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<開門阻んだ福岡高裁が和解斡旋>

2015.09.14(20:07) 3028

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<開門阻んだ福岡高裁が和解斡旋>
 国営諫早湾干拓事業の開門調査を命じた確定判決で勝訴した漁業者らに制裁金などの強制執行をしないよう国が求めた請求異議訴訟控訴審第3回口頭弁論が14日、福岡高裁で行われました。
 意見陳述を行った長崎県島原市有明町で海苔養殖を営んでいる篠塚光信さんは、漁船漁業と同じように海苔養殖の厳しい状況について陳述。篠塚さんは以前の赤潮による海苔の色落ちの被害から、最近は潮受け堤防内の調整池でアオコが異常発生するようになったころから、種付けした海苔芽が育苗途中でなくなってしまう芽流れが起き、成長した海苔の色落ち以前の問題が出ていると、訴えました。
 そしてこう述べられました。「潮受け堤防締切りから19年の年月の間、先ほど述べた海苔漁業者のみならず多くの漁民が廃業どころか、中には自殺者も出ており、多くの漁民そして漁業関連の業者さんをはじめ地域全体の人びとの人生が狂ってしまっています。にもかかわらず、先週9月7日の福岡高裁判決は、被害すら認めていません。今、私たち45名の勝訴原告は国に対し、1日でも早く開門調査を行うように間接強制の申し立てをしています。裁判所はこの申し立てについて、国に対し制裁金の支払いを命じていますが、それでも国は開門に向けて動き出そうとせず、漁民を苦しめ続けています。それどころか、開門を強制できないようにするための請求異議の裁判を起こし、その中で漁民の生活権でもある代々続けられてきた漁業の権利さえも、免許の期限が切れれば消滅すると、ないがしろにしようとし、開門確定判決はそもそも無効な判決であるとか、そもそも開門請求などできないとまで述べるに至っています。また、つい先日のニュースでは、制裁金について今度は返還しなければならない場合には、年5%の金利をつけなければならない場合もあるなどと、国は脅しをかけています。国・農水省は、漁業者をつぶすことが仕事のようです」と、この間の国の発言や動きを厳しく批判されています。最後に、「裁判所におかれましても、このたびの国の理不尽な主張を戒め、そして私たち漁民の願いである有明海を元の『宝の海有明海』に1日も早く蘇らせることにご理解をいただけることをお願い致します」と締め括られました。いずれも的を得た内容で、漁民の切実な願いを訴えられたと思います。
 さて、弁論後に裁判所と国、弁護団との協議があり、裁判所から和解の可能性について提案。国、弁護団交互に協議が繰り返され、弁護団は応じることを表明。国側は3回の協議で、いずれも応じられないと拒否したそうです。裁判所は「持ち帰って検討されたらどうですか」と、2度問い掛けたそうですが、それも拒否し、最後に裁判所は「次回弁論でもう一度お伺いします」と締め括ったそうです。馬奈木昭雄弁護団長は「裁判所の並々ならぬ決意を感じる」と述べられ、福岡高裁の動きについて「最高裁からの圧力が強まっているのではないか。和解を提案するのなら、9月7日の判決を出す前にしてほしかった」とも指摘されました。次回口頭弁論は10月26日(月)午後2時からです。次回、国の対応次第では、国の対応に期待できないとして結審になるかもしれません。
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