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極めつけの部分を報告します

2015.01.29(21:00) 2293

みなさま



昨日、脱原発ネットワーク・九州、九電消費者株主の会など13団体による九電交渉が行われました。

いま、他の仕事に追われていて詳しく報告できませんが、極めつけの部分を報告します。

大きい、問い三の質問です。



原発震災を早くから警告していた石橋克彦さん(神戸大学名誉教授)が、「審査書は無効だ」と批判されている問題について、以下の3点ほど質問しました。



①石橋氏は、『耐震設計の基準とする揺れ=「基準地震動」を策定する手続きが規則で決められているのに、それを飛ばしている』と指摘しています。原発の安全上重要な施設は、基準地震動に対して無事であることが求められており、そのために「内陸地殻内地震」「プレート間地震」「海洋プレート内地震」について地震動を検討することになっているが、九州電力は内陸地殻内地震しか検討しておらず、これは「法令違反」の可能性もあると指摘していますが、事実でしょうか。

②、プレート間地震については、内閣府の中央防災会議が駿河湾~日向灘にマグニチュード(M)9クラスの南海トラフ巨大地震を想定しています。そこでは、川内付近の予想最大震度は5弱に達しています。しかも、これは全体の傾向をみるための目安にすぎないので、特定地点の揺れは別途検討しなければならず、「震源のモデルを安全側に想定すれば、川内では震度6になるかもしれません」とも指摘しています。その可能性はありませんか。

③、海洋プレート内地震については、九州内陸のやや深いところで発生する「スラブ内地震」が重要だと指摘されています。「スラブ」というのは、地下深部に沈み込んだ海洋プレートのことです。1909年に宮崎県西部の深さ約150キロで推定M7.6のスラブ内地震が起こり、宮崎、鹿児島、大分、佐賀で震度5を記録して各地に被害が生じました。スラブは鹿児島県の地下にも存在しますから、川内近辺でのM7.6クラスのスラブ内大地震を想定すべきだと思われます。

九州電力がより安全側に立つならば、今からでも遅くありません。石橋氏の指摘に耳を傾け、法令に従った基準地震動の策定を行うべきではありませんか。



この質問の回答のために九電はわざわざ3枚の資料を用意し、「十分検討しています」と説得しようとしました。しかし、この資料が裏目に出ました。

最初の回答では、③のスラブ内地震に関する説明がなかったので再質問。

資料を見ながら、

九電:「緑丸が1909年の宮崎西武地震の位置ですが、震央の距離が130キロと離れております。3枚目の資料が2011年東北地方太平洋沖地震で得られた観測記録で、青○が130キロ地点の記録です。いずれも10ガル~200ガル程度であり、基準地震動540ガルより小さくなっています。」

すかさず、

市民:「川内の説明をするのに東北の資料を持ってきても意味はない」と反論。

九電:「ですから、敷地までの最短距離が130キロですから、川内に近づけばプレートはより深く沈み込むわけですから、影響は小さくなります。」

市民:「海洋プレートは川内の地下何キロの所にあるの。」

予想だにしない質問だったのか、慌てふためく九電。

市民:「この地図で見ると、鹿児島市がだいたい150キロだよね」

何のことか九電側は分からない様子。九電が用意した資料を私たちが解説する逆転現象が生まれる。

市民:「だから、この資料でいくと鹿児島市周辺が150キロぐらいになっていて、石橋さんは、それぐらいの深さの所でマグニチュード7.6クラスのスラブ内大地震が起きると言っているんですよ。ちゃんと、規制委員会に説明したの?」

九電:「資料を見る限り、説明していません」・・長い沈黙が続く。



何と、石橋さんの指摘通り、スラブ内地震を検討していないこと、規制委員会にも報告していないことを認めてしまったのです。

基準地震動の策定をやり直さなければなりません。

この他にも、唖然とする報告はたくさんありますが、今時間が取れないので、詳細は来週報告します。



深江


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