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<第56回原子力規制委員会の玄海原発3、4号炉審議結果と配布資料8>

2017.01.27(20:59) 5224

【報告】第2109目★原発とめよう!九電本店前ひろば★より
★ 中西正之 さんから:
青柳行信 様
<第56回原子力規制委員会の玄海原発3、4号炉審議結果と配布資料8>

<原子力規制庁も最低クラスの伝熱計算方法でクロスチェックを行っている>
別紙1「九州電力株式会社玄海原子力発電所の発電用原子炉設置変更許可申請書
(3号及び4号発電用原子炉施設の変更)に関する審査書(案)に対する御意見
への考え方」の38ページ、39ページの「?-1.2.3高圧溶融物放出/格納
容器雰囲気直接加熱」の『審査書案189ページ、加圧器逃がし弁のダイヤフラ
ム部への温度評価について、九州電力の使用したモデルは伝熱工学資料にあるよ
うなモデルと式である。高温領域の伝熱計算において、加圧器逃がし弁のダイヤ
フラム部の伝熱計算については、伝熱は伝導伝熱、対流伝熱、輻射伝熱のつり合
いから求められるが、伝導伝熱係数、対流伝熱係数、輻射伝熱係数は温度による
変化が大きく、特に輻射伝熱係数は温度のより非常に大きく変動する。

したがって、九州電力が伝熱工学資料にあるようなフィンのモデルとフィンの
式を使用して、電卓で計算したような結果から、安全性が確認されたとするのは
不十分である。』についての考え方で、『加圧器逃がし弁のダイヤフラム部の温
度評価では、実機の形状を単純化し、構成要素ごとに均一断面で無限長の棒に対
する解析解を用いて計算し、その温度を次の構成要素の端部温度として評価をつ
なぎ合わせて評価しています。本評価手法では、熱流の方向に対して断面積が縮
小する場合には断面変化部での熱流を非保守的に見積もることになりますが、仮
に放熱を無視して評価しても評価結果は4℃程度の上昇にとどまることを確認して
います。
また、本評価にあたっては入力条件、評価点の位置等について、実機条件と比較
して保守的な設定にしており、評価結果は総合的に保守的ものとなっていること
を確認しています。
さらに、評価モデルをより精緻化したものとして、有限長の棒の組合せにより各
要素の境界条件を収束計算して評価した結果でも、評価温度に大きな差はないこ
とを確認していま
す。』と説明している。

 このパブコメは、「パブコメ意見一覧(WEB 投稿)」の整理番号1115E6の意見
全文に示されているパブコメと思われる。この全文の中には『第374回適合性
審査会において、IAEAの深層防護の第4層の安全対策の大きな項目の一つの
加温破損については、何が一番弱いのかの審議になった時、九州電力が「加圧器
逃がし弁のダイヤフラム部の加温破損の検討」として持ち出している。更田原子
力規制委員会委員から、議事録21ページに示されているように、「資料
1-1-2の添3.1.2.2-18 の別図2の温度評価結果の内部構造物温度とフレー
ム温度が逆転しているのではないか、伝熱計算にどのようなモデルを使用した
か」の質問があった。第377回適合性審査において、九州電力より新しい検討
資料が提出され、かなり詳しい審議が行われている。』と説明されているが、こ
れらの審議会でかなりな長時間、九州電力の加圧器逃がし弁のダイヤフラム部へ
の温度計算方法が追及されている。

 九州電力が、玄海原発3、4号炉の設置変更許可申請書に提出した技術資料
は、三菱重工業株式会社で作成されたと思われるものが多く、又関西電力か又は
加圧水型原発を保有する電力会社共同で制作されたと思われるものが多い。
しかし、「加圧器逃がし弁のダイヤフラム部への温度評価について」の資料は、
九州電力株式会社独力で作成したと推定される。

 そして、この資料の伝熱計算方法は、他の提出資料のレベルに比べて、比較に
ならないほど初歩的なレベルと思われ、九州電力株式会社独力の技術レベルが疑
われる。
 しかし、原子力規制庁の考え方も「本評価手法では、熱流の方向に対して断面
積が縮小する場合には断面変化部での熱流を非保守的に見積もることになります
が、仮に放熱を無視して評価しても評価結果は4℃程度の上昇にとどまることを確
認しています。」と説明しており、九州電力株式会社より1クラスまたは2クラ
ス上位の伝熱計算のモデルと計算方法でクロスチェックしたのではなく、九州電
力株式会社と同じレベルでクロスチェックを行っている。原子力規制庁自体が、
最低クラスの伝熱計算方法でクロスチェックを行い、申請書は適正と判定して
も、何ら安全性の確認は行われていない。
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