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澤宮優著「『あぶさん』になった男」(角川書店)

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 雑誌「ビッグコミックオリジナル」(小学館)に41年間にわたって連載された水島新司の人気漫画「あぶさん」のモデルで、酒豪の強打者として近鉄バファローズで3番を打ち、1969年(昭和44年)には首位打者になった永渕洋三さんを、みなさんご存知ですか。
 現在は郷里の佐賀市で焼き鳥店「あぶさん」の主人として、元気に焼き鳥を焼かれています。私も共同通信社佐賀支局員だったころは良く通い、レタスと大根おろしとポン酢で食べる「あぶさん焼」は絶品でした。また国際交流団体「地球市民の会」会長だった故古賀武夫さんが中心に取り組んだ佐賀商OBの21歳で戦死した元プロ野球名古屋軍(現中日)のエース、石丸進一投手を描いた映画「人間の翼」(岡本明久監督)の制作活動の際は、「あぶさん」を頻繁に利用し、永渕さんにも活動に協力していただいた。
 永渕さんは現役時代のことについて話されることがなく、この本を読んで改めて永渕さんの破天荒な野球人生を確認することができました。北海道日本ハムファイターズの大谷翔平が投手兼打者の二刀流として注目されていますが、はるか40年前に永渕さんは二刀流というより一人三役を果たしていました。
 澤宮優著「『あぶさん』になった男」(角川書店)を読むと、プロ野球への見方が変わるかもしれません。ぜひ多くの方に読んでいただきたい一冊です。
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平和な有明海

Author:平和な有明海
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佐賀市在住です。平和や障がい者、有明海問題に強い関心を持っています。1950年生まれ。戦争法廃止、原発廃止、有明海再生、障害者と共生できる社会づくりを目指します。

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