修の呟き

<OECD SERENA プロジェクトの概要>

【報告】第2291日目★原発とめよう!九電本店前ひろば★より
★ 中西正之 さんから:
OECD SERENA 2004年報告書1
<OECD SERENA プロジェクトの概要>

IDENTIFICATION OF RELEVANT CONDITIONS AND EXPERIMENTS FOR FUEL-COOLANT
INTERACTIONS IN NUCLEAR POWER PLANTS
原子力発電所における燃料 - クーラント相互作用に関する関連条件と実験の特

SERENA Co-ordinated Programme (Steam Explosion Resolution for Nuclear
Applications)
https://www.oecd-nea.org/nsd/docs/2004/csni-r2004-7.pdf
OECD(経済協力開発機構)は原発にメルトダウンが発生した時、水蒸気爆発が発
生し、格納容器に破損が生じると、水蒸気爆発によって大量に発生する核燃料の
微粉が大量に大気中に放散され、放射性物質による耐えがたい大被害が発生する
可能性が有るとし、(Steam Explosion Resolution for Nuclear Applications)
の頭文字を取ったSERENA プロジェクトを開始しています。

 最初のプロジェクトは2002年1月から始まり、2004年にまとめの報告が行われ
たようです。

 このプロジェクトには世界各国の組織から参加が有りましたが、日本からは
JAEA(日本原子力開発機構)とNUPEC(原子力発電技術機構)の二つの組織が参
加しています。

 元ロシア連邦はチェルノブイリの過酷事故で大変な目に合っているので、世界
でも一番早くから過酷事故問題の研究や水蒸気爆発の研究を行っていたようです。

 しかし、ヨーロッパやアメリカ、日本ではそれよりも遅れて研究が始まったよ
うですが、2000年頃までには水蒸気爆発の研究は進んできたようです。
韓国のTROI実験は元ロシア連邦の実験の再現から始まったようです。

 この報告では、2000年までに、各国で水蒸気爆発の研究が進んできたが、しか
しまだ不確定な事が多く、新型炉の過酷事故対策の設計や、現在運転中の原子炉
の過酷事故対策には、不十分な到達なので、国際的なSERENA プロジェクトを結
成し、研究を進めることにしたと説明されています。

 ロシアもSERENA プロジェクトに参加していると報告されています。
しかし、元ロシア連邦の水蒸気爆発の研究は、他国よりもかなり先行していたよ
うで、このSERENA プロジェクトの中ではあまり報告が無いようです。

 元ロシア連邦の水蒸気爆発を含む過酷事故対策の研究は、ウラジミール・ベン
ジアノビッチ・カベンスキーが2009年に「SEVERE ACCIDENT MANAGEMENT CONCEPT
OF THE VVER-1000 AND THE JUSTIFICATION OF CORIUM RETENTION IN A CRUCIBLE
-TYPE CORE CATCHER」(VVER-1000のシビアアクシデントマネジメント概念とる
つぼ型コアキャッチャにおけるコリュウム保持の有効性」を発表しており、その
様子が良く分かります。

 しかし、元ロシア連邦の研究を除くと、SERENA プロジェクトの報告は、かな
り水蒸気爆発問題の世界的な知見を説明しているように思われます。

 日本でも有名になってきたTROI実験は、SERENA プロジェクトの重要な実験の
一つです。

 SERENA プロジェクトは、水蒸気爆発実験の分野と、水蒸気爆発実験結果によ
るシミュレーションコードの開発の分野が有ります。

 日本の担当は、シミュレーションコードの開発のようです。

 加圧水型原発を所有する4電力会社と原子力規制委員会の水蒸気爆発対策の見
解は、SERENA プロジェクトの見解とは全く違うようです。

 また、元ロシア連邦の水蒸気爆発を含む過酷事故対策の研究は、カベンスキー
の2009年の「VVER-1000のシビアアクシデントマネジメント概念とるつぼ型コア
キャッチャにおけるコリュウム保持の有効性」の論文の見解とも全く違うようで
す。
 この事を、SERENA プロジェクトの報告から追跡していきたいと思います。
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  1. 2017/07/28(金) 09:00:35|
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修の呟きにようこそ!
佐賀市在住です。平和や障がい者、有明海問題に強い関心を持っています。1950年生まれ。戦争法廃止、原発廃止、有明海再生、障害者と共生できる社会づくりを目指します。

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