修の呟き

「原発なくそう!九州玄海訴訟、玄海原発差止等請求事件」の第22回審尋について5

【報告】第2272日目★原発とめよう!九電本店前ひろば★より
★ 中西正之 さんから:
「原発なくそう!九州玄海訴訟、玄海原発差止等請求事件」の第22回審尋につ
いて5 <準備書面36-(避難)>

この準備書面36-(避難)は2014年9月26日付けの準備書面22のその後の経
緯を踏まえた補強版と説明されています。

 2014年9月26日の早い時期に、準備書面22の71ページから79ページで、避難
計画におけるIAEAの深層防護の第5層目対策の不備が詳細に説明されています。

 IAEAは1990年代後半には、5層の深層防護対策が原発の運転には必要と定めて
きました。しかし、日本では深層防護は第3層目までで十分とされたましが、そ
のために福島第一原発の過酷事故の発生時被害が膨大なものなってしまいました。

 したがって、福島第一原発の過酷事故の発生後、国内外で深層防護の第5層の
実効性のある防災計画が必要と言われてきましたが、原子力規制委員会は新規制
基準から実効性のある防災計画は除外してしまいました。

 そのために、実効性のある防災計画が不備なまま、原発の適合性審査は合格と
されるようになりました。

 この準備書面36では、玄海原発における実効性のある防災計画の不備な点が
指摘されています。

 一番目の問題は、避難の想定範囲が狭すぎることです。
原子力災害対策指針は、原子力災害対策重点区域を、原子炉から30km圏内として
いるが、これは狭すぎると考えられています。

 新規制基準に適合したので、今後再稼働してもしもメルトダウンが発生しても、
もう福島のような放射性物質の放散は起こらないと強調されていますが、実際に
はほとんど過酷事故対策は行われてはいなく、過酷事故が起きればもっと広い範
囲で避難する必要が有る事が想定されます。

 二番目の問題は、避難終了までのロードマップが無い問題です。
玄海原発に過酷事故が発生すれば、長期にわたる避難計画も必要です。今の避難
計画は当面の避難についてのみの計画で有り、短期避難した住民が、長期的にど
うするのかの計画は何も有りません。それでは、住民に苦難を強いるだけです。
三番目に、情報提供を素早く行える体制が確立されていません。
四番目に素早く逃げるための避難手段、避難経路が確保されていません。
自家用車で移動する事が計画されていますが、不足する場合、バス・タクシーで
の避難が計画されています。

 しかし、放射性物質の汚染がひどい時には、民間事業者が被爆の危険を冒して
まで、避難に協力する事は保証されていません。

 五番目に、玄海原発では離島からの避難に問題が有ります。玄海原発は30km
圏内の離島に住む住民が非常に多いのが特徴です。悪天候の場合には、住民は十
分な避難ができません。
六番目に、避難先の受け入れ態勢ができていません。
七番目に、災害時に要援護者(避難弱者)の避難体制ができていない事です。
八番目に複合災害への備えがない事です。
重大事故の発生時、5~30km県内の住民は原則「屋内避難」と定められています
が、熊本地震で分かったように、大地震と原発事故が複合した場合には、「屋内
避難」に危険が伴います。
九番目に被ばく医療体制に不備が有ります。
十番目に安定ヨウ素剤の配布が未了で有る事です。
十一番目に放射性廃棄物の処分・管理方法が決まっていない事です。
十二番目に、被曝作業従事者に対する責任の不在です。
以上の事からも分かるように、実効性のある防災計画が不備なのに、
再稼働を行う事は許されません。
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  1. 2017/07/09(日) 10:31:36|
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佐賀市在住です。平和や障がい者、有明海問題に強い関心を持っています。1950年生まれ。戦争法廃止、原発廃止、有明海再生、障害者と共生できる社会づくりを目指します。

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