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<胡田弁護士による準備書面32「水蒸気発とセレナプロジェクト」解説>

2020.12.31(11:42) 30805

★ 中西正之 さんから:

<胡田弁護士による準備書面32「水蒸気爆発とセレナプロジェクト」解説>
伊方原発広島裁判弁護団のホームページの新着情報に2020年12月14日付けで、第20回口頭弁論期日 2020年10月14日の報告が掲載されています。
https://saiban.hiroshima-net.org/honso/20_20201014.html
この報告の中に、”胡田弁護士による準備書面32「水蒸気爆発とセレナプロジェクト」解説“が掲載されています。
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<水蒸気爆発はよくある現象>
 「まず、水蒸気爆発全体について、どういう問題なのかということをお話ししたい。水蒸気爆発は別に原発特有の問題ではなく、火山爆発でも、またアルミ工場などで水と高温の溶融金属が接触すると、瞬時に水が蒸発して体積が膨張することによって引き起こされる。我が国の工場災害で水蒸気爆発というのは常に上位5位以内に入っている、それほどよくある現象だ。
 原発でも、水蒸気爆発は一つの懸念として欧米では非常に重視されてきている。
<水素爆発を避けるために水蒸気爆発を選んだ日本の原発>
 原子炉で水蒸気爆発はどんなふうに起こるのか。
 過酷事故が起こり、メルトダウンが発生すると、やがて炉心が溶けてだらだらと落ちてくる。そうすると圧力容器の底が溶けてくる。そうするとやがて底が抜けて下に落ちる。そういう状態が実際に福島で起こったわけだが、炉心の下に何もなくてコンクリートの状態だと、コンクリートと溶融炉心が反応して水素が発生し(コンクリート・コア反応=MCCI)、水素爆発が起こる。
 福島原発事故でも実際に水素爆発が起こった。そうすると規制当局も、MCCIが起こってはまずいということで、溶融炉心とコンクリートの直接接触は避けようということになり、そのために、原子炉圧力容器の下の格納容器の底部に水を張ろうということになった。そうすると当然、水と溶融炉心が接触して水蒸気爆発が起こる可能性が生じる。MCCIを避けるために水蒸気爆発を選んだ、というのが今の新規制基準だ。・・・
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これまでの日本の原発の運転差し止め裁判では、TROI論文の隠ぺいに関する適合性審査の過酷事故対策不備問題は、たくさん争われてきたと思われます。
 ところが、準備書面32「水蒸気爆発とセレナプロジェクト」の隠ぺいによる適合性審査の過酷事故対策不備問題は、もっと今の原子力規制委員会の適合性審査の大きな不備を鮮明にしている事が分かるようです。
 どうして日本では、このような危険な状態を放置して、原発の再稼働が行われるのか理解ができません。

(第3544目★原発とめよう!九電本店前ひろば★より)
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