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「国家の暴走」

2014.11.26(21:17) 2097

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● 近未来日本、戦慄のシミュレーション
総理「ホワイトハウスから、中東のX国に対して米国の自衛のために先制攻撃をするから日本も参戦してくれと言われた。ぜひ参戦したい。集団的自衛権の行使だ」
A大臣「米国の自衛戦争の根拠が不十分では?」
総理「そんなこと言っている場合じゃない。リスクを取るのがリーダーだ。決める政治だ」
A大臣「しっかりした根拠がなければ、国民に説明できません」
総理「大丈夫だ。根拠を聞かれたら『特定秘密だから明かせない』と言えばいい」
A大臣「あとでガセだとわかったらどうするんですか、イラン戦争の時もそうだったんですよ、総理。とてももちませんよ」
総理「ガセかどうかなんてわかりっこないよ」
A大臣「将来わかった時にどうするんですか」
総理「だから、秘密はいつまでも延長できるようにしてある。30年後に内閣で見直すといっても、そこで延長すれば60年秘密にできる。その頃には、我々は皆、死んでるよ」
A大臣「私は反対です。間違って日本が戦争に巻き込まれて多くの死傷者を出したら大変ですよ。それに、国会の情報監視審査会で、米国の情報を提出するように言われますよ」
総理「そういう時のために、情報監視審査会の勧告には強制力を持たせないことにしたんだ。出せと言われても無視すればいいんだ」
A大臣「こんな重要なことを4人だけで決めるべきではありません。ただちに閣議を招集して下さい」
総理「何を言っているんだ。そんなことをしたら公明党のX大臣が反対するし、いろんな議論が出て大変だ。そもそも簡単に決めるためにこのNSCを作ったんじゃないか」
A大臣「しかし、戦争開始には野党が大反対でしょう。国会が動かなくなりますよ」
総理「みんなの党や次世代の党は賛成してくれるさ。維新も乗ってくれるんじゃないか。民主だって、賛否が割れるだろう。野党のご理解も頂いたと言って進めればいい」
A大臣「それにしても、国民は黙ってませんよ。選挙も近いですし」
総理「大丈夫だよ。国民は少し時間が経てば忘れるよ。今までもいつもそうだっただろう?それに、石油が止まったら国民生活が大打撃を受ける!中小企業が倒産する!北国の人達が冬を越せなくなる!と10回叫べば、国民はついて来るんだよ。世論といったって、反対するのは、朝日と毎日と東京だろう。気にすることはないよ」
A大臣「(事務方のほうを向いて)私の反対意見はちゃんと記録してくれよ」
事務局「その部分はおそらく議事録には載せないことになると思いますが」
A大臣「君達、ちゃんとメモ取ってるじゃないか」
事務局「これは単なる個人的メモです。議事録ではありません」
B大臣「Aさん。非公開の会議の議事録は、今までも、都合の悪いところはいつも事務方でうまくカットしてくれていましたよね。ご自分もそうやって来られたんじゃないですか。今回だけ、全部正確に書けといっても、大臣、それは無理ですよ」
A大臣「総理!議事録に私の発言を正確に記録するように指示してください」
総理「こういう大事なことは官僚諸君に任せたほうがいいと思いますよ。議事録は作りたくなかったけど、そこまではできなかった。それにしても、あの時、議事録を作るかどうかだけの議論で終わってよかったね。録音や録画をしろと言われてたら厄介だったな」
A大臣「こんなことじゃ国民を騙していることになりますよ。大嘘つきじゃないですか」
総理「馬鹿なことを言っちゃ困るよ。私がいつ嘘をつけと言いましたか。単に、議事録は事務方に任せると言っただけですよ。結果的に、国民が読みやすいように、多少の整理とか取捨選択というのはあるかもしれないけど、嘘つき呼ばわりされるのは心外だな」
A大臣「それでは私の信念にもとります。そこまで言われるなら、会議終了後に、私はこの会議で参戦に反対したことを記者会見で発表させていただきます」
総理「今日の会議でどんな議論をしたかを明らかにすると、わが国の安全保障に著しい支障をきたす恐れがあるから、議論の内容は特定秘密に指定することにした。だから、そういう議論があったことを喋るだけでも、君は懲役10年の重罪を犯すことになるよ。そんなことだけはさせたくないんだ。ここはおとなしく従ってくれ」
A大臣「そんな脅しには屈しませんよ。(他の閣僚に)こんなことでいいんですか?みんなで共同記者会見を開いて、この議論を国民に伝えましょう」
総理「Aさん、そう興奮しないで。この会議の内容は、全面的に特定秘密に指定します。私の判断です。ですからこれは外に出してはいけないんです。冷静に聞いてください」
A大臣「別に興奮なんかしてません。B大臣、どうですか、やっぱりおかしいでしょう。一緒に記者会見で真実を伝えましょう」
総理「A大臣、それを言ったら、特定秘密漏洩の教唆または共謀罪ですよ」
 総理がドアの方を見て、事務方を促す。ドアから私服警察官が登場。
警察官「A大臣、特定秘密保護法第25条の罪(特定秘密漏洩の共謀教唆煽動)で現行犯逮捕します。
A大臣「ふざけるな。そんなことに従う義務はない!」
警察官「お話は、署の方でゆっくりとうかがいます」
 A大臣が警察官に連行される。
総理「皆さん、今のやり方もA大臣逮捕の理由も、すべて特定秘密ですから口外しないように。もし喋ったら、A大臣と同じ運命が待っていますよ」
 翌日、長官の一面に大きな見出しが躍った。
 「A大臣更迭 原発問題で対立か」
 そして、一週間後の記事。「A前大臣、収賄容疑で取り調べ」
 その後、日本は米国とともにX国と戦争をする世界で唯一の国となった。米国の他の同盟国は、米国の要請に対して、戦争の必要性、正当性に疑問が残るとして参戦を拒否した。この戦争でX国の多数の民間人が犠牲になるが、のちに、米国が提供した情報が、X国亡命者による捏造情報だったことが判明。それ以降、日本はテロリストに狙われる国になり、
かくちでテロが頻発。東京は世界で最もテロの危険性が高い都市となり、オリンピックが安全に開催されるかどうかもあやぶまれるようになってしまったー。

―以上は、古賀茂明氏が「国家の暴走」の本文冒頭に書かれたフィクションで、古賀氏は「近未来に十分、起こり得る話である」と述べている。
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