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<book19-79『昭和天皇の終戦史』(吉田裕)>

2019.11.30(15:03) 23661

★ 松岡 さんから:

<book19-79『昭和天皇の終戦史』(吉田裕)>

吉田裕著『昭和天皇の終戦史』(岩波新書、1992年)を読んだ。昭和天皇と
その側近グループが東京裁判への対策として、天皇の免責と戦争責任追求回避の
ために作られた弁明の文書「昭和天皇独白録」を分析し、天皇の戦争責任の明確
化と側近グループの「国体護持」のシナリオとは何かを明らかにした本である。
以下、著者の側近グループ(いわゆる「穏健派」)の分析を引いておく。「当初、
対米協調路線と政党内閣制を支持していたこのグループは、十五年戦争の経過の
なかで次第にそのスタンスを変化させ、軍部の路線との間の距離を縮めていった。
そして、そのなかのかなりの部分は、天皇=木戸を中心ににした宮中グループも
含めて、最終的に軍部との間にゆるやかな政治的ブロックを形成したと考えられ
る。」「さらに、敗戦という危機的状況のまかで、「穏健派」は、東京裁判への
積極的協力にみられるように、すべての戦争責任を軍部を中心にした勢力に押し
つけ、彼らを切り捨てることによって生き残りをはかろうとした。その意味では
東京裁判、日本の保守勢力の再編成の一環として位置づけることができる。」本
書を読んで、昭和天皇の狡知な生き残り戦略に怒りを覚えた。なお本書以前に田
中伸尚さんの『ドキュメントP昭和史 全8巻』(緑風出版)があり、特にその
第5巻『敗戦(下)』は先駆的著作だ。

(第3147目★原発とめよう!九電本店前ひろば★より)
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