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修の呟き

2013.08.25(14:20) 974

 よみがえれ!有明訴訟弁護団が8月21日の農水省(九州農政局)との意見交換会で、諫早湾潮受け堤防の開門協議について国の基本的な考え方の誤りを指摘し、追及されたそうです。その際の指摘された内容を書かれたチラシが手に入りましたので再録させていただきます。よみがえれ!有明海訴訟を応援される参考にしていただければと思います。

 <国―「長崎県との信頼関係を失いたくない」>
―国と自治体との信頼関係は、憲法や正しい法解釈が大前提です。長崎県側の「被害が不安だから開門するな」という主張は、確定判決を無視する明らかな憲法違反。開門しないという選択肢がありえないことをきちんと長崎県に理解させない限り、「同意」も「信頼関係」もありえません。この「確定判決の重み」という出発点を置き去りにしたまま“ご機嫌伺い”を続けていても事態が解決しないことはあきらかです。

 <国―「長崎県知事は、県民に被害が出ることを心配している。県民を守るために県知事は反対している」>
―現に被害を受けているのは長崎(を含む沿岸4県)の漁業者であり、開門を待ち望んでいる漁業者らも当然に「県民」です。
 今長崎県知事が行っていることは、すでに起きている被害に苦しむ県民を切り捨てる一方で、これから起きるかもしれない(防ぐことができる)被害を心配する県民の方だけを向いた偏ったものです。本当に「県民を守る」というのであれば、多くの自殺者や漁をやめざるをえないほどの被害を出している開門派漁業者らの声にも耳を傾けるべきです。
 開門派県民の声に一切耳を貸さない長崎県知事の「県民を守る」発言が矛盾に満ちた欺まんであることは明らかです。

 <国―「福岡高裁判決の主文を受け入れただけで、国は有明海の漁業被害を認めたわけではない。」>
―福岡高裁が開門を認めた理由は、現に諫早湾近傍地域に漁業被害が発生しているからであり、これは農水大臣や副大臣の国会答弁でも認められています。開門差止訴訟でも、被告側である国は、漁業被害の軽減・改善効果を開門の目的として主張しています。
 国が、現に甚大な漁業被害が発生していることを認め、諫早湾干拓事業の失敗を反省することをしない限り、いくら長崎県と交渉しても進展するはずがありません。

 <長崎県知事―「11月12日の長崎地裁の開門阻止仮処分の結果を待ってその後の方針を判断する。」>
―本日の協議で国側も明確に認めたとおり、11月12日の長崎地裁開門阻止仮処分の結果がどうなろうとも、福岡高裁判決の確定により国が負うっている開門義務は何ら変わることはありません。
 仮処分の帰趨は国がきちんと準備工事をするかどうかにかかっています。このまま国が準備工事を行わなければ、開門阻止の仮処分が認められる中で国は開門を強権的に推し進めなければならないことになり、誰も得をしない馬鹿げた事態になることは必至です。
 今、国がやるべきことは、確定判決に基づき確固として開門を行うことを長崎県側に理解させ、その上で、必要な対策工事を進めること以外にありません。


  漁民・弁護団が農水省に対して要請している課題(継続含む)

① 開門判決履行の責任を負う内閣総理大臣(もしくは内閣官房)との協議を実現すること。
② 誤った内容の「(長崎)県民だより」を配布して国に対する不信感を煽っている長崎県に対し、国として厳重に抗議を行うとともに、すべての県民に届くように新聞広告やメディアを通じた広報活動をすみやかに行うこと。
③ 長崎県が国に対する県民の不信感を煽っていることを十分に意識したパンフレットを早急に作成し、全県民に届けること。
④ 11月中旬のノリの種付け前に、佐賀、福岡、熊本、長崎4県の漁連関係者、全漁民に対して開門パンフレットを配布し、説明会を開催すること。
⑤ 小長井漁協(長崎県)の補助事業が適法に運用されているかチェックすること。
⑥ 干拓工事の際の(残置)海底構造物による事故が発生しているので、被害の賠償と構造物の撤去を行うこと。


<今後の予定>

― 次回の農水省(九州農政局)との交渉予定は9月11日(水)午後2時から同4時まで。場所は、長崎市内を予定。
― 福岡高裁控訴審は明日(8月26日)午後3時からです。ご参加の方は福岡高裁に午後2時までにお集まりください。

  <問い合わせ先>

「よみがえれ!有明訴訟」を支援する全国の会
佐賀市中央本町1-10 佐賀中央法律事務所
電話  0952-25-3121
FAX 0952-25-3123
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