障全協新聞8月号(No.470)=相模原障害者施設殺人事件に対する声明
「障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会」の機関紙「障全協新聞」8月号が届きました。神奈川県相模原市の障害者施設殺人事件に対する障全協の声明などが掲載されています。障全協は事件をきっかけに厚労省などが精神保健福祉法を犯罪予防に特化させる方向、措置入院制度の保安処分的強化、警察の導入などを「再発防止策」などを問題だとし、今回の事件を声明と人間の尊厳を守ることの重要性を国民全体で考えるべき機会として声明を発表したといいます。
声明は8月5日付けで、「生命と、個人の尊厳を守りぬく社会の実現のために」と題し、「容疑者が優生思想を持っての犯行といわれるなかで、その解明に当たっては、措置入院後の対策や警備強化にのみ矮小化されることがないように」と注意を促し、「この間、多くの公人による障害者、高齢者、女性、子どもなどの人格を否定する発言が後を絶えず、厳しく問われることもなく、許容するような風潮を感じざるをえません。さらに、政府が進める施策についても、自立自助、自己責任が強調され、社会的に困難を抱える人々に対する偏見や差別、排除の社会的風潮が強まるなか、今回の事件が根っこのところで太くつながっている」と指摘し、「障害のある人もない人も、公的な保障のもとで、多様な生き方を認めあい、支えあい、学びあい、成長しあう社会の実現」を訴えています。


「障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会」の機関紙「障全協新聞」8月号が届きました。神奈川県相模原市の障害者施設殺人事件に対する障全協の声明などが掲載されています。障全協は事件をきっかけに厚労省などが精神保健福祉法を犯罪予防に特化させる方向、措置入院制度の保安処分的強化、警察の導入などを「再発防止策」などを問題だとし、今回の事件を声明と人間の尊厳を守ることの重要性を国民全体で考えるべき機会として声明を発表したといいます。
声明は8月5日付けで、「生命と、個人の尊厳を守りぬく社会の実現のために」と題し、「容疑者が優生思想を持っての犯行といわれるなかで、その解明に当たっては、措置入院後の対策や警備強化にのみ矮小化されることがないように」と注意を促し、「この間、多くの公人による障害者、高齢者、女性、子どもなどの人格を否定する発言が後を絶えず、厳しく問われることもなく、許容するような風潮を感じざるをえません。さらに、政府が進める施策についても、自立自助、自己責任が強調され、社会的に困難を抱える人々に対する偏見や差別、排除の社会的風潮が強まるなか、今回の事件が根っこのところで太くつながっている」と指摘し、「障害のある人もない人も、公的な保障のもとで、多様な生き方を認めあい、支えあい、学びあい、成長しあう社会の実現」を訴えています。


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