FC2ブログ

タイトル画像

<水戸地裁東海第二原発運転差し止め裁判の水蒸気爆発問題>

2019.10.30(14:31) 22930

★ 中西正之 さんから:

<水戸地裁東海第二原発運転差し止め裁判の水蒸気爆発問題>

2012年7月31日に住民から、水戸地裁東海第二原発運転差し止め裁判の訴状が提出されています。
東海第二原発は、運転期間が長い老朽化原発で有った事、原発の周辺住民の人口が非常に多い事、福島第一原発のメルトダウン事故を経験し、日本の原発安全対策が深層防護の第3層までしかなく、非常に不備で有ったことが明快に成った事により、運転差し止め訴訟を行う事に成ったようです。
2017年10月26日に準備書面(54)‐水素爆発及び水蒸気爆発に対するシビアアクシデント対策の不備‐が提出されています。
http://www.t2hairo.net/genshomen/t2genjunbishomen54.pdf

この裁判は、原子力安全保安院が原子力規制委員会に改組され、新規制基準が公開される前から、裁判の訴状の論旨が確定されていたためと思われ、水蒸気爆発問題については、IAEAの水蒸気爆発対策の基準からの問題の指摘も行われています。
 1)原子力発電所の原子炉格納系の設計(安全指針NS-G-1.10 甲●)に係わる、基本的な水蒸気爆発対策の不備を指摘しています。

 それから、川内原発運転差し止め裁判や伊方原発運転差し止め裁判、玄海原発運転差し止め裁判で、論旨が明確に成ってきた「4 大規模な原子炉圧力容器外水蒸気爆発の可能性は十分に低いとする見解の不当性」が主張されています。
 水戸地裁東海第二原発運転差し止め裁判の住民側の東海第二原発運転におけるたくさんの危険性の指摘に対して、日本原子力発電は「東海第二原発が新規制基準に係わる設置変更許可申請書の適合性審査中なので、住民の指摘についての反論を控えると説明し、あまり反論をしてこなかったようです。
 しかし、平成30年7月5日に適合性審査案が公表され、パブリックコメントが公募され、平成30年9月26日に審査書が公布されたので、平成31年1月31日付けの準備書面(10)(一括反論書面)で一度に大量の反論を行っています。
http://www.t2hairo.net/japcjunbishomen/japcjunbishomen10.pdf

この書面は76MB(553ページ)有ります。
この書面の253ページから262ページに水蒸気爆発問題の反論が掲載されています。

 このような一括反論書面となったため、住民側の準備書面(54)と日本原子力発電の準備書面(10)(一括反論書面)には、1年3ケ月の期間があり、この間に他の原発の運転差し止め裁判における住民側の水蒸気爆発問題の論旨の進展も有り、日本原子力発電の準備書面(10)(一括反論書面)には、少し古い論旨の主張が目につきます。
 そして、TROI実験問題における、自発的な水蒸気爆発が発生した実験では、実験温度が実炉の温度よりも異常に高かったとの主張は、原子力規制委員会の適合性審査の論旨の繰り返しのようで、他の原発の裁判の電力側の具体的なデーターによる主張よりは、漠然としたものにしかなっていないようです。

 そして、日本原子力発電の準備書面(10)(一括反論書面)には、住民側が主張していた、コアキャッチャーの必要性についての反論と、IAEAの安全基準についての反論もかなり行われています。
 これらについては、かなり日本原子力発電の独自の論旨が説明されています。
この裁判における、水蒸気爆発問題の論争は、これからと思われます。

(第3115目★原発とめよう!九電本店前ひろば★より)
スポンサーサイト





修の呟き


<<10. 22天皇即位式弾圧救援会から東京地裁での勾留理由開示公判傍聴とアピール行動の呼びかけです | ホームへ | *「山本太郎を操っている?」斎藤まさしに全て聞いた>>
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://osariki.blog.fc2.com/tb.php/22930-4dcf2da0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)