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現代技術史研究会編、徹底検証21世紀の全技術について4

2019.08.30(18:07) 21603

★ 中西正之 さんから:

現代技術史研究会編、徹底検証21世紀の全技術について4

第Ⅲ部は技術がもたらす自然と社会の崩壊をテーマーとしている。
第13章、開発が脅かす人間社会の存立基盤、
第14章、廃棄物問題はリサイクルでは解決しない、
第15章、頻発し巨大化する事故の恐怖、
第16章、漂流する技術者、
第17章、化石燃料を主動力とする近代経済社会はどうなるか、

産業革命以来の技術の急激な発展は、人類に便利な事をたくさん生み出しましたが、人類社会に大きな矛盾も大量に生み出し、地球環境さえもが耐えがたいものに成ってきています。

 それらの巨大な矛盾について、大きな項目の検討を行っています。
開発が脅かす人間社会の存立基盤については、産業革命による工業生産の増大に伴って、早い時期から公害問題が大きく成ってきました。公害対策はかなり行われるようになりましたが、それらよりも地球環境の破壊が大きな問題となってきました。
 廃棄物問題はリサイクルでは解決しないについては、工業生産力の増大に伴って、廃棄物の発生量も増大してき、大きな社会問題になってきました。

 そして、廃棄物のリサイクルも進んできましたが、それらは、初めは経済的合理性の有る物から進んできました。そして、経済的合理性の有る廃棄物のリサイクルだけでは、一部の改善にしかならなかったので、日本では公害防止法の制定だけでは無く、廃棄物に関する各種法律の制定が行われ、改善はされてきました。

 しかし、廃棄物問題はリサイクルだけでは解決しないので、社会全体の改善が必要です。
頻発し巨大化する事故の恐怖については、2005年5月のJR西日本福知山線電車横転事故が取り上げられています。この事故は、日本社会の歪が最も悪い形で現れた典型的な事故でした。この事故の事が詳しく解析されています。

 また、366ページから369ページに「四、原発事故の恐怖」が説明されています。日本の稼動している原発には、スリーマイル島原発メルトダウン事故やチェルリブイリ原発メルトダウン事故と同じような過酷事故の発生を予想させるような、不気味な事故が多発しており、JR西日本福知山線電車横転事故以上に悪い状況に有る事が報告されています。

 残念な事ですが、この報告書から約半年後に、福島第一原発のメルトダウン事故が発生しています。
 漂流する技術者については、日本が高度経済成長を始めた1960年代、1970年代と1990年代、2000年代は、国内経済から国際経済への変化、終身雇用制の崩壊、ハードウエアー中心からソフトウエアーの拡大、マーケティング中心からビジネスモデルへの移行など、激しい変化が起きており、技術者における格差も広がっている。

 しかし、現代社会が、生産力の絶え間ない拡大から、地球環境の保全や、持続可能な社会を目指すように変化してきた中で、技術者にはそれらの実現に向かって努力する目標が新たに生まれたと思われる。

 化石燃料を主動力とする近代経済社会はどうなるかについては、福島第一原発のメルトダウン事故の発生前と、発生後の約8年間では、巨大な変化が起きていると思われます。
 この項については、その後の世界と日本の変化をよく解析し、見直しが必要に思われます。

(第3055目★原発とめよう!九電本店前ひろば★より)
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