会】実行委員会
http://saikadousosi.tumblr.com/

■川内原発再稼働やめろ! 0601官邸・国会前☆大抗議
6月1日(日)14:00-17:00
首都圏反原発連合
http://coalitionagainstnukes.jp/?p=4211

■6.4 福島原発告訴団 「人間の鎖」&集会
6月4日(水)東京検察審査会(東京地裁)前 12:00 集合
日比谷コンベンションホール13:30 開場
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/

-----------------------------------------
大飯原発3,4号機 運転差し止め訴訟
福井地裁判決
-----------------------------------------
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/topics/14/topics_126.html

◆主文:大飯発電所3・4号機の原子炉を運転してはならない。
◆被告は、原発稼働がCO2排出削減に資すると主張するが、福島原発事故はわ
が国始まって以来最大の環境汚染であり、原発の運転継続の根拠とすることは甚
だしく筋違いだ。
◆生存を基礎とする人格権は憲法上の権利であり、法分野において最高の価値を
持つ。
◆大災害や戦争以外で人格権を広範に奪う可能性は原発事故のほか想定しがた
い。原発の存在自体が憲法上容認できないというのが極論にすぎるとしても、具
体的危険性が万が一でもあれば、差し止めが認められるのは当然。

--------------------
 ウェブ更新情報
--------------------
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/whatsnew/whatsnew_master.html

■14/05/22▼トピックス▼自公政権を倒せ反原発・反右傾▼ トピックス126/2014年
 「大飯原発3,4号機 運転差し止め訴訟 福井地裁判決」 として、5月21日の
福井地裁による「大飯原発3,4号機運転差し止め訴訟」判決に関する下記関連団
体及びメディアの発表を紹介しました。 

◆5月21日 判決 勝訴(福井から原発を止める裁判の会) ◆判決との意義と今
後の行動提起(全国弁護団連絡会) ◆社説:大飯原発差し止め なし崩し再稼働
に警告 (毎日新聞 5月22日) ◆大飯再稼働、差し止め命じる 生存と電気
代、同列許さず(朝日新聞 5月22日) ▼関西電力大飯原発3・4号機運転差し止
め訴訟 福井地裁判決 要旨|本文 (グリーンアクション 5月21日)

■住民の安全を最優先した画期的な司法判断!
◆「大災害や戦争以外で人格権を広範に奪う可能性は原発事故のほか想定しがたい。
原発の存在自体が憲法上容認できないというのが極論にすぎるとしても、具体的
危険性が万が一でもあれば、差し止めが認められるのは当然」◆「生存を基礎と
する人格権は憲法上の権利であり、法分野において最高の価値を持つ」
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/topics/topics_master.html

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原発関連ニュース
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■「忘災」の原発列島:再稼働は許されるのか 伊方原発
(毎日新聞 2014年05月26日)
http://mainichi.jp/select/news/20140527k0000m040014000c.html

■汚染水対策の凍土壁、来月にも工事着手へ 福島第一原発
(朝日新聞 2014年5月26日)
http://www.asahi.com/articles/ASG5V4RCVG5VULBJ007.html

■核のゴミ1本1.3億円 海外委託の処理費、3倍に高騰
(朝日新聞 2014年5月26日)
http://digital.asahi.com/articles/ASG5R540XG5RUTIL01M.html?iref=comkiji_txt_
end_s_kjid_ASG5R540XG5RUTIL01M

■核のごみ居座る六ケ所村 再処理工場未完成、プール満杯 核燃サイクル施設
(北海道新聞 2014年5月25日)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/dogai/541401.html

★ たんぽぽ舎 から: 
です。【TMM:No2181】
2014年5月27日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                            転送歓迎
━━━━━━━
☆1.川内原発再稼働阻止・院内交渉集会 に参加してください 
    -規制委の姿勢と川内原発の再稼働審査を問う-
           再稼働阻止全国ネットワーク
☆2.再稼働は日本を滅ぼす・連載17
原発「安全審査」ではない。「適合審査」だ。
   NHKなどまちがい(報道)を訂正せよ
国民世論を再稼働にもっていきたい狙い
       柳田真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
☆3.福井地裁で画期的な判決
  生存を基礎とする人格権が公法、司法を問わず、すべての法分野におい
て、最高の価値
   関電が控訴したので裁判は続きます。高裁が安易な判断をしないように、
国民的大運動が必要と思 います。
        中嶋 多恵子(福井から原発を止める裁判の会&サヨナラ原発福
井ネットワーク)
☆4.新聞より2つ
 ◆4市民団体合同脱原発5000人集会―7月20日松江で(5月9日 山陰中央新報より)
 ◆大飯判決 脱原発への一歩-金曜日の声 (5月24日 東京新聞 金曜日の
声より抜粋)
━━━━━━━
※5/28【学習会】にご参加を! 
  東電福島第一原発1号機非常用電源喪失の謎-地震か津波か- 
日 時:5月28日(水)19時より
お 話:伊東良徳弁護士(元国会事故調協力委員)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)   参加費:800円
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┗■1.川内原発再稼働阻止・院内交渉集会 に参加してください 
 |   -規制委の姿勢と川内原発の再稼働審査を問う-
 | ☆日時:2014年5月29日(木)14時~17時
 └──── 再稼働阻止全国ネットワーク 

○私たち「再稼働阻止全国ネットワーク」は、新規制基準の施行日以来連続的に
のべ9回原子力規制委員会への抗議行動を実施してきましたが、規制委は、12サ
イト18基の審査を110回以上も続け、3月13日には先行原発の評価成績表を出し
川内原発の「審査書案」作成に着手しています。更に5月21日には高浜原発の優
先審査まで方向付けしました。
イチエフ事故を踏まえていない新規制基準、地震対策も火山噴火対策もプラント
評価も全く不十分なまま、また避難対策も住民理解も得られないまま、です。ま
た、福島第一原発の放射能汚染水対策も廃炉への道も見えず、21日にはALPSが全
系統停止となり、イチエフを全くコントロールできていないまま、です。原子力
規制委員会の川内原発再稼働承認は認められません。
○私達は、5月14日に、再稼働促進組織・原子力規制委員会を糾弾するために、原
子力規制委員会(六本木一丁目)のみならず全国の現地原子力規制事務所にも各
地の仲間が申入れをする全国一斉抗議行動を実施した。ところが、総計14の原子
力規制事務所への申入れに対して、規制委は未だに何ら回答していません。
○そこで、昨年の6月、本年の1月に引き続き、国会院内に規制委を呼び、私達
の不安と怒りを伝え、規制委・規制庁の考えを知る院内交渉集会を開催します。
今回は、再稼働審査に邁進する規制委の姿勢を問うとともに、特に川内原発につ
いて地震評価、火山評価、住民避難に的を絞って質問し回答を得ます。
○なお、当日は、向原祥隆さん(反原発鹿児島ネット)、広瀬隆さん、山崎久隆
さん(たんぽぽ舎)にもご参加いただく予定です。
 21日の福井地裁による大飯原発の運転差し止め命令の素晴らしい判決をてこに
規制委・規制庁を追求しましょう。
 是非ご参集願います。

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┗■2.再稼働は日本を滅ぼす・連載17
| 原発「安全審査」ではない。「適合審査」だ。
 | NHKなどまちがい(報道)を訂正せよ
| 国民世論を再稼働にもっていきたい狙い
 └────  柳田真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

1.朝のNHKテレビ(5月21日)を見て、腹が立った。原発の「安全審査」は…
とまちがった報道をしているから。私が自宅でとっている新聞(毎日新聞)も原発
報道は「まし」だが、それでも「安全審査」の単語を使っている。まちがいだ。
原発の「適合審査」がより正確な表現だ。悪名高い原子力ムラ(原子力利権共有
帝国)出身の田中規制委員長も「適合性審査」といっている。当事者がそう言っ
ているのになぜまちがった「安全審査」という報道をするのか。早く訂正せよ。
2.思うにこれは、原発の再稼働を急ぐ安倍自公政権の意をくんで、国民世論を
原発再稼働へもっていきたいがため-であろう。
 私の記憶では、東京新聞が最初にまちがいを規制委員会へ質問-確認し、それ
以降東京新聞等は「適合審査」を使い始めたと思う。
 規制委員会も、テレビ・新聞報道各社にすぐに訂正を申し入れるべきだ。「同
じ穴のムジナ」といわれないためにも。
3.私たちも規制委員会と報道各社へ働きかけよう。あなたもどうぞ。

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┗■3.福井地裁で画期的な判決
|   生存を基礎とする人格権が公法、司法を問わず、すべての法分野におい
て、最高の価値
 |  関電が控訴したので裁判は続きます。高裁が安易な判断をしないよう
に、国民的大運動が必要と思 います。
 └──── 中嶋 多恵子(福井から原発を止める裁判の会&サヨナラ原発福井ネッ
トワーク)

○ 5月21日(水)午後3時、福井地裁の樋口英明裁判長が「・・大飯発電所3号機及
び4号機の原子炉を運転してはならない」と言い渡しました。
「勝訴」を知った瞬間です。100席ほどの傍聴席からは拍手が湧き「よっ
しゃ!」という声も聞こえました。私も思わず拍手しており涙が出てきました。
私の前の最前列に座っていた「福井から原発を止める裁判の会」の事務局の仲間
も肩を震わせていました。
○裁判所の外では、傍聴席の抽選にもれた人達が待っていました。主文が読まれ
ると、弁護団の若い弁護士と裁判の会のメンバーが、垂れ幕(「差し止め認め
る」と「司法は生きていた」)を持って法廷から駈けだしました。主文が読み上
げられた後、裁判所から判決要旨が弁護団に渡されました。その判決要旨を増刷
りするために私は退廷したので、画期的な素晴らしい判決であることを知ったの
は、記者会見場で弁護団による説明を聞いた時でした。
○私が特に感激したところは「生存を基礎とする人格権が公法、司法を問わず、
すべての法分野において、最高の価値をもつ・・」・・・「人格権は憲法上の権
利であり(13条、25条)又人の生命を基礎とするものであるがゆえに、我が国の法
制下においてはこれを超える価値を他に見出すことができない」、「原子力発電
所の稼働は法的には電気を生み出すための一手段たる経済活動の自由(憲法22条1
項)に属するものであって、憲法上は人格権の中核部分よりも劣位に置かれるも
のである」です。個人の生命が最優先されるものだと初めに示し、原発は単に電
気を作る一手段でしかない、命に対して原発は「劣位」なのだとハッキリ判断し
たことに感動しました。
○さらに最後の部分、「原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとして
も、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根
を下して生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなるこ
とが国富の喪失であると当裁判所は考えている」と、「(原発がCO2排出に寄与
すると電力会社が述べることが)原子力発電所でひとたび深刻事故が起こった場
合の環境汚染はすさまじいものであって、福島原発事故は我が国始まって以来最
大の公害、環境汚染である・・」は圧巻です。魂が揺さぶられる思いです。
憲法に則り、安心してその土地で暮らし続けられる事が何より優先されるとの
判断です。ここまで一般人が読んでも理解できる判決文を書いてくれた裁判官は
いたでしょうか? 勝訴集会の中で、河合弁護士は、「判決の時に泣いたのは初
めてだ。今回の判決文は150%、原発裁判のバイブルになる」とおっしゃっいま
した。
○私は数年前に東京から福井へ転居してきました。福井に来て最初の1年間は驚き
と感動の連続でした。野菜や魚介類の新鮮さと水の美味さ。また、秋には白い花
を咲かせるソバ畑や、黄金色に光り輝く初夏の麦畑に見とれ、夏の稲穂の緑の絨
毯に癒され、カエルの大合唱に驚きました。そこには日本伝来の瑞穂の国があ
り、海と山がありました。日本の伝統的な食文化を育んだ四季の移り変わりを見
ながら、大地や海・山がいかに人間の生活と密接に関わっているかを実感しまし
た。福井に来て初めて、様々な生物がいる大地と共にしか人間は生きていけない
ことに気づかされたのです。
 その様なことを感じていた折りに、3.11事故が起こりました。その年7月に福
井の人達と脱原発の運動を始め、翌年には「裁判の会」の立ち上げに関わり始
め、今日に至ります。3.11後に始まった金曜行動のパレードでは、マイクを持っ
た時には「再稼働反対」と共に、「福井の大地を守ろう、海を守ろう、山を守ろ
う」と言ってきました。
今回の福井地裁判決でも、人が生きていく為には安全に住み続けられる国土が
有ることが国富だと述べているところに強く共感します。福島の人達の犠牲を無
駄にしない判断をしてくれたことがとても嬉しいです。
○5月23日の金曜パレードでは、裁判所前で「樋口裁判長ありがとうございます」
とマイクで叫びました。会の名称「福井から原発を止める裁判の会」のとおり、
日本の原発を止める足がかりとなる素晴らしい内容の判決が、原発銀座と言われ
る福井で出たことを嬉しく思います。
○当日、県外から福井地裁に駈けつけて下さった方々に、この場を借りて感謝申
し上げます。有難う御座いました。
なお、関電が控訴したので裁判は続きます。高裁が安易な判断をしないよう
に、国民的大運動が必要と思います。

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┗■4.新聞より2つ
 └──── 

◆4市民団体合同脱原発5000人集会―7月20日松江で

 島根原発の稼働阻止を訴える島根県内の4つの市民団体が7月20日、松江市内
で「ひろげよう!みどりのエネルギー~さよなら島根原発!大集会」(仮称)を
開く。原子力規制委員会による2号機の新規制基準の適合審査が進む中、県内の
反原発集会では過去最大規模となる5千人の参加を目指す。
2月に「エネルギー自立地域推進基本条例」の制定を県に直接請求した島根原
発・エネルギー問題県民連絡会をはじめ、署名活動に賛同した「平和フォーラム
しまね」「さよなら島根原発ネットワーク」「原発ゼロめざす島根の会」の4者
が合同で企画した。直接請求運動でも呼びかけた脱原発依存社会づくりへの機運
を盛り上げるのが目的。
 松江市学園南1丁目のくにびきメッセで開催。各地で原発稼働反対を訴える作
家の鎌田慧氏や、講談師の神田香織氏のスピーチのほか同市内でのデモ行進を予
定している。詳細は11日に開く実行委員会で決め、趣旨に賛同する中国地方の反
原発団体などにも参加を働き掛ける。(5月9日 山陰中央新報より)

◆大飯判決 脱原発への一歩-金曜日の声

○埼玉県和光市の会社員 背黒文宏さん(48) 原発推進への抗議の意思表示な
ら自分にもできると思い、ほぼ毎週来ている。事故前、原発に関心を持たなかっ
た自省もある。政府はデモの声、司法の判断を正面から受け止めるべきだ。
○東京都品川区の無職 杉中正子さん(68) 広島の原爆投下の翌日に隣県の山
口県柳井市で生まれた。原爆の話を聞いて育ち核兵器を許してはいけないと思い
続けてきた。核開発につながる原発も絶対だめだと声を上げ続けたい。(5月
24日 東京新聞 金曜日の声より抜粋)

★ フォトジャーナリストの豊田直巳 さんから:
映画『遺言』の東京の追加上映と豊田の講演のお知らせ
お世話になっている皆さん
映画『遺言~原発さえなければ』の東京での追加上映が以下のように決まりました。
まだ、ご覧いただいていない方、もう一度ご覧になりたいという方、地元で自主
上映を考えておられる方。是非、足を運んでください。
また、豊田の話しを直接、聞きたい、質問したい、意見が言いたいという方は、
スライドトークのお越し下さい。

■5月31日 午前9時半~ 映画「遺言」制作支援会特別試写会
場所  調布市文化会館たづくり 12階大会議室
*脱原発弁護団全国連絡会の共同代表 河合弘之氏の講演もあります。詳しくは
以下で。
http://chofu-lab.org/yuigon/#
電話 042-487-1714

■6月7日(土)~13日(金) 連日12:50より
場所 【劇場】アップリンク(ルーム)
期間中、監督トークあり!
~劇場初公開からの広がりと5月におこなわれた福島上映についての報告~
詳しくは以下で。
http://www.uplink.co.jp/movie/2014/27797
tel. 03-6825-5503

■5月31日 午後1時半~フォトジャーナリスト豊田直巳・スライドトーク「福島
は今~」
場所 中野産業振興センター (東京都中野区)
「ABC企画委員会」の講演会  福島はいま ~原発事故がもたらしたもの~
詳しくは以下で。
http://now-events.net/jp/page/386141
連絡先:042-348-1127

以上、転送、拡散歓迎です。
よろしく、ご支援とご協力をお願いします。
豊田直巳拝

豊田の共同監督 映画『遺言~原発さえなければ』 http://yuigon-fukushima.com/
同映画の応援サイト https://motion-gallery.net/projects/yuigon_fukushima

豊田直巳公式HP『境界線の記憶』http://www.ne.jp/asahi/n/toyoda/
豊田直巳戦火の子どもたち写真展を広げる会
   http://senka-kodomotachi.cocolog-nifty.com/blog/1/index.html

★ 井上澄夫 さんから:
5・27付沖縄タイムス記事「辺野古調査 7月着手 防衛省、普天間移設」は
重要です。記事にこうあります。
 〈海底ボーリング調査は、辺野古沖の21地点を掘削する地質調査に11日
間、船を使った磁気探査に40日間、潜水での磁気探査に140日間を予定して
いる。海上の9地点に単管足場、水深の深い12地点にはスパット台船を設置す
る。〉

 21地点掘削の地質調査に11日、船での磁気探査に40日、潜水での磁気探
査に140日、これを合計すると調査には191日が必要ということになりま
す。沖縄防衛局の計画通り調査が進行すると仮定すれば、ざっと計算して少なく
ともおよそ年内一杯とちょっとかかることになるわけです。
 とすると、埋め立て開始は新年早々ということになりますが、それはあくまで
ことが防衛局のもくろみ通り運べばという前提の話です。
 また記事にはこうあります。
 〈沖縄防衛局は調査業務の入札を終え、5月末~6月初旬に業者と契約する見
通し。〉
 公告して募集したのですから、防衛局はボーリング調査受注業者を公表するで
しょう。その場合、「Stop!辺野古埋め立てキャンペーン」は業者にFAX
や手紙を送って契約を破棄するよう要請することを全国に呼びかけます。
 沖縄防衛局が公表した調査・設計受注企業などの情報は以下のブログにありま
す。ご参照ください。
 ※ Stop!辺野古埋め立てキャンペーン  http://stop-henoko-
umetate.blogspot.jp/

●沖縄県議会の辺野古百条委員会が6月に、沖縄防衛局の埋め立て申請に絡む業
務を担当した部署の責任者を参考人招致します。参考人には他に県土木建築部の
幹部やオスプレイの低周波問題に詳しい渡嘉敷健琉球大准教授も含まれます。防
衛局幹部の証言に注目しましょう。

●辺野古アセス控訴審では残念ながら原告が敗訴しました。またも「原告適格な
し」という門前払いです。司法は何のためにあるのでしょうか。

------集会等のお知らせ------

■九州電力川内原発再稼働に反対するため緊急署名■ 
http://goo.gl/vw1DHd
署名用紙は下記からダウンロードできます。
http://kagoshimashukai.chesuto.jp/

●<1000日目記念冊子希望先
y-aoyagi@r8.dion.ne.jp 迄>●
〒住所氏名電話番号冊数よろしく。

●「きみへ」 さよなら原発!●
http://youtu.be/kCyPiK48E00
音声と画像(池田@中津・作)★九電本店前ひろば★紹介。

●「さよなら原発!福岡」例会 6月5日(木)18時30分~ ●
 福岡市人権啓発センター(ココロンセンター)10F
福岡市博多区下川端3-1 博多リバレイン 092-262-8464
  地図:http://tinyurl.com/mkzzusw

●第三回「鹿児島川内原発再稼動を阻止するための全九州相談会」●   
日時: 6月7日(土)午後1:00~ 
場所: ユースピア熊本(県青年会館)
〒862-0950 熊本市中央区水前寺3丁目17-15
    096-381-6221
地図:http://tinyurl.com/kajlwcg
水前寺です。肥後銀行東支店の隣です。
熊本駅からのアクセスは、JR水前寺駅が便利でしょう。
水前寺駅から歩いて5、6分程度の所です。

■九電交渉申し入れ■
「再稼働申請の取り下げの申し入れ」(交渉)
6月11日(水)13時30分から
さよなら原発!福岡実行委員会
13時00分集合・打ち合わせ(九電前テントひろば)
申し入れ書:http://tinyurl.com/nnvzz6b

● 九電株主総会で再稼動を阻止するための行動●
   6月26日(木)「8:30集合」
場所:ホテルニューオータニ博多
住所:福岡市中央区渡辺通1-1-2 tel092-714-1111
地図:http://tinyurl.com/kfd8lpm

● 「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
  第9回裁判 7月4日(金)午後2時 地方佐賀裁判所
原告総数 原告総数 7912 (5/27現在)
  ホームページ: http://no-genpatsu.main.jp/index.html

● 小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)さん講演会 ●
日時: 9月26日(金)開場18:00 / 開始18:30
場所: 福岡市立中央市民センターホール 
住所: 福岡市中央区赤坂2丁目5-8 tel092-714-5521
    地図:http://tinyurl.com/ll3slxq

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★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
  午前10時から午後5時。(土・日曜・休日は閉設) 
   ♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
 場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
  地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
  ★☆ (ひろば・テント080-6420-6211青柳) ☆★
 <facebook、twitter、ブログ等で拡散よろしく>

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〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
y-aoyagi@r8.dion.ne.jp
aoyagi@tent-hiroba.jp
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プロフィール

平和な有明海

Author:平和な有明海
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佐賀市在住です。平和や障がい者、有明海問題に強い関心を持っています。1950年生まれ。戦争法廃止、原発廃止、有明海再生、障害者と共生できる社会づくりを目指します。

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