「佐賀県環境影響評価条例にもとづく環境アセスメント実施に関する請願」は22日、無事に本会議に上程されました。
防衛省の悪質な環境アセス逃れを許さないために佐賀県議会に請願した「佐賀県環境影響評価条例にもとづく環境アセスメント実施に関する請願」は22日、無事に本会議に上程され、 文教厚生常任委員会に付託されました。委員会審議は27、28日で、閉会日の10月4日の本会議で採択される予定です。
防衛省は佐賀空港へのオスプレイ配備計画を提案した直後に、駐屯地建設を急ぐために環境アセスを逃れの発言を公然としていました。県条例は35ヘクタール以上の工事面積の場合、環境アセスの実施を求めています。このため駐屯地建設工事面積を環境アセス実施対象外の約34・1ヘクタールとしています。
しかし、その後工事面積に入っていなかった平行誘導路や排水関連施設建設を行うことが明らかになりました。同建設を加えれば35ヘクタールを超えるのは確実です。従って、佐賀県が条例にもとづき防衛省に環境アセス実施を勧告するのは当然です。しかし、県は防衛省とグルになり、環境アセス実施を見逃しかねない姿勢を示しています。
建設現場は貴重な自然が残る有明海干拓地で、諫早干拓事業で疲弊した有明海をこれ以上悪化させないため、ラムサール条約湿地帯の東よか干潟を守るため、はもちろん周辺住民の環境変化探るためには環境アセスの実施が必要です。みなさん、ぜひ請願の行方を注目してください。