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2017年3月30日に伊方原発3号機運転差止仮処分命令申立事件の広島地裁仮処分の決定が出されています

2017.07.15(13:00) 9479

【報告】第2278日目★原発とめよう!九電本店前ひろば★より
★ 中西正之 さんから:
2017年3月30日に伊方原発3号機運転差止仮処分命令申立事件の広島地裁仮処
分の決定が出されています。

http://saiban.hiroshima-net.org/pdf/karishobun/20170330_ketteisho.pdf

この裁判の決定書は383ページありますが、その中で水蒸気爆発対策問題が論じ
られているのは、196から197ページ、201ページ、356から359ページの合計7ペー
ジです。
そのなかの裁判所の判断の356から359ページの説明の中に

*********
ウ しかし,高島らが指摘するような大量の溶融物が水蒸気爆発の外部トリガー
となる可能性がどの程度あるのか明らかではないし,そもそも炉心溶融が発生し
たとして高島らが想定するような大量の溶融物が落下する可能性がどの程度であ
るのかも明らかでない。これに対して,「OECD SERENA計画」も踏まえると,
COTELS,FARO,KROTOS,及びTROIのいずれの実験においても,現実的な温度設定
とするなどした場合には,数十kg程度の溶融物が落下したとしても水蒸気爆発が
発生しないことが確認されているといえる。
そうすると,債務者が水蒸気爆発の危険性が極めて小さいと評価したことは一応
合理的であるといえ,水蒸気爆発の危険性を除外することを認めた原子力規制委
員会の判断も不合理でないと考えられる。上記の諸事情に照らすと,上記合理性
について確信を得ようとすれば,例えば高島らをはじめとする当該分野の専門家
や原子力規制委員会の関係者等に対する証人尋問を通じて,社会通念上想定すべ
き溶融物の質量,大量の溶融物を想定した場合にそれが水蒸気爆発の外部トリ
ガーとなる可能性等を慎重に吟味することを要するものといわねばならないが,
そのような手続は,本件のような保全手続にはなじまない。この点に関する債権
者らの主張は,その余の点も含め,採用することができない。
*********

この決定文を読むと、やはり今の原発運転差し止め裁判では、過酷事故対策問題
が裁判の訴状の中で弱いのではないかと思われました。
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修の呟き


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