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2015.02.21(20:44) 2368

<JCJふらっしゅ 2015/02/21 2443号より>


           ◇  問われる?国民を守る?の意味 ◇
              人質事件の経緯、徹底解明を

 2月1日、インターネット動画投稿サイト「ユーチューブ」にジャーナリスト後藤
健二氏の殺害映像が投稿された。事態は最悪の結末となった。
 JCJは翌2日、この件で2回目の声明を緊急発表し、後藤さんのジャーナリスト
活動を称え、「イスラム国」を非難するとともに、政府と安倍首相に説明責任を果た
すよう求めた。

 だが、安倍首相は「罪を償わせるために、国際社会と連携する」と報復の姿勢を打
ち出し、政府は、自衛隊による人質救出を国会の論点に浮上させた。ニューヨーク・
タイムズは2日、「軍事的な対立を嫌う日本ではこれまで聞いたことがない」とする
記事を出し、7日・8日に行われたJNN世論調査では「『イスラム国』と戦う国へ
の2億ドルの支援表明が『イスラム国』の日本への対応を刺激した」と考える人が過
半数を占めるなど、安倍内閣の強硬姿勢への批判が広がった。

 それでも安倍政権は、この機を逃すまいとするかのように、自衛隊の派遣にその都
度特措法などの制定を必要としない「恒久法」の制定へと突き進もうとしている。

 「IS(イスラム国)」による邦人人質殺害予告が表面化したのは1月20日だっ
た。後藤健二氏の自宅には身代金要求が届いていたが、政府はそれを知りながら、安
倍首相の中東歴訪での「イスラム国対策として約2億ドルを拠出する」との発言を許
していた。

 JCJが、1回目の緊急声明「人命第一に、日本人2人の『即時解放』へ全力を」
を出したのは1月22日。翌23日には、テレビ朝日の「報道ステーション」で、コ
メンテーターで元経済産業省官僚の古賀茂明氏が、安倍氏の「イスラム国」を刺激する
ようなパフォーマンスについて、「人質の命よりイスラム国と戦っている有志連合の
仲間に入れてもらうことを優先したのでは」と語り、「日本は戦争をしない国なん
だ」というところに立ち返るべきだとして、「?I am not Abe(私は安倍じゃな
い)?と言っていく必要がある」と思いを述べた。

 この発言に対し、テレビ朝日にはネット右翼などが非難を浴びせかけたが、逆にた
くさんの人が「I am not Abe」のプラカードを掲げて意思表示する姿が、国境を超え
て広がった。

 「報道ステーション」に対しては、外務省が2月3日、2日放送分について抗議し
訂正を求めるという動きも出た。その後、同番組対し種々の「圧力」がかかっている
との情報が伝わってきている。外務省は7日には、シリア渡航を計画していたカメラ
マンのパスポートを押収するという前例のない動きにも出た。

 また政府は、事件に対する政府の対応についての検証委員会を10日に立ち上げた
が、一方で外交上の情報は秘密保護法の適用範囲内であるとの国会答弁もしている。
政府主導の検証委には疑問の声が広がっている。

 この事件を機に、「政府を批判するのはテロリストを利する」という主張が横行
し、市民の自由を制限する動きや、言論やメディアを抑圧しようとする動きが出、そ
して安倍首相のスピーチや中東歴訪の経緯までもが秘匿される恐れが出ている。そう
した状況を跳ね返す徹底した取材と論評、そしてそれを支える市民の協働が欠かせな
くなっている。
                                (機関紙部)
            *JCJ月刊機関紙「ジャーナリスト」2015年2月25日号
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