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第6章KROTOS KS2実験の報告書は過酷事故対策問題で重要2

2018.10.30(18:50) 16767

第2745日目★原発とめよう!九電本店前ひろば★より
★ 中西正之 さんから:

第6章KROTOS KS2実験の報告書は過酷事故対策問題で重要2

<KROTOS KS2実験は試験後の疑似デブリの状態が詳しく報告されている>
KROTOS KS2実験報告は試験後の疑似デブリの状態が詳しく報告されています。
KROTOS KS2では、激しい水蒸気爆発が起きています。そして、水蒸気爆発の発生
後、実験用水槽に残された疑似デブリを集め、150℃で8時間乾燥し、機械篩
(ふるい)でふるい分け、それらの粒径分布を調べています。又SEM顕微鏡(走
査型電子顕微鏡)を使用して、疑似デブリの粒の詳細な写真の撮影を行っていま
す。https://tinyurl.com/y9pvabt8
 疑似デブリは、<0.02、0.02-0.036、0.036-0.05、0.05-0.1、0.1-0.2、0.2-0.
5、0.5-1、>1mmの8段階に分けられており、それぞれの質量がgで表示され
ています。
0.5-1mmのクラスの粒子は、表面に波状のしわの見える破壊されていない粒子
も観察されています。これらの直径の大きい粒子は、水中に落下した時、表面張
力により粒子に成ったものが、そのまま冷却されて固体に成ったものと思われま
す。しかし、これらの粒子が壊れかけたものや、完全に破壊したものも大量に観
察されています。

 0.05-0.1のクラスの粒子は、壊れかけたものが少しありますが、多くの物は壊
れて細粉化しています。
<0.02、0.02-0.036クラスの粒子は、球状の粒子も少しだけありますが、多くの
粒子は突起だらけの破砕粒子です。

 また0.05mm以上の大きさの粒子には、内部に空隙を持つものも多いようです。
これらの粒子について、その成分の蛍光エックス線分析が行われています。
その結果は、粒子の直径による8段階のクラスにはあまり関係が無く、ほとんど
の資料がmol%で、UO2、67%、ZrO2、33%に成っています。そして、
タングステンが数%は含まれているようです。ルツボのタングステンは、幾らか
疑似デブリに溶かされている事が分かります。疑似デブリはUO2とZrO2が溶
解し、混合されて一定の組織比率に成っており、それらの溶液が水中で粒状化し、
水蒸気爆発で粉砕されて細分化し、突起だらけの破砕粒子に成ったと推定されて
います。

 ルツボに付着して残っていた疑似デブリもSEM顕微鏡(走査型電子顕微鏡)と
蛍光エックス線分析を使用して分析が行われています。この部分の疑似デブリは
急激な水冷は行われていなく、空冷によるゆっくりとした冷却が行われているが、
ウランとジルコニウムは分離する傾向があり、ウランとジルコニウムの豊富な相
が形成されています。また、W-UOrZr02共晶混合物が試料中に観察されています。

 KS2の疑似デブリの細粒は画像解析が行われています。走査型電子顕微鏡で得
られた断面粒子の画像は、Imagejソフトウェアを用いて画像分析によって処理さ
れています

 KS2の実験では、水蒸気爆発で発生したと推定される突起を持った微粉の状態
を精密に観測しています。

 詳細な検討の結果、重量比で34.3%の粒子は水蒸気爆発により、細粒化さ
れたと推定されました。又水蒸気爆発により、細粒化された粒子はかなり突起を
持っています。

 20μ(ミクロン)以下の微粒子は、重量比で2.6%、20μ-36μ範囲
の微粒子は、重量比で7.7%でした。

 これらの吸入すれは肺の奥深くまで入り、肺からの排出が困難な、PM2.5
に類似の酸化ウラニウムや酸化プルトニュウムの超微粉が人体にどのような影響
が有るか等の危険性については、KS2の実験報告は何も述べられていません。し
かし、加圧水型原発にメルトダウンが発生し、それに伴って大規模な水蒸気爆発
が発生し、格納容器に損傷が発生して、これらの酸化ウラニウムや酸化プルトニ
ュウム超微粉が大気中に大量に飛散した場合には、福島第一原発の過酷事故では
無かった、肺の長期被曝が西日本を中心に大量に発生することを解明した実験と
思われます。
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