原子力問題調査特別委員会
杉野です。参考にしてください。
以下、転送します。
今日28日水曜は参議院の原子力問題調査特別委員会、
参議院のネットTVで質疑放送が有りました。(明日は衆議院の委員会)
白眉はこの取り組み。
参考人として新潟県知事を招聘して田中委員長、東電広瀬社長と一堂
に会しました。
荒井広幸
広瀬社長にお尋ねいたします。先程の答弁で広瀬社長は吉田所長のいろんな状況
を東電の事故調査で社長出身吉田調書では命令違反で多くの社員が第二原発に退
避したと証言しています。この事実が既にご承知でしたか?
広瀬参考人
先ほど答弁させていただきましたけれども私どもとして9割の人間が所長の命令
に背いて1時退避をしたと言うふうに捉えておりません。
その他もちろん吉田調書にどのようなことが書かれていたか、私ども分かってお
りませんけれども、繰り返しますが私どもも東京電力の調書の中に吉田の考える
意見等を入れさせております。
荒井広幸
これは大変問題なんですよ。田中委員長にお尋ねいたします。吉田調書を読み分
析した事はございましたか?またそのなかで多くの社員が命令に反して第二原発
に退避したこと、この証言があったことをご存知ですか?
田中原子力規制委員会委員長
吉田調書を拝見したこともないし命令違反があったというようなことも承知をし
ておりません。
荒井広幸
こういうお二人の答弁を聞いて住民の命を預かっている新潟県知事として泉田知
事はどのようにこの事態を受け止めていらっしゃるでしょうか。
泉田参考人
命令違反の有無はともかくですね、高線量下の作業をどうするかと言う事は課題
があると言うふうに。受け止めております。実態面として現在東京電力で作業さ
れている方はみんみんの民事上の契約でですね従事をされているわけでありまし
てここに高線量下の作業を強いる事は労働安全法上可能なのかということと言う
ことで言うと違法になるということでありますので、違法になる場合があるとい
うことですので、高線量下の作業をどうするかという事は法整備が必要と考えて
おります。
また福島第一原発の事故の際は原子力安全保安院の職員も退避をしております。
民間人をサイトに残したままで。このような場合今後どうするのかというような
ことを決めるためなぜこのような事態が起こったかを検証する必要があると思い
ますし、そして現在どうするのか今後どうするのか事故が起きたときにとどまる
ことを命令するのか。その場合に法的根拠はどうするのかと言うことをしないと
高線量下の作業がうまくいかないのではないかという懸念を持っております。
荒井広幸
重要な問題点を指摘していただいているわけですね実際に命令違反をしたかどう
かも見解が異なっていくしそういう事実があったかどうかも規制委員会はこれを
委員長は少なくとも読んでいない。今知事からもご指摘がありましたが原子力安
全保安院職員もはっきりしませんが私は命令違反では無いかと思っておりますが
退避していた事実がありましたか?委員長。
片山審議官
お答え申し上げます。政府事故調国会事故調の報告書におきまして当時福島第一
原子力発電所に派遣されていた保安検査官が3月14日の夕方ごろにオフサイトセ
ンターに退避をし翌15日に他のオフサイトセンター要員とともに福島県庁に避難
した旨記載されていると承知をしております。
荒井広幸
まぁ委員長お答えになりませんでしたが63~65ページ、458-459ページで先ほど
は国会事故調の話もありましたが政府事故調の場合この二回ったことがあったと
いうことを指摘しているんです。泉田知事が検討しなければいけないと言ってい
ることこういうことがあるんです。
福島事故の検証がまず前提になければ何の対策になるのか、と言っているわけで
すよ。これをやっぱり私は真摯に聞いてもらいたいと思うんですね、委員のみな
さんもわれわれも。
そこで続いてお尋ねしていきたいと思いますが、規制委員長そして広瀬社長にお
尋ねいたしますね、泉田知事は例えばベント作動のことも非常に問題があると吉
田調書ではこの、開閉についてもギリギリの時があったということを言っていま
して国民の皆さんもああ大変な状況があったんだと改めて認識されました。ベン
トは放射性物質が外に放出されることで避難中の1部の方々に危険が及んでも、
もっと大きい格納容器の破損爆発によりましてですね大変なそれのもっと大きい
事態を防ぐためには外部に放出して多少の犠牲者が出る事はやむを得ないと言う
措置でも一方ではあるんです。規制委員長これは多少の犠牲はやむを得ないこう
いう考えに立つそーゆー措置ですか?同じように広瀬委員長(社長)にもお尋ねい
たします。
田中委員長
多少の犠牲はやむを得ないと言うような考えは毛頭ありません。フィルターベン
トについては深層防護の考え方に立ってさらなる対策として万一炉心が損傷し格
納容器が圧力が上昇した場合も想定して格納容器が破損により放射性物質の大量
放出を防止するためにの圧力低減対策として整備を進めているものであります。
この要求を満たしているかどうかということを審査していくということでござい
ます。今回はフィルターベントと言うものでセシウムで言えば2桁から三桁程度
の除去性能を持つことを求めておりますしこういったことで審査会合においては
格納容器や圧力逃し装置使用時の一般公衆の被ばくを可能な限り低減する方策が
とられているということを求めておりますし原子力災害対策指針ではそういった
ことが起こる前にまず5キロ圏のPAZについては予防的な避難を防御措置として、
放射性物の放出の前から避難とか屋内退避を始めていただきまた5から30キロ圏
のUPZについては放射性物質の放出の前から屋内退避を行っていただくこととし
て可能な限り被曝量の低減をで今対策をお願いしているところでございます。
荒井広幸
規制委員長、その規制と指導これまでお話しいただいたんですが広瀬社長にはで
きるだけ、手短にお願いします時間がかかりますから。一部の人の犠牲が出ても
万が一の状況になったらばベントをこれはフィルター付きベントを今やっていま
すね1,000分の1は2桁違うとかいろんなこといいますよ
しかしそういう中で2時間という中でメルトダウンが起きると言う時に逃げ切れ
るかと言う問題を記事も我々も指摘しているんです。それはさておきます聞きた
いのは危機的状況になったらベントからいわゆる放射性物質を外に出すと言う判
断をせざるを得ない時があるかということなんです。それによって1部の人が被
害をこうむってもやむを得ないと言うふうに考えているかということなんです。
広瀬参考人
一部田中委員長と話かぶりますけれども、原子力発電所の安全確保でいちばん大
事な事は深層防護の各層においてしっかりとした対策を防護を施すことによって
それよりも先に進展しないということに極力努力していくということだと思って
おります。従いまして私どもとにかくまずやるべき事はそうした事態に至らない
よう最大限の努力をしていくと言うふうに考えているところでございます。
荒井広幸
気持ちとしては分かるんですが住民の命や国民の命を預かるそして自治体に避難
計画を作れと言っているときに、このベントと一体なんですよねどうやって避難
するかということも。これを泉田知事はいろいろな意味でずっと言い続けてい
らっしゃいます。改めてお三人がそろったところでこーゆー話を聞くのは初めて
だと思うんですよ、どういうようなご感想を持ったか、問題提起を持つのか知事
のご見解お聞かせください。
泉田参考人
今度の新規制基準ですけども従前より緩くなりました。今までは敷地境界上から
住民の健康に影響のある被ばくが出るような放射性物質は出ない基準だったんで
すが、今度は一機あたり100テラベクレルまでOKと言う形まで緩めました。これ
はですね県で試算をしますと甲状腺等価線量被曝でですね260ミリシーベルトに
相当すると一機で。したがって今回の新規制基準では健康の被害が生じうると言
う非常に緩んでいると言う、これ非常に懸念を致しております。住民視点で安全
第一の基準にすべきではないかと考えております。また高齢者とか小さいお子さ
んをお持ちの方、夜問題が生じた場合また雪の中で問題が生じた場合逃げ切れな
いケースも想定されます。地震の場合道路が寸断されますから、逃げられないと
いうことも2007年の中越沖地震の時にも経験をしております。こういった方が逃
げられるようなシェルターですねいわゆる核シェルター放射性物質をシャットア
ウトするような設備も必要なのではないかという問題意識も持っております。こ
ういった点も含めてですねぜひ基準を設定していただきたいと考えております。
荒井広幸
住民の被曝を回避する、またその健康状態というものを考えたときむしろ規制は
ゆるくなっているんじゃないかと事業者同士のご都合主義になっているんじゃな
いかなっていないかこういうところを改めて私も知事の話を聞いて痛感するんで
すが広瀬社長そして新潟知事の順でお尋ねしますが、大飯原発福島地裁で差し止
め訴訟の判決がありましたこれからどうなるか、と言うことがあります。しかし
今日副長官来ていただいておりますが菅官房長官は再稼働方針に変わりは無いこ
れは規制委員会がチェックしてOKだと言えばと言う前提ですね。しかしですよ国
策民営ということをはっきりここで言っている政府は再稼働させるんだと言う意
思を言ったという事は非常に重いんです。度々私はここを確認しましたが万が一
事故があった場合に世界的にも一義的には電力会社に責任があると言うことを
言ってきましたが今度は逃げられませんよ再稼働したいということいってるんで
すから。国に責任がある万が一再稼働で事故が発生した場合国に責任があると私
は考えますが、広瀬社長もちろん東電にも責任がありますが国にもあると思いま
せんか広瀬社長。
広瀬参考人
まあ私ども原子力発電所を動かす事業者としてですね当然新規制基準への適合は
もちろんのこと特に事故を起こした事業者としてですね本当に新規制基準を遥か
に超えた安全対策をして二度とこうしたことのないように万全にやっていくこれ
が私どもの責任だというふうに考えております。
荒井広幸
もう法律自体がもたれ合いになっていますから皆さん答えられないんですよ。こ
んなことで住民や国民我々国会が曖昧なままに相変わらず責任の所在を曖昧なま
まにして再稼働と言う前提が成り立っていないと言う音を私はぜひ申し上げた
い。その中で新潟県知事はどのようにこの国の責任ということについてはお考え
になりますか?
泉田参考人
住民の生命安全を守るという観点から申し上げますと新規制基準でも事故は起こ
りうるものと言うことで策定をされております。そして規制委員会が安全とした
らば再稼働を認めると言う事になっておりますのでやはり事故が起きたときにど
うするかと言う法体系はきっちり持っていただきたいと言うふうに考えておりま
す。特にこの新基準なんですけれどもIAEAの深層防護第5層すなわち事故が起き
たときにどうやって被害を縮小するかということがすっぽり抜けていると言うこ
とであります。そして福島第一原発事故の状況を見ますと事業者だけで責任を取
り切れないという事は明らかでありますので国としても対応できる体系をぜひ
持っていただきたいと思います。
加えて仮にですね規制基準に合致することによって安全と言うことにするんであ
れば民間の事業者にですね保険に入っていただくことを義務付けていただく等々
の措置をぜひとっていただ来たい。しわ寄せが住民に及ぶことがないような制度
設計をお願いしたいと思います。
荒井広幸
IAEAの多重防護の第5層、つまりこれはシビアアクシデント後の措置と言うこと
でここは私も非常に重要だと思うんですね。朝にこのベントに関わるところで放
射性物質そして汚染水を出しているこういった所の対策をどうするかと言うとが
全く私は必須手段としてまだまだ来てない。知事の提案私は数々の提案共鳴する
ものであります。
時間がない中でございますので知事に来ていただいておりますので県民の命を守
る知事としてそして2007年の中越沖地震をあの時の原発その状況を踏まえて県民
の命を守るために本当に奔走されました、そういう教訓をている知事として再稼
働あるいは避難計画原発の存在や原発行政何でも結構です規制委員会や国会そし
て電力会社に求めたいことをお願いしたいと思います。
泉田参考人
まず規制委員会にお願いをしたいんですが、設備の性能に特化偏った規制基準で
はなく、組織のマネジメントヒューマンエラーも含めた事故を起こさないまた事
故が起きたときには被害を拡大させないという仕組みをですねぜひ作っていただ
きたい。斑目前安全委員長がですね私の話を聞かなくてもいいのかという発言を
されていると言うふうに承知をいたしております。過去の事故の教訓を汲み取っ
て法制度仕組みマネージメントこういったものをどうするかと言う観点をぜひ原
子力利用の安全を確保することに責任を有している田中規制委員長にはしっかり
やっていただきたい。
これはお願い申し上げたいと思います。
様々な立地自治体のですね面会拒否をするんではなくって説明責任を果たすと言
う形で原子力規制委員会が役割を果たしていただきたい。これを心からお願い申
し上げたいと思います。
それから1点法体系が今原子力災害と自然災害で二重になっております。これ現
場で大変混乱する原因になっておりますので大体原子力災害が起きるような時は
ですね大きな自然災害も起きているわけですからこの自然災害と原子力災害を一
体化する法体系の改正これぜひお願いを申し上げたいと思います。
東電に対してはこれメルトダウンを2カ月間隠したと、言う事実がございます。
私のところにも技術のわかる担当の方がこられて虚偽説明をしていかれました依
然として訂正もございません。早い段階からメルトダウンが分かっていたのにな
ぜこれ隠したのかと言うことも究明をしてですね二度と起こさないような対策を
とっていただきたい。これもお願い申し上げたいと思います。
荒井広幸
加藤官房副長官今までお聞きをいただきました。住民の命を預かる現場の自治体
の代表として色々とご意見等提言あるいは問題点をいただきましたが官房副長官
どのように政府としてこのようなものを受け止めていただけるかでしょうか。
官房副長官
官房長官もですね先から申し上げているようにこの原発については福島の事故の
教訓も含めて安全性を確保していくと言うことが大前提であると言う事は再三再
四申し上げているところであります。その前提の上で原子力規制委員会が世界で
最も厳しいレベルの規制基準に基づいて徹底的な審査を行っていただいていると
承知しております。これに適合すると認められた原発については再稼働を進めて
いくと言うそれは先ほど委員からご指摘があった方針の中でですねこうした方針
を進めるにあたって地元の理解ということが大変重要であります。誠実に対応し
ていきたいと思います。
それからいわゆる原子力防災に関わる地域防災計画、言うものがございますこ
うしたもの基本的には災害対策基本法に基づいて避難のための対策も含めて対象
となる自治体が作成すると言うことになっているわけでありますけれども政府と
してもそうした作成に対してしっかりとした支援を行っていきたいとこういうふ
うに思っているところであります。
荒井広幸
今自衛権の話が進んでおりますがまずここで苦しんでる人そしてまた再稼働で起
こりえないとは言えない、と規制委員長が言ってるわけですよ。
誠実にではなくて本当に万全を期せるのかどうかということを問われているん
じゃないですか、その意味において総理以下厳しい姿勢で臨んでいただきたいと
思います。知事始め、多くの自治体の深刻な意見というものを受け止めるべきだ
と思います。規制委員長、まだお会いになって具体的に話を聞いてないというこ
とですがこれだけとっても十分に学び得るというところそしてまた反証があるな
ら反証すべきところがあると思いますが大多数私は10分取り入れるべき提案がた
くさんあると思うんですよ。規制委員長早くですね自治体の皆さんと本当に意見
交換を進める、政府に勧告権がある規制委員会がしっかりやっていく、こういう
ことをやっていただきたいしそして官房副長官もそういう場を作って下さい。な
いんだから。これでは不安なんですからこの2点をお願いしたい。官房副長官
そーゆー場を作っていただけませんでしょうか。委員会と地元の知事がもっと話
をできるような。提案を聞けるようないかがですか話が分かりますかこれはもっ
ともなことでしょうそういう機会を検討してくださいって言う言い方に変えま
す。検討をお願いします。
時間が参っておりますので簡潔に答弁をお願いします。
加藤内閣副長官
すいませんちょっと今の話初めてお伺いいたします。その話として聞かせていた
だくということで答えさせていただきたい。
荒井
やむなく終わります。
以下、転送します。
今日28日水曜は参議院の原子力問題調査特別委員会、
参議院のネットTVで質疑放送が有りました。(明日は衆議院の委員会)
白眉はこの取り組み。
参考人として新潟県知事を招聘して田中委員長、東電広瀬社長と一堂
に会しました。
荒井広幸
広瀬社長にお尋ねいたします。先程の答弁で広瀬社長は吉田所長のいろんな状況
を東電の事故調査で社長出身吉田調書では命令違反で多くの社員が第二原発に退
避したと証言しています。この事実が既にご承知でしたか?
広瀬参考人
先ほど答弁させていただきましたけれども私どもとして9割の人間が所長の命令
に背いて1時退避をしたと言うふうに捉えておりません。
その他もちろん吉田調書にどのようなことが書かれていたか、私ども分かってお
りませんけれども、繰り返しますが私どもも東京電力の調書の中に吉田の考える
意見等を入れさせております。
荒井広幸
これは大変問題なんですよ。田中委員長にお尋ねいたします。吉田調書を読み分
析した事はございましたか?またそのなかで多くの社員が命令に反して第二原発
に退避したこと、この証言があったことをご存知ですか?
田中原子力規制委員会委員長
吉田調書を拝見したこともないし命令違反があったというようなことも承知をし
ておりません。
荒井広幸
こういうお二人の答弁を聞いて住民の命を預かっている新潟県知事として泉田知
事はどのようにこの事態を受け止めていらっしゃるでしょうか。
泉田参考人
命令違反の有無はともかくですね、高線量下の作業をどうするかと言う事は課題
があると言うふうに。受け止めております。実態面として現在東京電力で作業さ
れている方はみんみんの民事上の契約でですね従事をされているわけでありまし
てここに高線量下の作業を強いる事は労働安全法上可能なのかということと言う
ことで言うと違法になるということでありますので、違法になる場合があるとい
うことですので、高線量下の作業をどうするかという事は法整備が必要と考えて
おります。
また福島第一原発の事故の際は原子力安全保安院の職員も退避をしております。
民間人をサイトに残したままで。このような場合今後どうするのかというような
ことを決めるためなぜこのような事態が起こったかを検証する必要があると思い
ますし、そして現在どうするのか今後どうするのか事故が起きたときにとどまる
ことを命令するのか。その場合に法的根拠はどうするのかと言うことをしないと
高線量下の作業がうまくいかないのではないかという懸念を持っております。
荒井広幸
重要な問題点を指摘していただいているわけですね実際に命令違反をしたかどう
かも見解が異なっていくしそういう事実があったかどうかも規制委員会はこれを
委員長は少なくとも読んでいない。今知事からもご指摘がありましたが原子力安
全保安院職員もはっきりしませんが私は命令違反では無いかと思っておりますが
退避していた事実がありましたか?委員長。
片山審議官
お答え申し上げます。政府事故調国会事故調の報告書におきまして当時福島第一
原子力発電所に派遣されていた保安検査官が3月14日の夕方ごろにオフサイトセ
ンターに退避をし翌15日に他のオフサイトセンター要員とともに福島県庁に避難
した旨記載されていると承知をしております。
荒井広幸
まぁ委員長お答えになりませんでしたが63~65ページ、458-459ページで先ほど
は国会事故調の話もありましたが政府事故調の場合この二回ったことがあったと
いうことを指摘しているんです。泉田知事が検討しなければいけないと言ってい
ることこういうことがあるんです。
福島事故の検証がまず前提になければ何の対策になるのか、と言っているわけで
すよ。これをやっぱり私は真摯に聞いてもらいたいと思うんですね、委員のみな
さんもわれわれも。
そこで続いてお尋ねしていきたいと思いますが、規制委員長そして広瀬社長にお
尋ねいたしますね、泉田知事は例えばベント作動のことも非常に問題があると吉
田調書ではこの、開閉についてもギリギリの時があったということを言っていま
して国民の皆さんもああ大変な状況があったんだと改めて認識されました。ベン
トは放射性物質が外に放出されることで避難中の1部の方々に危険が及んでも、
もっと大きい格納容器の破損爆発によりましてですね大変なそれのもっと大きい
事態を防ぐためには外部に放出して多少の犠牲者が出る事はやむを得ないと言う
措置でも一方ではあるんです。規制委員長これは多少の犠牲はやむを得ないこう
いう考えに立つそーゆー措置ですか?同じように広瀬委員長(社長)にもお尋ねい
たします。
田中委員長
多少の犠牲はやむを得ないと言うような考えは毛頭ありません。フィルターベン
トについては深層防護の考え方に立ってさらなる対策として万一炉心が損傷し格
納容器が圧力が上昇した場合も想定して格納容器が破損により放射性物質の大量
放出を防止するためにの圧力低減対策として整備を進めているものであります。
この要求を満たしているかどうかということを審査していくということでござい
ます。今回はフィルターベントと言うものでセシウムで言えば2桁から三桁程度
の除去性能を持つことを求めておりますしこういったことで審査会合においては
格納容器や圧力逃し装置使用時の一般公衆の被ばくを可能な限り低減する方策が
とられているということを求めておりますし原子力災害対策指針ではそういった
ことが起こる前にまず5キロ圏のPAZについては予防的な避難を防御措置として、
放射性物の放出の前から避難とか屋内退避を始めていただきまた5から30キロ圏
のUPZについては放射性物質の放出の前から屋内退避を行っていただくこととし
て可能な限り被曝量の低減をで今対策をお願いしているところでございます。
荒井広幸
規制委員長、その規制と指導これまでお話しいただいたんですが広瀬社長にはで
きるだけ、手短にお願いします時間がかかりますから。一部の人の犠牲が出ても
万が一の状況になったらばベントをこれはフィルター付きベントを今やっていま
すね1,000分の1は2桁違うとかいろんなこといいますよ
しかしそういう中で2時間という中でメルトダウンが起きると言う時に逃げ切れ
るかと言う問題を記事も我々も指摘しているんです。それはさておきます聞きた
いのは危機的状況になったらベントからいわゆる放射性物質を外に出すと言う判
断をせざるを得ない時があるかということなんです。それによって1部の人が被
害をこうむってもやむを得ないと言うふうに考えているかということなんです。
広瀬参考人
一部田中委員長と話かぶりますけれども、原子力発電所の安全確保でいちばん大
事な事は深層防護の各層においてしっかりとした対策を防護を施すことによって
それよりも先に進展しないということに極力努力していくということだと思って
おります。従いまして私どもとにかくまずやるべき事はそうした事態に至らない
よう最大限の努力をしていくと言うふうに考えているところでございます。
荒井広幸
気持ちとしては分かるんですが住民の命や国民の命を預かるそして自治体に避難
計画を作れと言っているときに、このベントと一体なんですよねどうやって避難
するかということも。これを泉田知事はいろいろな意味でずっと言い続けてい
らっしゃいます。改めてお三人がそろったところでこーゆー話を聞くのは初めて
だと思うんですよ、どういうようなご感想を持ったか、問題提起を持つのか知事
のご見解お聞かせください。
泉田参考人
今度の新規制基準ですけども従前より緩くなりました。今までは敷地境界上から
住民の健康に影響のある被ばくが出るような放射性物質は出ない基準だったんで
すが、今度は一機あたり100テラベクレルまでOKと言う形まで緩めました。これ
はですね県で試算をしますと甲状腺等価線量被曝でですね260ミリシーベルトに
相当すると一機で。したがって今回の新規制基準では健康の被害が生じうると言
う非常に緩んでいると言う、これ非常に懸念を致しております。住民視点で安全
第一の基準にすべきではないかと考えております。また高齢者とか小さいお子さ
んをお持ちの方、夜問題が生じた場合また雪の中で問題が生じた場合逃げ切れな
いケースも想定されます。地震の場合道路が寸断されますから、逃げられないと
いうことも2007年の中越沖地震の時にも経験をしております。こういった方が逃
げられるようなシェルターですねいわゆる核シェルター放射性物質をシャットア
ウトするような設備も必要なのではないかという問題意識も持っております。こ
ういった点も含めてですねぜひ基準を設定していただきたいと考えております。
荒井広幸
住民の被曝を回避する、またその健康状態というものを考えたときむしろ規制は
ゆるくなっているんじゃないかと事業者同士のご都合主義になっているんじゃな
いかなっていないかこういうところを改めて私も知事の話を聞いて痛感するんで
すが広瀬社長そして新潟知事の順でお尋ねしますが、大飯原発福島地裁で差し止
め訴訟の判決がありましたこれからどうなるか、と言うことがあります。しかし
今日副長官来ていただいておりますが菅官房長官は再稼働方針に変わりは無いこ
れは規制委員会がチェックしてOKだと言えばと言う前提ですね。しかしですよ国
策民営ということをはっきりここで言っている政府は再稼働させるんだと言う意
思を言ったという事は非常に重いんです。度々私はここを確認しましたが万が一
事故があった場合に世界的にも一義的には電力会社に責任があると言うことを
言ってきましたが今度は逃げられませんよ再稼働したいということいってるんで
すから。国に責任がある万が一再稼働で事故が発生した場合国に責任があると私
は考えますが、広瀬社長もちろん東電にも責任がありますが国にもあると思いま
せんか広瀬社長。
広瀬参考人
まあ私ども原子力発電所を動かす事業者としてですね当然新規制基準への適合は
もちろんのこと特に事故を起こした事業者としてですね本当に新規制基準を遥か
に超えた安全対策をして二度とこうしたことのないように万全にやっていくこれ
が私どもの責任だというふうに考えております。
荒井広幸
もう法律自体がもたれ合いになっていますから皆さん答えられないんですよ。こ
んなことで住民や国民我々国会が曖昧なままに相変わらず責任の所在を曖昧なま
まにして再稼働と言う前提が成り立っていないと言う音を私はぜひ申し上げた
い。その中で新潟県知事はどのようにこの国の責任ということについてはお考え
になりますか?
泉田参考人
住民の生命安全を守るという観点から申し上げますと新規制基準でも事故は起こ
りうるものと言うことで策定をされております。そして規制委員会が安全とした
らば再稼働を認めると言う事になっておりますのでやはり事故が起きたときにど
うするかと言う法体系はきっちり持っていただきたいと言うふうに考えておりま
す。特にこの新基準なんですけれどもIAEAの深層防護第5層すなわち事故が起き
たときにどうやって被害を縮小するかということがすっぽり抜けていると言うこ
とであります。そして福島第一原発事故の状況を見ますと事業者だけで責任を取
り切れないという事は明らかでありますので国としても対応できる体系をぜひ
持っていただきたいと思います。
加えて仮にですね規制基準に合致することによって安全と言うことにするんであ
れば民間の事業者にですね保険に入っていただくことを義務付けていただく等々
の措置をぜひとっていただ来たい。しわ寄せが住民に及ぶことがないような制度
設計をお願いしたいと思います。
荒井広幸
IAEAの多重防護の第5層、つまりこれはシビアアクシデント後の措置と言うこと
でここは私も非常に重要だと思うんですね。朝にこのベントに関わるところで放
射性物質そして汚染水を出しているこういった所の対策をどうするかと言うとが
全く私は必須手段としてまだまだ来てない。知事の提案私は数々の提案共鳴する
ものであります。
時間がない中でございますので知事に来ていただいておりますので県民の命を守
る知事としてそして2007年の中越沖地震をあの時の原発その状況を踏まえて県民
の命を守るために本当に奔走されました、そういう教訓をている知事として再稼
働あるいは避難計画原発の存在や原発行政何でも結構です規制委員会や国会そし
て電力会社に求めたいことをお願いしたいと思います。
泉田参考人
まず規制委員会にお願いをしたいんですが、設備の性能に特化偏った規制基準で
はなく、組織のマネジメントヒューマンエラーも含めた事故を起こさないまた事
故が起きたときには被害を拡大させないという仕組みをですねぜひ作っていただ
きたい。斑目前安全委員長がですね私の話を聞かなくてもいいのかという発言を
されていると言うふうに承知をいたしております。過去の事故の教訓を汲み取っ
て法制度仕組みマネージメントこういったものをどうするかと言う観点をぜひ原
子力利用の安全を確保することに責任を有している田中規制委員長にはしっかり
やっていただきたい。
これはお願い申し上げたいと思います。
様々な立地自治体のですね面会拒否をするんではなくって説明責任を果たすと言
う形で原子力規制委員会が役割を果たしていただきたい。これを心からお願い申
し上げたいと思います。
それから1点法体系が今原子力災害と自然災害で二重になっております。これ現
場で大変混乱する原因になっておりますので大体原子力災害が起きるような時は
ですね大きな自然災害も起きているわけですからこの自然災害と原子力災害を一
体化する法体系の改正これぜひお願いを申し上げたいと思います。
東電に対してはこれメルトダウンを2カ月間隠したと、言う事実がございます。
私のところにも技術のわかる担当の方がこられて虚偽説明をしていかれました依
然として訂正もございません。早い段階からメルトダウンが分かっていたのにな
ぜこれ隠したのかと言うことも究明をしてですね二度と起こさないような対策を
とっていただきたい。これもお願い申し上げたいと思います。
荒井広幸
加藤官房副長官今までお聞きをいただきました。住民の命を預かる現場の自治体
の代表として色々とご意見等提言あるいは問題点をいただきましたが官房副長官
どのように政府としてこのようなものを受け止めていただけるかでしょうか。
官房副長官
官房長官もですね先から申し上げているようにこの原発については福島の事故の
教訓も含めて安全性を確保していくと言うことが大前提であると言う事は再三再
四申し上げているところであります。その前提の上で原子力規制委員会が世界で
最も厳しいレベルの規制基準に基づいて徹底的な審査を行っていただいていると
承知しております。これに適合すると認められた原発については再稼働を進めて
いくと言うそれは先ほど委員からご指摘があった方針の中でですねこうした方針
を進めるにあたって地元の理解ということが大変重要であります。誠実に対応し
ていきたいと思います。
それからいわゆる原子力防災に関わる地域防災計画、言うものがございますこ
うしたもの基本的には災害対策基本法に基づいて避難のための対策も含めて対象
となる自治体が作成すると言うことになっているわけでありますけれども政府と
してもそうした作成に対してしっかりとした支援を行っていきたいとこういうふ
うに思っているところであります。
荒井広幸
今自衛権の話が進んでおりますがまずここで苦しんでる人そしてまた再稼働で起
こりえないとは言えない、と規制委員長が言ってるわけですよ。
誠実にではなくて本当に万全を期せるのかどうかということを問われているん
じゃないですか、その意味において総理以下厳しい姿勢で臨んでいただきたいと
思います。知事始め、多くの自治体の深刻な意見というものを受け止めるべきだ
と思います。規制委員長、まだお会いになって具体的に話を聞いてないというこ
とですがこれだけとっても十分に学び得るというところそしてまた反証があるな
ら反証すべきところがあると思いますが大多数私は10分取り入れるべき提案がた
くさんあると思うんですよ。規制委員長早くですね自治体の皆さんと本当に意見
交換を進める、政府に勧告権がある規制委員会がしっかりやっていく、こういう
ことをやっていただきたいしそして官房副長官もそういう場を作って下さい。な
いんだから。これでは不安なんですからこの2点をお願いしたい。官房副長官
そーゆー場を作っていただけませんでしょうか。委員会と地元の知事がもっと話
をできるような。提案を聞けるようないかがですか話が分かりますかこれはもっ
ともなことでしょうそういう機会を検討してくださいって言う言い方に変えま
す。検討をお願いします。
時間が参っておりますので簡潔に答弁をお願いします。
加藤内閣副長官
すいませんちょっと今の話初めてお伺いいたします。その話として聞かせていた
だくということで答えさせていただきたい。
荒井
やむなく終わります。
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