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<IAEAのセーフティレポートNO.56がデコンプの大きな欠点を示している>

2018.12.07(20:13) 17372

第2789日目★原発とめよう!九電本店前ひろば★より
★ 中西正之 さんから:

<IAEAのセーフティレポートNO.56がデコンプの大きな欠点を示している>

2015年6月24日の松山地方裁判所伊方原発運転差止請求事件の「準備書面
(45)」に、『この更田見解は、国際原子力機関IAEAの過酷事故解析手法に
関する報告書の中にあるMCCIを取り扱う解析コードについての記述「水中で
の予測には解析コード間で驚くほどの違いがある。デコンプのモデルは一極端に
あり、溶融物から一定の熱流束で除熱されると仮定している」からも裏付けられ
る(甲23112号証文献15の90~91頁)。これは水中条件におけるMAA
Pの解析では溶融炉心が冷却されて早く固化し、MCCIを過小評価する側の極
端にあることを示唆している。』との説明があります。
ここに説明されている資料「Safety Reports Series No.56 Approaches and Tools for Severe Accident Analysis for Nuclear Power Plants」を調べてみ
ました。
https://www-pub.iaea.org/MTCD/Publications/PDF/pub1318_web.pdf
このレポートは2008年に、IAEAにより発行されています。
「5.3.5。溶融コリウムコンクリート相互作用」は90ページ、91ページのわ
ずか2ページ分だけですが、的確な指摘が行われています。
 MCCIは、乾燥条件での反応と、水中での反応の2条件が有ります。
乾燥条件での反応では、
『国立研究所。現在のMCCIコードの例は、CORCONMod3(CONTAINおよびMELCORに
も組み込まれている)、WECHSL、COSACO、MAAPのDECOMPモジュールおよび
CORQUENCHです。
コードのパフォーマンスを評価するために多数のベンチマークが行われています。
例えば、ドイツの最善の推定TA V3.3実験をシミュレートするにあたり、利用可
能なコードは、コンクリートアブレーションのために有意に異なる結果を生じた
:CORCONコードのバージョンは、垂直コンクリートアブレーション27〜42cm、
WECHSL 36cmを計算したが、MAAP- 13cm。ACEフェーズC実験の融解温度予測は、
同様の多様性を示す。』と説明されています。
水中での反応では『コード予測の違いは、コード作成者の見解の根本的な違いを
反映して、ウェットキャビティ条件にとってはるかに顕著です。ある極端な場合、
CORCONやWECHSLのようなモデルでは、不浸透性のクラストが溶融物の頂部を横切
って形成されると仮定されている。水の主な役割は、保証されたヒートシンクを
提供することです。とにかくクラストが形成される(例えば、より冷たい構造へ
の放射冷却のために)場合、水の存在は冷却に無視できる効果を有するであろう。
他の極端には、DECOMPのようなモデルがあり、そこでは上に重なった水が溶融物
から一定の熱流束を除去すると通常は仮定されている。 MCCIによって生成され
た上向きの熱流束がこの値より小さくなると、デブリの冷却が始まります。』と
説明されています。
 MELCORに組み込まれているCORCONMod3では、水中においても、デブリの上部に
熱伝導率の小さいクラスト層が厚くできるので、デブリへの冷却がわずかしか出
来ずに、MCCI反応は続くモデルとしているようです。
 MAAPに組み込まれているDECOMPでは、デブリは水中にあるので、デブリの発熱
量より、水による冷却量熱量が大きく成り、直ぐにデブリの固化が始まり、MC
CI反応は止まるモデルとしているようです。
 東京電力は、福島第一原発のメルトダウン事故の発生後、メルトダウン事故の
発生を約2ケ月隠していました。同じ様に、日本の電力会社は、これからの原発
の再稼動についての、シビアーアクシデント対策では、MCCI反応が少なくな
るMAAPのDECOMPを使用して、簡単な対策で済ませている事が分かりました。
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