今年最後のふくおか自由学校の第九回講座は12月2日(土)に立命館大学の原尻英樹さんをお招きします。
★ 大山英明(ふくおか自由学校)
さんから:
今年最後のふくおか自由学校の第九回講座は12月2日(土)に立命館大学の原尻英樹さんをお招きします。
原尻さんの専門は文化人類学、教育人類学です。筑豊や大阪の猪飼野、壱岐、済州島など
日本から東アジアまでフィールドワークで訪れ、近代以前から現在まで東アジアでは
多くの人々が移動し、共通の文化があることに着目され、沢山の本も書かれてきました。
現在は佐賀県の離島や沖縄、天草の島々などで調査中です。
現地の人々はなぜ古来から無縁仏を丁重に弔って来たのでしょうか。
無縁仏供養は東アジアに広がる共通文化で、人と人とが交流してきた証。
明治期につくられたものは本来の伝統文化ではなく、日本の伝統文化の原点は多文化共生にある。
現在の入国管理体制は、外国人との共生ではなく、外国人を管理するためのもの。
ヘイトスピーチやヘイトクライムが蔓延する日本で、
本来の伝統文化を理解することが必要だと原尻さんは言われています。
ご参加をよろしくお願いいたします。
〇Volume9 「無縁仏がつなぐ世界~多文化共生の伝統は生きているか」
かつて入国管理庁は、「在日朝鮮人を煮て食おうが焼いて食おうが入管の勝手である」と言いましたが、その体質は今も変わっていません。一方、古来日本では、縄文人と弥生人の平和的共存に始まり、例えば、島原の乱で死んだ人や日露戦争のときに死んだ敵のバルチック艦隊の水兵は丁重に弔われ、無縁仏として現地の人々と共に生きています。
九州を中心に東シナ海域全域及び瀬戸内での調査を元に、日本の伝統文化の原点をお話しします。
問題提起 原尻英樹(はらじり・ひでき)さん
立命館大学教授(エスニシティ論担当)。
専門は文化人類学、 教育人類学。九州大学教育学部、
九州大学教育学研究科を経て、ハワイ 大学政治学博士、九州大学教育人類学博士、
放送大学助教授など。
著書は『日本の出入国と共生の理念』(新幹社)など多数。
日時 2023年 12月2日(土) [開場13:30]14:00~16:30
会場 あいれふ視聴覚室(中央区舞鶴2-5-1あいれふ8F、地下鉄赤坂駅徒歩5分)
定員 66名<要申込>
参加費 一般 1000 円 学生 500 円
問合・予約:ohyamayairochou@yahoo.co.jp
電話 080-6406-9251(大山)
http://fukuokafreeschool.web.fc2.com/
主催:PP21ふくおか自由学校
(第4598目☆原発止めよう!九電本店前ひろば★より)