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副総理の麻生氏、憲法改正で「ナチスの手口学んだら」と発言(4)

2013.08.10(14:56) 951

<JCJふらっしゅ 2288号より>


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      ┃Y・記・者・の・「・ニ・ュ・ー・ス・の・検・証・」┃
      ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

■□副総理の麻生氏、憲法改正で「ナチスの手口学んだら」と発言(4)
  <追記>

 麻生副総理の「ナチス発言」に対し、民主、みんな、共産、生活、社民の野党5党
は、麻生氏の発言を「ナチズムを肯定する釈明の余地のない暴言」と批判し、安倍首
相に麻生氏の罷免を要求する抗議声明をまとめた。7日、菅義偉官房長官に声明を渡
そうとしたが、官邸は、5党の代表に対し、「約束がない」として門前払いにした
(→朝日新聞)。

 麻生氏の憲法改定に関する「ナチスの手口を学んだらどうか」発言については、私
は「Y記者のニュースの検証」<副総理の麻生氏、憲法改正で「ナチスの手口学んだ
ら」と発言(1)~(4)>で、麻生氏個人の失言にとどまる問題ではなく、安倍政
権そのものの政治姿勢である疑いが濃厚であることを指摘した。

 その根拠は、安倍政権が麻生氏に発言を撤回させるだけで、謝罪も訂正も辞任も求
めていないこと、あわせて安倍氏は内閣法制局長官の首を、「集団的自衛権に関する
政府解釈見直しに前向き」な小松一郎駐フランス大使に挿げ替えることなどがあるこ
とを挙げておいたが、「集団自衛権」容認の解釈改憲について大事なことは、内閣法
制局長官の首の挿げ替えだけではない。

 読売新聞が3日、安倍首相が設置した有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に
関する懇談会(安保法制懇)」(座長=柳井俊二・元駐米大使)が、第1次安倍内閣
の際に検討した「公海における米艦の防護」などの4類型の憲法解釈見直しにとどま
らず、集団的自衛権の行使を全面的に容認する新たな憲法解釈を提言することが2
日、わかったと報じている。

 このことは北海道新聞が5日の朝刊でも報じている。政府は、集団的自衛権の行使
を禁じた憲法解釈を見直す「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制
懇)」を、8月下旬から再開する方向でいる。

 連立与党の公明党が行使容認に慎重なため、安保法制懇は2月の発足以来開かれて
いなかったが、参院選に大勝した安倍晋三首相は年内の憲法解釈変更に意欲を見せ、
7月24日には、「とにかく早くできるようにしてくれ」(同)と、安保法制懇の再
開をを急ぐよう指示したとされている。

 またこの北海道新聞の記事によると、第1次安倍内閣時に設けた前回の安保法制懇
は、公海上の自衛隊による米艦船防護など4類型の取り扱いを議論したが、首相の安
倍氏は今年2月、新たに発足した法制懇の初会合で、この6年間で安全保障環境は変
化したとして、4類型以外にも幅広い議論を求めている。

 内閣法制局長官の首の挿げ替えと、この安保法制懇はセットで動いている。
 この安保法制懇の件は、安倍政権が「ナチスのように、誰も気がつかない間に静か
に改憲」をはかろうとしていることをっさらに根拠付けるものである。参院選大勝で
舞い上がった麻生氏は、その政権のシナリオの実現に確信を抱き、そのシナリオの片
鱗を口走ったのではないかと私はみている。

 安保法制懇の座長代理を務める北岡伸一・国際大学長は読売新聞の取材に対し、中
国の軍備増強や沖縄県の尖閣諸島への継続的な領海侵入について懸念を示したうえ
で、「これからまとめる報告書では、憲法、国際法解釈、今の安全保障環境を踏まえ
て、4類型にとどまらない提言になるだろう」と述べたという

 また、内閣法制局が、集団的自衛権の行使は憲法9条の下で許される「自衛のため
の必要最小限度の実力行使」の範囲を超えて違憲だとする憲法解釈を示していること
については、「個別的自衛権だけで必要最小限度が足りているとは到底言えない。信
頼できる国の間でお互いに協力して安全を守ろうというのが集団的自衛権の考え方
だ。集団的自衛権が必要最小限の中に入らないというのはおかしい」との認識を示し
たという。

 この安保法制懇については、朝日新聞も10日付で<専守防衛とは「攻撃ゼロ」で
ない 北岡座長代理一問一答>の記事を出した。北岡座長代理は、「尖閣諸島など
(第1次内閣で検討した)米艦防護はよりリアルな問題となった。北朝鮮のミサイル
がフィリピン沖まで飛ぶようになった。私は、日本が行使することを許される必要最
小限度の自衛力に、集団的自衛権は最初から入ると思っている。それが必要な状況が
さらに強まっているというのが基本的な認識だ」「我々は今回、類型化を目指してい
るわけではない。法理的な禁止を全面的に解除するということだ。個別的自衛権に類
型化ってありますか? 『北朝鮮から(攻撃が)海や空から来た時』、そんな類型な
いでしょう」 などと話している。


麻生ナチス発言の抗議受け取らず 官邸、5野党門前払い(朝日新聞7日)
http://www.asahi.com/politics/update/0807/TKY201308070389.html
集団自衛権の全面容認、有識者会議が提言へ(読売新聞3日)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130802-OYT1T01468.htm
集団的自衛権行使、下旬に議論再開へ 安保法制懇4類型以外にも(北海道新聞5日)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/483773.html
専守防衛とは「攻撃ゼロ」でない 北岡座長代理一問一答(朝日新聞10日)
http://www.asahi.com/politics/update/0810/TKY201308090428.html
安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(首相官邸HP)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/anzenhosyou/
*我が国を巡る安全保障環境が大きく変化する中、時代状況に適合した実効性のある
安全保障の法的基盤を再構築する必要があるとの問題意識の下、個別具体的な類型に
即し、集団的自衛権の問題を含めた、憲法との関係の整理につき研究を行うため、内
閣総理大臣の下に開催するものです。

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