修の呟き

<NKSの「MC3Dによる蒸気爆発の分析」論文>

【報告】第2241日目★原発とめよう!九電本店前ひろば★より
★ 中西正之 さんから:
OECD-SERENAプロジェクト2について2
<NKSの「MC3Dによる蒸気爆発の分析」論文>
Nordic nuclear safety research
NKS(北欧原子力安全研究)の「Analysing Steam Explosions with MC3D」の論
文は、フィンランドのVTT技術研究センターのマグナス・ストランドバーグによ
って発表されている。
http://bit.ly/2qWYC7T

NKS-MC3D和訳 http://tinyurl.com/ybcpoht9

この論文はOECD-SERENAプロジェクト2のKROTOS実験とTROI実験の説明が行われ
ています。

実験装置の詳しい図面も掲載されています。
KROTOS実験装置は、X線透視検査装置を設置しており、強固な鋼鉄製の水槽の中
で水蒸気爆発が起きている状態を精密に記録できるので、水蒸気爆発が起きてい
る時の状態を詳しく観察できたそうです。
それらの実験を基にして、フランスのIRSNとCEAによって開発されたMC3D(Multi
Component 3D)シミュレーションプログラムの説明が行われています。

『3.1 MC3Dの一般的な説明
MC3Dは、一般的な数値ソルバーを持つ2つの異なるFCI(燃料冷却剤相互作用)
コードを使用します。

コードの1つは予混合段階用で、もう1つは爆発段階用です。
トリガ段階は、爆発段階で使用されるコードに組み込まれています。これにより、
シミュレーションが2つの部分に分割されます。
最初の部分では、メルトジェットの断片化、蒸気の蓄積および熱伝達がシミュ
レートされる。

第2の部分は、ユーザが選択した時点で開始することができ、溶融液滴の急速な
断片化および溶融液滴から冷却液への熱伝達を処理する。』

 OECD-SERENAプロジェクト2の段階では、KROTOS実験とTROI実験の測定値とシ
ミュレーションプログラムによる計算数値の比較が行われるようになり、これら
の結果より、原子炉格納容器内に水を貯めた場合の、数値計算がかなり行われ始
めたようです。

 そして、実験精度もかなり向上してきたようです。
海外のOECD-SERENAプロジェクト2関係の論文では、実際の原子炉にメルトダウ
ンが起きた時には、外部トリガーが無い場合も有るが、外部トリガーある確率が
大きく、又外部トリガー働くタイミングは変動すると思われ、タイミングによっ
て水蒸気爆発力が大きく変動すると推測される。

 そして、原子炉の安全性の確認は、最大の水蒸気爆発の起きる時に外部トリ
ガーが働いても、格納容器が破壊されない対策が必要と考えられているようです。

 この考えは、東京電力の考えとは良く似ているようですが、加圧水型原発を所
有する電力会社や原子力規制委員会の考え方ときは全く違うようです。
日本でも、OECD-SERENAプロジェクト2の段階で水蒸気爆発のシミュレーション
プログラムの開発に参入しているようです。
ただ、日本の論文は原子力村に取り込まれており、
都合の悪い結果は秘密にされているようですが、
海外の論文ではそのような事は少ないようです。
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  1. 2017/06/08(木) 18:54:26|
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佐賀市在住です。平和や障がい者、有明海問題に強い関心を持っています。1950年生まれ。戦争法廃止、原発廃止、有明海再生、障害者と共生できる社会づくりを目指します。

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